駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

越山作 錦旗書 彫駒

2016年12月17日 | 日向のひとりごと
知人の依頼で代行出品しています、

越山作錦旗書彫駒です。

木地は薩摩黄楊の柾目ですね。


長い事店頭在庫となっていたそうです。

当初はそのまま売ってほしいと依頼を受けましたが、

面取りと磨きを私から提案し実施致しました。


面取りは盤だけでなく、

駒が相互にキズ付く事を緩和し、

駒の寿命が長くなります。

また、磨きはそのコーティング効果で駒を

長持ちさせると同時に、

黄楊本来の美しさを引き出します。


作者の雅号越山は、

故・堀越勇師ですが、

現在はご家族の方がそれを引き継いで

駒作りを継続されているご様子です。

木地は柾目で統一され、

形成精度も高く、丁寧に作られた印象を受けます。

お時間のある方はご覧になって下さい。

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