岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

お知らせ・季節の移ろいを知る

2007-06-08 06:08:20 | Weblog
      ※まずは二つの問い合わせに答えよう。

 その一:「会費納入に関するお知らせ」が同封されてこなかったがどういうことか。
 これは、あなたがすでに今年度分(またはこの先数年分)まで会費を完納しているということである。心配なさらず、今後も継続して会員であってほしいものだ。
 「会費納入に関するお知らせ」が同封されている方は早めに納入をお願いしたい。なお、まとめて「数年分」を前納すると「毎年納入する」という煩わしさがないので、余裕のある方には「数年分の前納」をすすめたい。

 その二:「第28回東北自然保護のつどい(岩手大会)が開催される会場の具体的な場所」を知りたい。自動車で行く予定なので、そのルートを確認したいからである。
 申し訳ないが「大会主管事務局」から送付された文書には「開催場所 大沢温泉 自炊部(夕・朝食付き)」としかない。
 詳しい大会開催要項がおそらく8月あたりには送られてくるだろうから、それまで待ってほしいものだ。

        ※ついでだから、幹事の方々に連絡をする。
 会長が現在マレーシヤに「研究」のため出かけていて、今月いっぱいは不在である。よって、今月の幹事会は出来ない。次回は来月の中旬を予定している。
 本日午後2時から「岩木山環境保全協議会」が岩木総合支所で開かれる。例年5月に開かれていたが、今年はなぜか「遅い」のである。私とS幹事が参加する。報告は近日中に、このBlogでする予定である。

       ※季節の移ろいを知る

 今朝は穏やかな天気だ。しかし、一昨日は激しい雨、そして雷鳴と落雷と、まさに、荒天であった。しかも、この地、「東北地方の北部」だけではない。西日本の一部から東日本、それに北日本の全域でである。
 ところで、少し視点を変えると、この「気象事情」もきわめて当たり前の「季節の移ろい」が示す「自然の営為」であることが分かる。
 この荒天は「春が夏に推移していく一過程」に過ぎない。「春」のまだ寒気を伴う気団と「夏」の太平洋からの暖かい気団とが日本の上空でぶつかる。今回はそのどちらの気団も勢力が強く、四つに組んで大きく荒れた。今朝はいい天気だが、まだ上空には「寒気」が残っているから、明日、明後日ごろには、また荒れる天気になるだろう。
 そして、いつの間にか「春」の冷たい寒気団は北に押し上げられて、季節は「梅雨」を迎え、その後に暑い「夏」がやって来ているのだ。
 何も「雷鳴・落雷・大雨」は春から夏に移行する時のものだけではない。冬が終わり、春の始まりを告げるものでもある。気象的な原理は「春から夏へ」と同じである。そして、夏から秋へ、秋から冬へと年に4回は、季節の節目に強弱の違いこそあれ、この荒天を繰り返しているのである。
 毎年、4月上旬ごろ、夜半過ぎの雷鳴で熟睡を妨げられ、朝は屋根を打つ雨音で、目が醒(さ)める経験をする。
 そんな時は… 雨だ。「おお、本来の春が巡って来た。草木はきっと待っていただろう。」よかったなあと嬉しくなる。それまで、乾いた庭を眺める都度、胸が痛んでいた。
 山を歩く者にとって「晴天」は有り難いことだが、恵みの雨を実際私も待っていた。これで一雨毎に草木は緑を増して、夏緑に向かうだろう。…などと考える。
 季節が正常であることは心の穏やかさを育んでくれるものだ。

 とまあ、この年齢(とし)になったから冷静に分析することが出来るのだが、子供ころは、次のようなことに頭を悩ます「ぼんくら」であった。

 春になると草花が芽を出すことが不思議でならなかった。小さいころには、何故だろうと素朴に真剣に考えたことがある。それには春を冬という季節と単純に比較するということから始めた。
 気温が高く暖かい。積雪がないため頭を押さえられないので土の中から芽を出せる。お日様の照っている時間が長くなる。理由は解らないがお日様と草花とは密接な関係にあると思っていた。根を張る土がぽかぽか暖かい布団のようになるから、のびのびとゆったり眠ることが出来るのだ。そして、朝、目覚めればぐんと大きくなっている。大人がよく口にする「ぐっすり眠ると大きくなるよ」を思い出して真剣にそう思ったものだ。

春、この季節の特徴は夜半から朝方にかけて雨が降ることである。植物はこの天候・気象の摂理に合わせて進化・生育してきた。
 小さい時に考えた幼稚な理由の他に、草木には雪解けの水が、そして、この雨水が絶対に必要なのである。

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