1994年の帝国劇場以来で、『屋根の上のヴァイオリン弾き』を観劇してきました。日本ミュージカル界の至宝、市村正親さんのテヴィエにまた会えるかどうかわからないので見逃すわけにはいかないと思いました。
1994年は、テヴィエ;西田敏行、ゴールデ;上月晃、ツァイテル;涼風真世、ホーデル;本田美奈子、チャヴァ;小高恵美(敬称略)でした。
なつかしの本田美奈子さん
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/07ac9127f0eaf4ac6a08d5245f4c4e59
2021年2月28日(日)、日生劇場、13時~
2階のA席が全部空だったのは内閣府からの50%減のお達しにより売ることができなくなったからなのか。B席、自分が座った前列は空席がありましたがほぼ埋まっていました。1階席の様子はわかりません。こんな時でなければほぼ満席になるはずの公演、やればやるだけたぶん赤字かもしれませんが、生演奏での上演、東宝さんありがとうございます。指揮は『レ・ミゼラブル』以来かな?若林裕治さん。オーケストラボックスの指揮者の背中と舞台上のキャストとの呼吸、これぞ生の醍醐味。昨年春『ミス・サイゴン』の全公演中止が決まりウーバーイーツの配達の仕事をしているとツィッターに書かれていた神田恭平さん、元気に舞台に立つ姿をまた拝見できてよかったです。素晴らしい歌声でした。
「STORY
1905年―帝政ロシアの時代、アナテフカという寒村で酪農業を営むお人好しで働き者のテヴィエ(市村正親)は、信心深くて、楽天家で、25年連れ添っている妻のゴールデ(鳳 蘭)には頭が上がらないが、5人の娘たちを可愛がり、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。
長女のツァイテル(凰稀かなめ)、次女のホーデル(唯月ふうか)、三女のチャヴァ(屋比久知奈)、年頃の娘たちの今の最大の関心事は、自分たちの結婚について。今日もイエンテ(荒井洸子)が、ツァイテルに縁談を持ってきている。娘たちは気もそぞろ。娘たちにとっても、姉さんが早く結婚を決めてくれないと、自分たちに順番が回ってこないからだ。だが一方、ユダヤの厳格な戒律と“しきたり”に倣い、両親の祝福が無ければ結婚は許されない。
そんなある日、金持ちで肉屋のラザール(ブラザートム)からツァイテルを後妻に迎えたいと申し出を受けたテヴィエは、酔った勢いでついつい結婚に同意してしまう。長女の結婚相手が見つかったことで妻のゴールデも大いに喜んだが、当のツァイテル本人には仕立屋のモーテル(上口耕平)という相思相愛の存在があった。ツァイテルとモーテルの熱意に心を動かされたテヴィエは、ついに若い二人の結婚に同意する。が、結婚の許しを同時に二つも出してしまったテヴィエ、ゴールデやラザールに何と切り出せば良いのやら…。
さらには、次女ホーデルは革命を志す学生のパーチック(植原卓也)を追ってシベリアへ旅立ち、三女のチャヴァはロシア人学生のフョートカ(神田恭兵)と結婚したいと言い出し駆け落ち同然で家を飛び出す始末。そしてテヴィエ一家にも、革命の足音と共に、故郷を追われる日が刻々と迫っていたのだ―。」(公式サイトより)
『アナスタシア』を観劇したばかりだし、『エリザベート』『神々の土地』もあり、27年前にはほとんどわかっていなかった時代背景をイメージできたことで、物語がより深く入ってきました。ロシア人とも仲良くやってきたアナテフカに暮らすユダヤ人たちは3日のうちに家を売って村を出ていくようにとロシア人の警察から告げられます。神様を信じ、しきたりに従ってつつましやかに生きてきたテヴィエにロシア革命の波、ユダヤ人排斥の影が押し寄せてきました。妻ホーデル、四女、五女と共に、荷車に全財産を乗せてアブラハムおじさんが暮らすニューヨークを目指して、テヴィエは故郷アナテフカを後にするのでした。荷車を引く一家の背景には、沈み行き、またやがて昇ってくる真っ赤な太陽。これでもかこれでもかと与えられる試練を、ユーモアを持って生き抜いていこうとするテヴィエ。市村正親さんの芝居、笑いの間は今作でも絶妙でした。歌とダンスもまだまだいけます。
「sunrise sunset陽は昇り、また沈む」、ツァイテルとモーテルの結婚式の場面で歌われました。コーラスが美しく、気がついたら涙が流れていました。
「sunrise sunset陽は昇り、また沈む
いつも おんぶしてた
かわいいちいさな子よ
いつか大きくなった
二人
こんなに きれいになって
立派になったのか
昨日までは 小さな子が
陽は昇り また沈み
時うつる
やがて 朝が来れば
花もすぐ開く
陽は昇り また沈み
時うつる
よろこび 悲しみを
のせて流れゆく
口には出して 言えない
今日の よろこびよ
やさしく手をとり合って
いつまでも
幸せそうな二人
かたく結ばれて
いつの日にか 私たちも
陽は昇りまた沈み
時うつる
よろこび 悲しみを
のせて流れゆく」(1994年公演プログラムより)
なぜ屋根の上のヴァイオリン弾きなのかということは、次に書けたらいいなと思います。
自分が減っていくような負荷を考えると少なすぎるお給料ですが、日比谷のお店がなくなってほしくないので終演後おそいお昼として隣のカフェレストランでパスタをいただきました。菜の花と小エビの生パスタ、美味しかったです。夜ごはんとしてシャンテでタコライス弁当を持ち帰り。野菜たっぷり、以前いただきたとき美味しかったのでまた食べたいと思いました。
2021年2月14日(日)の帝国劇場
2021年2月28日(日)、
お隣の東京宝塚劇場では、雪組が公演中でした。日曜日も2回公演、4月11日の大千穐楽まで、無事に公演が続いていくことを祈っています。願わくば、大千穐楽だけでも客席100%でチケットを売ることができますように・・・。
わたしはライブビューイングを申し込むつもりです。
1994年は、テヴィエ;西田敏行、ゴールデ;上月晃、ツァイテル;涼風真世、ホーデル;本田美奈子、チャヴァ;小高恵美(敬称略)でした。
なつかしの本田美奈子さん
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/07ac9127f0eaf4ac6a08d5245f4c4e59
2021年2月28日(日)、日生劇場、13時~
2階のA席が全部空だったのは内閣府からの50%減のお達しにより売ることができなくなったからなのか。B席、自分が座った前列は空席がありましたがほぼ埋まっていました。1階席の様子はわかりません。こんな時でなければほぼ満席になるはずの公演、やればやるだけたぶん赤字かもしれませんが、生演奏での上演、東宝さんありがとうございます。指揮は『レ・ミゼラブル』以来かな?若林裕治さん。オーケストラボックスの指揮者の背中と舞台上のキャストとの呼吸、これぞ生の醍醐味。昨年春『ミス・サイゴン』の全公演中止が決まりウーバーイーツの配達の仕事をしているとツィッターに書かれていた神田恭平さん、元気に舞台に立つ姿をまた拝見できてよかったです。素晴らしい歌声でした。
「STORY
1905年―帝政ロシアの時代、アナテフカという寒村で酪農業を営むお人好しで働き者のテヴィエ(市村正親)は、信心深くて、楽天家で、25年連れ添っている妻のゴールデ(鳳 蘭)には頭が上がらないが、5人の娘たちを可愛がり、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。
長女のツァイテル(凰稀かなめ)、次女のホーデル(唯月ふうか)、三女のチャヴァ(屋比久知奈)、年頃の娘たちの今の最大の関心事は、自分たちの結婚について。今日もイエンテ(荒井洸子)が、ツァイテルに縁談を持ってきている。娘たちは気もそぞろ。娘たちにとっても、姉さんが早く結婚を決めてくれないと、自分たちに順番が回ってこないからだ。だが一方、ユダヤの厳格な戒律と“しきたり”に倣い、両親の祝福が無ければ結婚は許されない。
そんなある日、金持ちで肉屋のラザール(ブラザートム)からツァイテルを後妻に迎えたいと申し出を受けたテヴィエは、酔った勢いでついつい結婚に同意してしまう。長女の結婚相手が見つかったことで妻のゴールデも大いに喜んだが、当のツァイテル本人には仕立屋のモーテル(上口耕平)という相思相愛の存在があった。ツァイテルとモーテルの熱意に心を動かされたテヴィエは、ついに若い二人の結婚に同意する。が、結婚の許しを同時に二つも出してしまったテヴィエ、ゴールデやラザールに何と切り出せば良いのやら…。
さらには、次女ホーデルは革命を志す学生のパーチック(植原卓也)を追ってシベリアへ旅立ち、三女のチャヴァはロシア人学生のフョートカ(神田恭兵)と結婚したいと言い出し駆け落ち同然で家を飛び出す始末。そしてテヴィエ一家にも、革命の足音と共に、故郷を追われる日が刻々と迫っていたのだ―。」(公式サイトより)
『アナスタシア』を観劇したばかりだし、『エリザベート』『神々の土地』もあり、27年前にはほとんどわかっていなかった時代背景をイメージできたことで、物語がより深く入ってきました。ロシア人とも仲良くやってきたアナテフカに暮らすユダヤ人たちは3日のうちに家を売って村を出ていくようにとロシア人の警察から告げられます。神様を信じ、しきたりに従ってつつましやかに生きてきたテヴィエにロシア革命の波、ユダヤ人排斥の影が押し寄せてきました。妻ホーデル、四女、五女と共に、荷車に全財産を乗せてアブラハムおじさんが暮らすニューヨークを目指して、テヴィエは故郷アナテフカを後にするのでした。荷車を引く一家の背景には、沈み行き、またやがて昇ってくる真っ赤な太陽。これでもかこれでもかと与えられる試練を、ユーモアを持って生き抜いていこうとするテヴィエ。市村正親さんの芝居、笑いの間は今作でも絶妙でした。歌とダンスもまだまだいけます。
「sunrise sunset陽は昇り、また沈む」、ツァイテルとモーテルの結婚式の場面で歌われました。コーラスが美しく、気がついたら涙が流れていました。
「sunrise sunset陽は昇り、また沈む
いつも おんぶしてた
かわいいちいさな子よ
いつか大きくなった
二人
こんなに きれいになって
立派になったのか
昨日までは 小さな子が
陽は昇り また沈み
時うつる
やがて 朝が来れば
花もすぐ開く
陽は昇り また沈み
時うつる
よろこび 悲しみを
のせて流れゆく
口には出して 言えない
今日の よろこびよ
やさしく手をとり合って
いつまでも
幸せそうな二人
かたく結ばれて
いつの日にか 私たちも
陽は昇りまた沈み
時うつる
よろこび 悲しみを
のせて流れゆく」(1994年公演プログラムより)
なぜ屋根の上のヴァイオリン弾きなのかということは、次に書けたらいいなと思います。
自分が減っていくような負荷を考えると少なすぎるお給料ですが、日比谷のお店がなくなってほしくないので終演後おそいお昼として隣のカフェレストランでパスタをいただきました。菜の花と小エビの生パスタ、美味しかったです。夜ごはんとしてシャンテでタコライス弁当を持ち帰り。野菜たっぷり、以前いただきたとき美味しかったのでまた食べたいと思いました。
2021年2月14日(日)の帝国劇場
2021年2月28日(日)、
お隣の東京宝塚劇場では、雪組が公演中でした。日曜日も2回公演、4月11日の大千穐楽まで、無事に公演が続いていくことを祈っています。願わくば、大千穐楽だけでも客席100%でチケットを売ることができますように・・・。
わたしはライブビューイングを申し込むつもりです。