たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』-東京国際フォーラム

2021年02月14日 19時19分15秒 | ミュージカル・舞台・映画
2021年2月14日(日)、『ポーの一族』上演中の東京国際フォーラムCホール、
本日は12時30分からの公演。

チケット持っているわけではないので宙組観劇前に、写真だけ撮ってきました。

無事に幕が上がっている、その事実だけでも十分心の励みになります。
                                                

                                     
  
                                   
  
                                   
 
                                    
 
                                     
  
                                   
                                 

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』-東京公演ライブ配信(4)

2021年02月14日 12時07分17秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』-東京公演ライブ配信(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e2b9640b5a19537d54d628a31b6e782d

2021年2月13日(土)東京国際フォーラム12時~ライブ配信エドガーアングルバージョン

 みりおちゃんの挨拶、「世の中がこんな大変な状況の時にお越しくださりありがとうございます。今日はライブ配信が行われています。あれ(画面)の向こうのみなさま、楽しんでいただけましたでしょうか」から右耳で聴く仕草から、「劇場でお会いしましょう」と。みりちばタイムで「千葉くんを呼んでみたいと思います」から「アラン~」って呼ぶ声がすごく可愛かったです。素の声をライブビューイングでみた千穐楽の挨拶やオンデマンド配信で聴いていましたが男役としての声だったんですね、本当の素に戻るとこんなに細く可愛い声なのかと驚きました。嫁っこ4人いた男役とはもはや思えない。最後みりちばで「本日はほんとうにありがとうございました。」と言うときの声がきれいにはもっていて二人とも可愛かったです。どんどん呼吸があってきているんだなあと。千穐楽が近づいてきているのさみしいですが終わりがあるから美しい。

 ポーツネル男爵に怒られてばっかりいたエドガーが、終盤嵐がやってこようとしているところでメリーベルを一人でジェインのところへいかせたことを案じる時、男爵に頭をポンポン。今までありましたっけ?わたしが気づいていなかっただけかな。このあと永遠のお別れの時がやってきた二人の心がようやく最後に通い合ったみたいに思えました。

 クリフォードとジェインを一族に加えようと狙いを定めたものの見破られて失敗し消滅していった男爵一家がすごく哀れにも思えましたが、すでに長い時を生きてきて、永遠の時を生きなければならないことに疲れてしまっているようにみえたので終わりの時が訪れてよかったのかもしれません。たった一人残ったエドガーは茨の道を歩みながらアランという道連れと共に生きていかなければなりません。生きていくことのむずかしさよ。

 たまたま男爵一家と出会ったために、クリフォードを失ったジェインはこのあとどうなってしまったのでしょう。花組の『ポーの一族』をみたときにも思いましたが、精神が崩壊してしまったのではないかとすごく気になります。純真なジェインもまた哀れ。花組のべーちゃん(桜咲彩花さん)も、能條愛未さんも人間ではない男爵一家との違いが見事ですごく生身の人間らしくてそれぞれにいちばん共感できる存在かもしれません。

 橋之助さんクリフォード、最初にライブ配信をみたときは正直うーん?と思ってしまったのですがだんだんよくなってきました。花組のちなつさん(鳳月杏さん)の長ーい脚から繰り出される回し蹴りにかなうリアル男子はなかなかむずかしいですが、ジェインを傷つけていることをほんとにわかっていない感じがよくでていたと思います。メリーベルに十字架をつきつけるところは歌舞伎調?宝塚オタク、お化粧はだいもん(望海風斗さん)の眉毛を参考にしたとか。

 キャスティングがよくて宝塚とはまた違う重厚感のある『ポーの一族』、よりゴシック感が深まりました。それぞれに良きかな。宝塚のオンデマンド配信は明日のお昼に終了。音源配信があればダウンロードしたい。みりおちゃんのアルファ波をもつ歌声はやっぱり耳に心地いいです。



 昨夜11時過ぎ、3.11を思い起こさせるような長い横揺れ、古い団地がミシミシいってました。最初ミシってきこえてきたとき上からの物音なのかと。落下や転倒を心配するほど大きな家具や物を持っていないのでなにもできず布団の上でおさまるのをまちました。津波はなかったようでよかったです。明日のことは誰にもわからない、3.11の時わたしたちは学んだはすです。
日比谷まで出かけるの不安神経症との闘いですがなんとか行きたいと思います。この世を旅立つの時の最大の後悔は、やりたいことをやっておけばよかった、だと聞きます。年金とられすぎ、とられるばっかりでもらえるまだある、いやもらえないでしょ、という現実は横において、悔いのないよう無事楽しめますようにと思います。

モタメディ遥子『シルクロードの十字路』(3)

2021年02月14日 09時10分02秒 | 本あれこれ
モタメディ遥子『シルクロードの十字路で』(2)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/cce5671b42275832aa89bd4bca54daac


「-想像をかきたてるアイヌハイムの遺跡-

 砦は一定の間隔で稜堡(りょうほ)があり、二重の濠に囲まれている。高さ12メートルほど。

 オリエント風神殿は方形の建物で一辺が19メートルほど、純ギリシア風の回廊式でなく、入り口はひとつ。前室を通ると、拝殿は前室より小さく、両側に側室があり、側室は拝殿のみにつながり、他に出口がない。
 
 三段の基台の上に建てられており、神殿の正面を除く三方の外壁には龕(がん)のような拱座(きょうざ)が4つずつ設けられていて、アケメネス朝やパルチア朝時代のドゥーラ=エウロポスに見られる神殿に似ているといわれる。

 直径25センチの銀台金メッキの金属製品が出土、太陽神がライオンの引く馬に乗り、その前方の祭壇で、僧侶が香を焚き、アポロ・星・三日月などが空に表されたキベーレ神話の装飾が描かれている。用途は、円盤の下方にもとあった台の把手の部分につながるようにデザインされていることから、礼拝の折の祭器の一つか、また、神殿の装飾に使われたものと考えられている。

 キベーレ神話の装飾は、ライオンや太陽神など写実的に表されているが、全体的に様式化が目立つ。髪型や服装はギリシア風のものが多いが、中にはオリエント風の僧衣のも見られ、シリア北方のスタイルに近い。キベーレ神話そのものが、小アジアで発祥したと考えられているので、この円盤の発見によって、西暦紀元前3世紀頃のシリア・メソポタミアにあったギリシア植民地と、東方の管区に交易が存在していた可能性が考えられるようになった。」