駒師「日向」のブログ 本店

プレーヤー目線で作る
将棋駒作家のつぶやき

リサイクル駒 一心作 中彫 ~その4~

2020年02月13日 | リサイクル駒
漆を入れ直し、余計な目止めと漆を研ぎ出したところです。

木地がそもそも平滑に形成されていなかったケースもありますが、

天然木材は時間の経過と共に「曲がる」場合があります。

湿度に注意しながら保管すればいいのですが、

そんなこと知らない方の方が多いですね。



目止めが取り除かれず残っている箇所は、

色が濃く見えると思います。

この部分は周囲と比べると凹んでいるんですね。

駒木地の表面が平滑でないと、

指した時の感触と音が悪くなります。

脚の長さがズレたテーブルや椅子の様に、

上方から軽く押すと、カタカタ乾いた音がします。

私なら気になって将棋どころではありません。。。。
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