徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想

2012-05-30 | 絵画
#25 レオナルド・ダ・ヴィンチ美の理想 @Bunkamuraザ・ミュージアム

レオナルド・ダ・ヴィンチが好きというわけでもないが、意外に楽しめた。


  • レオナルド・ダ・ヴィンチ考案/アルブレヒト・デューラー 「柳の枝の飾り文様」

  • ラファエロとその工房(帰属) 「カーネーションの聖母」ハンブルク・ギャラリー・ハンス; 確かにコピーとは云え素晴らしい。オリジナルはロンドン・ナショナルギャラリー蔵。
  • ラファエロとその工房(帰属) 「ヒワの聖母」Madonna del cardellino 個人蔵; オリジナルはウフィツィ美術館蔵
     
  • ポッカッチョ・ボッカッチーノBoccaccino 「ロマの少女」ウフィツィ美術館
    http://en.wikipedia.org/wiki/Boccaccio_Boccaccino

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ 「衣紋の習作」(2点) バーバラ・ピエセッカ・ジョンソン・コレクション

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ「絵画論」 1651年 書籍

  • レオナルド・ダ・ヴィンチと弟子(カルロ・ペドレッティ説) 「岩窟の聖母」;同名のレオナルド・ダ・ヴィンチの代表作の第3(または第2)のバージョンではないか?と考えられている作品。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチの工房 幼子イエスと洗礼者ヨハネ ハンブルク・ギャラリー・ハンス

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ 「ほつれ髪の女」パルマ国立美術館; 素晴らしいタッチ 

  • ジャンピエトリーノ Giampietrino「マグダラのマリア」レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館
  • ジャンピエトリーノ 「アレクサンドリアの聖女カテリーナ」ウフィツィ美術館
  • ジャンピエトリーノ 「聖女カテリーナの殉教」レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館
    どれも官能的

  • レオナルド・ダ・ヴィンチの未完成作説あり 「アイルワースのモナ・リザ」個人蔵;これは世界初公開で研究者でもほとんど観たことがないものだそうだ。若いモナリサ。

  • アンブロワーズ・デュボア(帰属) 「モナ・リザ」;16世紀末にアンリ4世が命じて作らせた模写。

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ構想/サライ(帰属) 「裸のモナ・リザ」
  • フォンテーヌブローヌ派 浴室のふたりの女性 ウフィツィ美術館

  • レオナルド周辺の画家 「レダと白鳥」ボルゲーゼ美術館

  • ベネデット・パストリーニ「醜い侯爵夫人」レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館;ふしぎの国のアリスの醜い侯爵夫人。

  • ジョゼッペ・ベナーリャ「レオナルドの肖像」書籍(1810年)レオナルド・ダ・ヴィンチ理想博物館;

    (5月30日)
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    五浦と岡倉天心の遺産展

    2012-05-27 | 絵画
    #24 五浦六角堂再建記念 五浦(いづら)と岡倉天心の遺産展 @日本橋高島屋

    下村観山・横山大観 「竹の図」
    木村武山 「彩色杉戸絵」
    など

    (5月27日)
    コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    蕭白ショック!! 

    2012-05-19 | 絵画
    #23 蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち @千葉市美術館

    千葉美術館を久々に訪問。
    蕭白の回顧展は初めて。遠出となったが満足。

    第二章 第一部 蕭白出現
    曾我蕭白《牧童群牛図屏風》;十牛図を画題としながら、その写実性は近代日本画を思わせる。
    曾我蕭白《寒山十得図》重要文化財

    第二章 第二部 蕭白高揚
    曾我蕭白《群仙図屏風》文化庁 重要文化財;2度目の対面。その波濤文様に目がいく。
    曾我蕭白《群童遊戯図屏風》九州国立博物館;横山華溪 模本《蕭白筆群童嬉戯図屏風》(プライスコレクション)の原本。
    http://www.kyuhaku.com/pr/news/news_050926.html

    曾我蕭白《竹林七賢人図屏風》旧永島家障壁画 三重県立美術館蔵 重要文化財
    曾我蕭白《松鷹図》旧永島家障壁画 三重県立美術館蔵 重要文化財
    など;一室が旧永島家障壁画で再現される。

    曾我蕭白《唐獅子図》 三重・朝田寺

    第二章 第三部 蕭白円熟

    曾我蕭白《楼閣山水図(月夜山水図)屏風》近江神宮蔵 重要文化財
    曾我蕭白《山水図押絵貼屏風》京都国立博物館
    曾我蕭白《虎渓三笑図》千葉市美術館蔵
    コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    毛利家の至宝 大名文化の精粋 国宝・雪舟筆「山水長巻」特別公開

    2012-05-12 | 美術
    #22 毛利家の至宝 大名文化の精粋 国宝・雪舟筆「山水長巻」特別公開 @サントリー美術館

  • 重要文化財 毛利元就画像
  • 重要文化財 毛利元就自筆書状(三子教訓状)弘治3年(1557); この2点は、毛利博物館で拝見した覚えがある。他の文書も面白そうな内容であったが、混雑のため気合いがつづかずスキップしたは一寸残念。

  • 国宝 菊造腰刀(伝 当麻)、菊造腰刀拵  鎌倉時代末期;

  • 国宝・雪舟筆「山水長巻」;雪舟展以来。展覧会の前半なので、鑑賞疲れもなく、秋の彩り、冬の静けさと春夏秋冬が描かれていることをゆっくり鑑賞できた。

  • 国宝 雪舟送別詩 徐 明時代・成化5年(1469);雪舟由来の墨跡も展示されていた。

  • 国宝 史記呂后本紀 第九 大江家国 一巻延久5年(1073);これは、毛利家が大江広元の子孫だということで家宝であったのだろう。
    大江家国によって筆写されたもので後に大江家行、時通が加筆。家国は大江朝綱の四代目。文章博士・大江家家本として残るもので、大江家学問の様子がうかがえて貴重とのこと。

  • 国宝 古今和歌集 巻八(高野切)(第二種 源兼行);一部しか展示されておらずとても残念。2009年11月に巻五を三渓園で拝見したときには、全巻展示で圧巻であったのだが。

  • 茶道具は、
    103 黒釉兎毫文碗 南宋時代
    104 井戸茶碗 銘 毛利井戸 (出光美術館)
    105 大井戸茶碗 銘 常盤
    106 高麗茶碗
    107 山水人物螺鈿天目台 明時代
    108 黒塗天目台(尼崎台) 明時代
    109 古萩茶碗 江戸時代
    110 出雲茶碗 銘 山里伝 倉崎権兵衛 江戸時代
    111 唐物丸壷茶入 銘 時鳥 元時代〜明時代;大正名器鑑に採録
    112 唐物文琳茶入 銘 宇都良 元時代〜明時代
    113 黄褐釉五耳壷 元時代〜明時代
    114 竹茶杓 銘 一松 千利休 
    115 芦屋一字三星紋入鶴首釜 室町時代
    116 芦屋梅花文肩衝釜 室町時代
    などが並んでいた。

    それにしても、「東京ミッドタウン」は、旧防衛庁跡地、遡れば長州藩毛利家の下屋敷があった土地だったとは。
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    近江八景は今

    2012-05-02 | 日記
  • 近江大橋
  • 湖岸道路 矢橋帰帆島公園(矢橋帰帆 [やばせ の きはん]):雨にもかかわらず、釣りをするひと多し。よしも風情を添えていた。
  • 琵琶湖大橋
  • 堅田浮御堂(満月寺)(堅田落雁 [かたた の らくがん])

  • 中西永世堂 近江あられ

  • 日吉大社
  • 滋賀院門跡: 比叡山延暦寺の里坊。天台宗の僧天海が、後陽成天皇から京都法勝寺を下賜されて建立。滋賀院の名は1655年(明暦元年)後水尾天皇から下賜された。
  • 本家鶴㐂そば;本店母屋(1887年建築)は重文。

  • 唐崎神社 日吉大社摂社(唐崎夜雨 [からさき の やう] )
       唐崎の霊松;宇志丸宿禰が植えたのに始まるとされる「唐崎の松」の三代目。
       みたらし祭(7月29日、7月30日)では、黒がない(苦労がない)青黄赤白の米だんごが3串授与されるとのこと。みたらし団子屋さんは休日だった。

  • 三井寺(園城寺)
       国宝 金堂
       重文 閼伽井屋(あかいや) 左甚五郎の龍
       三井の晩鐘(三井晩鐘 [みい の ばんしょう])
       弁慶の引き摺り鐘
       秘仏公開 園城寺別所 微妙寺 重文 十一面観音菩薩;短躯な菩薩
       水観寺 薬師如来 

  • 石山寺 (石山秋月 [いしやま の しゅうげつ])
       国宝 多宝塔
       一服、お茶を求めれば大名物走り井餅が添えられてきました。


    粟津晴嵐 [あわづ の せいらん]は、湖岸道路で晴嵐一丁目を通過したのみ
    瀬田の唐橋(勢多(瀬田)夕照 [せた の せきしょう] )は工事中だったのが残念。
    比良山系は、雨で望めず。(比良暮雪 [ひら の ぼせつ])
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする

    高月の観音と湖東三山巡り

    2012-05-01 | 日記
  • 高月 渡岸寺観音堂(向源寺)国宝十一面観世音菩薩立像

       優美な姿。
       慈悲深い掌を正面に向けた長い右腕、捻じれた腰、鼓胴式耳璫(じとう)という耳飾りが特徴。
       左手で水瓶をもち肘を曲げ少しひき、左脚を支脚、右脚を遊脚として立ち、右足を前に出す。
       少し前傾した姿勢。
     
       浅井・織田の戦火を、土中に埋蔵し逃れたという。近江の歴史を感じる。

  • 多賀大社 
       伊邪那岐神・伊邪那美を祀る

  • 湖東三山 西明寺

       国宝 本堂
    内陣中央の厨子には本尊薬師如来立像(重要文化財、秘仏)を安置し、左右に日光・月光菩薩像、十二神将像、二天王(広目、多聞)像(重要文化財)などを安置。干支の十二神将像に願いを託すとご本尊に取り次いでもらえると。

       三尊阿弥陀如来 伝・安阿彌(快慶)作;光の当て方により男性の顔に見えたり女性に見えたり
       重文 木造釈迦如来立像;木目の肌の美しい如来像
       国宝 三重塔

       寺宝 秘仏 刀八毘沙門天が公開されていた。
    東西南北の四方に顔を有し、12本の手のうち左右に突き出た8本が刀を持つ、珍しい毘沙門天像。江戸時代の作と伝えられ、唐の西域兜跋国(せいいきとばつこく)が外敵から攻められた際、北方の城門に現れて国を守ったのが毘沙門天とされる。日本に伝わった当時は兜跋(とばつ)毘沙門天と呼ばれ、空海が深く崇敬した。上杉謙信が軍旗に掲げた「毘」の文字は自らを京の都を守る存在と誇示する為に刀八毘沙門天からとったものであり、謙信が戦いに優れていた事から勝運の仏様と言われている。

  • そば道場
       一休そばは、どんこが2つもついて美味

  • 湖東三山 金剛輪寺
       千体地蔵の並ぶ参道を数百メートル登ると地点に二天門、本堂、三重塔が。
       国宝 本堂 本尊の聖観音立像(秘仏)、木造大黒天半跏像(明寿院所有、秘仏)

  • 湖東三山 百済寺
       信長により焼亡烏有に帰す。宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国」と称した。
       重文 本堂 
        木像聖観音坐像
        秘仏公開 如意輪観音半跏思惟像;仏女、垂涎の的。居並ぶ国宝仏像群に迫る人気急上昇中の仏さま。
       喜見院の庭園

  • 大津泊
  • コメント
    • X
    • Facebookでシェアする
    • はてなブックマークに追加する
    • LINEでシェアする