たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

予約は二週間後

2021年08月30日 18時14分35秒 | 日記
 電話苦手であまり好きではないので3時頃ようやくリハビリ専門のところに電話、よやくは2週間後の午後となりました。診療科目によって診断日が限られている総合病院は仕方ないですね。それまでなにも進まないしリハビリが完全にストップすることになります。自分でストレッチと体操を毎晩やってはいます。これが正解なのかどうかわかりませんが決めてしまいました。自分のことを話さなければならないのはものすごくエネルギーを消耗します。当然ですが親族はお近くに?って質問されました。近くにはいないと答えました。実家は新幹線に乗らないと遠いところにある、もう帰ることはない、父は2010年に88歳で他界、50代半ばで統合失調症を発症した母は2012年に78歳で他界、妹は20年以上前に自殺、弟は独身貴族、どうしても必要なら携帯電話番号を記入するけれどわたしが麻酔から目がさめないとか死にそうだという時でなければ連絡しないでほしいというのは実際ですがここまで言う必要はないか、言われた方も困るでしょうね。ただ幼少期のおぼろげな記憶だけでいつ股関節を脱臼したのかもはや自分にはわからないこと、どうしても手術が必要となっても緊急連絡先はないことは話さなければならないでしょう。介護保険の申請をしましたか?と質問されたのでしていませんと答えました。変形性股関節症が特定疾病に該当するのか調べてみると、厚労省のHPに「両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性関節症」とあります。これについて解説しているサイトによると、「「両側に著しい」という文言がありますので、片側ではダメですし、著しくない場合もダメです。」とあります。あまり行きたくないところに出向いて聞いてみる価値はあるのか、右だけだし日常生活を自力で送ることができていないわけではない、なんなら4月末までハードな仕事してきたし、これからも自分を食わせるために仕事をしていかなければならないし、説明するのにエネルギーを消耗するからやめておきますかね。

 2か月前手術を告知された自分が黙ってしれっと明後日からまた5日間フルタイムで働けるだけの力はもうないわけで、不採用通知が届いたのは当然のこと。リハビリしていることを言ってはいけないなんて苦し過ぎる、フルタイムで働くことはもうできないの絶望的、相談員さんが言うようにフルタイムでなくてもないよりはマシか、なら社保の加入義務がない範囲内で、っていう思考になってしまいます、天引き多すぎる・・・。

 宝塚のおかげで命をつなぐことができているといっても過言ではないというつぶやきをみかけました。何を信じればいいのかわかりません、不安と哀しみと絶望ばかりで心休まる時がありません。現実逃避のひとときがなかったらとうにメンタル持ちこたえることはできなくなっているでしょう。今日はまた暑くて外に出るのを挫折してしまいました。明日は相談窓口とかかりつけ医に出向かなければなりません。

 苦しいばかりでなく、楽しかったひとときの思い出もまた書ければと思います。

姫路セントラルパークのホワイトライオンの赤ちゃん、チーターの赤ちゃんとライオンの赤ちゃん、どっちが好きですかという視聴者からの質問に困っている飼育員さんを、ライオンって言うよねみたいな表情でみつめているの可愛すぎます、蘇生措置で産声をあげた時の映像も。懸命に生きようとしているんですよね。

https://www.instagram.com/hcpsafari/channel/

 


宙組『シャーロック・ホームズ』『デリシュー』-東京宝塚劇場8月29日

2021年08月30日 00時21分20秒 | 宝塚
宙組『シャーロック・ホームズ』『デリシュー』-東京宝塚劇場8月24日(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/eee9848430838fd5fe4b33b9716f67c2

 2021年8月29日(日)11時~、阪急交通社貸切公演、不安と哀しみと心配で脳みそと心がおおわれているので、眠剤だのみでも明るくなるまで眠ることができませんでしたが無時に観劇してきました。手術した方がいいって言われる前に予約したチケットなので日曜日。今日も二階席てっぺんでした。楽しい二本立て、キラキラオーラを浴びている3時間だけは現実を忘れることができました。脳みそと心が休まりました。



『シャーロック・ホームズ』

退屈ホームズさん、テーブルの上のランプに「退屈だあ、チュンチュン」(ステッキを嘴に見立てていたみたいですがわたしはオペラグラスでそこまでおいきれず・・・)、「退屈だから阪急交通社で旅に出よう」。ワトスンさんが新聞で顔を隠しながら笑いをこらえ、「おちつけよ、チュン」「うつったじゃないか」、歌いながらも「チュン」。こんどはなに?とかけこんできたハドソン夫人も出ていく時に「チュン」、めちゃかわでした。ららちゃんのアドリブ力すごい。事件が起こらず退屈すぎるホームズさんが椅子の上に坐る姿も今日も可愛いかぎりでした。

「人類最大の罪とはなにか知っているか? 支配だよ、人が人を支配する、そこには争いが起きる、
支配するために、されないために、殺すために、生きるために、人は争い合う
わたしは考えた、争いを支配すれば全ての罪を支配できる」

「人間は本質は違うことを拒み、恐れ憎み合う~♪
それが人間の本質なのだ~♪」

「わたしは新世界のメシアになる」

 モリアーティが歌う「The Power of Terror」、「ル・サンク」を買えばのっているはずですが、ものすごくリアルに聴こえるので音楽配信から全部文字起こしをしたいと思っています。

 ライヘンバッハの滝の場面、ホームズとモリアーティがせりの上で闘っているとき、お盆がグワーッと回ってせり上がりが正面にくると照明によって舞台も袖も滝になり、コロス役の生徒さんたちが滝の後ろにも前にも登場して踊る演出、言葉にすると表現が下手でものすごくつまらないですが、全体がみえる二階席てっぺんからみおろしているとたまらない演出。ヴィクトリア駅でヨーロッパへ旅に出るホームズ、アドラーとモリアーティがすれ違うラストシーンも毎回たまりません。ホームズがいるかぎりモリアーティもいる、モリアーティがいるかぎりホームズもいる、二人は追い追われ、ホームズに追いつめられて一緒に命を落としたかにみえたモリアーティの不死身の笑みとモリアーティが生きていることに気づいたホームズ。

 曲がいいし、今日もオケは軽快でパワフルでした。

 ウィギンズがホームズからお金をもらってロンドンの街中へと飛んでいくところをやっと認識したし、ホームズたちの後ろでそれぞれ色々な動きをしているベイカーストリート・イレギュラーズの娘役ちゃんたちは今日もめちゃかわでした。先日とはまた違う動き。毎回どんなストーリーをつくっているんでしょうね、きいてみたいです。モリアーティの地下武器工場の場面、犯罪シンジケートメンバーの後ろにずらっと立っている市民たち?もそれぞれ動きを工夫しているみたいですが、全部見るには目が足りません。





 王妃様のお茶会、クレープ公爵(伯爵ではなく公爵でした)、さらにさらにとってもいい声を響かせて王妃様にアピールし最後にトラピダンス。嬉しそうなキキトワネットちゃん、「あなたそれご存知なの」「みんなで一緒に」「ヴェルサイユにいくならトラピ~♪」。キキトワネットちゃん、銀橋での高音が劇団のHPに公開されている初日の映像よりもさらにきれいに出ていました。貴公子たちのアピールがつまらないキキトワネットちゃん、ドスきかせた時の台詞は台本通りなのかな。ぶどうを食べ過ぎてぶはーっみたいに?なっていたり、紅茶をのみほすとティーセットをぶっとばすと従者がキャッチしてました。フェルゼンが登場する時の声のいいこと、いいこと。キキトワネットちゃん、キラッキラッのはじけるような笑顔。ワッカドレスの着こなしとさばき方に慣れてきたみたいだし、ダルマになる時とっても早かった。暗転になって手をつないだままはけていくまかキキ。

 巴里野郎の場面のずんそらアドリブ、銀橋で腕を真横にして踊っていたのはトラピダンスだったのか、るかぜひかるくんも途中から参戦。あとは見切れず目がたりない。

 キャンディ・ケーンの場面、かわいい、かわいいららちゃんと娘役さんたちのクリスマス、「セーラー服をぬがさないで~♪」の振付が入っていた?の思い出すとたぶんあれかあと思い当たります。キキちゃんと男役さん4名によるタップ、最後にこの公演で退団する星月さんがキキちゃんに紹介されるように?なっているのいいですね、うまく言えませんが・・・。

 カンカンの場面、側転とは言わないですね、なんていうのかわかりませんが、身体能力の高さをみせている娘役さんふたりどなただろう、クルクル回っている男役さんたち優希しおんくんはわかったと思いますがあとは認識できず。男役さんと娘役さんが組んで足をあげているの、ずんちゃんとじゅんはなちゃんペア以外はだれとだれが組んでいるのかも気になります。

 芝居もショーも圧倒的に目が足りません、下級生は二手に分かれていたのがまた組子全員そろっての舞台、端から端まで一人一人に役が用意されているのは演出家の愛と力ですね。一人一人のアングルがほしいところです。

 今日がわたしの千穐楽でした。あとは26日の千穐楽ライブ配信を待つ。もしもお金持ちになれるのならほしいものはなにもないので毎日観たいです。明日のわたしの仕事は紹介状を書いてもらったので、リハビリ専門のところに予約をいれること。相談窓口にも行かねばなりませせんが「週4のお給料でもないよりはマシでしょ」言われていきたくない、足悪いこと言ってはいけないとか苦し過ぎる。でも日本の社会の仕組みの中では通らなければならない。もはや通ることに意味を見出せませんが他にないし、手術を告知されてしまった弱い立場。それかくして自分を食わせていかなければならない、仕方ないですね。眠剤なくなってしまいましたが明日また暑くなるようなのできびしいかな。眠剤なくても眠れるのかやっぱり明るくなっても眠れないのか、いずれにしろ今夜は楽しかった3時間を胸に休みましょう。


 千穐楽まであと4週間、無事に公演が続けられることを祈るばかり。ホームズとモリアーティ、それぞれの兄さんのことなんかはまた後日書ければと思います。