駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

ただ今加工中 山上作 水無瀬 シャム黄楊 彫埋駒 

2010年01月02日 | 将棋駒製作
先日オークションで落札した機械彫駒を加工中、その続編です。

2度目のサビ漆を塗ったところです。

ちなみにこの「サビ漆」とは、

①漆 ②との粉 ③水

をブレンドして作る彫埋駒製作用のパテみたいなものです。

昔は漆をそのまま何度も重ねて埋めていたそうですが、

いまはこの方法が主流とのことです。

さて、ご覧頂きたいのは駒ではなく、その下にある台です。

サランラップの芯を3等分して作りました。

サビ漆を塗ったばかりの駒をここに置いても、

下面が湾曲しているので、同時に乾かせる理屈です。

プロの皆様は木製の立派なものをお使いの様ですが、

小生レベルではこのぐらいでも十分です。

ちなみに周りの透明ケースは100円ショップで

購入した「靴箱」です。

蓋つきなので、ホコリが入らなくて便利です。

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