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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

あきらめていかなければなりません

2021年08月25日 23時40分12秒 | 日記
旅の思い出写真-アルプス登山電車
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/dd38a89dd1c018b3a99031edc6240584

 山歩きをしていた時期がありました。3-4年ほどでしょうか、同世代、あるいは少し下ぐらいの人たちがいるグループに参加していました。仲間同士で結婚した時にはみんなでお祝いの会を開きました。みんなの子育てが終わったらまた一緒に山歩きをしたいとずっと思ってきました。その日のために底がはがれた山歩き用の靴を持ち続けてきました。鎌倉の天園ハイキングコースを一人で歩いたこともあります。またいつか歩きたいと思い続けてきました。またいつか、またいつかとずっと思ってきました。2か月前までそのいつかはまた訪れると疑ったことはありませんでした。山歩きも股関節の軟骨をすり減らしてしまったし、またいつかが訪れることはもうないのだとわかりました。カモシカスポーツで買った山歩き用の靴、無用なので捨てなければなりません。もうできないことはあきらめていかなければなりませんが納得できるまでには時間が必要です。山歩きはできないけれど、雪の日には役に立つからもうしばらくこのままにしておこうとか未練がましいです。

 歳をとっていくということは股関節症でなくても、できなくなることを受け入れあきらめていかなければならないということなのでしょうか。そこまで生きるのはつらいですが、キキちゃんが一番大きな羽根を背負う姿をみるまでは、清史郎君が帝国劇場に戻ってくる姿をみるまでは死ぬわけにはいかない。その気持ちで信頼できる整形外科医と理学療法士を求めていくか、その気力が湧いてくるか。週に一回のリハビリは暑さと翌日の辛さに挫折してしまいました。生まれつき足悪くって治療が必要だということを面接で言ってはいけない苦しさに耐えられない。また明日考えましょう。

 つまらないひとりごとでした。




日比谷シャンテステージ衣装展-宙組

2021年08月25日 14時46分12秒 | 宝塚
2021年8月24日(火)の日比谷シャンテより、

『アナスタシア』フィナーレの衣装。色もデザインも素敵。












『ホテル スヴィッツラ ハウス』



このスーツの襟元をじゅんはなちゃんが直したのかと。



『カサブランカ』のイングリッド・バーグマンを彷彿とさせる白い衣装、素敵です。







『アナスタシア』フィナーレの小道具、
通称「シャンシャン」、正式名称「大詰持物(おおづめもちもの)」。

毎回こうしてスタッフさんたちが細部まで丁寧に手作りしているんですね。





舞台はたくさんの人の、目には見えない力に支えられ出来上がっています。
幕が上がらないとこうして支えてくれているスタッフの方々もごはんを食べていくことができません。
無事に上演が続いていきますように・・・。





宙組『シャーロック・ホームズ』『デリシュー』-東京宝塚劇場8月24日

2021年08月25日 01時34分48秒 | 宝塚
宙組『シャーロック・ホームズ』『デリシュー』-東京宝塚劇場公演が待ちきれない
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/c966eeee8ec76ac68c2cb8c9a0034577

2021年8月24日(火)13時30分~、無事に観劇してきました。しばし現実を忘れて楽しいひとときでした。ショーのフィナーレが近づいてくると現実がまた胸の中で押し寄せてきてたまらなくなりましたが今日だけはこのまま忘れることにしましょう。芝居、ショー共にオーケストラの音色がとってもパワフルで楽しかったです。こんな時こそ必要な時間。こういう時間がないとこわれてしまいます。うがい、手洗い、アルコール消毒と共に心から楽しいと思える時間、笑う時間がひとときでも必要。

 東京宝塚劇場内のキャトルレーヴ。束の間、現実を忘れて夢の世界。スマホの画面に貼りました。





 フィナーレでエトワールの春乃さくらちゃんが歌いながらおりてきたのと同時ぐらい?に気がついたら客席からみて左隣の最下列にいた?生徒さんが大階段の上から下まできれいに転げ落ちてびっくりしました。思わず「あーっ!」と声をあげてしまったのは私だけではなかったような気がします。袖にはけていきましたが人数が欠けているようにはみえなかったので、最後はまた舞台に出てきていたのかな。怪我をしていなければいいですが心配です。のちにトップスターになった方々も下級生の頃大階段から落ちそうになったとか落ちたというエピソード話されているのをきいたことがありますが、あるんですねこういうことが。ドンマイ!ドンマイ!



『シャーロック・ホームズ』、

 盆踊りとせり上がりの舞台機構を存分に使いきった歯切れのいい舞台転換、ガス灯がともる中に鎖を赤く浮かび上がらせた舞台装置、切り裂きジャックに怯えるロンドンを群舞のダンスで表現して組子全員をうまく使い、オーケストラボックスはほぼノンストップの力強い演奏。配信ではわからなかった舞台全体をみると楽しい仕上がりでした。ホームズがアイリーンを伴ってヨーロッパへの旅に出ようとすると駅員の制服を着たモリアーティとすれ違い、ホームズがはっと気づくラストシーン、素敵でした。ライブ配信の時には、ポーロックがモリアーティの動きを探るために送り込まれた国家公務員だと中詰めあたりで客席にわかってしまう展開に違和感を感じましたが、劇場で舞台全体をみると物語の流れとしてすんなりと入りました。アドラーが潜水艦の設計図をホームズに渡してしまったことを、モリアーティよりも先に客席は知ることになる展開も、物語の種明かしそのものがテーマではなく種明かしされていく様が主題だと思うので、客席も巻き込んだ分かりやすい展開は面白いと感じました。テレビドラマではないので難解になりすぎては客席がついていけないので舞台作品としての物語。

 退屈ホームズさん、退屈だあ、退屈だあ、退屈だあとソファーで体を伸ばしながらいったあと、立ち上げるとナイフで飾り棚の上の新聞?をぶっさし、ピストルで壁を撃つ真似、何をやっているの~?とハドソン夫人が入ってくるとハドソン夫人に向かってピストルを撃つ真似、ハドソン夫人ほっぺたぷくっが可愛いの極みでした。ポンコツ頭での記憶なので曖昧ですがこんな感じだったかな。

 ホームズの部屋のベイカーストリート・イレギュラーズ、下級生娘役ちゃんたちが扮する少年たちは後ろのソファーでいろいろなことをやっていて、オペラグラスで追っているとめちゃかわでした。毎回違うことをやっているのかな。左端の少年が座っていると立っていた少年にかわっってくれって言われた?それぞれ工夫しているんでしょうね。可愛いが渋滞していました。

 ホームズとモリアーティは互いに引き合っていますね。女性が演じる男同士のライヘンバッハの滝での対決シーン、『天は赤い河のほとり』の銀橋での素手による殺陣シーンを思い出します。なんともたまりませんでした。鎖でつながれた二人が滝壺においていくところも宝塚でしか味わうことのできないものがあり、それをうまく言語化することはできませんが黒子のスタッフさん3人、ちらっと視界に入りましたがそれほど気になることもなく素敵ないシーンでした。

 ライブ配信ではわからなかった音楽、舞台装置、照明、オーケストラの演奏、ダンス、芝居のまるごと全体を味わうことができた楽しい観劇でした。これはまるごとみるといっそう楽しい作品。モリアーティの狂気に満ちた少年の表情、メシアになるって天を仰ぐところ、劇場でみるとたまりませんでした。



 楽しい!の一言に尽きる作品。ずんちゃんを筆頭に組子ほぼ全員?が足をあげていたカンカンの場面圧巻、じゅんはなちゃんのスーパーカンカンも素晴らしかった、マカロンタワーに乗って登場するロケットも健在で圧巻、真ん中は男役さんたちだったと思いますがオラオラの笑顔、キャンディーケーンのららちゃん率いる娘役さんたち可愛いし、ららちゃん峰里ちゃん可愛いし、キキららも可愛いし、パリジャンの場面はずんちゃんのネクタイが銀橋でずれちゃって、直してってそらくんにアピールしたけどそらくんわからず?ずんちゃんのあごを手のひらに乗せて遊んでいて?そらくん自分で直していました。ずんちゃんレザンはショーカットの金髪、よくお似合いでした。キキトワネットちゃん、低音から高音まで響かせて客席拍手、退屈しのぎの場面、ぶどうを口いっぱいにもぐもぐさせたり、アドリブも入っていたと思いますが記憶しきれず、男役さん扮する貴婦人たち見切れず、フェルゼンがフルーツの盛り合わせをもって、お待たせしました~と登場してからのまかキキツーショット、キキトワネットちゃんの表情が嬉しそうすぎました。ダルマになってからのツーショットも楽しすぎてあっという間に終わりました。男役同士の燕尾服デュエットダンスは誰と誰が踊っているのか見切れず、とにかく目が足りなさ過ぎました。10回ぐらいみないと足りないですね。息継ぎ場面がなくひっきりなしなのでオケも大変だと思いますが盛り上がるので演奏のしがいもあるでしょうか。芝居に続いてパワフルな音色でした。

 マカロンペンライトを持って踊る場面、ペンライトは買いませんでしたが銀橋から真風さんを筆頭にみなさん二階席後ろまで一緒にやってくださいね、楽しんでいるかなという表情でみてくれていたので、楽しんでますよと伝えたくて一人観劇のおばさんも小さくですが一緒に踊りました。楽しいひとときでした。みんなでマカロンペンライトもって「Cest Delicieux!」って踊ったら世界平和。

「雨が降らなければ虹は出ない

 振り止まぬ雨はきっと
 虹色の未来への前奏曲(プレリュード)
 さあ大宙(おおぞら)に虹を架けよう」

 野口先生の今を生きるわたしたちへのメッセージ、真風さんの歌声が沁みました。

 チョコレートケーキのハット、シャーベット、クレープ伯爵のマントの焦げ目などなど、美味しそうな小道具や衣装も細かくよくできていて、舞台装置は大掛かりで惜しみなく宝塚らしさ満載の贅沢な舞台でした。

 とにかく楽しかった! 

















お隣の日生劇場、舞台の安全祈願のつもりで行ってみました。
昨年は中止せざるを得なかった夏休みの子供たちのための企画、今年は開催できているようです。
『ニュージーズ』も無事に上演できますように・・・。







やや久しぶりの有楽町駅、ホームから1000Days劇場の赤い屋根がみえました。なつかしいことしきり。
新幹線は乗車率低いと思いますが今日も走りぬけていきました。
満員の日が戻りますように・・・。


日比谷が待ってくれている

2021年08月24日 08時45分42秒 | 日記
一日、無事に過ごすことができますように・・・。


ミュージカル『王家の紋章』-2021年8月14日観劇(2)

2021年08月23日 23時06分03秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『王家の紋章』-2021年8月14日観劇
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5b59c4299c46223f536fd8cd6fb1b4a1

 明治座の『エニシング・ゴーズ』、千穐楽まで公演中止のお知らせに涙が出てしまいました。キャストのみなさま、どうか謝らないでください。いつかリベンジしてほしいです。この閉塞感におおわれる中で元気を貰えた人たくさんいると思います。この状況下、何を信じればいいのかさっぱりわからないし、希望がないし、気持ちは落ちるばかり。気をとりなおして少し楽しかったことも書きましょう。



 2021年8月14日(土)18時~、帝国劇場『王家の紋章』、原作を全く知らないで観劇しましたが、各キャラクターの細かいところまではわからなくても物語の展開はわかるようになっていました。同じく、古代エジプトとヒッタイト帝国との闘いが描かれた『天は赤い河のほとり』は紀元前14世紀、鉄が登場する『王家の紋章』は少し時代が新しいということでいいのかな。遥か昔の物語だから想像の翼は自由に羽ばたきますね。

 宝塚ファンとしてはまあ様(朝夏まなとさん)アイシスとあーちゃん(綺咲愛里さん)ミタムンの共演にどうしても目がいってしまいました。ミタムンがナイフを突き出してアイシスに戦いを挑んだところ、勝てるはずもないミタムンが油の入った壺にあたってしまい、倒れた壺から流れた油をかぶってしまったあとのアイシスの、これでお前を焼き殺せるみたいなことを言った時こわかった。異母弟をいつか結婚できるものと愛してきたのに邪魔をする奴は許せないという情念、エジプトを守り続けてきたこのわたしにお前が勝てるものかといった誇り、いろいろな想いと強さがこもっているように感じました。男役をやってきた人の強さもあるのかも、こわいけどかっこいいまあ様アイシスでした。あーちゃんミタムン、浦井くんメンフィスの戴冠式に招かれて、メンフィスを自分のものにしてみせると自信たっぷりのあざとい表情があーちゃんよと思いました。2幕は焼き殺されたメイクでなんどかダンスシーンに登場、メラメラと怨念が燃え上がっているような表現力に、願わくば大貫勇輔さんイズミルとのダンスがみたかったと思ってしまいます。

 エジプトの女官長@出雲綾さんとあーちゃん、まあ様との共演になんとも感慨深いものもありました。出雲綾さん、星組から宙組創設メンバーに選ばれました。わたしがリアルタイムで観劇していたのはここまで、宝塚を離れていた間に専科を経て月組組長をつとめて退団されていました。4月のエリザガラコンで20年ぶりぐらいに拝見しましたが歌うま健在。『王家の紋章』でも安心と貫録の歌声でした。女官長役お似合いでした。あーちゃん、まあ様と同じ舞台に立っているのは、ものすごく懐かしい人が新しい友達と仲良くなった場面に行き合わせたような感覚でした。

 メンフィス、キャロル、ルカ、ウナスのことも書きたいですが時間切れとなってきたのでまた後日。


  坂口湧久くんのセチ、ダンスもお芝居も素晴らしかった。千穐楽まであと6公演、無事にたどり着けることを祈っています。 

https://www.instagram.com/waku_sk117/












2021年4月14日(水)の帝国劇場











本当にこれでいいのかわからない

2021年08月23日 15時41分48秒 | 日記
 明後日の夕方また理学療法士によるリハビリですがもうやめようかなという気持ちが押し寄せてきています。最初週二回ペースで痛みが緩和してきてきてよくなったように思えましたが、一か月で担当が替わってしまい、週一回ペースで言うこともやり方も違うので本当にこれでいいのかわかりません。わたしが重い荷物を持って外に出るからいけないのかもしれませんが痛みと痺れがまた強くなってきているように感じます。こんな時に足腰が思うように動かない。こんな時に無職、マスゴミがあおる集団ヒステリー、行き当たりばったりで先の展望が全くない緊急事態宣言の延長と自粛要請、さらには企業への休業要請を出して働かないと食っていけない現役世代の経済活動をとめようというのか。不安と絶望と痛みで眠剤半錠で足りず明るくなっても眠れません。もうフルタイムで働くことはできそうにありません。一昔前ならもう少し、もう少し辛抱すれば年金受給開始という年齢なのに遠い。63歳から受給したら家賃5か月分相当ぐらい?65歳から受給したら家賃一年分相当+水道光熱費ぐらい?70歳から受給したらようやくぎりぎり人間らしい生活ができる? これは今年1月時点での見込み、これからさらに減っていくことは必須。厚労省はなんだかんだとできるだけ支給したくないのがミエミエ。社会保険料も税金もどっさり払ってきたのにこんなん?メンタルがもたないです。自分から死ぬことはできませんが生きていることをやめたくなります。相談員さんはあなただからやれることがあるはずだと励ましてくれますが生まれつき足が悪くて手術を告知されたけれど手術はもっと年をとった時まだこの世にいてどうしても必要だったらで今は治療しながら働きたい、働かないと生活できないと言ってはいけないなら、言えない苦しさは永久に続いていきます。出口はみえません。

 今夜は眠剤一錠のんで早めに休まなければと思いますが眠れないかもしれません。眠れなかったら東京宝塚劇場へ行くことができません。劇団のHPにアクセスしてチケットの払い戻し方法を確認してしまいました。不安神経症に打ち勝ち、朝から出かけて午前中の相談窓口を終わらせて電車で日比谷に行き、オペラグラスを荷物に入れて2階席まで辿り着けるのか。今まで考えたことがなかった壁。はじめて事前に座席表も確認してしまいました。

 股関節症の当事者の会というのをググってみてみました。信頼できる主治医、理学療法士と出会うのは難しそうですね。人口股関節へとおきかえる手術をすれば感染症の懸念、体が慣れるまでの時間とリハビリ、いずれにしても生きているかぎり厳しい道。他の病院をあたってみたいとも思いますが総合病院の初診は紹介状が必要。最初に広告がどんと表示されるところは信用していいのかわからないし、自分が動ける範囲もあります。難しいですね。信頼できる医者と理学療法士を求めて東京まで行った方がいいのか。結局は人間なんだと思います。それぞれ人生がある、それぞれ事情がある、それぞれ生活がある。そんなのいちいち全部きいてられんのかもしれませんがこっちは人生がかかっている、痛みがあることで困っている状況にどれだけ寄り添ってくれるか。幼少期のことが自分のおぼろげな記憶だけで10代の頃父親からギブスして通院していたというのは、わたしが赤ちゃんの頃の思い出話としてだけ。骨が減っていくとか、いつか手術が必要になるということなんか聞かされなかったし自分も知っておかなければという認識は全くなかったのでもはや知るすべはありません。今までがんばって歩いてきたことが、旅先でがんがん歩いたことが、訪問でがんがん歩いたことが、街を彷徨ったことが、田舎生活で自転車に乗らざるを得なかったことが全部足の骨を少しずつすり減らせていたとは・・・。

 神様がいるのならばですが、まだ苦労が足りない、試練を与えるから乗り越えろということですか。もっともっと苦しみなさいということですか。20代の頃は愚かで振り返ればいろいろなことから逃げていました、その後も逃げていたのかもしれませんがこれではいけないとがんばって生きてきたつもりです。でも選択肢がいちいち間違っていましたかね。でも戻ることはできません。ここまで生きてきました。弟に叱責されたとおり自分がバカだから、全部自分が悪いからこうなっているのでしょうが、こんなに先が見えない状況の中で気力がわきません。希望をもう掴んでいるとかいわれても無理です。社会から必要とされていない、誰にも必要とされていない、どこに行けば希望があるのか誰かおしてほしい、ここには希望があるとおしえてほしい。



 初日のキキトワネットちゃん、ワッカドレスからダルマになるので手間取って従者たちが羽根わさわさ、客席はハラハラしながら大爆笑、オケピットは待ってくれて、登場した満開の億点満点の笑顔だったとか、でこったマカロンペンライトをふりふりする生田先生と野口先生の姿が目撃されたとか、みんなまかキキ大好き、キキトワネットちゃん大好き、生田先生と野口先生大好き、ずんちゃんそらくんららちゃんの振付講座みて予習。ペンライト買わなくてもきっと楽しい。ひととき現実を忘れられる。博多座のレミゼも中止で公演が続くことに不安がありますが続いてほしい、覚悟をもって命がけでやっていると思うのでやらせてあげたい。こんな閉塞感におおわれているときこそ必要な時間、非不要非不急。笑ったら心のエネルギーが戻ってくるでしょうか。日払いアルバイトの登録しなければ・・・。




2008年『フェルメール展』より-「絵画芸術」(2)

2021年08月22日 16時01分27秒 | 美術館めぐり
2008年『フェルメール展』より-「絵画芸術」(1)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/f2ad501910ac6a4107c16d85d5cfae57

ヨハネス・フェルメール《絵画芸術》
1666-1668年頃 
ウィーン、美術館史美術館、油彩、カンヴァス
120× 100㎝

(公式カタログより)

「われわれの前に座っているのは、切れ目の入った黒い胴着とベレー帽という出で立ちの画家である。後姿でとらえられた彼は、腕木を支えにしつつイーゼル上のキャンヴァスに向かい、仕事をする。モデルは、頭に月桂樹の冠をかぶり、青い衣をつけ、大きな書物とトランペットを持ち、部屋の奥に立つ。この愛らしい魅力的な人物は、わずかに微笑み、フェルメールの他のモデルと同様、下向きの眼差しをやや半開きにする。冠の下からは彼女のブロンドの巻き毛が下がる。すぐ手前の、大きなタペストリーが脇に引き寄せられた左前景には、椅子とその向こう側のテーブルが見える。布が架かったそのテーブルの上には、大きな書物、開かれたノート、紙片、液体の小瓶、白石膏のマスクが載っている。美しい色合いの、質感豊かに描かれたタペストリーは、光源-明らかに左側の壁に背の高い窓がある-を隠す役割を担うとともに、空間の深窓感を大きく高める。フェルメール絵画のほかでも見られるように、椅子はまたルプソワール(引き立て役)としても機能し、あたかも、鑑賞者をアトリエを訪れた好事家代表として招き入れ、座って、肩越しに画家が制作する様を注意深く眺めるよう促しているかのようだ。遠近法の消失点は、フェルメールが消失点を引くのに用いたピンの穴として今も確認できるが、ちょうど女性の右手と背後の壁にかかった地図の黒い軸の先の真下にある。つまり、前景の椅子に腰掛けた者のほぼ視線の高さに位置する。ネーデルランド17州の大きな見事な地図は、1638年にクラース・ヤンスゾーン・フィッセルによって初版が刷られたもので、彼のラテン名「Nicolaum Piscatorum」をフェルメールははっきりと地図の右上端に沿って記入している。床はダイヤモンド形の白と黒の大理石タイルで装飾され、大きく精巧なつくりの真鍮のシャンデリアが天井のはりから下がる。じっくりと練り上げられたこの壮麗なアトリエは、フェルメール自身の狭苦しい上階の仕事場とは縁もゆかりもない。財産目録から判断する限り、彼の仕事場にはイーゼル2台、パレット、カンヴァス、板、象牙の取っ手の付いた腕枕、机、枝編みの椅子、銅製の湯たんぽ、スペイン製の椅子2脚、大型本とその他25冊の書籍、キューピッドを描いた絵画-間違いなくフェルメール自身の何点かの作品に描きこまれた絵画である-など、実用的で質素な家具しかなかった。本作品に描かれているのは、明らかに現実のアトリエでもなければ、現実のアトリエでの製作法でもない。たとえば、画家はまさにモデルの頭部の月桂冠の冠を描きつつあるようだが、モデルは重い物を手に、じっと直立姿勢を保つ必要などさらさらなかったであろう。

 チェーザレ・リーバが『イコノロギア』と題された16世紀の有名な寓意画像集で記述しているように、この画家のモデルは歴史の女神クリオに扮装している。クリオは、リーバによれば、書物とトランペットを携える。フェルメール時代の同時代人であるサミュエル・ファン・ホーホストラーテンが書き、多くの読者を得た美術理論書『絵画の高等流入門』(1678年)でも、そのような姿で描写されている。ファン・ヘルデンその他の研究者は、本作品に複雑な寓意を読み取ってきたが、手掛かりは、テーブル上の大きな書物やマスクなどの細部に求められた。それらは、クリオの姉妹たち、すなわちボリュムニアとエウテルベの書物、タレイアのマスクをほのめかすというのである。「歴史」という概念は「hisitoria」という言葉に由来し、15世紀の偉大な画家であり理論家であったレオン・バッティスタ・アルベルティはそれをなお元来の意味、すなわち単に「主題」という意味において理解していたようだ。しかし17世紀には、その言葉は、歴史、聖書、神話あるいは寓意の場面の描写をも意味するようになった。だからこそ、本作品の画家は歴史の女神がいる歴史画[物語画]を描いているのである。文献によると、クリオの月桂冠は名誉、栄光及び永遠の生を意味し、トランペットは名声を告げ知らす。また彼女が抱える大きな書物はツキディデスの書であろうが、歴史を象徴する。フルテンとファン・ヘルデルに従い、多くの研究者がフェルメールの絵画は歴史にインスピレーションを与えられた画家という寓意的図像だと解釈し、その考えを、フェルメールの時代には歴史画[物語画]が絵画の頂点と見なされていたという事実と関連づけた。」

                                         →続く







心配です

2021年08月21日 16時07分19秒 | ミュージカル・舞台・映画
「古川雄大 The Greatest Concert vol.1 -collection of musicals-」公演中止のお知らせ
https://www.ken-on.co.jp/thegreatestconcert1/#info01


チケットを入手していたわけではないのですが、びっくりしました。

心配です。

舞台に、テレビドラマにと忙しい日が続いていたと思います。

今はゆっくり休んでください。

また舞台で会えますように・・・。


2008年『フェルメール展』より-「絵画芸術」(1)

2021年08月21日 00時19分19秒 | 美術館めぐり
ヨハネス・フェルメール《絵画芸術》
1666-1668年頃 
ウィーン、美術館史美術館、油彩、カンヴァス
120× 100㎝

(公式カタログより)

「《絵画芸術》は多くの点においてフェルメールの画業の頂点に位置し、最も重要にして興味深い絵画である。フェルメールの明晰な芸術において多大な賞賛を集める要素がすべて組み込まれている。たとえば、注意深く遠近法的に構成された室内、穏やかな光が染みわたり、豊かな表現力に満ちたその空間、実にたくさんの細部、思慮不覚配置された色彩、落ち着いた静けさのなかにいる人物、しかもそのどれもが永続する瞬間のうちにとらえらている。その上、この作品は、彼の他の作品に比べ、ずっと多くの意味を帯びている。単にサイズという点で行っても、1656年の《取り持ち女》以来、最も大きい。この作品はまた、作者自身にとっても非常に重要なものであった。1666-1668年頃に制作した当時から1675年に没するまで、ずっと自ら所有し続けていたと思われるからである。家族は、彼の死後、経済的な苦境に見舞われたが、未亡人のカタリーナ・ボルネスはできる限りこの絵画を売らずに過ごした。1676年2月24日には、債権者の手に渡らぬように、この絵画の所有権を母親のマーリア・ティンスに移譲したほどだ。その際に作成された記録は、この絵画のタイトルを教えてくれてもいる。おそらくフェルメール自身にさかのぼるであろう。そのタイトルは、近代になってしばしば呼ばれてきたように《画家のアトリエ》ではない。2度にわたって言及されているところでは、「『絵画芸術』があらわされた絵画・・・」となっているのである。それは、17世紀の風俗画に付けられる通例の、さしさわりのない、記述的なタイトルではない。再現された場面よりも、むしろ絵画の意味に焦点を当てている。」

                                          →続く

もう少し体が待ってくれるとよかったですが・・・

2021年08月20日 17時11分12秒 | 日記
 昨日夕方2件目からの不採用通知が届きました、1件目からも今日の15時過ぎに不採用通知が郵便受けに入っていることでしょう。どうしても自分を否定されたように感じてしまうと同時に辞退の連絡せずにすんだとほっとしているところもあります。

 一昨日一週間に一度の理学療法士によるリハビリ、昨日はものすごく足腰の疲れを感じました。リハビリ当日はそれほどでもないのに翌日体全体がものすごくつらくなります。時間の猶予がないからと週2日のペースだったのが十分な説明なしに週1日となり、担当が替わったことも含めてリスクがわかりませんが、通い始めて急激によくなったことによる反動もあるのかもしれません。リハビリを開始してから今後の見通しがたてられるまでに若い人でも2か月はかかるということでした。わたしなら3か月はかかることになり、週5日フルタイムで勤めながら週1日リハビリに通い続けることはとうてい無理だとわかりました。股関節症のほとんどは女性で隔世遺伝であることが多いそうです。母方のおばあちゃんは20年以上前に94歳に亡くなり、おばあちゃんの姉妹兄弟に股関節症の人がいたのかどうか、父も母もいないし、まだいたとしても病気なわけでもはやわたしにはわかりません。生まれた時からか歩き始めた時からか、少しずつすり減って1.5㎝から2㎝短くなっている右足の骨が戻ることはありません。人口股関節におきかえる手術のみですが手術してまで生きたいとは思わない。麻酔から目が覚めなかった時の連絡先も生活保障もなにもないので無理な話。右足をかばって体全体を支えようとがんばっているため上半身も常に緊張しているので、肩こりも一段とひどいのだということを自覚。体がフラフラしている感じがあります。外で靴を履き時は中敷きを入れていますが、裸足だとバランス悪くって先日広いお風呂に久々入りたいと出かけたスパでフラフラなりました。足が悪くなくても年齢的にガタがくる年頃ですが、今までみたいに気持ちだけで引っぱって無理をすることはもうできないことを感じています。


 自分を食わせていくために、引き続き己に鞭打ち、𠮟咤激励して無理をしようとしていました。週に21時間以上稼働すれば給料が少なかろうがどうだろうが、年金だけで給料2日分相当ばっさり天引きされてしまいます。手取りがみるみる少なすぎる。だから週4日の〇を消して、週5日にしましたが無理でした。相談員さんから言われたように、ないよりはマシでしょを目指せばよかったです。3週間ほど無駄にしてしまいました。資格と経験から、事務補助ですがいいですか?仕事を頼みづらいですがいいですか?どうして?ってきかれて、相談員さんにアドバイスされた通りには答えることができませんでした。本当は訪問やカンファレンスに出る仕事をして経験を積み上げていきたいけれど、実は生まれつき足悪くって手術を告知されたけどフルタイムで働かないとお給料足りないので今は経験でやれるこの仕事をしたいですとは言えなかった苦しさ、心の中で涙が出そうでした。足のことがなければというもどかしさ、悔しさ。自分の人生がこうして止まることになるなど2か月前まで考えたことがありませんでした。

 これまで社会保険料も税金もいっぱい払ってきました。人と比べると多いのか少ないのか知りませんが返してくれるなら何年か生き延びられます。もう勘弁してほしいですが、どっさり天引きから解放されるまでまだあります。それまで体が待ってくれるとよかったですが待ってくれませんでした。年金とられるちゃうのから解放されたら、ささやかな自分の積み立てが返ってもくるから少し気持ちにも余裕が持てます。その時まだ体力と気力があるならば、可能性は広がると信じています。そのために今はないよりはマシでしょの週3日か週4日で資格を生かせる仕事を探していこうと気持ちを持ち直すまでには時間が少し必要。


 明日から東京宝塚劇場で宙組公演が始まります。マカロンペンライトはお値段的に買えないですが振付をおぼえて一緒に楽しもう。大劇場千穐楽のライブ配信みるとプロローグ以外も一緒に楽しめる場面が多かったので盛り上がるだろうと思います。まかキキの「退屈~」アドリブ対決、キキトワネットちゃんの輪っかドレスからダルマへの変身。劇場でみたら何倍も楽しいだろうと思います。チケットとれた分は劇場で一緒に楽しもう、笑おう。

ペンライト/宙組『シャーロック・ホームズ―The Game Is Afoot!―』『Delicieux(デリシュー)!―甘美なる巴里―』
https://shop.tca-pictures.net/tcaonlineshop/shop/goods/index.html?ggcd=0402120000012



 毎日のニュースに不安と心配ばかりで生きる気力さえ削がれるような心境になってしまうのはわたしだけではないのでしょうね。日本の中枢がまともに機能していない。東日本大震災のあと政治腐敗が言われましたが状況はさらに悪化しています。団塊の世代が後期高齢者になっていくのにどうなるのでしょう。それでも年金受給者の得票率が高いので年金制度をなくすことはないだろうとか。受給見込み額は毎年万円単位で減ってきていてまだまだ減ると思いますけどね。保身に走っている人たちは自分たちさえよければいいのだから自分たちがいなくなったあとのことなんかどうでもいいのでしょうね。権力を手にすると人はそうなる。そんな人たちを大会社でうんざりするほどみました。

 平常時であれば900グラムで生まれた赤ちゃんが保育器の中で大切に育てられ、時間をかけて平均体重になっていけるほどに医療技術は進んできているのに見殺しにするとはあまりにもひどい。子供や若い命をもっと大切にしてほしい。選挙権ないから関心ないのか、オリンピックやったのに修学旅行は中止させるとかあまりにも子供たちがかわいそうすぎます。ひどい、ほんとにひどい。テレワーク7割って、社会はテレワークだけでは回らないし、業務用のパソコン一台セットアップしてネットワーク環境を整えるまでどれほど大変なことか全くわかっていなさそう。一度自分たちでやってみるべきですよ。これでは若い人たちが希望もてないでしょうね。どうなっていくんでしょうか。みんな生活があるんですよ・・・。


一週間ほど前の空と海と花たち。