7月29日(金)妻と二人で愛車プリウスに乗って、東北自動車道の羽生パーキング(上り線)にある「鬼平江戸処」に行って来ました。
と言っても有料道路は原則として利用しない私たちは一般道から入ってのドライブです。
カーナビに「埼玉県羽生市弥勒1686」とセットすれば一般道からの利用者向けの駐車場に我が家から30分ほどで到着です。
車を止めたら来た道を少し戻ると一般道からの入口が見えてきました。
「ようこそ羽生パーキングエリア(上り線)鬼平江戸処へ」という看板のある門をくぐると、そこはもう情緒豊かな江戸世界、池波正太郎・「鬼平犯科帳」の物語世界です。
鬼平が闊歩した「弥勒寺界隈」です。
右側が大見世物、左側の自動販売機コーナーを”お熊婆の茶屋 笹や”に見立てています。
人形焼き、たい焼きの「文楽焼本舗」です。
江戸時代、芝居の町として栄えた人形町が発祥と言われ、江戸庶民が愛した文楽人形や七福神がかたどられた人形焼きです。
「文楽焼本舗」の横の入口から「鬼平江戸処」の中に入りました。
江戸一番の賑わい処「両国広小路の屋台の連なり」を再現した「みやげ処 屋台連」です。
『ちくま味噌』の大江戸甘みそや、『やげん堀中島商店』の七味唐辛子など、鬼平にちなんだ商品、地元のおみやげなど、多数取り揃えています。
「本所深川界隈」の下町の様子を再現したフードコートは早朝から大勢の人で賑わっています。
各店舗を順に見ていきましょう。
「鬼平犯科帳」に登場する、うさぎの吸い物が名物の小体な料理屋;「江戸めし 万七」です。
この店の吸い物や鍋は、平蔵の大好物でした。
のっぺい汁がおいしい、佐嶋与力ごひいきの店;「中華蕎麦 弁多津」です。
平蔵もうまいな……おぬしがひいきにするだけのことはあると誉めています。
「鬼平犯科帳」に登場する辻売りのうなぎ屋;「忠八」です。
そのうなぎは、本所深川の町人に親しまれ、評判の味だったと描かれています。
「否応なしに舌へ来る味覚のめっぽううまい店」と平蔵がひいきにしたそば屋;
「本所さなだや」です。
「鬼平犯科帳」で重要な舞台となっている軍鶏鍋屋;「五鉄」です。
日本橋人形町で1760年から続く老舗鶏料理店『玉ひで』がモデルといわれています。
明治初頭の瓦版で、江戸甘いもの屋番付の横綱に認定された1805年創業の老舗;
「船橋屋」です。
元祖くず餅の店として有名です。
妻がくず餅を買い込んだようです。
江戸一番の賑わいを見せた「両国広小路の屋台の連なり」を再現した;
「立ち食い処 屋台連」。
冷めてもおいしいと定評のある両国の老舗『鳥幸』の相撲焼鳥や神田明神前『天野屋』の明神甘酒など、老舗の味、江戸の味から、スイーツやコーヒーなど、美味しいものがズラリ。
「日本橋大通り」から「鬼平江戸処」を見てみましょう。
「鬼平犯科帳」作中で、盗賊に押し入られた日本橋の大店が並んでいます。
写真は日本橋・箱崎町二丁目の醤油酢問屋;「野田屋卯兵衛」です。
日本橋・難波町の薬種舗;「万屋治兵衛」です。
日本橋に現存する足袋問屋の老舗;「大野屋」です。
日本橋・本町の呉服問屋;「近江屋」です。
以上、我が家から車で30分ほどの場所にこんなにも面白い場所があるとは知りませんでした。
「鬼平犯科帳」を読んでみたい気分になりました。
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