駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

対上手戦記1 ~その2~

2019年08月24日 | 対局日誌
●第3図までの指し手
△9四歩
▲9六歩
△8四歩
▲4八玉
△5四歩
▲2九飛
△5五歩
▲6七銀
△5四角
▲2六飛
△2二飛
▲5六歩
△同 歩
▲同 銀
△2四歩
▲同 歩
△2五歩
▲2九飛
△2四飛
▲5五歩
△3二角
▲9五歩

街の将棋道場や地方の将棋大会に必ず居るのが「筋違い角使い」のオジサン、私も昔は随分と苦しめられた。
しかし、プロ棋戦での筋違い角戦法の勝率は3割台であり、専門家の中では既に結論が出ている形である。相手は上手だがそんな戦法に負ける訳にはいかない。
▲9五歩で上手を揺さぶる。

●第4図までの指し手
△同 歩
▲8六銀
△8三銀
▲4五歩
△7二金
▲4四歩
△同 銀
▲4二角
△3三銀
▲3一角成

私流だが対筋違い角戦法の考え方を披露してみたい。
①△3二角が狙っている自陣の左辺に玉を近づけない。
②相手に陣形を伸ばさせ、角の打ち込みの隙を生じさせる。
③相手の角を攻めることで、角を手放したデメリットを拡大させる。
この方針に従った指し方が対振り飛車の右玉である。指す人が少ない分、慣れている方が勝ちやすいのは常識だが、専門家には通用しないので使用方法を誤らないで頂きたい。
先手だけ馬が出来て好調。
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