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将棋駒作家のつぶやき

泣き虫しょったんの奇跡

2018年09月17日 | 大会・イベントなどのレポート
映画館で見てきました、

泣き虫しょったんの奇跡。

満席で席が「かぶりつき」になってしまい、

最初はちょっと残念に思っていました。

しかし盤駒の近影が多く、まずもって、

駒師として多くの気づきがありました。

ありがとうございました。


さて、この作品は瀬川さんの実話を映画化したもので、

先に書籍が出版されています。

長年将棋界の片隅で仕事をさせて頂いておりますので、

瀬川さんご本人やそのご関係の方々、

また当時の状況を多少存じ上げていたこともあり、

俳優さんが時々実際の方々と重なって見えて、

個人的には二重に楽しめました。

ただ、映画館内は明らかに将棋に関係ない方々がほとんどで、

映画が終った後、

「将棋のプロっているんだね」、

「松田龍平と松たか子の組み合わせ最高」、

「藤原竜也をあんなチョイ役で使うって凄い」、

「俳優が豪華すぎ!」、

などの会話がよく聞かれました。

将棋が分からなくても十分楽しめる映画ですので、

ぜひハンカチをもって劇場へお越しください。

⇒泣き虫しょったんの奇跡HP

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
質問 (びりたん)
2018-10-28 11:09:10
盤駒の近影に関する駒師として多くの気づきって
具体的にはどんなことだったのでしょう?
返信する
Re:質問 (aka_u_man)
2018-11-02 12:54:25
気付いた事が良くないことで、書くと作品を批判する事になりますので、ご勘弁下さい。
返信する
ありがとうございます。 (びりたん)
2018-11-03 15:21:01
あー、そういう意味の気付きでしたかー。
モノ作りの職人故に見抜ける、
一般人には気付きにくい感心する気付きがあったのかと
びりたんは2回目も映画館まで観に行ってしまいました。
棋具の細部を最前列で超ウルトラスーパースペシャル
デラックス集中モードで見入って参りました。

「日本文化の源流 遊び心/楽しむ」 というDVDに
木村文俊さんの
店舗外観、
駒木地作りノコギリひき(打ち付けた鉄クギの2点支持で固定)、
駒木地作り鉋がけ、
彫刻シーン(彫り台は使わず手押え彫り)、
水研ぎ、
盛上げ(1画2筆で彫り跡通りではない)、
の映像が納められていてびっくりしました。
ネクタイしめてるような奴には売らねぇと江戸っ子の
べらんめえ口調だったと古い雑誌記事では読みましたが
映像に残る肉声は穏やかな口調で意外でした。
「関根めいじんが兄貴がしよーぎ指しだから
お前もひとつしょーぎの方をやってって言うんで
あたしをこの商売に導いたんです。
ええ。
そいであたしの師匠ていうのは現在まあ
絶えましたがねー、豊島りゅうざんと言いましてねぇ、
まあ一流の人でした。
その方について、まあ7年間修行しましたよ。
あたしは。
1日にひと組は出来ませんですよ。
やはりー、型こしらえる時には、2日でも
また彫る時は2日でも3日でも彫りしますからねぇ。
まあ、そう数はー、あたしのは出来ませんねぇ。
まあ職人何とかって言いますね。
例えの通り、まあ、やっとこすっとこ
食べて行くくらいですよ。
ええ」
森山慶三(武山)さんかな?と思われる方の
直彫りの映像も納められていました。
ナレーションでは木村さんのお弟子さんと
紹介されていました。
返信する

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