徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

2013年2月の記録

2013-02-28 | 美術(Index)
2月2日
  • #3 ロバート・キャパ/ゲルダ・タロー 二人の写真家@横浜美術館

    [Part 1] ゲルダ・タロー Gerda Taro Retrospective
    [Part 2] ロバート・キャパ Robert Capa Centennial
    から構成された展覧会。

     [Part 1]はタローによるものと確認された写真のオリジナルプリントを中心とする83点と関連資料(すべて国際写真センター[ICP]所蔵)によって、”女性初の報道写真家“と称される彼女の短い生涯における活動、その写真家としての特質と業績を明らかにしている。

     空間の使いかたが印象的な、絵になる上手な写真が並んでいる。(まだ内乱のはじめで)女性が戦っている写真が印象的。

     [Part 2] は、ロバート・キャパの写真家としての本格的デビュー作となったコペンハーゲンでのトロツキーの演説を捉えた写真(1932年)にはじまり、スペイン内戦の際の「崩れ落ちる兵士」(1936年)や第二次世界大戦の「Dデイ」のルポルタージュ(1944年)などの記念碑的作品を含む戦争の写真、最晩年の日本滞在期の風俗写真(1954年)、そして地雷によって爆死を遂げる直前に撮られたインドシナ戦争の写真(1954年)に至るまで、キャパの生涯の仕事を網羅している。

     戦場写真家としてロバート・キャパの代表作、こんな写真が撮られていたのか、と歴史資料を見る思いで見つめた。


    2月10日
  • #4 日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年 特別展「書聖 王羲之」

     あまりの混雑に吃驚。「双鉤填墨」(そうこうてんぼく)がいくつも出品されるというが、
  • 行穰帖 原跡=王羲之筆 唐時代・7~8世紀摸 プリンストン大学付属美術館蔵
  • 大報帖 原跡=王羲之筆 東晋時代・4世紀 唐時代・7~8世紀摸 個人蔵
    の2点を拝見して、あとは、ちらみで帰ることに。ゆっくり楽しめず残念でした。
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