駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

独りカイゼン作業

2013年08月19日 | 将棋駒製作
昨日の続きですが、峯書の作業内容ではありませんので、

標記のタイトルと致しました。

また、写真は再掲です。


さて、物づくりは常に改善の繰り返しで、

ゴールの無いマラソンの様なものと思います。

常に作り続けながら、新たな問題点を発見し、

解決策を試し、その結果をチェック、

上手く行かなければ再度改良作の立案に戻りますが、

上手く行けば新たな方法がスタンダードになります。

これを延々と繰り返します。

ストップウォッチは、新しい彫刻法(作業手順含む)によって

短縮された時間を計っています。

改善はより良い作品を作るためのものですが、

時間が無限にあるわけではありませんので、

スピードも要求されます。

欲張りな話ですが、「二兎を追って二兎を得る」のが目標です。


10年ぐらい前ですが、機会彫りの駒をメインに製作されている

天道の駒師と話す機会がありました時、

「私たちはこれを生業としているので、作業に時間をかけられない」

と言われた言葉が今でも耳から離れません。

その時は「仕方ない事なのか。。。。」と思いましたが、

現在では

「プロならば、短い作業時間で品質の高いものを提供する努力をすべきでは?」

と考える様になりました。

実現不可能な理想論なのかも知れませんが、

そんな事を考えながら毎日駒を作っております。

。。

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2 コメント

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Unknown (畔柳 悦子)
2013-08-19 08:18:19
『「プロならば、短い作業時間で品質の高いものを提供する努力をすべきでは?」』

素敵な言葉ですね☆ ジーンと来てしまいました。
返信する
畔柳様 (日向)
2013-08-19 19:20:13
コメントありがとうございます。
言っている事は立派ですが、実現出来ているかどうかは未だ怪しい状態です。引続き精進いたします。。
返信する

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