『昨日のNHKテレビで放映!「岩木山赤倉登山道を登る」はどうでしたか』
(今日の写真はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草「コナスビ(小茄子)」だ。
「コナスビ」は日本全国にのみならず、中国、台湾、インドシナ、マレーシアなどにも広く分布している。日本各地の平地から山地の道端や畑、道ばたや草丈の低い草地に普通に生育している。
葉は対生して広卵型で、茎には軟毛が生え、地面を這う。背丈は5~20cmとばらつきがある。全体にまばらに毛がある。葉腋から短い柄を伸ばし、葉陰に隠れるように黄色の5弁花をつける。雄しべは5本だ。花冠は径5~6mmであり、花期は5~6 月だが、秋まで咲くものもある。
「コナスビ」は「小」+「茄子」であって、「小さい茄子」なのだが、どうしても、「ナス」の花と「ナス」の「実」というイメージがこの「草本」からは思い浮かばない。花名の由来は、この花後の「種子」の付き方が「茄子」の格好に似ていることに因るらしい。かなり無理な「こじつけ」のような気もする。
これには、岩木山南面標高500mのミズナラ林の林縁で出会った。岩木山の場合、山麓ではどこでも出会える花である。
何と、百沢登山道では標高1060mにある「焼け止り小屋」の直ぐ下まで生えている。彼女たちは長い時間をかけて、その高みまで「登って」行ったのである。どのくらい長い時間をかけたのであろうか。可愛く健気な花の内奥にある、その生命力には感服するしかない。
この時季、百沢登山道では可愛いこの「コナスビ」がガイド役を務めてくれる。この花を辿っていくと、知らないうちに「焼け止り小屋」に着いているのだ。
◇◇赤倉登山道ガイドマップができるまで…いろいろなことがあった(5)最終回◇◇
(承前)
私が提供した写真やそれに関した情報、文章で作成された「マップ」の最終校正の段階で、突然「岩木山XXXクラブ」という営利企業の宣伝が、その「マップ」に掲載されたのである。私にとってこれは、承知出来ないことであった。
『お世話になっております。さきほど、電話でお話させて頂きまして、三浦先生には本当に申し訳ないことをしてしまったと痛切に感じております。
今後、県と検討しまして、再度ご連絡(校正含)させて頂きたいと存じますので、明日(2/21)の三浦先生のご予定をお知らせいただければと思います。ご都合が良い時間にご連絡させて頂きます。』
『メール頂きました件、了解致しました。責任校了で進めさせいただきますので、どうぞよろしく御願い致します。』
【 左側最下段 岩木山ガイド情報 [岩木山XXXクラブ 案内コース/嶽・百沢・大石赤倉・弥生・長平 費用/岩木山登山(往復約8時間)¥7.000~ 連絡先/TEL 0172-xx-xxxx/HPhttp:// www/clindex.html]を削除し、以前の校正の…
[このページは、「岩木山を考える会」(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました。]だけにしてほしいのです。
この件についてはあなたと電話で話しをしてますます譲れないと考えました。理由は電話でも話しました。前のメールにも書きました。あなたが「自分ですべて」という責任の取り方をしていますが、話の端はしから類推すれば発注者である観光推進課の意向であることは確実でしょう。
受注者のあなた方はその意向にそわなければならないことは承知しています。となれば「削除すること」を望む以上、その意向をした者と私が直接交渉するしかありません。
私が直接、貴社に迷惑がかからないように言い含めながら交渉・申し入れをしますので担当者名とその電話番号、メールアドレス等を教えて下さい。】
…だが、残念ながら「担当者名とその電話番号、メールアドレス」等については教えてもらえなかったのだ。プリント会社のAさんが、私と青森県観光推進課の「間」に入って、苦労に苦労を重ねて、「自分」の責任として処理をしたのである。これは、何ということはない。「発注者」の横暴によって引き起こされたことなのである。
『たびたびお手数をおかけしてしまい、申し訳ございません。どうぞよろしく御願い申し上げます。このたびは本当に申し訳ございませんでした。
私の説明不足から三浦さんに、大変ご迷惑をおかけし、また不快な気分にさせてしまった事を深く反省しております。これに懲りずに今後ともどうぞよろしく御願い致します。』
『冊子が刷り上がりましたら、ぜひ、再度お邪魔させて頂きたいと思っております。最終校正があがりましたので、送信致します。
22日(水)の朝に印刷に入ります。
このたびは本当にありがとうございました。多くの方に、岩木山のすばらしさを知って頂き、より多くの方々が岩木山を訪れたいと思っていただける冊子となりますように…』
…というような「メール」と「電話」、それに対面を重ねて、この「赤倉登山道ガイドマップ」は作られたのである。
このような経緯があったことを「岩木山XXXクラブ」は知っていたのであろうか。いまだに「何のコンタクトもない」ところを見ると、知らなかったのであろう。そういうことにしておこう。
その後、「観光パンフレット」等の片隅に、この「岩木山XXXクラブ」という名前を見ることがある。今でも、「案内1人あたり、7.000円~」で「案内」を続けているのだろうか。どのような「サポート」をしているのだろう。(この稿は今日で終了)
(今日の写真はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草「コナスビ(小茄子)」だ。
「コナスビ」は日本全国にのみならず、中国、台湾、インドシナ、マレーシアなどにも広く分布している。日本各地の平地から山地の道端や畑、道ばたや草丈の低い草地に普通に生育している。
葉は対生して広卵型で、茎には軟毛が生え、地面を這う。背丈は5~20cmとばらつきがある。全体にまばらに毛がある。葉腋から短い柄を伸ばし、葉陰に隠れるように黄色の5弁花をつける。雄しべは5本だ。花冠は径5~6mmであり、花期は5~6 月だが、秋まで咲くものもある。
「コナスビ」は「小」+「茄子」であって、「小さい茄子」なのだが、どうしても、「ナス」の花と「ナス」の「実」というイメージがこの「草本」からは思い浮かばない。花名の由来は、この花後の「種子」の付き方が「茄子」の格好に似ていることに因るらしい。かなり無理な「こじつけ」のような気もする。
これには、岩木山南面標高500mのミズナラ林の林縁で出会った。岩木山の場合、山麓ではどこでも出会える花である。
何と、百沢登山道では標高1060mにある「焼け止り小屋」の直ぐ下まで生えている。彼女たちは長い時間をかけて、その高みまで「登って」行ったのである。どのくらい長い時間をかけたのであろうか。可愛く健気な花の内奥にある、その生命力には感服するしかない。
この時季、百沢登山道では可愛いこの「コナスビ」がガイド役を務めてくれる。この花を辿っていくと、知らないうちに「焼け止り小屋」に着いているのだ。
◇◇赤倉登山道ガイドマップができるまで…いろいろなことがあった(5)最終回◇◇
(承前)
私が提供した写真やそれに関した情報、文章で作成された「マップ」の最終校正の段階で、突然「岩木山XXXクラブ」という営利企業の宣伝が、その「マップ」に掲載されたのである。私にとってこれは、承知出来ないことであった。
『お世話になっております。さきほど、電話でお話させて頂きまして、三浦先生には本当に申し訳ないことをしてしまったと痛切に感じております。
今後、県と検討しまして、再度ご連絡(校正含)させて頂きたいと存じますので、明日(2/21)の三浦先生のご予定をお知らせいただければと思います。ご都合が良い時間にご連絡させて頂きます。』
『メール頂きました件、了解致しました。責任校了で進めさせいただきますので、どうぞよろしく御願い致します。』
【 左側最下段 岩木山ガイド情報 [岩木山XXXクラブ 案内コース/嶽・百沢・大石赤倉・弥生・長平 費用/岩木山登山(往復約8時間)¥7.000~ 連絡先/TEL 0172-xx-xxxx/HPhttp:// www/clindex.html]を削除し、以前の校正の…
[このページは、「岩木山を考える会」(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました。]だけにしてほしいのです。
この件についてはあなたと電話で話しをしてますます譲れないと考えました。理由は電話でも話しました。前のメールにも書きました。あなたが「自分ですべて」という責任の取り方をしていますが、話の端はしから類推すれば発注者である観光推進課の意向であることは確実でしょう。
受注者のあなた方はその意向にそわなければならないことは承知しています。となれば「削除すること」を望む以上、その意向をした者と私が直接交渉するしかありません。
私が直接、貴社に迷惑がかからないように言い含めながら交渉・申し入れをしますので担当者名とその電話番号、メールアドレス等を教えて下さい。】
…だが、残念ながら「担当者名とその電話番号、メールアドレス」等については教えてもらえなかったのだ。プリント会社のAさんが、私と青森県観光推進課の「間」に入って、苦労に苦労を重ねて、「自分」の責任として処理をしたのである。これは、何ということはない。「発注者」の横暴によって引き起こされたことなのである。
『たびたびお手数をおかけしてしまい、申し訳ございません。どうぞよろしく御願い申し上げます。このたびは本当に申し訳ございませんでした。
私の説明不足から三浦さんに、大変ご迷惑をおかけし、また不快な気分にさせてしまった事を深く反省しております。これに懲りずに今後ともどうぞよろしく御願い致します。』
『冊子が刷り上がりましたら、ぜひ、再度お邪魔させて頂きたいと思っております。最終校正があがりましたので、送信致します。
22日(水)の朝に印刷に入ります。
このたびは本当にありがとうございました。多くの方に、岩木山のすばらしさを知って頂き、より多くの方々が岩木山を訪れたいと思っていただける冊子となりますように…』
…というような「メール」と「電話」、それに対面を重ねて、この「赤倉登山道ガイドマップ」は作られたのである。
このような経緯があったことを「岩木山XXXクラブ」は知っていたのであろうか。いまだに「何のコンタクトもない」ところを見ると、知らなかったのであろう。そういうことにしておこう。
その後、「観光パンフレット」等の片隅に、この「岩木山XXXクラブ」という名前を見ることがある。今でも、「案内1人あたり、7.000円~」で「案内」を続けているのだろうか。どのような「サポート」をしているのだろう。(この稿は今日で終了)