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将棋駒作家のつぶやき

角落ち上手戦記 下手矢倉定跡風1~その3~

2019年06月02日 | 対局日誌
●第5図までの指し手
△7四金
▲4八飛
△6二飛
▲4五歩
△同 歩
▲同 飛
△4四歩
▲4八飛
△1四歩
▲1六歩
△8二飛


下手の▲3七銀型には少し違和感を覚えていましたが、下手の構想は手順のとおり、右四間飛車から歩を交換し、▲4六銀とすることだった様です。
上手の△6二飛~△8二飛は手損ですが、6筋の歩を早く交換すると下手から▲4六角と出られる手が嫌なので、様子を見ながら間合いを図っています。

●第6図までの指し手
▲4六銀
△6五歩
▲同 歩
△同 金
▲6六歩
△6四金
▲3五歩
△7三桂
▲3七桂
△3一銀


上手は、下手の▲4六銀を確認してから6筋の歩を交換しました。
下手の▲3五歩は銀や角の進路を塞ぐ手ですが、この後下手の狙いが分かります。
△7三桂とし上手の攻撃態勢が完成しましたが、攻める事は出来ません。なぜなら、上手は角1枚戦力が不足しているからです。
ここも大事なポイントで、下手に余程の隙が無い限り、上手が先行して逃げ切れる事はありません。
反撃体制を整えて、下手の攻撃を迎え撃ちます。それが△3一銀です。判断が難しいところですが、下手の攻撃は4筋側からきますので、あらかじめそれに備えた意味です。

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