たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

宙組『オーシャンズ11』_東京宝塚劇場千穐楽LV思い出し(2)

2019年11月04日 23時28分06秒 | 宝塚
2019年8月18日(日)宙組『オーシャンズ11』_東京宝塚劇場千穐楽LV思い出し(1)

連休の終わり、脳みそ休めに少しだけ思い出し日記の続き、ささやかな備忘録。



クイーン・ダイアナ@純矢ちとせさん、テリー・ベネディクト@桜木みなとさんに、セキュリティをかいくぐって会いにきてお金を頂戴と言う場面で笑いが起きていたのは、わたしはわからなかったですが、真風涼帆さん監修グッズのバッグを持っていたからのようです。こういうところにアドリブの余地があったんですね。5月21日に宝塚大劇場で観劇したときはお化粧で最初どなたなのかわかりませんでした。テス@星風まどかちゃんに嫉妬して意地悪してやろうとしますが最後はベネディクトを見限りオファーのあったブロードウェイに行く、ブロードウェイでの役が白雪姫の継母という滑稽味のある役所、楽に演じているようにみえて、おかしみのエネルギーをすごく要求されたと思います。貫禄と美貌でお見事でした。在団17年目、この公演をもって退団されました。続々と退団している89期、同期からのお花渡しは七海ひろきさんでした。お互いに見つめあい、うんといった感じでアイコンタクトをとってからはけていった七海さん、男役時代とほとんどかわらない佇まいが無理に女性に戻っているでもなくナチュラルに優しくてかっこよかったです。同期ってかけがえのない仲間なんだろうなと感じた、素敵なお花渡しでした。


 カーテンコールの最後、ひとり緞帳前に出てきた真風さんにちょっとしたハプニング。色気ばりばりの男役とは思えない可愛い笑い方でひとしきり笑ったあと、「またあいましょう」と言いながら横にカニ歩きではけようとするとセットのスロットに背中の大羽根がひかかってしまいました。真風さんの「アッ・・・」で『オーシャンズ11』、ENDとなりました。男役さんの素と役としての舞台姿とのギャップもまた魅力。ギャップの法則、人生はギャップ。

 イレブンの中で何気にすごく気になる存在だったのがイエン@秋音光くん、あきねひかると読むんですね。中国人?でヨーヨーの達人という設定。ひょうひょうとしていてなにを思っているのかわからないけどさり気なくなにもかもわかっていて、運動神経抜群、金庫破りの大事なところでしっかり自分の役目を果たすという小気味よさがすごくよかった。この役で劇団から表彰されたみたい。個性の強いイレブンの中で主張しているわけでもないのに印象的でした。これからが楽しみ。


 ベネディクトのテーマ曲「夢を売る男」、紅ゆずるさんのサヨナラショーで聴いていて、ベネディクトって、ギャッツビーのように恵まれない子供時代を過ごし、地味にすごく努力して自分の力で這いあがってきた努力家なんだなあって思いました。ベネディクトの子供時代の物語は小池先生オリジナルみたいですが、ダニーら詐欺師に対する完全な悪役ではないところが物語としてはちょっとむずかしい作品なのかな。 理屈抜きに楽しんでしまえばいい、楽しめる作品。真風さん@ダニーとキキちゃん(芹香斗亜さん)@ラスティの、舞台を回す力で軽やかに魅せてくれたので楽しめました。真風さんの語尾をあげるところが気になった人は気になったかも。プログラムや舞台写真をみると真風さん、薬指にずっと指輪していて男役としてこうして役に入りこむんだという心意気を感じます。

 スターと言われる男役さんたちはとくにほんとに純粋に努力に努力を重ねて芸をみがいている、フィルターにかけたらダイヤモンドしか残らないという小池先生の話が最近あったようで10年を超えて在団しているジェンヌさんたち、好きだから続けているんだろうなと思います。この舞台に立ち続けることは大変なこと。楽しい時間をありがとうございました。

 もう少し書きたいことあるような気がしますが今はこれにて。


5月21日(火)の宝塚大劇場。












































連休明けがおそろしい

2019年11月04日 20時21分21秒 | 日記
 三連休、昨日は夕方またお風呂屋さんで2時間ほど汗と共に一週間分の毒を流しました。ようやく本格的な秋、長かった夏の疲れがきているのを感じます。連日眠剤なしで7時間余り眠ることができましたが業務のことを考えると今ひとつ頭の中が休まりません。夢の中でもがいているような気がします。昨夜はようやくそうでもなかったでしょうか、嬉しいことが夢にあらわれてくれたような気がします。でもリラックスして業務のことを忘れてきるのもおそろしいです。先ほど11月のローテーション表をやっとみました。明日と金曜日がお昼休みの電話当番。三連休明け、ボケボケでおそろしいです。金曜日の夕刻、問い合わせに答えきれなかった内容をようやく先ほど復習してみました。わたし間違ったことは言ってなかったみたいですが十分わかってはいない、っていうことでささっと数字を書いて説明してくれました。持ち帰ってきたその資料を読み返してみましたが、頭の中で数字ゲームやっているみたいで入っていきません。脳みそが受けつけない。無理みたいです。たぶん職員も理解できる人は一部のマニアックなことでそんなに簡単には理解できない高度なことなのですが、理解してもらわないと困りますって言われています。自分の担当分。でもこういうことを理解できるセンスにかけている脳みそは動きません。自分のことではむずかしくて説明されてもわからないので理解することをあきらめた内容。理解したい人たちがいて、説明できないといけないのですがむずかしい。担当分も担当外もむずかしい。こんなにむずかしい仕組み理解できなくて当然。無理だなあ、無理。今年もあと少しだねっていう季節になってここまできて辞めるのなんのって今さらあり得ないタイミング。このあとどうすればいいのかも全くわかりません。とにかく車が危なすぎて、不便すぎて、このまま家に暮らし続けるのは無理だとわかった。大好きな日比谷が遠いのさみしすぎる。かといってこれからまた家賃を含めた必要最低生活費に観劇代も稼ぐだけの力があるのか、年齢があがってきているのにそんなことは可能なのか。また家を出ないといけないことはよくわかったなれど具体的にどこでどうやって暮らしを立て直していくのか。今は今のことに精一杯で脳みそがそこまで回っていません。寒くなってきたので雨の日の自転車は夏よりも過酷だろうと思います。車の交通量が30年前とくらべものにならないぐらい増えたし、ビュンビュンとばしまくっているし、ほんとに無理。無理ばっかりなところをなんとかやろうとしていますがやっぱり無理かも。自分を病気にすることはできないのですがここまでやってきてもやっぱりきびしいとしか思えない。これでほんとにまだあと4カ月と4週間やるのかなあ、長いよね、長い。無理だよなあって思いながら、吐きそうになりながら明日も出勤するしかありませんが解放されたいです、一日も早く・・・。

 どこで人生の終わりを迎えるのだろうなとか考えても仕方ないですね。継ぐ人がいないお墓、つくってしまったけどCLOSEするしかないよねとか、考えても仕方ないですね。終活にはまだ早いはず?そんなことない?

 お金のひきかえに?色々とエネルギー奪われすぎています。かぎりある人生の時間、これからどうすればいいのか、迷っているうちに人生の幕がおりてしまうのでしょうか。そんなことはない?

 連休中に書きたかったヅカ日記、あとで少し書けるといいかな。


大阪万博スタンプコレクション

2019年11月04日 08時41分22秒 | 祈り
大阪万博【おおさかばんぱく】

1970年,大阪府吹田市の千里丘陵でアジアで最初に開催された万国博覧会。正式名称は日本万国博覧会。EXPO'70ともよぶ。基本テーマは〈人類の進歩と調和〉で,期間は3月14日(一般公開は15日から)−9月13日。会場面積は約350ha。参加国は77(44パビリオン),参加企業団体34(32パビリオン)。テーマソングは〈世界の国からこんにちは〉(三波春夫ほか)。大会期間中の入場者は延べ6421万8770人に達し,万国博史上の最高記録となっている。アメリカ館に展示された〈月の石〉が人気をよび,岡本太郎作の〈太陽の塔〉(高さ70m)がシンボル的な存在であった(現存)。日本の高度経済成長期を象徴するイベントとされる。跡地には独立行政法人日本万国博覧会記念機構が保有・整備する万博公園がある。

高度経済成長【こうどけいざいせいちょう】

1960年代の日本の経済成長率が年平均10%を越え,諸外国にも例を見ない急速な経済成長を遂げたことをいう。石炭から石油への転換(エネルギー革命),〈所得倍増〉を唱える池田勇人内閣の成立(1960年)に始まり,合成繊維,プラスチック,家庭電器などの技術革新,石油化学コンビナートなど大型化・集中化が進行し,モータリゼーションや,スーパーマーケットなどの流通革命も進んだ。所得向上は家庭電化など豊かな国民生活をもたらしたが,一方で物価上昇,大都市圏の過密と農村などの過疎,そして公害など負の遺産も生じた。1973年の石油危機で高度成長に終止符を打った。

(百科事典マイペディアの解説、コトバンクより)

 父が遺した荷物の中にあった1970年大阪万博のスタンプコレクション。

 休日に新幹線で行きました。断片的な記憶。

 人混みの中、妹がすぐ近くにいた知らないおじさんを父親と間違えたこと、ロボット館で写真を撮ったこと。写真は今もアルバムの中にあるはずです。そろそろ断捨せねばと思っています。


 高度経済成長期の真っ只中、昔はよかった、あの頃はよかった、は違う。何度か書いていると思いますが、13年間大会社で働いて感じた社会のひずみ、そして使い捨てにされたところから労働紛争となってしまい、さらに感じた社会のひずみ、今また業務を通して感じる社会のひずみ。高度経済成長期のツケが今の日本をおおっていると思います。そして負の遺産は下の世代へと、これからの社会を担っていく子どもたちへと、どんどん肥大していっていると思います。団塊の世代が高齢化していく少し先の日本はどうなっていくのか、心配しかありません。危機はもう今そこにせまっているのかもしれません。気づいている人はどれぐらいいるのか心配しかありません。

 すごくつまらないことを書いているのかもしれません。脳みそがしびれきっているのでこれぐらいで・・・。