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駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

蜀紅書に挑戦!

2010年05月16日 | 大阪駒(蜀紅・草流・芙蓉・安清)
金龍が終わりましたので、作業は次の作品へ移ります。

いろいろ検討した結果、次回作は「蜀紅(しょくこう)」

に決めました。

いろいろ調べてみました。

歴史の長さは分かりませんでしたが、

古くより伝わる書体で、今は亡き八代目駒権こと

赤松元一氏(1982年他界)が

最も得意とされたそうです。

代々「駒権」という号が世襲され、それに伴って

この書体も受け継がれてきたのですが、

現在は残念ながらそれは途絶えてしまいました。

号の継承はできませんが、書体に関しては

数人の駒師が受け継ぎ、数少ないながら

現在も作られています。

また、数が少ないのにはもう一つ理由があり、

30年以上前の話で、詳しくは存じないのですが、

八代目駒権師存命の時、書体の版権の有無に関し、

一部の駒師間でトラブルがあった為と聞いています。

字母紙は駒師が心血を注いで作ったものであり、

それを簡単に他人へ譲ることはできない気持ちは

よく理解できます。

故に、この事件がきっかけとなり、この業界では

「現役駒師のオリジナル書体は、許可無く販売しない」

という暗黙の了解がなされていると小生は解しています。


さて、小生の知るところですが、

現在、蜀紅書最高の作り手は

「田中剣心師」ではないかと思います。

師の蜀紅に対する情熱は並大抵のものではありません。

元来一子相伝であった号と書体を引き継ぐために

様々な努力をされています。素晴らしいことです。

駒づくりは製品づくりであると同時に、

文化・芸術でもあります。

剣心師に遥か及ぶところではありませんが、

小生なりに継承のお手伝いをしてみたいと思います。

この伝統ある書体が、一人でも多くの方に

知って頂けたら幸いです。

ちなみに、歩を1枚彫りましたが。。。。大変です。。。

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