たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル『CHICAGO』宝塚OGバージョン_思い出し日記(5)

2021年02月06日 23時25分34秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『CHICAGO』宝塚OGバージョン_思い出し日記(1)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/8baf1e86fc745b20cbaabec20fa12d44


ミュージカル『CHICAGO』宝塚OGバージョン_思い出し日記(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/67c6cd38bb1a0cd028713403af982e48

ミュージカル『CHICAGO』宝塚OGバージョン_思い出し日記(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/f621777b00f36f670f9706b061672f3d

ミュージカル『CHICAGO』宝塚OGバージョン_思い出し日記(4)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/a439658f64bfe70a272c214f15d0cb80

(公演プログラムより)

「峰さを理:ビリー・フリン

 宝塚退団後、ショーや日本物の作品では男役もやりましたが、中途半端になりそうで、芝居作品での男役は一度もやらなかったんです。『シカゴ』のお話をいただいて、年齢的なこともあってか、今ならできるかもという想いがあり、やってみたらすごく楽しかった。男役だときっと、無理してないのね。改めて自分は宝塚がすごく好きなんだと思いました。

 今回の再演にあたっては一から作り直すつもりで、ちょっとしたあところにも色気を感じさせる、憎めないビリーを演じたいなと。宝塚を背負っての海外公演も初めてですが、伸び伸びやれたら。振付のゲイリーさんが初演の時、「この作品をブロードウェイに持って行って見せて、向こうのアクトレスの中から自分もビリーをやってみたいという人が出てきたらいいよね」とおっしゃっていたんですだが、男役を魅力的だと思ってもらえたらいいなという想いはありますね。ゲイリーさんに「1920年代の男がいある!」と言ってもらえたのもとても嬉しかったんですが、1920年代のタキシード、衣装を着ているのはビリーだけなので、リーゼントの髪型も含め、時代の雰囲気を出すことも大切にしています。ビリーって男役にすごく向いている役というか、男役がやるべき役なんじゃないかと思いますね。

 一歩間違えたら下品に見える露出度の高い衣装を美しく着こなしているレディース、そしてジェントルメン、みんな素晴らしいですよね。宝塚でいろいろ苦労して、退団してからもそれぞれの人生を生きて、その経験がプラスαになってこの『シカゴ』に生きていると思う。OGが集まったとき、時代は変わっても宝塚で培われるどこか共通して変わらないスピリチュアルなものがあって、それがグワッと出てパワーになる。その精神が『シカゴ』という作品とうまくマッチしたんじゃないかと思いますし、そうやって中からでてくるものを受け取っていただけたら嬉しいですよね。

峰さを理
1972~1987年、宝塚歌劇団に在団。元星組トップスター。入団2年目で『この恋は雲の涯まで』新人公演に主演し、83年、『アルジェの男/ザ・ストーム』で星組トップスターに就任。貫録ある大人の色気や哀愁を帯びた男役像で人気を集める。代表作に、『我が愛は山の彼方に』『哀しみのコルドバ』『紫子』など。87年、『別離の肖像』で退団。現在は女優・シンガー・日本舞踊家(西崎峰)として活躍。主な出演作に、『DREAM A DREAM』『セレブレーション100!宝塚』『ミリオンダラー・ヒストリー』『シカゴ』宝塚歌劇100周年記念OGバージョンなど。宝塚の日本物の振付や後進の指導にもあたっている。」

 本日告別式が行われたそうです。68歳は早すぎる旅立ち。

 トリプルキャストで、わたしは峰さを理さんのビリーを拝見してはいないのですが、哀悼の意を込めて、公演プログラムより引用させていただきました。







「今できることに全力を捧げるだけ」

2021年02月06日 14時24分19秒 | ミュージカル・舞台・映画
これも元気もらえる
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/036e188267be7881710cdd5c695994e3














堂本光一、『Endless SHOCK』への不変の姿勢 映画化、スピンオフ上演「今できることに全力を捧げるだけ」【インタビュー】
https://www.oricon.co.jp/news/2182932/full/


「昨年、20周年を迎え、コロナ禍においてもその歩みを止めることはない、まさに“ショー・マスト・ゴー・オン”を体現する今作。光一自身、今、どのような想いで、『Endless SHOCK』初の映画化を受け止めているのか。合同取材にて語ってもらった。」


「撮影したのは去年の3月で、緊急事態宣言によって2月に舞台が中止となるなか、去年で『SHOCK』は20周年。このまま、終わるのか…と思っていた時、無観客なら可能ではないか、と何に使うかまだわからないという状況で、とりあえず映像を撮影していこうという方向になった。あの時はみんな突然、自分たちの武器を奪われたような気持ちだった。それは落差が激しいですよ。千秋楽の達成感のなかでも“ロス”感はでますけど、達成感も感じないまま、それはエンタメ業界だけではないかもしれないけれど、急になにかを奪われた感じになってしまう。」

「いろいろな打撃を受けたのはエンタメ業界だけでなく、世界中が同じ痛みを感じている。でも自分としては帝劇でやる『-Eternal-』というスピンオフは、コロナ禍でなかったら作ろうとも思っていなかった。こういう状況だから『こうするしかない、こうなってしまった』というのがすごく嫌で、こういう状況だから生まれるものがあるだろうと演っています。ただ、アクセルばかり踏んでいても危ないので周りをよく見てその時の状況に対応しながら柔軟性を持ってやっていく必要があると思います。」

「常に遠い未来を見ながら動いているわけではないので、その時なにをどう思ったかを信じて、そうすることでその先はくっついてくるものだと思っています。今できることに全力を捧げるだけ。それは今も昔も変わらずに『Endless SHOCK』に捧げてきた気持ちですね。」

「同時期に帝国劇場ではスピンオフを演っていますので今まで本編をご覧になったことのない方も、このストーリーの先はどうなるんだろう、と気になってもらえたらうれしいです。ストーリーに込められたメッセージは『ショー・マスト・ゴー・オン』という言葉が印象に残ると思いますが、それはどんな時代にも当てはまる言葉。みなさんそれぞれにとっての『~ マストゴーオン』のような物が伝わるといいなという気持ちです。」






帝国劇場『Endless SHOCK-Eternal-』
日生劇場『屋根の上のヴァイオリン弾き』
シアタークリエ『ローズのジレンマ』
東京宝塚劇場『アナスタシア』
東京国際フォーラム『ポーの一族』

 こうして同時に幕が上がるのはいつ以来のことでしょう。日比谷シャンテ前のゴジラがフライングの赤いマントをつけて『Endless SHOCK』仕様になっているようなので『アナスタシア』の観劇後、写真撮らなくちゃ。帝国劇場と東京国際フォーラムもチケットないので写真だけ。いずれの劇場も観客席で感染が起きたという話はない。みんなの努力で粛々と上演が続いています。こんな時こそ「Show must Go on!!」。心の栄養は大切。