日曜午後9時から放映されていたフジテレビのドラマ「ビューテイフルレイン」が、昨夜で終わってしまいました。毎回楽しみに見ていたので残念です。
父親(豊川悦司)とひとり娘の美雨(芦田愛菜)は、東京の下町にある金属加工工場の離れで暮らしています。母親は8年前、娘の命とひきかえに亡くなりました。
父親は、娘を育てるため大手の建設会社を辞め、町工場へ転職しますが、若年性アルツハイマー病を発症して、自宅へ帰る道筋や自販機の使い方さえ忘失するという厳しい毎日をおくっています。
そして、将来、自分が何者かさえもわからなくなった時のことを考え、5年後、10年後の娘の誕生日のために、「真っ直ぐ前を向いて生きて欲しい」とメッセージを録音します。
また、思い出作りの旅先では、結婚式でバージンロードを共に歩むリハーサルをして、美雨が最愛の娘であったことを覚えていて欲しいと語りかけます。
児童虐待やいじめが問題化する昨今、親子の真の情愛と彼らに暖かい目をむける周囲の人々の善意が描かれた美しいドラマでした。写真は、番組のHPから借用しました。