エミール・クラウスとベルギーの印象派

Emile Claus and Belgian Impressionism
エミール・クラウスとベルギーの印象派
@東京ステーションギャラリー

改装になってから初めて訪れる。古い駅舎の面影、新しい北口の天井が楽しい。

ともあれ、エミール・クラウス展、予想外によかった。

1849年に生まれたエミール・クラウスは、フランス印象派などから影響を受け、独自のルミニスム（光輝主義）といわれるスタイルで、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したという。

モネやルノワールと違って、写実的かつ一瞬をとらえた人物の表現と、陽光を強調した独特の光の捉え方が、あいまって、なんとも言えない懐かしい風景を作る。

エミール・クラウス《野の少女たち》1892年頃　油彩・カンヴァス個人蔵
エミール・クラウス《レイエ河畔に座る少女》1892年頃　油彩・カンヴァス個人蔵
エミール・クラウス《そり遊びをする子どもたち》1891年　ゲント美術館
エミール・クラウス《レイエ川を渡る雄牛》1899年（またはそれ以降）油彩・カンヴァス　個人蔵

など。