たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

月組『雨に唄えば』_ライブビューイング

2018年07月01日 20時17分24秒 | 宝塚
 東京宝塚劇場の地下の映画館で、月組赤坂ACTシアター『雨に唄えば』のライブビューイングを観たあと、東京宝塚劇場を眺められるカフェで食事。どう考えても支出が多すぎますが、お茶を我慢したし、日比谷に来るのこれが最後かもしれないので、自分に許してあげることにしました。もうチケットはないし、11月12日で業務終了。そのあとどこでどうやって生きていけばいいのかわからず、収入が途絶えることを思うと都心を去らなければなりません。夏を無事に生き延びることができるかどうかわからない今考えても仕方ありません。お昼は自分の部屋で体を休めてなんとか生き返ったしだい。坂道が足腰にきていてガタガタですが3日間でなんとか持ち直してきました。

 前置きが長すぎますね。広い映画館で後方席でしたが見やすくって、あったかい気持ちになることができた3時間でした。耳に馴染んだナンバーとタップダンスの場面も多くて、帰り道は口ずさみたくなる気分。20代のころ、フレッド・アステアやジーン・ケリーが出演するハリウッドのミュージカル映画が好きで好きでよくみていたことを思い出しました。今そういう映画館なくなってしまったし、大草原の小さな家への旅で最後に訪れたハリウッドは騒然としていて、すごく豪華なイメージだったアカデミー賞授賞式の会場は思ったよりもさびれた感じだったし、時代の移り変わりを感じました。

 さてさて、月組公演。10年ぶりの再演とのこと。主演のドン役珠城りょうさんは『カンパニー』に続いてスーツ姿が実にお似合い。実直であったかくて包むこむような優しさがにじんでいました。こういう役お似合いですね。一幕最後、珠城さんが雨の中で傘を使いながら、テーマソングを歌い踊るシーン、舞台に本当に雨を降らせていてびっくりしましたが、真実味がありました。演目を知った時には少し違和感があったのですがダンスも歌もすごく似合っていて素敵な場面でした。二番手のコズモ役美弥るりかさんは軽快なテンポの三枚目を、さりげなく色気もにじませながら演じられていてこの人にしかない華と色気がある人だなあと思いました。がっちりした珠城さんとものすごく細い美弥さんが同じスーツを着て一緒にタップダンスを踊る場面がなにげにツボ。発声法の先生に早口言葉ならぬ、言いにくい長文を読ませて二人でいじる場面は毎回アドリブが入っているのかな。当たり前ですがみなさん活舌がいいですよね。リナ役は毎回男役ポジションなのかな。ちょっと頭が弱くって自分本位な女性を嫌味なく演じるがなかなか難しい役所。背が高くって凄味がありました。輝月ゆうなさん、ほんとはすごく歌が上手な方なんでしょうね。キャシー役の美園さくらさん、可愛くて歌も上手で素敵なヒロインでした。ドナ役が専科の五峰亜希さんなのはすぐわかりました。光月るうさんの撮影所の所長シンプソンと映画監督の連まことさんもいい味を出していました。

  ゆったりとやさしい気持ちにさせてもらえたひととき。明日からまた地獄のような一週間が始まるのでいろいろと書きたいところですが自分のための家事もあるし、帰らなければなりません。昨夜は二度目がさめつつ7時間余りの睡眠。ものすごく眠いですが、今夜はどうでしょうか。真夜中になるとガタガタなるの、ほんとに勘弁してほしいです。

 明日も灼熱。なんとか無事に朝を迎えられますように。なんとか無事に一日を生き延びることができますように。






カウンセリングスクールのつぶやきメモより(3)

2018年07月01日 15時17分31秒 | 祈り
「2004年5月29日

1.この授業を受けて、感じたこと、考えたことを自由に書いて下さい。

土曜日の授業で、内容豊かなお話をゆっくりきくことができてうれしかったです。

この春、通信教育で大学を卒業しましたが、大学での勉強は意義深いものであったと実感しました。

病んでいる母、亡くなった妹、病いの原因が神経症物質であったとわかれば先生がいわれたyとうに、私はひとつ安心できるにちがいありません。

心という形のないもの、その世界に足を踏み入れたばかりです。来週の遺伝の話が待たれます。

今日はY先生に偶然お目にかかれて嬉しかったです。」

 
 自分の過去から自由になりたくて、解き放たれたくて、これからは自分のために生きたくてこうしてブログに綴りながら振り返りの作業をしています。ある意味断捨離。心身をすり減らしながら勉強を続けてきましたが、普通に生きることがいちばん大変で尊いことだとわかったので仕事に付加価値を求めることはもうやめようと思います。普通にどうにかこうにか生きられて、幸せだと思える、生きていてよかった思える時間を少しでも多くもつことができれば、残りの人生は幸せだと思います。この夏を越せるかどうかわかりません、今の仕事を無事契約終了までたどり着けたとしてもそのあと、どこでどうやって生きていけばいいのかわかりません。自分を責め続けてきた過去から、もう自分を自由にしてあげたいなと思います。

 そんなに外で食事したりお茶したりしていたら財布も体も無理なので断捨離しながら早めにお昼を部屋ですませて、でもちっそくしそうになってきたのでまた逃げ出してきました。冷静に考えたら、今日が最後の日比谷かもしれません。もう帝国劇場も東京宝塚劇場もチケットないし、8月は観劇の予定が全くありません。今度の土曜は池袋だし、あとライブビューイングと蘭ちゃんのお茶会。日比谷は今日が最後かもしれません。これから現実逃避の時間。ヘンなおばさんがウロウロしているの。誰にも迷惑かけていないからいいか。

 チケット代もスパも心身をこわさないための必要経費だと思うしかないこの頃です。心身共にきつい仕事なのにお給料安すぎ・・・。

 最後にグチ、失礼しました。