たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『王家の紋章』-2021年8月14日観劇(2)

2021年08月23日 23時06分03秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『王家の紋章』-2021年8月14日観劇
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/5b59c4299c46223f536fd8cd6fb1b4a1

 明治座の『エニシング・ゴーズ』、千穐楽まで公演中止のお知らせに涙が出てしまいました。キャストのみなさま、どうか謝らないでください。いつかリベンジしてほしいです。この閉塞感におおわれる中で元気を貰えた人たくさんいると思います。この状況下、何を信じればいいのかさっぱりわからないし、希望がないし、気持ちは落ちるばかり。気をとりなおして少し楽しかったことも書きましょう。



 2021年8月14日(土)18時~、帝国劇場『王家の紋章』、原作を全く知らないで観劇しましたが、各キャラクターの細かいところまではわからなくても物語の展開はわかるようになっていました。同じく、古代エジプトとヒッタイト帝国との闘いが描かれた『天は赤い河のほとり』は紀元前14世紀、鉄が登場する『王家の紋章』は少し時代が新しいということでいいのかな。遥か昔の物語だから想像の翼は自由に羽ばたきますね。

 宝塚ファンとしてはまあ様(朝夏まなとさん)アイシスとあーちゃん(綺咲愛里さん)ミタムンの共演にどうしても目がいってしまいました。ミタムンがナイフを突き出してアイシスに戦いを挑んだところ、勝てるはずもないミタムンが油の入った壺にあたってしまい、倒れた壺から流れた油をかぶってしまったあとのアイシスの、これでお前を焼き殺せるみたいなことを言った時こわかった。異母弟をいつか結婚できるものと愛してきたのに邪魔をする奴は許せないという情念、エジプトを守り続けてきたこのわたしにお前が勝てるものかといった誇り、いろいろな想いと強さがこもっているように感じました。男役をやってきた人の強さもあるのかも、こわいけどかっこいいまあ様アイシスでした。あーちゃんミタムン、浦井くんメンフィスの戴冠式に招かれて、メンフィスを自分のものにしてみせると自信たっぷりのあざとい表情があーちゃんよと思いました。2幕は焼き殺されたメイクでなんどかダンスシーンに登場、メラメラと怨念が燃え上がっているような表現力に、願わくば大貫勇輔さんイズミルとのダンスがみたかったと思ってしまいます。

 エジプトの女官長@出雲綾さんとあーちゃん、まあ様との共演になんとも感慨深いものもありました。出雲綾さん、星組から宙組創設メンバーに選ばれました。わたしがリアルタイムで観劇していたのはここまで、宝塚を離れていた間に専科を経て月組組長をつとめて退団されていました。4月のエリザガラコンで20年ぶりぐらいに拝見しましたが歌うま健在。『王家の紋章』でも安心と貫録の歌声でした。女官長役お似合いでした。あーちゃん、まあ様と同じ舞台に立っているのは、ものすごく懐かしい人が新しい友達と仲良くなった場面に行き合わせたような感覚でした。

 メンフィス、キャロル、ルカ、ウナスのことも書きたいですが時間切れとなってきたのでまた後日。


  坂口湧久くんのセチ、ダンスもお芝居も素晴らしかった。千穐楽まであと6公演、無事にたどり着けることを祈っています。 

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2021年4月14日(水)の帝国劇場











本当にこれでいいのかわからない

2021年08月23日 15時41分48秒 | 日記
 明後日の夕方また理学療法士によるリハビリですがもうやめようかなという気持ちが押し寄せてきています。最初週二回ペースで痛みが緩和してきてきてよくなったように思えましたが、一か月で担当が替わってしまい、週一回ペースで言うこともやり方も違うので本当にこれでいいのかわかりません。わたしが重い荷物を持って外に出るからいけないのかもしれませんが痛みと痺れがまた強くなってきているように感じます。こんな時に足腰が思うように動かない。こんな時に無職、マスゴミがあおる集団ヒステリー、行き当たりばったりで先の展望が全くない緊急事態宣言の延長と自粛要請、さらには企業への休業要請を出して働かないと食っていけない現役世代の経済活動をとめようというのか。不安と絶望と痛みで眠剤半錠で足りず明るくなっても眠れません。もうフルタイムで働くことはできそうにありません。一昔前ならもう少し、もう少し辛抱すれば年金受給開始という年齢なのに遠い。63歳から受給したら家賃5か月分相当ぐらい?65歳から受給したら家賃一年分相当+水道光熱費ぐらい?70歳から受給したらようやくぎりぎり人間らしい生活ができる? これは今年1月時点での見込み、これからさらに減っていくことは必須。厚労省はなんだかんだとできるだけ支給したくないのがミエミエ。社会保険料も税金もどっさり払ってきたのにこんなん?メンタルがもたないです。自分から死ぬことはできませんが生きていることをやめたくなります。相談員さんはあなただからやれることがあるはずだと励ましてくれますが生まれつき足が悪くて手術を告知されたけれど手術はもっと年をとった時まだこの世にいてどうしても必要だったらで今は治療しながら働きたい、働かないと生活できないと言ってはいけないなら、言えない苦しさは永久に続いていきます。出口はみえません。

 今夜は眠剤一錠のんで早めに休まなければと思いますが眠れないかもしれません。眠れなかったら東京宝塚劇場へ行くことができません。劇団のHPにアクセスしてチケットの払い戻し方法を確認してしまいました。不安神経症に打ち勝ち、朝から出かけて午前中の相談窓口を終わらせて電車で日比谷に行き、オペラグラスを荷物に入れて2階席まで辿り着けるのか。今まで考えたことがなかった壁。はじめて事前に座席表も確認してしまいました。

 股関節症の当事者の会というのをググってみてみました。信頼できる主治医、理学療法士と出会うのは難しそうですね。人口股関節へとおきかえる手術をすれば感染症の懸念、体が慣れるまでの時間とリハビリ、いずれにしても生きているかぎり厳しい道。他の病院をあたってみたいとも思いますが総合病院の初診は紹介状が必要。最初に広告がどんと表示されるところは信用していいのかわからないし、自分が動ける範囲もあります。難しいですね。信頼できる医者と理学療法士を求めて東京まで行った方がいいのか。結局は人間なんだと思います。それぞれ人生がある、それぞれ事情がある、それぞれ生活がある。そんなのいちいち全部きいてられんのかもしれませんがこっちは人生がかかっている、痛みがあることで困っている状況にどれだけ寄り添ってくれるか。幼少期のことが自分のおぼろげな記憶だけで10代の頃父親からギブスして通院していたというのは、わたしが赤ちゃんの頃の思い出話としてだけ。骨が減っていくとか、いつか手術が必要になるということなんか聞かされなかったし自分も知っておかなければという認識は全くなかったのでもはや知るすべはありません。今までがんばって歩いてきたことが、旅先でがんがん歩いたことが、訪問でがんがん歩いたことが、街を彷徨ったことが、田舎生活で自転車に乗らざるを得なかったことが全部足の骨を少しずつすり減らせていたとは・・・。

 神様がいるのならばですが、まだ苦労が足りない、試練を与えるから乗り越えろということですか。もっともっと苦しみなさいということですか。20代の頃は愚かで振り返ればいろいろなことから逃げていました、その後も逃げていたのかもしれませんがこれではいけないとがんばって生きてきたつもりです。でも選択肢がいちいち間違っていましたかね。でも戻ることはできません。ここまで生きてきました。弟に叱責されたとおり自分がバカだから、全部自分が悪いからこうなっているのでしょうが、こんなに先が見えない状況の中で気力がわきません。希望をもう掴んでいるとかいわれても無理です。社会から必要とされていない、誰にも必要とされていない、どこに行けば希望があるのか誰かおしてほしい、ここには希望があるとおしえてほしい。



 初日のキキトワネットちゃん、ワッカドレスからダルマになるので手間取って従者たちが羽根わさわさ、客席はハラハラしながら大爆笑、オケピットは待ってくれて、登場した満開の億点満点の笑顔だったとか、でこったマカロンペンライトをふりふりする生田先生と野口先生の姿が目撃されたとか、みんなまかキキ大好き、キキトワネットちゃん大好き、生田先生と野口先生大好き、ずんちゃんそらくんららちゃんの振付講座みて予習。ペンライト買わなくてもきっと楽しい。ひととき現実を忘れられる。博多座のレミゼも中止で公演が続くことに不安がありますが続いてほしい、覚悟をもって命がけでやっていると思うのでやらせてあげたい。こんな閉塞感におおわれているときこそ必要な時間、非不要非不急。笑ったら心のエネルギーが戻ってくるでしょうか。日払いアルバイトの登録しなければ・・・。