岩木山を考える会 事務局日誌 

事務局長三浦章男の事務局日誌やイベントの案内、意見・記録の投稿

Dell4100MPは2200ルーメンという明るさ / Inspiron 5150のこと(その2)

2009-06-12 04:38:53 | Weblog
 (今日の写真は講演や講義でプレゼンテーションをするのに「欠くべからざる」プロジェクタである。私はこれを「リュック」に容れて背負って運んでいる。昨日も毎週木曜日にある「NHK弘前文化センター講座」に、あの雨の中、傘をさして「背負って」行った。もちろん、リュックの中には「Mac Book」も入っていた。合わせて約5.0Kg という重さである。

 「ノートPC」を利用して多くの人に「映像」を紹介するには「プロジェクタ」が必要だ。「プロジェクタ」はパソコンから映像出力が出来るので、「会議」や「講演」「講義」などのプレゼンテーションによく使われている。現在は、そのような場所や「機会」での「定番的」な機器となっている。一般的には会場や講義室、教室などに、「スクリーン」と一緒に「設置」されているのである。
 ところが数年前はまだ「設置」されていない会場や講義室があったのだ。そのために、個人用の「プロジェクタ」を購入しなければいけない状況になった。
 「Inspiron5150」を購入してから数ヶ月後に、「Dell 4100 MP」という「プロジェクタ」を買った。何だかやたらに出費が嵩む。
 「Dell 4100 MP」は「2200ANSIルーメン」という高輝度(明るさ)と優れた機能を満載したデル社の「ハイエンド・ビジネスプロジェクタ」だ。「Digital Light Processing」方式を採用し、高輝度と際立つコントラストを同時に実現するというマシンである。
 また、稼働音も静で、操作も簡単という使い勝手の非常にいいものだった。何よりも強力な投影能力で、どのような場所でも「見易く」し、その場の人によく「伝わる」プレゼンテーションが出来るというものだった。これは今でも重宝している。
 解像度は「リアルXGA(1024x768)」であり、コントラストは「2000:1」、ズームはマニュアルで1.2倍、2Wのスピーカが2つついている。その上、「リモコン」にはレーザポインタ・マウス機能までが付いているのである。
 携帯用の大きな硬質のケースも付属してきたが、これがまた、大変に重く、大きいものだった。重いだけあってすごく「頑丈」な造りで、1000Kgの荷重衝撃にも耐えうるようなものだった。
「Dell 4100 MP」本体の重量は約3.0 kgであるから、そのケースに容れて持ち運ぶと、その総重量は7.0 Kg近くにもなってしまうのだった。
 これもいい値段だった。配送料を入れると簡単に20数万円を越えてしまった。)

      ◇◇ モバイルPentium4-3.06GHz搭載ノート『Inspiron 5150』◇◇

(承前)
 …「一太郎」で書いた文章に「画像」を挿入する時に、しばしば「固まる」のだった。
 使われているCPUは「モバイルPentium4-3.06GHz」であるが、これはデスクトップ用のPentium4とは同列には扱えない。私は自作PCに「Pentium4」の「3.0GHz」「3.2GHz」「3.4GHz」のCPUを搭載して使用したことがあるが、それではこの「モバイルPentium4-3.06GHz」が普通の「Pentium4の3.0GHz」と同じ性能かというと、そうではないのである。
 それは、遙かに非力であったのだ。実質には、相対的に1.4GHz程度でしかなかったのだろう。
 メモリーもPC2700対応DDRSDRAMで1GBしか積んでいない。「自作デスクトップPC」にはPC3200の対応DDR SDRAMを4GB積んでいた。これ以上積めないので4GBだが、実際は3GBでしか作動していなかった。
 「自作デスクトップPC」では、「容量の不足のため上書き保存が出来ない」ということや画像取り込み時に「固まる」ことが全くなかったというわけではない。だが、その頻度は「Inspiron5150」を「9」とすれば「自作デスクトップPC」では「1」という割合であったのだ。
 次第に、「Inspiron5150」は「映像・投射のための補助手段」に過ぎないものになっていた。メモリーを1GB増やして2GBにしたが同じだった。
 「資料作り」や「写真編集」は「Inspiron 5150」ですることはなくなり、専ら「自作PC」でするようになり、それが、「より快適な自作マシン」への傾斜を強めていったのである。
 「Microsoft」が 64bit対応の「Windows XP Pro 64bit版」を発表し、Intelに先だってAMDが64bitOSに対応しているCPUを製造し、それに対応したマザーボードを各ベンダーが発売した時からますます顕著になっていったのである。ただ、そのためのCPUは高価だった。AMDの64bitOSに対応しているハイエンドCPU は10数万円もしたのである。
 とにかく、違った。32bitOSに比べると「速度」が全然違っていた。

 「自作デスクトップPC」で作った「ファイル」を「Inspiron5150」に移して、講義室や講演会会場で「映す」だけという、ただただ「単純なハード的な側面」という価値しか「Inspiron5150」は持っていないものになってしまっていたのである。
 何だか裏切られた気持ちになり、私の自尊心は深く傷ついていた。そして、この「用途の少なさを認める」と段々「Inspiron5150」に対する信頼がなくなってきた。
 そうなるとただただ4.0Kgという重さだけが気になってきた。もっと軽いものでもいいだろう。わざわざ「ノートパソコン」でなくてもいいだろうという気持ちに私はしばしば捕らわれるようになっていたのだ。
 もしも、私が自家用車を持っていて、「ノートPC」を、それで運んでいるならば「重さ」や「Inspiron5150」の利用価値やその頻度などについて、このように考えることは余りなかったであろう。それにしても、「4.0Kg」は重い。(明日に続く)