若草物語

妻と二人で愛車プリウスに乗って、あちこち出かけ、デジカメで撮った写真が中心のブログです。

京都の町を歩くーその3-祇園界隈

2017年03月06日 | 旅行


2月21日(火)妻と二人で銀閣寺から南禅寺、知恩院と回った後、今回の旅行で最も京都らしい風情のある祇園にやってきました。

八坂神社の「西楼門」を左手に見て東大路通を南に歩きます。

西楼門は国の重要文化財に指定され、八坂神社そして東山の象徴として市民や観光客からも親しまれています。



八坂神社を過ぎてすぐに左へ折れ、細い道を東に進み、祇園閣を過ぎたあたりで右に曲がると「ねねの道」になります。

ちょうど昼過ぎになったので、妻がネットで調べた「花咲 萬治郎」という店で昼食です。

私は「麩麺点心」、妻は「花かんざし」という麩を中心とした京料理を注文しましたが、非常に満足のいくものでした。



「ねねの道」は高台寺の外壁に沿って御影石が敷かれた石畳の道で、歩きながら京都らしい風情と景色を堪能できます。

この地で余生を送った北政所ねね様が歩いた道で、人力車が走り、舞子さんが優雅に歩く道です。



ねねの道を南に歩くと右手に折れる小さな路地へ入る道があります。

これが「石塀小路(いしべこうじ)」です。

小路の両側には料亭や旅館、スナックが建ち並び、祇園の奥座敷として粋人に愛されてます。

祇園にある多くの路が昔の情緒を失っている中、石塀小路は伝統建築物保存地区に指定されており、昔の風情をしっかり 残してます。

一時期、お妾さんの家が多かった事から「お妾通り」なんて呼ばれていた事もあったようです。



石塀小路を出て「下河原通り」を南に下ります。

このあたりも如何にも祇園と言う感じの光景が続きます。



更に南に下って「八坂通」に突き当たり、左を見ると、テレビで何度も見た五重塔が現れました。

祇園のシンボル「八坂の塔」です。

写真は夢見坂から見た八坂の塔で、土産物屋や茶屋が並ぶ坂道から間近に塔を見上げることができ、人気の撮影スポットになっています。



八坂の塔のすぐ隣にあるのが女性に大人気の「八坂庚申堂」です。

八坂庚申堂で一際目につくのが、境内のいたるところにある「くくり猿」です。

カラフルな布地でつくられていて、とても鮮やかで可愛いです。

叶えてほしい願いをペンで書き込み、それを吊るすと願いが叶うと言われています。



次に行ったのが「安井金毘羅宮」、この神社で有名なのが、「縁切り縁結び碑」という巨石です。

碑には、「○○と縁を切りたい」などの願い事が書かれた「形代(かたしろ)」という札が一面にビッシリ貼られています。

切りたい縁・結びたい縁などの願い事を書いた「形代」を持って願い事を念じながら碑の表から裏へ穴をくぐり、悪縁を切ります。

次に裏から表へくぐって良縁を結びます、最後に「形代」を碑に貼り、縁切り・縁結び完了ということだそうです。



都おどりで有名な祇園甲部歌舞練場の東側、崇徳天皇御廟のある御陵前通を北に上がると、右手には「藤とく」などの伝統あるお茶屋さんが並んでいます。

「藤とく」の御母さんは、生粋の京都祇園町育ちで、人気の舞妓さんであったそうです。

青柳小路から花見小路通りを見て歩き、四条通に出て、四条河原町からバスで京都駅に到着。

京都駅発15時36分の新幹線に乗り込み帰路に就きました。



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