たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

1995年星組『国境のない地図』

2021年02月05日 22時56分52秒 | 宝塚
二度の緊急事態宣言を乗り越えて... 宝塚雪組トップ退団公演、休演ゼロで本拠地完走の快挙
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8486a27e38c1f0eaa72a4eb9788a966220bfbb8?page=2

 めずらしく?宝塚をほめてくれている記事。

「偶然の一致か、震災後の宝塚大劇場再開第1作「国境のない地図」は時代が違うものの「fff」と同じくドイツが舞台で、劇中でベートーヴェン作曲の「交響曲第9番」が印象的に用いられる。」

 1995年1月17日阪神淡路大震災により公演中止を余儀なくされた宝塚大劇場で最初に上演されたのが星組公演『国境のない地図』、麻路さきさんのトップお披露目公演でした。作曲家ヘルマン・グリーフ役の麻路さきさんが演奏会の場面で実際に舞台上のグランドピアノを演奏されました。わたしが観劇したのは東京宝塚劇場ですが、ベルリンの壁が崩壊すると、生き別れになった、出雲綾さん演じる母親とヘルマンが再会するシーンは涙をさそいました。テーマソング、今も頭の中によみがえります。





 宝塚は東西、外箱、いずれも無事に公演が続いています。雪組大劇場公演千穐楽はもうすぐそこ。さみしいですが退団者のみなさまが無事に卒業できることを祈っています。わたしは今朝なんとか無事に就労場所までたどり着いたので有給休暇を申請しました。まるで劇場に行くような気分ですが行くのは映画館、明日チケット引き換えねばです。仕事つらくてつらくてね、今日も涙、果てしなく長い先週と今週の一週間でした。3連休、月曜日の夜までこの時間はわたしのものなので現実逃避。心がもたないのでつらいことは忘れます。

 オンデマンド配信でだいもん(望海風斗さん)と組長の奏乃はるとさんの、大劇場公演に向けたトークを視聴、復習と予習でウエクミ先生の世界を、今度はもう少し理解できるかな。

 東京宝塚劇場公演はまずは2月26日から3月7日までの分を、50%減にしたがい1階席のみ販売。様子をみながらの苦しい運営が続きますが、劇場にあるのは夢と希望。阪神淡路大震災と東日本大震災をこえてきた宝塚はゆるがない。たまきちが届けてくれたようにタカラジェンヌはここにいる。それだけで安心感。

『国境のない地図』の内容のことは、またあらためて書ければと思います。