『明日の午後6時台、NHKテレビで放映!「岩木山赤倉登山道を登る」』
(今日の写真はユズリハ科ユズリハ属の常緑小低木である「エゾユズリハ(蝦夷譲葉・楪)」だ。かつては、「トウダイグサ科ユズリハ属」とされていたことがある。花期は5月から6月で、北海道、東北、山口県にかけての日本海側に分布している。雪の多いところでは、幹が地を這うように立ち上がるのが見られる。
弘前公園にある植物園には、関東以西に分布する「ユズリハ(楪)」が1本、「大木」然として生えている。
「エゾユズリハ」は山地の林内や林縁などに生え、茎の高さが1.5mほどになる。これは赤倉登山道の石仏9番のあるブナ林内で「雨に濡れたもの」を撮ったものだ。
葉腋から伸びる総状花序に、直径1mmほどの「緑黄色の花」を多数つける。だが、この写真ではまだ花は開いていない。この写真からは、開花寸前の花は紅色を帯びていることがよく分かる。花弁も萼もない。
葉は互生(枝先は輪生)し、楕円形~長楕円形で、厚く光沢があり、先は鋭く尖る。果実は藍色になる。雌雄異株だ。
新しい葉が大きくなると、古い葉が「譲って落ちること」から「ユズリハ」という名がある。このように「世代交代が絶えることなく続くこと」から、縁起がいいとされ、葉は正月の飾りに用いられることがあるのだ。
だが、葉、樹皮には「アルカロイドやダフニマクリン」という毒があり、口にすると心臓マヒや呼吸困難に陥るそうだ。
別名を「ヒナユズリハ(雛譲葉)」や「ヒメユズリハ(姫譲葉)」ともいう。)
◇◇赤倉登山道ガイドマップができるまで…いろいろなことがあった(3)◇◇
文中『 』部はプリント会社の担当者からのものであり、【 】部は私からの「メール」である。
(承前)…次のことは「ある赤倉講」信者が勝手に無許可(許可にはなり得ないことを知った上)で「赤倉登山道」を不法に整備したこと、加えて、新しい「道」を伯母石上部の岩稜帯に造ったことと「そこ」通らないということを告知するための「コメント」をマップに挿入するための理由である。…
【 5、本来(旧来)の道があるにもかかわらず、付け替え道を造った。これは伯母石から左に入り岩稜帯をたどるものである。以前から信者たちが20mほど上部にある祠にお参りをするために使っていた道はあったが、その祠で行き止まりとなっていた。
その信者はそこから岩稜帯をたどる形で上部の旧来の道と合流するところまで約200m渡り、付け替え道路としてしまったのである。
この付け替え道敷設にも…
①自然石を掘り出してそれを既存の道に並べたり、石にも加工をする。
②既存の道を拡幅する。
③登山道が流水路にならないように道の脇に水はけ用流水溝を造る。
④竹や樹木の刈り払い・伐採をする。
…がはっきりと見られ、自然を著しく損壊しているのである。
この岩稜帯は標高が低い割には、特徴として風衝地を形成しているので高山性の植物が生育している貴重な場所である。これまで人が踏み入らなかったので「コケモモ」など多かったが、最近は通路上邪魔になる樹木の伐採等にあわせて減少している。
また、岩稜の特徴である…
「鋭角状の岩が多く、接触することで裂傷・擦過傷を負う」
「岩と岩の裂け目・繋ぎ目が深く落ちると這い上がれない」
「不安定な岩が多く人の体重をかけることで動くものもある」
「岩の壁に張り付いた木の根や幹をたどらねばならい箇所もある」
「場所によっては崩落しているところもある」
…など通常鎖場(登山者の通行安全をはかるためにくさりを張り渡す場所)とされる場所であるがそれもない。
きわめて危険な道であり、新道ということで総体的に「踏み固められていない」ため、非常に危険なのである。
もともと、この付け替え道は「不法」に造られたものだ。
以上の理由から、伯母石から右に立派な旧来の道があるのだから、伯母石上部岩稜帯に付け替えられた登山道は使用禁止(通行禁止)の措置をとるように管轄の青森県自然保護課には文書と口頭でお願いしている。私は「環境省自然公園指導員」として、登山者や赤倉講の信者たちに、そのように指導している。】
…それから間もなくして、
『お世話様です。また冬に逆戻りですね。早く春にならないかな~。春もみじの校正の件なのですが、「青森県観光推進課」から多少修正が入りまして、本日の午後あたりに修正したものを三浦さん宛に送信させて頂く予定で考えております。たびたびで申し訳ございません。どうぞよろしく御願い致します。』
この「青森県観光推進課からの多少の修正」ということは、私にとっては「多少」でなく「大問題」だったのである。
それは「マップ」左側下欄にそれまで印刷されてあった[このページは、「岩木山を考える会」(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました。]が削除されて、[岩木山XXXクラブ 案内コース/嶽・百沢・大石赤倉・弥生・長平 費用/岩木山登山(往復約8時間)¥7.000~ 連絡先/TEL 0172-xx-xxxx/HPhttp:// www/・・・・・.html]という項目が印刷されていたことだった。
私は直ぐに担当者に電話をして、[このページは、「岩木山を考える」会(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました。]を入れてくれるよう頼んだのだ。
しかし、送られてきた「校正刷り」には[このページは、「岩木山を考える会」(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました]と[岩木山XXXクラブ 案内コース/嶽・百沢・大石赤倉・弥生・長平 費用/岩木山登山(往復約8時間)¥7.000~ 連絡先/TEL 0172-xx-xxxx/HPhttp:// www/・・・・・.html]が併記されていたのである。
私はまた、直ぐに電話をして、何故唐突に「岩木山XXXクラブ」のことが出てきたのか、どうして併記する必要があるのかを訊いたが、このことに関わる理由は「プリント会社」では知るよしもなかったのである。(明日に続く)
(今日の写真はユズリハ科ユズリハ属の常緑小低木である「エゾユズリハ(蝦夷譲葉・楪)」だ。かつては、「トウダイグサ科ユズリハ属」とされていたことがある。花期は5月から6月で、北海道、東北、山口県にかけての日本海側に分布している。雪の多いところでは、幹が地を這うように立ち上がるのが見られる。
弘前公園にある植物園には、関東以西に分布する「ユズリハ(楪)」が1本、「大木」然として生えている。
「エゾユズリハ」は山地の林内や林縁などに生え、茎の高さが1.5mほどになる。これは赤倉登山道の石仏9番のあるブナ林内で「雨に濡れたもの」を撮ったものだ。
葉腋から伸びる総状花序に、直径1mmほどの「緑黄色の花」を多数つける。だが、この写真ではまだ花は開いていない。この写真からは、開花寸前の花は紅色を帯びていることがよく分かる。花弁も萼もない。
葉は互生(枝先は輪生)し、楕円形~長楕円形で、厚く光沢があり、先は鋭く尖る。果実は藍色になる。雌雄異株だ。
新しい葉が大きくなると、古い葉が「譲って落ちること」から「ユズリハ」という名がある。このように「世代交代が絶えることなく続くこと」から、縁起がいいとされ、葉は正月の飾りに用いられることがあるのだ。
だが、葉、樹皮には「アルカロイドやダフニマクリン」という毒があり、口にすると心臓マヒや呼吸困難に陥るそうだ。
別名を「ヒナユズリハ(雛譲葉)」や「ヒメユズリハ(姫譲葉)」ともいう。)
◇◇赤倉登山道ガイドマップができるまで…いろいろなことがあった(3)◇◇
文中『 』部はプリント会社の担当者からのものであり、【 】部は私からの「メール」である。
(承前)…次のことは「ある赤倉講」信者が勝手に無許可(許可にはなり得ないことを知った上)で「赤倉登山道」を不法に整備したこと、加えて、新しい「道」を伯母石上部の岩稜帯に造ったことと「そこ」通らないということを告知するための「コメント」をマップに挿入するための理由である。…
【 5、本来(旧来)の道があるにもかかわらず、付け替え道を造った。これは伯母石から左に入り岩稜帯をたどるものである。以前から信者たちが20mほど上部にある祠にお参りをするために使っていた道はあったが、その祠で行き止まりとなっていた。
その信者はそこから岩稜帯をたどる形で上部の旧来の道と合流するところまで約200m渡り、付け替え道路としてしまったのである。
この付け替え道敷設にも…
①自然石を掘り出してそれを既存の道に並べたり、石にも加工をする。
②既存の道を拡幅する。
③登山道が流水路にならないように道の脇に水はけ用流水溝を造る。
④竹や樹木の刈り払い・伐採をする。
…がはっきりと見られ、自然を著しく損壊しているのである。
この岩稜帯は標高が低い割には、特徴として風衝地を形成しているので高山性の植物が生育している貴重な場所である。これまで人が踏み入らなかったので「コケモモ」など多かったが、最近は通路上邪魔になる樹木の伐採等にあわせて減少している。
また、岩稜の特徴である…
「鋭角状の岩が多く、接触することで裂傷・擦過傷を負う」
「岩と岩の裂け目・繋ぎ目が深く落ちると這い上がれない」
「不安定な岩が多く人の体重をかけることで動くものもある」
「岩の壁に張り付いた木の根や幹をたどらねばならい箇所もある」
「場所によっては崩落しているところもある」
…など通常鎖場(登山者の通行安全をはかるためにくさりを張り渡す場所)とされる場所であるがそれもない。
きわめて危険な道であり、新道ということで総体的に「踏み固められていない」ため、非常に危険なのである。
もともと、この付け替え道は「不法」に造られたものだ。
以上の理由から、伯母石から右に立派な旧来の道があるのだから、伯母石上部岩稜帯に付け替えられた登山道は使用禁止(通行禁止)の措置をとるように管轄の青森県自然保護課には文書と口頭でお願いしている。私は「環境省自然公園指導員」として、登山者や赤倉講の信者たちに、そのように指導している。】
…それから間もなくして、
『お世話様です。また冬に逆戻りですね。早く春にならないかな~。春もみじの校正の件なのですが、「青森県観光推進課」から多少修正が入りまして、本日の午後あたりに修正したものを三浦さん宛に送信させて頂く予定で考えております。たびたびで申し訳ございません。どうぞよろしく御願い致します。』
この「青森県観光推進課からの多少の修正」ということは、私にとっては「多少」でなく「大問題」だったのである。
それは「マップ」左側下欄にそれまで印刷されてあった[このページは、「岩木山を考える会」(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました。]が削除されて、[岩木山XXXクラブ 案内コース/嶽・百沢・大石赤倉・弥生・長平 費用/岩木山登山(往復約8時間)¥7.000~ 連絡先/TEL 0172-xx-xxxx/HPhttp:// www/・・・・・.html]という項目が印刷されていたことだった。
私は直ぐに担当者に電話をして、[このページは、「岩木山を考える」会(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました。]を入れてくれるよう頼んだのだ。
しかし、送られてきた「校正刷り」には[このページは、「岩木山を考える会」(http:// www.iwaiksan.jp/)三浦章男さんからの写真・情報提供により制作いたしました]と[岩木山XXXクラブ 案内コース/嶽・百沢・大石赤倉・弥生・長平 費用/岩木山登山(往復約8時間)¥7.000~ 連絡先/TEL 0172-xx-xxxx/HPhttp:// www/・・・・・.html]が併記されていたのである。
私はまた、直ぐに電話をして、何故唐突に「岩木山XXXクラブ」のことが出てきたのか、どうして併記する必要があるのかを訊いたが、このことに関わる理由は「プリント会社」では知るよしもなかったのである。(明日に続く)