京都にて
2006-08-11 | 日記
11日 京都
鞍馬寺
鞍馬山霊宝殿「百の義経展」;義経の一生を34枚の細かいびっしりと書かれたパネルで振り返り、歴史を問うもの。読み出すと結構面白いのだが、なにしろ量が膨大、後白河法皇は大天狗と頼朝に言われたが、実際は梁塵秘抄を編纂した謡に凝った人間ではないかという件。頼朝がすべて悪くてたたられたというのが結論だったでしょうか。
国宝毘沙門天像;左手をかざして遠くを眺める様は真に迫っています。ただし、この毘沙門天はご本尊ではなく、ご本尊は秘仏で公開されていない。
鞍馬山霊宝殿を過ぎ、木の根道を歩きます。土が硬いため、木の根が地中に伸びないそうで、木の根が地表に出ています。気持ちよい山道です。天狗マーク(紋)の幔幕が奥の院魔王殿にかかっていて、鞍馬天狗の寺だと再認識。
貴船神社;玉依姫が流れ着いたと言い伝えですから、上賀茂神社(風土記の玉依姫の話を思い出しました)の親戚です。和泉式部もお詣りした話が有名なようです。御神木の桂の木で、桂とは如何なる樹木かはじめて認識。下から枝が箒のように生えていて生命力を感じます。奥宮は、もともとの神社があったところだが、今はひっそりと祭られている。玉依姫が乗ってきた舟を石で隠した舟形石も、すでに苔に蒸していて由緒を感じる。それにしても、貴船神社のまわりは、川床料理の店ばかりであまりに俗化されていて残念です。排気ガスもくさいし、マイカー規制をすればいいのに。
細見美術館「珠玉の日本美術 細見コレクション・リクエスト展06」
京都国立博物館 「美のかけはし」と常設展
10日(前日)は、名古屋(徳川美術館、国宝茶室如庵、国宝犬山城)
12日(翌日)は、京都(二条城、樂美術館、茶道資料館、相国寺瑞春院、承天閣美術館)
国宝毘沙門天像;左手をかざして遠くを眺める様は真に迫っています。ただし、この毘沙門天はご本尊ではなく、ご本尊は秘仏で公開されていない。
10日(前日)は、名古屋(徳川美術館、国宝茶室如庵、国宝犬山城)
12日(翌日)は、京都(二条城、樂美術館、茶道資料館、相国寺瑞春院、承天閣美術館)