徒然なるまままに

展覧会の感想や旅先のことを書いてます。

3月の記録と4月に行きたい展覧会

2007-03-31 | 美術(Index)
3月の記録

今月は、ほとんど鑑賞していません。
展覧会(日付は鑑賞日)

  • 9日 佐伯祐三とパリの夢:大阪コレクションズ モネ、ロートレックからピカソ、ローランサン、佐伯まで──世紀と国境を超えた天才たち 大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(終了)
  • 9日 志野と織部 ―風流なるうつわ― 出光美術館(4/22まで)
  • 10日 荘厳された神仏の姿-仏画、仏像、垂迹画- 静嘉堂文庫美術館 仏像(終了)
  • 10日 シュルレアリスム展-謎をめぐる不思議な旅- 埼玉県立近代美術館 (終了)
  • 10日 東京国立博物館 常設展 仏像絵画工芸
  • 14日 ボストン美術館 東洋美術 絵画など朝鮮青磁 Charles Bain Hoyt Collection西洋絵画
  • 19日 没後50年 川合玉堂展 日本橋高島屋(4/2まで)
  • 24日 館蔵名品展 太田記念美術館
  • 31日 レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像 東京国立博物館(6/17まで)

    映画・ビデオ
  • 14日@JL006
     麻雀放浪記(1984)監督:和田誠 
     キャスト:真田広之(坊や哲) 大竹しのぶ(まゆみ) 加賀まりこ (ママ) 内藤陳 (おりん)
     goo映画
  • 16日@JL009
     ナイト ミュージアム 監督・製作 : ショーン・レヴィ
     Night at the museum(2006)Director:Shawn Levy
     Staring Ben Stiller ... Larry Daley
     goo 映画
     imdb
  • 21日@JL407
     Rang De Basanti(2006/India) 監督 Rakesh Omparahash Mehra
     Starring Aamir Khan, Siddharsh
     imdb
  • 22日@JL408
     Man of the Year(2006) Director: Barry Levinson
    Starring: Robin Williams ... Tom Dobbs
     imdb

    4月に行きたい展覧会
    いちおうリストしましたが。

    東京国立博物館 国宝室
     国宝 白氏詩巻 藤原行成筆 平安時代 2007/4/24~2007/6/3
    国立西洋美術館
     チューリヒ工科大学版画素描館の所蔵作品による「イタリア・ルネサンスの版画」
     ルネサンス美術を広めたニュー・メディア 2007/3/6~5/6
     平成14~18年度新収蔵版画展 2007/3/6~6/3
    東京藝術大学大学美術館
     東京藝術大学創立120周年企画 芸大コレクション展 新入生歓迎・春の名品選
     2007/4/10~6/10 国宝 絵因果経、国宝 観世音寺資財帳など
     東京藝術大学創立120周年企画 パリへ―洋画家たち百年の夢 ~黒田清輝、藤島武二、藤田嗣治から現代まで~
     2007/4/19~6/10

    三井記念美術館 http://www.mitsuimuseum.jp/exhibition_03.html
     企画展「三井家のおひなさま」特別展示「丸平文庫の京人形」2007/2/10~4/8
     企画展 拓本の世界 ―3館所蔵善本碑帖展― 「中国五千年 漢字の姿(フォルム) 三井聴氷閣(ていひょうかく)拓本名帖の全貌」 2007/4/21~7/1 東京国立博物館(2007/4/17~7/1)、台東区立書道博物館(2007/4/28~7/1)と共同開催
    東京国立近代美術館
    生誕100年 靉光展 2007/3/30~5/27
    三の丸尚蔵館
    「香淳皇后の皇后の御絵と画伯たち(仮称)」2007/3/27~6/17
    山種美術館
     桜さくらサクラ・2007 ―花ひらく春― 2007/3/10から4/15
     開館40周年記念展 山種コレクション名品選 前期2007/4/21から6/3, 後期 2007/6/6から7/16
    出光美術館
    「志野と織部 ―風流なるうつわ―」 2/20~4/22
    「肉筆浮世絵のすべて」(前期)4/28~5/27(後期)5/30~7/1
    国立新美術館 国立新美術館開館記念展(休み 毎週火曜日)
    「大回顧展モネ 印象派の巨匠、その遺産」4/7~7/2
    サントリー美術館 開館時間:10:0018:00(日、月、祝)|水から土10:00-20:00|
    http://www.suntory.co.jp/sma/jp/index.html
     開館記念展「日本を祝う」 2007/3/30~6/3
    大倉集古館
     狩野派誕生 栃木県立博物館コレクション 2007/4/1~5/27
    畠山記念館
     春季展 琳 派―四季の“きょうえん” 2007/4/3から6/10 会期中展示替有り
    松岡美術館
    「日本美術院の画家たち」  前期1/5~2/25、後期2/27~4/22
    「明清絵画展」 松岡美術館 1/5~4/22 [会期中展示替あり]
    「中国の工芸展」 松岡美術館 1/5~4/22
    東京都庭園美術館
     モダン日本の里帰り 大正シック ホノルル美術館所蔵品より 4/14から7/1
    Bunkamuraザ・ミュージアム
    「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展~運命のアーティスト・カップル~」2007/4/7~6/3 ジャンヌの遺族の秘蔵のコレクションの展示
    戸栗美術館
     開館20周年記念 戸栗美術館名品展I -古伊万里・江戸時代の技と美- 2007/4/1~6/24
    太田記念美術館
     館蔵名品展 2007/4/1から4/20
    損保ジャパン東郷青児美術館
     甘美なる聖母の画家 ペルジーノ展 ~ラファエロが師と仰いだ神のごとき人~ 2007/4/21~7/1
    五島美術館
     春の優品展 水墨画、古筆と陶芸 2007/3/31~5/6
    横浜美術館
     水の情景-モネ、大観から現代まで展 2007/4/21から7/1
    千葉市美術館
     鳥居清長 -江戸のヴィーナス誕生- 2007/4/28~6/10
    国立歴史民族博物館
     「西のみやこ 東のみやこ-描かれた中・近世都市-」 前期(3/27~4/15)と後期(4/17~5/6)
    京都国立博物館
     特別展覧会 「金峯山埋経一千年記念 藤原道長 極めた栄華・願った浄土」2007/4/24~5/27



    2007年度の展覧会情報への追記

    東京藝術大学大学美術館
     東京藝術大学創立120周年企画 芸大コレクション展 歌川広重 名所江戸百景のすべて 7/12~8/26
    金比羅宮書院の美 7/7から9/9

    泉屋博古館 分館
     茶道具-付属品ともに楽しむ 4/28から7/1
     花鳥礼讃 日本・中国のかたち 8/4から9/24 伊藤若冲 《海棠目白図》出品
     特別展 「児玉希望の芸術―日本画と写生の世界―」10/27から12/9
     新春展 「吉祥のこころ」2008/1/5から2/17

    大倉集古館
     大倉コレクション アジアへの憧憬 8/1から9/30

    東京オペラシティアートギャラリー
     藤森建築と路上観察 4/14から7/1

    三鷹市美術ギャラリー
     モーリス・ユトリロ展 モンマルトルの詩情 4/28から7/8

    早稲田大学 會津八一記念博物館
     永青文庫所蔵 白隠画の逸品 5/7から6/2

    永青文庫
    日曜も開館になった。
     春季展 「白隠和尚 ― 禅僧の書画 ― 」3/10から6/2
     夏季展 夏休み企画「古美術鑑賞入門Ⅱ 細川一族の肖像画400年」(仮称)6/9から9/8
     秋季展 「中国美術の精華―伝来品と護立コレクション」(仮称)9/15から12/8
     冬季展 「鴎外・漱石と肥後熊本の先哲たち」(仮称)12/15から2008/3/15
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    レオナルド・ダ・ヴィンチ 受胎告知

    2007-03-31 | 絵画
    レオナルド・ダ・ヴィンチ 受胎告知

    レオナルド・ダ・ヴィンチ-天才の実像
    2007年3月20日から6月17日
    東京国立博物館

    ダ・ヴィンチの「受胎告知」に並んできました。

    この1月にウフィツィ美術館で静謐な空間で鑑賞し、敬虔な気分にひたったばかり。国際ゴシック様式のような草原の草花や衣装の襞など細部まで描かれた画面に感動した。

    出かける前に、1月に買った図録を読み返してみれば、2000年に修復したばかり、右手の画面が短く描かれていることなども判明。オリビエートのSan Bartolomeo教会のために1460年から1470年の時期に描かれたと推定される。書見台などにVerrrocchioベロッキオの影響が細部に見られる。マリアの右手がすこし長め、天使の影が受胎の時刻を表している。牧草地には博物学的にえがかれた無数の花、背景にはトスカーナの糸杉、裸の青みががった山が描かれる。とのこと。

    確かに糸杉が描かれているが、これは何かを象徴しているのだろうか。なんとも図案化された不思議な糸杉だ。

    9時半前に到着はしたが、予想通りというか、長蛇の列。東洋館の前あたりで、とぐろを巻くことに。どんどん進むのだが、結局、本館特別室5室は大混雑。最前列で並ばなかったので、細部までは見ることができず、ほとんど通り過ぎたという感じ。やはり人が多すぎるとなかなか集中できません。

    平成館の1階でビデオを拝見。それによれば、「受胎告知」は画面の右斜め前の特定の位置から見ることを想定して描かれたのではないかという。そうすれば、マリアの長めの右腕とかも普通に見えるという。さらにマリアが天使に比較して大きく見えるという。初期の作品で、遠近法の技法が稚拙だというのが従来の説だったが、逆に、遠近法をさらに応用して描かれたダ・ヴィンチの天才ぶりをあらわす絵画だということ。Adoration of Magiの下絵についてのビデオでは、黄金比と遠近法を用いてどのように画面を構成したかが解説。さらにスフォルツアの巨大騎馬像計画のビデオがあった。やはり、これらを見ていると当時は、ARTは美術と技術が分化していなかったことがよくわかります。

    第2会場は、大混雑。映像が多く、それを見るひとで、皆動かない。
    《少年キリスト像》 伝レオナルド・ダ・ヴィンチ作 1495年頃 【テラコッタ】 ローマ、ガラン・コレクション
    を拝見し、 スフォルツアの巨大騎馬の大きさを実感して、早々に退散しました。


    常設展は、鳥獣戯画 甲巻(後半部分)、紫式部絵日記、歌麿の優品(紫がキチンと残っていた。)などを駆け足で拝見したのですが、疲れてしまって、また別に鑑賞します。
    コメント (1)
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    イタリアの春・2007&パルマ展リーフレット

    2007-03-24 | 美術(Index)
    PRIMAVERA ITALIANA イタリアの春・2007&パルマ展リーフレットhttp://primavera-italiana.net/

    2001年の「日本におけるイタリア年」、2005年の「東京ドームイタリアンフェスティバル」、「愛知万博イタリアパビリオン」に続き、2007年春、「PRIMAVERA ITALIANA イタリアの春・2007」が開催されている。期間中、全国各地にて、グルメ、テクノロジー、カルチャー、トラベルなど、今のイタリアを実感できる魅力的なイベントが多数予定されている。文化としては、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」が初来日。オペラ、イタリア映画祭など、見逃せない美の競演ばかりです。とのこと。

    さて、そのなかで、「4大展覧会:その紹介と研究」という講演会(4/21、5/19、6/17、6/23、7/21[場所]イタリア文化会館 東京)
    があるらしいが、4大展覧会とは何でしょうか?

  • 特別展 「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像」[日時]3/20~6/17[場所]東京国立博物館
  • 甘美なる聖母の画家 ペルジーノ展 [日時]4/21~7/1 [場所]損保ジャパン東郷青児美術館
  • パルマ ― イタリア美術、もう一つの都 [日時]5/29~8/26[場所]国立西洋美術館
  • モディリアーニと妻ジャンヌの物語展 ― 運命のアーティスト・カップル ―[日時]4/7~6/3[場所]Bunkamuraザ・ミュージアム
  • ヴェネツィア絵画のきらめき ― 栄光のルネサンスから華麗なる18 世紀へ ―[日時]9/2~10/21 [場所]Bunkamuraザ・ミュージアム

    あたりが、候補かと思いますが、4月の講演会という開催時期からするとはじめの4つ?



    「パルマ-イタリア美術、もう一つ都」展
    2007年5月29日から8月26日
    国立西洋美術館

    3月10日に国立西洋美術館で購入してきた前売り宣伝パンフレット。300円。
    Prama
    Grazia e affetti, natura e artificio. Protagonisti dell'arte da Correggio a Lanfranco
    300円。

     この展覧会は、パルメザンチーズの街、そして音楽ファンの人にはヴェルディの街、パルマの黄金時代の絵画を振り返るものです。パンフレットによれば、まず大きな字でイントロ。

     「パルマ派」-イタリア美術史上の流派として、「フィレンツェ派」「ヴェネツィア派」「ローマ派」の存在と同列に「パルマ派」の存在を語ることは現在ではありません。しかしながら18世紀まではこの「パルマ派」の存在は事実として認められており、かつてイタリア美術史上きわめて重要な役割を果たしていたのです。。。。。。。

     でも、なぜ「パルマ派」は何故、わすれられてしまったか。この辺の事情をパルマ・ピアチェンツァ歴史美術民族文化財監督局長官ルチア・フォルナーリ・スキアンキ氏「優美と情緒、自然と技 パルマ美術の主役たち コレッジョからランフランコまで -1500年から1600年 パルマ派絵画の黄金時代 -」と題して解説しています。かいつまむと

     パルマは16世紀はじめ、スフォルツァ家の支配するミラノとボローニャの間に位置する田舎町だった。ルネサンスの文化はパルマにも及び少しずつパルマの地元の芸術文化を育んでいた。1520年ごろになると突如地元の画壇にコレッジョとパルミジャニーノが登場。二人の制作したフレスコ画、祭壇画、私邸の装飾が聖堂、宮殿、私邸にあふれるようになる。イタリア全土からも注文が。コレッジョは、イタリア美術史上、絵画に初めて人間の情熱を甘美な官能性と融合、パルミジャニーノは上品な美しさを、洗練された知的な優美さを追及。ミケランジェロ・アルセルミ、ジョルジョ・ガンディーニ・デル・グラーノ、ジローモ・ペドリらが若い芸術家に取り囲まれる。ニッコロ・デッラ・バーデ、ジローモ・ミロラ、ヤコポ・ペルトーヤがさらに次の世代の画家として育つ。
     パルマは、1545年、新たな領主ファルネーゼ家出身の教皇パウルスIII世が自分の息子ピエル・ルイージにパルマ・ピアチェンツァ公爵として称号を授与して以来、高貴な宮廷の居城になる。ファルネーゼ家の時代は、激動の中、18世紀はじめまで支配は続き、パルマに芸術的栄光をもたらした。ラヌッチョⅠ世(16世紀末から17世紀はじめ)は、「ファルネーゼ劇場」を建設、その装飾のためボローニャから三人のカラッチ、すなわちルドヴィーゴ、アゴスィーノ、アンニーバレが招聘される。宮廷では、バルトロメオ・スケドーニが頭角をあらわし、ジョヴァンニ・ランフランコはピアチェンツァの聖堂に傑作を残す。

     1545年以来1731年まで10代続いたファルネーゼ家は、特に二代オッターヴィオ、三代アレッサンドロ、四代ラヌッチョI世の時代にかけて、イタリアでも有数の美術品コレクションを形成した。グエルチーノ《ゴリアテの首を持つダヴィデ》(国立パルマ美術館)もそのひとつ。
     18世紀に継承問題からパルマがスペイン・ブルボン家の手に渡る。スペイン王フェリペ5世は、息子カルロス(後のスペイン王カルロス3世)をパルマ公として送り込むが、1734年にカルロスがナポリ公になると、カルロスはナポリに居城を移す際に、ピアチェンツァのパラッツォ・ファルネーゼ(現在のピアチェンツァ市立博物館)、ピロッタ宮殿などの美術品、図書コレクションを根こそぎナポリに持ち出し、カーポディモンテ美術館を造らせた。パルマの人々はどれほど悲嘆したことか。パルマの偉大な歴史家イレネオ・アッフォは、パルマの美術ガイド「広場の奉仕者」(1794年)のなかで、会話形式で「今でもファルネーゼ図書館はありますか」「いいえ、パルマにはありません。すべてナポリにうつされてしまいました」、率直だが悔しさを滲みだして、書いている。
     さらにドン・フィリッポの治世1767年には、フランス人建築家プティトにより、ジローモ・ミロラ、ヤコポ・ペルトーヤの庭園宮殿の装飾壁画も塗りこめらる。さらに1796-1799年のナポレオンのイタリア侵攻では、ナポリとパルマも例外ではなく、さらにファルネーゼ家のコレクションを散逸してしまう。パルマ市内の聖堂にあったコレッジョの名作は持ち出され、1816年に嘆願により一部返却されたものの、現在ルーブル美術館にある。さらに第二次世界大戦で連合軍の爆撃によりにより「ファルネーゼ劇場」は破壊された。

     つまり、教皇パウルスIII世とその息子パルマ・ピアチェンツァ公爵ピエル・ルイージに始まるファルネーゼ家の黄金時代は、16世紀から18世紀。パルマ・ピアチェンツァの街は、コレッジョとパルミジャニーノ、カラッチの作品や美術コレクションで街を装飾される。しかし歴史に翻弄され、多くの美術品は持ち出される。スペインのカルロス三世により、ナポリのカーポディモンテ美術館へ、ナポレオンに侵攻でコレッジョの作品は現在ルーブル美術館にある。そして、第二次世界大戦の連合軍により「ファルネーゼ劇場」は灰に帰してしまう。



    展示構成と主な絵画は、

    Ⅰ「1500年代初期のパルマ:パルマに招聘された地方の芸術家たちと地元の反応」
     2.クリストファーロ・カセッリ(1460ca.-1520)《トゥールーズの聖ルイ》パルマ信用金庫財団
     3.チーマ・ダ・コネリアーノ(1459ca.-1517ca.)《眠れるエンディミオン》パルマ国立美術館

    Ⅱ「コレッジョとパルミジャニーノの季節」
     4.パルミジャニーノ(本名フラチェスコ・マッツォーラ)(1503-1540)《ルクレティア》ナポリ、カーポディモンテ国立美術館
     5.コレッジョ(本名アントニオ・アッレーグリ)(1489-1534)《キリスト哀悼》パルマ国立美術館
     14. コレッジョ《幼児キリストを礼拝する聖母》フィレンツェ・ウフィツィ美術館
     1.ジョルジョ・ガンディーニ・デル・グラーノ《聖家族と聖エリザベート》パルマ国立美術館(多分このセクション)

    Ⅲ「ファルネーゼ家の公爵たち」
     6.ジローモ・マッツォーラ・ベドリ《アレッサンドロ・ファルネーゼを抱擁するパルマ》パルマ国立美術館
     7.ジュリオ・カンピ《オッターヴィオ・ファルネーゼの肖像》ピアンチェンツァ、パラッツォ・ファルネーゼ市立博物館
     8.アンドロ・サンチェス・コエーリョ《アレッサンドロ・ファルネーゼの肖像》パルマ国立博物館

    Ⅳ「聖と俗の絵画:マニエリスムの勝利」
     9.アレッサンドロ・マッツォーラ・ベドリ《聖家族》パルマ国立美術館
     10.ジローモ・ミロラ《ウェネス》パルマ国立美術館

    Ⅴ「バロックへ:カラッチ、スケドーニ、ラフランコ」
     11.アンニーバレ・カラッチ《音楽家の肖像》ナポリ、ガーポディモンテ国立美術館
     11.アンニーバレ・カラッチ(?)《コレッジョのフレスコ画に基づく聖母戴冠》パルマ国立美術館
     12.バルトロメオ・スケドーニ《キリストの墓の前のマリアたち》パルマ国立美術館
     13.シスト・バダロッキオ《守護天使》

    Ⅵ「パルマ派を支えた画家たちの素描」

    それらの絵がかなり大きめに掲載されているのですから、何と豪華な300円でしょうか。5月が楽しみです。



    2007年度の展覧情報の追加です。
    東京国立博物館 国宝室
     国宝 鳥獣人物戯画巻 甲巻 平安時代 京都・高山寺蔵 2007/3/27~2007/4/22
     国宝 白氏詩巻 藤原行成筆 平安時代 2007/4/24~2007/6/3
     国宝 山水屏風 鎌倉時代・13世紀 京都・神護寺蔵 2007/6/5~2007/7/1
     国宝 普賢菩薩像 平安時代・12世紀 2007/7/3~2007/7/29
     国宝 和歌体十種 平安時代・11世紀 2007/7/31~2007/9/9
     国宝 虚空蔵菩薩像 平安時代・12世紀 2007/9/11~2007/10/8
     国宝 秋萩帖 伝小野道風筆 平安時代・11~12世紀 2007/10/10~2007/11/4
     国宝 観楓図屏風 狩野秀頼筆 室町~安土桃山時代・16世紀 2007/11/6~2007/12/2
     国宝 伝藤原光能像 鎌倉時代・13世紀 京都・神護寺蔵  2007/12/4~2007/12/27
     国宝 松林図屏風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀 2008/1/2~2008/1/14
     国宝 秋冬山水図 雪舟筆 室町時代・15世紀末~16世紀初 2008/1/16~2008/1/27
     国宝 賢愚経断簡(大聖武) 伝聖武天皇筆 奈良時代・8世紀 2008/1/29~2008/2/24
     国宝 善無畏像 平安時代・11世紀 兵庫・一乗寺蔵  2008/2/26~2008/3/23
     国宝 花下遊楽図屏風 狩野長信筆 安土桃山時代・17世紀 2008/3/25~2008/4/20


    山種美術館
     桜さくらサクラ・2007 ―花ひらく春― 2007/3/10から4/15
     開館40周年記念展 山種コレクション名品選 前期2007/4/21から6/3, 後期 2007/6/6から7/16
     夏休み特別展 子供のいる情景 7/21から/2
     没後50年 川合玉堂とゆかりの画家たち 9/8から11/4
     秋の彩り -小林古径・福田平八郎・山口蓬春・東山魁夷・安井曽太郎など- 11/10から12/24

    東京都庭園美術館
     モダン日本の里帰り 大正シック ホノルル美術館所蔵品より 4/14から7/1
     舞台芸術の世界 ―ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン 7/26から9/17

    戸栗美術館
     開館20周年記念 戸栗美術館名品展I -古伊万里・江戸時代の技と美- 2007/4/1~6/24
     開館20周年記念 戸栗美術館名品展Ⅱ -中国・朝鮮陶磁- 2007/7/1~9/24
     開館20周年記念特別展 からくさ -中島誠之助コレクション- 2007/10/2~12/24
     開館20周年記念特別展 鍋島 -至宝の磁器・創出された美- 2008/1/5~3/23

    太田記念美術館
     館蔵名品展 2007/4/1から4/20
     特別展 ヴィクトリア アンド アルバート美術館 所蔵初公開浮世絵名品展 前期 2007/5/1から5/27, 後期6/1から6/26
     親子で見る浮世絵通史第一回 浮世絵はどのようにして生まれたか 2007/7/1~26
     AYAKASHI 江戸の怪し -浮世絵の妖怪・幽霊・妖術師たち- 2007/8/1から26
     浮世絵師たちのシニア・パワー 北斎・広重・三代豊国 還暦からの挑戦 2007/9/1から9/26
     浮絵(仮題)2007/10/1~10/26
     特別展 肉筆広重展 初代から四代まで 前期2007/11/1から11/25 後期2007/12/1から12/16
     浮世絵新春風景 2008/1/3から1/26
     浮世絵の夜景 2008/2/1から2/26
     長瀬コレクション 北斎展 2008/3/1から3/26; 長瀬武郎氏より寄贈されたコレクションの中から

    大倉集古館
     狩野派誕生 栃木県立博物館コレクション 2007/4/1~5/27
     館蔵品展 江戸の粋 2007/6/2~7/27

    畠山記念館
     春季展 琳 派―四季の“きょうえん” 2007/4/3から6/10 会期中展示替有り
     夏季展 染付・呉須・祥瑞―青と白のやきもの 2007/8/14から9/17
     秋季展 茶の湯の美―利休から宗旦へ 2007/10/2から12/9
     冬季展 花によせる日本の心―梅・椿・桜を中心に 2007/1/10から3/12

    損保ジャパン東郷青児美術館
     甘美なる聖母の画家 ペルジーノ展 ~ラファエロが師と仰いだ神のごとき人~ 2007/4/21~7/1
     解き放たれたイメージ サーカス展 2007/7/14~9/2
     ベルト・モリゾ展 2007/9/15~11/25(Takさん情報)

    横浜美術館
     水の情景-モネ、大観から現代まで」展 2007/4/21から7/1
     シュルレアリスムと美術-イメージとリアリティーをめぐって 展 2007/9/29から12/9

    千葉市美術館
     鳥居清長 -江戸のヴィーナス誕生- 2007/4/28~6/10
     シャガール展 6/16~7/29
     都市のフランス 自然のイギリス ~18・19世紀絵画と挿絵本の世界~ 8/7~9/17

    神奈川県立近代美術館
     コレクション全館展示 葉山館開館5周年記念 百花繚乱の絵画  葉山館、鎌倉館、鎌倉別館同時開催 2008/3/29~5/28

    相国寺承天閣美術館
     若冲展 2007/5/13から6/3


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    没後50年 川合玉堂展

    2007-03-19 | 絵画
    没後50年 川合玉堂展
    2007年3月15日から4月2日(展示替あり)
    日本橋高島屋

    なんば高島屋へ巡回(4/11-4/23)

    川合玉堂は、1873年愛知県生まれ、14歳で京都に出て望月玉泉に師事したあと、幸野楳嶺門下で円山四条派に学ぶ。23歳で東京画壇に転じ、橋本雅邦門下として狩野派を極め、両派を見事融合させ玉堂芸術を開花させた。1940年には紀元2600年記念式典当日に文化勲章を受章。1957年没。(都路華香は、同じく幸野楳嶺門下でしたが、家の都合を思い橋本雅邦には私淑したわけです。)

    日本の里山の風景を描いた玉堂。こんな景色はどこに行ってしまったのでしょうか?この川合玉堂展は、大作は前半のみで、後半小品が多くなります。「二日月」(東京勧業博覧会で一等賞 1907)「行く春」(東近美 重文 1928)(昨年3月の記録はこちら))「鵜飼 1931 東京芸大所蔵 第十二回帝展」とかも残念ながら展示されていません。「行く春」の小下図のみ。でも小品を近くで見ると、例えば紅葉など繊細な筆遣いにして煌びやかで、川の流れの表現、雪の表現など、気分が高揚します。また、画賛が多数展示されていた。

    目に付いた作品をリスト。

    1.老松図 1891 八曲一隻;17歳の時の大作
    4.清風涼波 1901 画巻;湘南を訪れた時の画巻
    6.焚火 1903 五島美術館 日本絵画協会第15回共進会 若い村の娘の表情がいい。(3/23まで)
    8.渓山秋趣 1906 山種美術館
    10.細雨 1911 六曲一双 第五回文展 山形美術館(長谷川コレクション)
    11.背戸の畑 1914 二曲二双 東京府主催大正展覧会;琳派
    12.駒ケ岳 1914 岐阜県立美術館 第八回文展
    15.春苑 1919 万代島美術館 六曲一双 第三回下萌会展(3/23まで);
    16.雨後 1924 三の丸尚蔵館;第五回帝展;西洋絵画風のリアルさ

    参考 行く春 小下図 1928
    参考 悠紀地方風俗図屏風 小下図 昭和天皇御即位御大典用品 1928

    26.宿雪 1934 日本芸術院 第15回帝展(3/23まで)
    22.野梅小禽 1929 二階堂美術館
    17.小春 1921 二階堂美術館
    27.峰の夕 1935 第九回淡交会展;淡く赤く染まる山の端を描く。今回の出展の中でも秀逸な一点。
    33.中仙道之春 1938;展覧会初公開の作品 
    30.雪志末久(しまく)瀬戸 1936 霊友会妙一記念館 改組第一回帝展
    42.早乙女 1945 山種美術館
    48.春光 1948 第一回白寿会展;この2点は、高い視点から田畑を描く、素朴な味わい。都路華香の十牛図を思いだした。
    64.二重石門 1952
    67.水四題(飛燕、河鹿、鶺鴒、鶲)1953 第二回大観・玉堂双璧展
    68.薫風 1953 第一回薫風会展
    73.春峡 1954 五島美術館(3/23まで)
    81.出舟(絶筆)1957 
     
    以下は3/24-4/2展示。
    7.日光裏見滝 1903 岐阜県立美術館
    14.紅白梅 六曲一双 玉堂美術館
    25.暮雪 1933 水野美術館
    57.渓間之花 1950 展覧会初公開の作品

    以下は図録にあるが未展示。
    13.紅梅遊亀図
    21.山雨新霽 1929 二階堂美術館 ローマ日本美術展覧会
    62.鵜飼 1951 二階堂美術館

    出口にあった「ちらし」から:
    旧川合玉堂別邸 二松庵 (横浜市指定文化財) 
    一般公開は毎月一回(第一土曜日)午前10時から午後4時まで(10月から3月は午後3時まで)
    場所:横浜市金沢区富岡東五丁目19-22


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    志野と織部

    2007-03-18 | 茶道具
    志野と織部 ―風流なるうつわ―
    2007年2月20日~4月22日
    出光美術館

    「志野と織部」なるタイトルがついていれば、是非行かなくてはと思いながらも、ようやく9日にようやく行ってきました。

    桃山陶
    イントロダクションとして、長次郎の赤樂茶碗 銘僧正、黒樂茶碗 銘黒面扇(こちらは昨年の名品展IIにも展示されていた)、瀬戸黒茶碗(個人蔵)、備前矢筈口耳付水指、伊賀耳付花生、美濃伊賀耳付花生が並びます。

    志野-白いうつわ誕生
  • 国宝 志野茶碗 銘卯花墻  三井記念美術館;
  • 志野茶碗 銘通天 個人蔵;平瀬家旧蔵
  • 志野茶碗 銘橋姫 東京国立博物館;松永耳庵旧蔵
  • 志野茶碗 銘橋の絵 個人蔵;
  • 志野茶碗 銘軒端 個人蔵;
    ここまでは、銘卯花墻も橋姫も見たことあるので、なかなか並んでいるというところ。後期には、銘蓬莱山が出展されるのは楽しみ。ここから、鼠志野茶碗は他の美術館の名品。こちらは微妙な色合いの違いがあり、魅せられた。
  • 鼠志野茶碗 銘横雲 野村美術館;銘は小堀権十郎、鴻池家旧蔵
  • 重文 鼠志野茶碗 銘山端 根津美術館(3/10まで)
  • 重文 鼠志野茶碗 銘峯紅葉 五島美術館(3/28まで);銘は小堀権十郎;四日市九鬼家伝来
  • 紅志野茶碗 銘夕陽 マスプロ美術館

    このあと、鉢がならぶ
    志野山水文鉢、志野草花文鉢; 志野山水文鉢は、今回の展覧会のちらしを飾っている。山水画を鉢に収めようとして、その少し霞みかかった風景は、日本の山水画になる。もっけい趣味と同根でしょうか。
    重文 鼠志野鶺鴒文鉢(東京国立博物館)、鼠志野撫子文鉢(文化庁)、鼠志野亀甲撫子文鉢(五島美術館)、
    鼠志野葦雁文額皿(個人蔵)、鼠志野草花文額皿
    など。こちらは、絵の意匠がよく判り、画面として楽しめる。

    水指として、
    志野葦文矢筈口水指(根津美術館)、志野橋文矢筈口水指

    鼠志野草花文火入;鼠色がいい風合い。

    黒織部 -傾きの意匠-
    現代絵画も吃驚の自由で大胆な文様が茶碗に描かれています。太い線で大胆にデフォルメされた線は、この時代の屏風絵に描かれる人物がまとう衣装にも描かれているといいます。
  • 黒織部菊文茶碗 個人蔵
  • 黒織部茶碗 銘柾垣 個人蔵
  • 黒織部蕨文茶碗 個人蔵
  • 黒織部吊し文茶碗 個人蔵
  • 黒織部亀甲文茶碗 出光美術館
  • 黒織部葦鶴文茶碗 個人蔵
    二点織部の茶入れが
  • 織部茶入 銘餓鬼腹 野村美術館
  • 織部吊し文茶入 個人蔵

    黄瀬戸 青いうつわへの憧れ

  • 黄瀬戸茶碗 銘難波 個人蔵;益田鈍翁旧蔵
  • 黄瀬戸茶碗 銘春霞 出光美術館

  • 黄瀬戸宝珠香合 根津美術館(3/10まで)

    織部 -風流なるうつわ-
    <L>三彩花卉文輪花鉢 中国元末期から明初期 個人蔵
  • 二彩瓜文平鉢 長次郎 東京国立博物館
    で展示は始まるが、手鉢、向付、八角鉢など織部は、竹篭の代わりを目指したのでしょうか。自由な造形です。でも重たそうですが。

    志野と織部の文様の意匠
    別室では、魅力的な和の造形の秘密を探ろうとする展示。まずは、志野と織部に描かれた文様について、どんなものがあったか、屏風絵のなかの表現とも比較し展示してある。織物の幾何学的な文様、信仰に基づく文様、草花などいろいろな文様がある。解説されていたのは、順に、

  • 車輪
  • 籠・籠目
  • 網干
  • 吊し
  • 枝垂れ、揺らぎ
  • 門木
  • 傘と笠
  • 草樹
  • 千鳥
  • 垣根

    かたちの源流
    文様の次は、形について。陶器で、盆や蓋物を作陶しようとした様が展示される。


    確かに和食器の多様性の源流は、志野と織部にあったのかと、認識しました。

    史上最高のバブル景気に沸いたとされる桃山時代。それは日本に「うつわ革命」さえももたらしました。漆器や木器など木を主体にした中世までの食器文化を根底から覆し、陶器や磁器というやきもの主体の近世の食器文化へと移行させたのです。その新たなシンボル的なやきものが、志野や織部などの美濃陶器でした。
    志野や織部は、それまで中国産や朝鮮産の外国のやきものに独占されていた高級什器のシェアに食い込んだ初の国産のやきもので、かたち・色彩・文様、そして肌合いなど、すべての点で外国産のうつわとは異なる、魅力的な和の造形を創造しました。とくに志野の茶道具(茶碗や水指)、織部の懐石器(向付や鉢)は、日本のうつわを根本的に変えるような大きな影響を後世に残したのです。
    それではその造形の特徴とはいったい何だったのでしょうか。今回はその点を追求していきます。本展では、出光コレクションの志野と織部を一堂に会するとともに、国宝1件、重要文化財3件をはじめとする館外の秀逸な名作を特別出品し、現在実現できうる最高の「志野と織部」展を目指します。陶芸ファンには見逃すことのできない盛りだくさんな内容です。
    和のうつわのもつ醍醐味を存分に堪能していただけると幸いです。




    志野茶碗
    所蔵備考所収鑑賞履歴
    卯花墻三井記念美術館銘は片桐石州とされる。豪商冬木家旧蔵*1,*2*a
    朝萩  *1
    無地志野  *1
    朝陽  *1
    山端根津美術館 *1 *2*a
    志野織部筒  *1
    朝日影香雪美術館 *2
    広沢個人蔵東京赤星家伝来*2
    峯紅葉五島美術館銘は小堀権十郎、四日市九鬼家伝来*2*a


    *1 茶道美術手帳(淡交社)所収
    *2 名品茶碗(世界文化社)所収

    *a 志野と織部 出光美術館
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    ボストン美術館(西洋絵画)

    2007-03-15 | 絵画
    ボストン美術館(西洋絵画)

    前回訪問した時には迷子になったのか、全く西洋絵画の印象はなかった。今回は、それでも知識がついたのか、ざっと見たが、
    中世の宗教画、欧州の昔の著名芸術家による絵画(タイタン、ルーベンス、ベラスケスなど)、ロココ(ブーシェ)、そして圧巻は印象派20世紀絵画。残念ながら、ルネサンスの部屋は閉鎖、NHKの世界遺産の番組のタイトルバックに流れているゴーギャンは見つからなかったが、楽しく鑑賞できた。

    18世紀欧州の部屋
  • François Boucher, Halt at the Spring, 1765, 71.2
  • François Boucher, Return from Market, 1767, 71.3

    19世紀欧州の部屋
  • Jean-Baptiste-Camille Corot, Dante and Virgil, Salon of 1859 75.2
  • Edouard Manet, Street Singer, about 1862 66.304 マネのスペイン風絵画、初期のマネはMETにも多数展示されていますが、米国に多く渡ったようです。
  • Claude Monet, La Japonaise (Camille Monet in Japanese Costume) 1876 印象派展1876 56.147 
  • Ernst Ludwig Kirchner, Reclining Nude, 1909, 57.2 

    印象派20世紀絵画の部屋
  • Pierre-Auguste Renoir, Dance at Bougival 1883 37.375 ボストン美術館のポスターになっている作品。

  • Claude Monet, Poppy Field in a Hollow near Giverny, 1885 25.106 のほか睡蓮2点を含む10点以上

  • Pablo Picasso, Portrait of Fernande Olivier, 1905–06, 2004.446
  • Pablo Picasso, Standing Figure, 1908, 58.976 キュビズムの初期の作品 

  • Vincent van Gogh, Lullaby: Madame Augustine Roulin Rocking a Cradle (La Berceuse) , 1889, 48.548
  • Vincent van Gogh, Enclosed Field with Ploughman, October, 1889, 1993.37
  • Vincent van Gogh, Houses at Auvers, 1890, 48.549
  • Vincent van Gogh, Postman Joseph Roulin, 1888, 35.1982
  • Vincent van Gogh, Ravine, 1889, 52.1524

    (14日)
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    ボストン美術館(朝鮮青磁 Charles Bain Hoyt Coll.)

    2007-03-14 | 陶磁器
    ボストン美術館(朝鮮青磁 Charles Bain Hoyt Collection) 

    朝鮮青磁は、ほとんどがCharles Bain Hoyt Collection。12世紀と13世紀の朝鮮青磁がずらっと展示されていたが、13世紀のものに興味を覚えた。日本人好みが少し違うようで、朝鮮青磁のバラエティを感じることができた。たとえば、Cosmetic CaseとかConical Cupとかは初めて拝見。リンクをクリックして画像を楽しんでみてください。

  • 瓷象嵌菊花蓮花折枝文瓜形注子 13世紀 50.985
  • 瓷象嵌雲鶴文鉢 13世紀 50.1085
  • 瓷象嵌竹鳥文梅 13世紀 50.989
  • 瓷象嵌牡丹菊花雙鳳文盒 13世紀 50.989
  • 瓷象嵌菊花連珠文盒 Cosmetic Case 13世紀 50.1006a-b
  • 瓷象嵌牡丹文油 Oil Bottle 12世紀 50.1015
  • 瓷象嵌菊花唐草文馬上杯 Conical Cup 13世紀 50.999
    など。

    (14日)
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    ボストン美術館 (東洋美術 絵画など)

    2007-03-14 | 絵画
    ボストン美術館 (東洋美術 絵画など)

    Boston Museum of Fine Arts
    ボストン美術館は、10数年ぶりに2度目。以前の印象は全く残っていないが、日本、中国美術も最近は勉強しているのでそれなりに楽しく拝見できた。



    The Weng Collection, March 10 to August 1st, 2007

    6世代に亘ってThe Weng Familyで収集された中国絵画のコレクションが特集展示されていた。(The Weng Family Collection)

    沈周 Shen Zhou(1427-1509) 謝安東山図 1480
    王翬 Wang Hui(1632-1717) 長江万里図  1699 LE-SE 1051.1.20
    王原祁 Wang Yuanqi 南山春霞図 1675
    王原祁 夏雲出岫図 1711 LE-SE 1051.1.18
    などなど

    特に 長江万里図は、盛期清朝の作品だが、その穏やかで風光明媚な長江の風景が、細密に淡く着色されているさまは見事。



    フェノロサとビゲローなどの日本仏画コレクションが展示されていた。状態は素晴らしく感心。

  • 大威徳明王像 平安時代 11世紀 20.750 Given in memory of Okakura-Kakuzo by William Sturgis Bigelow

  • 不動明王二童子像 南北朝 11.4059 Fenollosa-Weld Collection 
  • 大威徳明王像 鎌倉時代 13世紀 11.4037 Fenollosa-Weld Collection
  • 金剛夜叉明王像 南北朝 15世紀 11.6295 William Sturgis Bigelow Collection
  • 愛染明王像 鎌倉時代 14世紀 11.6234 William Sturgis Bigelow Collection

  • 快慶の弥勒菩薩立像が金色だったのには吃驚。イメージが変りました。20.723a
  • 聖観音菩薩坐像(滋賀 金剛輪寺)1269年 William Sturgis Bigelow Collection 11.11447 も立派な仏像でした。



    浮世絵は歌川国芳(1797–1861)がずらっと展示されていた
     本朝武者鏡
     忠孝名誉奇人伝
     賢勇婦女鏡
     木曽街道六十九次の内
     賢女烈婦伝
     小倉擬百人一首
    などのシリーズ。幕末の世相を反映しているのか、強い女性が好まれたようで。

    (14日)

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    三嶋大社 国宝梅蒔絵手箱

    2007-03-13 | 工芸
    東京国立博物館 本館 常設展(工芸)
    13室、14室
    2007/1/2~ 2007/3/18

    漆工 13室 2007/1/2~ 2007/3/18

  • 国宝 梅蒔絵手箱及び内容品 1具 鎌倉時代・13世紀 静岡・三嶋大社蔵;
  • 国宝 舟橋蒔絵硯箱 1合 本阿弥光悦作 江戸時代・17世紀 H-53

    たどり着く前に疲れてしまってスキップしていたかもしれません。いや、もう今年になって何回かこの13室を通り過ぎている筈です。ともあれ、1月2日から展示替されていたのに今日はじめて立ち止まりました。目の前に現れたのが、三嶋大社の国宝梅蒔絵手箱。一度実物を見てみたいと思っていましたがそれが急に。吃驚したのは、なんといっても、蒔絵手箱の中身が展示されています。化粧道具なのだとは初めて知りました。北条政子奉納だったとは。凄いですね。光悦の舟橋蒔絵硯箱の印象はとんでしまいました。
     
    三嶋大社のホームページには、北条政子奉納と伝える蒔絵手箱。鎌倉時代の漆工芸品を代表する優品で、入念に漆を塗り重ね、金粉を濃密に蒔きつける沃懸地(いかけじ)の技法により豪華に仕上げられています。蒔絵の基本技法(平蒔絵・研出蒔絵・高蒔絵)の完成を示す作品としても知られます。
     本体の手箱の他、鏡・鏡箱・白粉箱・歯黒箱・薫物箱・螺鈿櫛・銀軸紅筆・銀挟など化粧道具がほぼ揃った最古の遺品として、風俗史上も貴重です。
     蓋表には、梅の老木や几帳や群遊ぶ雁をあらわし、銀の薄板によって「榮・傳・錦・帳・雁・行」の文字が配されています。これは、唐の詩人白居易が、友と共に昇進を遂げた慶びを詠った次の漢詩の一節によった文学的な意匠です。
        雁は錦帳を伝え、花は萼を連ねたり、
             彩は綾袍を動かし、雁は行を趁う、
     こうしたデザインは、葦手(あしで)ないしは歌絵とよばれる表現法で、和歌や漢詩の文字の一部が象徴的に配され、それらの一場面が暗示されているのです。模様とともに断片的に配された文字を読み解くことで、意匠に隠された文学的表現が読みとれるようになっているのです。この葦手意匠の作品としても、初期の作例として貴重なものです。
    とあります。

    陶磁 13室 2007/1/2~ 2007/3/18
    「華麗なる伊万里 雅の京焼」展を再現するかのような展示。たとえば、仁清はこんな具合。
  • 重文 色絵牡丹図水指 1口 仁清 江戸時代・17世紀 昭憲皇太后御下賜 G-303
  • 褐釉耳付茶入 1口 仁清 江戸時代・17世紀 横川民輔氏寄贈 G-1184
  • 白濁釉象嵌桜文茶碗 1口 仁清 江戸時代・17世紀 G-315
  • 重文 色絵月梅図茶壺 1口 仁清 江戸時代・17世紀 G-40

    眼に留まったのは、瑠璃地金銀彩の伊万里。
  • 瑠璃地金銀彩富嶽図角皿 1口 伊万里 江戸時代・17世紀 G-974;伊万里では、色絵が始まった極早い段階から金銀彩が行われていた。ところが銀彩は17世紀中頃には行われていたが、急速に姿を消した。この角皿は金銀彩をつかった珍しい例とのこと
  • 瑠璃地金銀彩山水図徳利 1口 伊万里 江戸時代・17世紀 G-5044;金銀の組み合わせというと華やかな印象があるが、伊万里の瑠璃地金銀彩は華やかというより落ち着いた気分を漂わせるのが特徴。銀彩は参加して異変することや他の絵の具に影響をあたえることから、伊万里では早くに途絶えてしまう技法。

    (10日)
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    東京国立博物館 本館 常設展(絵画)

    2007-03-12 | 絵画
    東京国立博物館 本館 常設展(絵画)
    特別1室・特別2室 、3室、8室、10室、18室

    特集陳列 下絵―悩める絵師たちの軌跡 2007/2/20-4/1

    江戸時代、絵師たちは別の紙に下絵を描いて構図や配色を練り、注文主に見せそれで最終的な作品ができあがったという。
  • 障屏画下絵 1巻 円山応挙筆 江戸時代・18世紀 植松嘉代子氏寄贈 A-11818;岸岱の跋文に寄れば応挙が朝廷の依頼で作成し、展覧を得た小下絵。八図の内の紅葉に鹿の図に「此下画ノ方ニ致度候」と書き込みがある。 応挙のパトロンで門人でもある植松応令が手に入れ同家に伝来。とのこと。小下絵とはいえ、応挙といわれば成る程という作品。
  • 鷹御下絵 1巻 狩野栄川古信筆 江戸時代・18世紀 A-4709
  • 有徳院吉宗加筆鷹画草稿 1巻 狩野栄川古信筆 江戸時代・18世紀 A-4712; 狩野栄川古信は、将軍吉宗の注文で、何度も下絵を修正させられ提出したという。
  • 江戸城障壁画下絵 狩野晴川院養信筆 江戸時代・天保10年(1839);(西の丸 大奥 対面所 二の間)、(西の丸 大奥 対面所 三の間)、(西の丸 中奥 休息の間 上段の間)2巻、(西の丸 表 大広間 法眼溜・上段の間)3巻 など。
    このような下絵が残っているので、先日の「これを見ずして江戸は語れない 江戸城」での内部を再現したバーチャルリアリティ「よみがえる江戸城」が作成できるわけです。下絵の黄色の部分は金色を施したとするとたしかにVRのように豪華です。西の丸 表 大広間には「鶴」、中奥には、「三保の松原と富士」、大奥には「牡丹」とかが描かれています。大奥の牡丹の数を減らせとか細かい注文がでています。
  • 石山寺縁起稿本 谷文晁筆 江戸時代・文化元~2年(1804~05);谷文晁は、下絵では、いろいろな絵巻から図案を拝借し、本稿では、全体にあわせて修正して完成させたあとがあるとのこと。
  • 安政二年地震図稿本 1巻 細谷松茂筆 江戸時代・19世紀 A-9397 ;1855年10月2日に起きた江戸直下型地震のときのさまを3巻39段で描いたもの。以前も、国宝島津家文書の「江戸大地震之図」を拝見した(記録はこちら)が、そのときは、江戸屋敷から藩への情報伝達のために作成されたという。この稿本も、そのような写真のような役目の目的で作成されたのだろうか。

    仏教の美術 ―平安~室町 2007/2/27~ 2007/4/8 3室
  • 仏眼曼荼羅図 1幅 鎌倉時代・13世紀 東京・品川寺蔵;仏眼とは密教独特の仏で、仏眼曼荼羅は災難を除いて、福を生じさせる仏眼法(ぶつがんほう)本尊として用いられました。この図は緻密な描写と沈んだ緑や朱などが濃密な彩色が特徴で、鎌倉時代中頃の作と考えられています。とのこと。 中央の大きめの円に1、その周囲に8つの円、その周囲に16の円、それを四角が囲み、その四隅に円、その四角の周囲に9つの円。それぞれの円に仏が描かれる曼荼羅。
  • 高野四所明神像 1幅 室町時代・16世紀 内藤尭宝氏寄贈 A-11697;高野四所明神(3人は女性)が、画面を占める。
  • 重文 華厳五十五所絵巻(普賢菩薩) 1幅 鎌倉時代・13世紀 A-10493
  • 重文 華厳五十五所絵巻断簡(文殊菩薩) 1幅 鎌倉時代・13世紀 A-10494;この二点可愛らしい表情の普賢菩薩と文殊菩薩。白地に細い墨線と赤の彩色が清楚なイメージでいい。

    ちょっと調べると、奈良国立博物館で2002年に開催された「大仏開眼1250年 東大寺のすべて」展では、「華厳五十五所絵巻」がずらっと展示されたようです。また「阿字義・華厳五十五所絵巻・法華経絵巻 」小松 茂美 (編集) 中央公論社 (1990/07) など仏教絵巻の名品を集めた書籍もあるようです。今度勉強しよう。

    宮廷の美術 ―平安~室町 2007/2/27~ 2007/4/8 3室
  • 重文 紫式部日記絵巻 1巻 鎌倉時代・13世紀 個人蔵;入口で紫式部日記絵巻が展示されていると表示されているので、旧益田鈍翁所蔵、現在東博所蔵の軸が展示されているかと思いきや、 一巻全部が広げて展示されていました。となると「(旧?)蜂須賀家本」 か「旧久松家本」(日野原家本)ということになります。(以前の記事)。詞書を持参して、もう一度拝見しにいき確かめます。(jchzさんによれば、日野原家本とのこと。何が描かれているか調べていきます。)それにしても、国宝に比較すると、絵はほんの少し稚拙でしょうか。一巻で拝見すると圧巻です。ちょっと剥離があるのですが、「源氏物語絵巻」を徳川(?)氏が剥離を防ぐために断巻して額装にしたというのもわかります。(田中親美氏の「平安朝美の蘇生に捧げた百年の生涯」に書いてありましたがメモしていなかったので不明です。)

    禅と水墨画 ―鎌倉~室町 2007/2/27~ 2007/4/8 3室
  • 山水図 1幅 秋月等観筆/蘭坡景し題詩 室町時代・15世紀 A-12078
  • 叭々鳥・鶺鴒図 2幅 如水宗淵筆 室町時代・15世紀 A-1394;中国の画題を日本人が描くとユーモラスです。叭々鳥・鶺鴒とも目が笑っています。「華厳五十五所絵巻」といい、 如水宗淵といい、ある意味、「日本美術が笑う」 の系統かもしれない。アルカイックスマイルでしょうか。仏画ですし。
  • 重文 西王母・東方朔図 4幅 伝狩野元信筆 室町時代・16世紀 A-294 ;大徳寺の塔頭、大仙院の襖絵の一部。
    重文 朱買臣図 2幅 伝狩野元信筆 室町時代・16世紀 旧大仙院方丈障壁画 2006/6/6~2006/7/17展示
    重文 山水人物図 伝狩野元信 京都・霊雲院(妙心寺塔頭) 2006/10/11-11/19展示
    とか拝見しているはずですが、区別がついていません。

    書画の展開 ―安土桃山・江戸 8室 2007/1/30~ 2007/3/11
  • 重美 羅浮仙図 1幅 岩佐又兵衛筆 江戸時代・17世紀 個人蔵;出光美術館の肉筆浮世絵「重美 伊勢物語図 岩佐又兵衛筆」について「褐色を背景にしたおどろおどろしさは岩佐又兵衛」と感想を以前 書いたが、「歌麿 紫の謎」で、露草の青が抜けた浮世絵を画面で多数は拝見するうちに、岩佐又兵衛ってもしかすると露草で青を描いたのではと考え出している。この「羅浮仙図」も「伊勢物語図」も、もしかすると。青(藍染)の着物を着ていたとするとリーズナブルでは。
  • 月梅図 1幅 中山高陽筆 江戸時代・18世紀 個人蔵
  • 重美 蘭亭曲水図巻 1巻 中山高陽筆 江戸時代・安永7年(1778) 個人蔵;中山高陽は彭城百川(さかきひひゃくせん)に絵を学び、後に土佐藩のお抱え絵師になった。蘭亭曲水図には、友人の書家の沢田東江が題と跋を寄せる。とのこと。楽しげな蘭亭曲水の宴。
  • 花鳥図 1幅 宋紫山筆 江戸時代・18世紀 個人蔵;流石に宋紫山、繊細なタッチの花鳥図。

    江戸 浮世絵 10室 2007/2/14~ 2007/3/11
  • 見立桃園三傑図 1幅 蹄斎北馬筆 江戸時代・19世紀 A-793; 見立桃園三傑とは誰でしょうか?
  • 新吉原座鋪けんすもふ 1枚 古山師政筆 江戸時代・18世紀 A-10569-12 横大判 漆絵;遠近法を用いて室内が描かれる。
  • 重美 よし田かい道 1枚 菱川師房筆 江戸時代・18世紀 A-10569-407 大々判 墨摺絵
  • 松本幸四郎の渡守 1枚 一筆斎文調筆 江戸時代・18世紀 A-10569-311 細判 錦絵
  • 市川弁蔵楽屋入姿 1枚 一筆斎文調筆 江戸時代・18世紀 A-10569-315 細判 錦絵;黒の背景
  • 紀貫之 1枚 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-1266 中判 錦絵 ;桜の下に女性が二人
  • 風俗四季哥仙・三月 1枚 鈴木春信筆 江戸時代・18世紀 A-10569-82 中判 錦絵;浜辺に女性が二人
  • 四代目岩井半四郎笹に雛人形 1枚 勝川春英筆 江戸時代・18世紀 A-10569-1673 細判 錦絵
  • 子寶五節遊・雛祭 1枚 鳥居清長筆 江戸時代・18世紀 A-10569-1200 大判 錦絵;素直な雛祭りの図
  • 雛祭り 1枚 遠山龍雲斎筆 江戸時代・18世紀 A-10569-3338 大判 錦絵;こちらは人形が猿回しになって踊っている
  • 曲水の宴 1枚 窪俊満筆 江戸時代・18世紀 A-10569-2150 大判 錦絵
  • 岩井半四郎・帯とき 1枚 勝川春章筆 江戸時代・18世紀 A-10569-1509 細判 錦絵
  • 青樓十二時 續・午ノ刻 1枚 喜多川歌麿筆 江戸時代・18世紀 A-10569-3532 大判 錦絵 12枚の内
  • 青樓十二時 續・亥ノ刻 1枚 喜多川歌麿筆 江戸時代・18世紀 A-10569-3537 大判 錦絵 12枚の内
  • 青樓十二時 續・戌ノ刻 1枚 喜多川歌麿筆 江戸時代・18世紀 A-10569-3536 大判 錦絵 12枚の内;この三枚の喜多川歌麿は、紫がよく見ればうっすらと残っている。戌ノ刻は紫の下に文様も見える。絵解き文字が入っているシリーズ。
  • 青樓美撰合初買座敷之図・扇屋内瀧川 1枚 鳥文斎栄之筆 江戸時代・18世紀 A-10569-348 大判 錦絵
  • 重文 青樓藝者撰・いつとみ ・いつ花・おたみ・おふく 3枚 鳥文斎栄之筆 江戸時代・18世紀 A-10569-349・2626・2627 大判 錦絵 3枚続
  • 汐干狩 3枚 歌川豊国筆 江戸時代・19世紀 A-10569-2296~2298 大判 錦絵 3枚続
  • 冨嶽三十六景・凱風快晴 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-11176 横大判 錦絵
  • 冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-10569-685 横大判 錦絵 46枚の内
  • 見立芥川図 1幅 菱川師平筆 江戸時代・18世紀 A-775;伊勢物語
  • 三人人物図 1幅 伝古山師重筆 江戸時代・18世紀 A-820;三人座り込んで。
  • 梅下美人図 1幅 古山師政筆 江戸時代・18世紀 A-776;髪に手をあてた姿がかわいらしい。
  • 重美 括り猿持つ娘 1枚 古山師政筆 江戸時代・18世紀 A-10569-372 柱絵判 漆絵;「括り猿」とは四角い布に綿を縫込み四隅を括った細工物で「客の足止めをする」という意味を込めてかざられたこともあった。遊女が思わせぶりにもつ姿は愛敬があり師政の親しみ易い画風がよく表れています。 振袖の梅?の文様が見事。古山師政については、調べて後日追記します。
  • 鎌倉の權五郎景政 鳥の海彌三郎保則 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-10569-2809 大判 錦絵
  • 楠多門丸正重 八尾の別當常久 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-10569-2810 大判 錦絵
  • 渡辺の源吾綱 猪の熊入道雷雲 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-10569-2812 大判 錦絵
  • 大伴の真鳥 大友の宿祢兼道 1枚 葛飾北斎筆 江戸時代・19世紀 A-10569-2811 横大判 錦絵;この4枚の北斎は北斎展には未出だと思いますが、上下対象に二人ずつ描かれた役者絵。状態がいい。
  • 名古屋山三郎絵巻 1巻 伝宮川春水筆 江戸時代・18世紀 A-4714; 伝宮川春水というだけあり絵巻は色々な人物が表情豊かに描かれている。

    近代美術 18室 2007/2/14~ 2007/3/25
  • 異端(踏絵) 1幅 小林古径筆 大正3年(1914) A-10546;「古径」展以来。
  • 黄石公張良 1幅 小林永濯筆 明治7年(1874)頃 A-338;小林永濯の劇画も「揺らぐ近代」ですっかり親しくなりました。
  • 鷲猿 1幅 今尾景年筆 明治26年(1893) A-149
  • 聖徳太子像 1幅 吉川霊華筆 明治42年(1909) 岡田かつ子氏寄贈 A-11924
  • 竹取物語 1幅 前田青邨筆 明治44年(1911) A-10552
  • 唐獅子 6曲1双 前田青邨筆 大正時代・20世紀 個人蔵;金地著色六曲二双;青(左隻)と赤(右隻)の獅子。
  • お水取 1巻 前田青邨筆 昭和34年(1959) 神奈川・平木浮世絵財団蔵;古来ゆかしき伝統が絵物語としてテレビをみるように繰り広げられます。

  • 浅田夫妻像 2面 五姓田義松 明治23年(1890) 個人蔵;謹厳実直そうな明治のひと
  • マンドリンを持てる女  黒田清輝筆 明治24年(1891) A-11103;いかにも西洋絵画的な画題。豊満な若い女性がアンニュイな感じで長椅子に寄りかかるように座る。「読書」とともに滞欧時代の代表作だそうだ。

  • 岩上双虎置物 1基 鈴木長吉作 明治33年(1900) E-20190;パリ万博の出品作。
  • 木によりて 1点 平櫛田中作 大正時代・20世紀 C-1503;再興第一回院展への出品作。

    (10日)
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