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【雑感】中日関係は岐路にさしかかっている【中文/光明日報】

http://news.xinhuanet.com/world/2007-12/03/content_7192008.htm

 高村外相が温家宝、胡錦涛と「政治的空言のみで、何一つ具体的な事は話し合われない」会談の結果、大部分の中国マスコミ(と朝日新聞)は中共の思惑通り、熱烈有効記事を書いている。
 そんな中インテリ向けとされる光明日報が書いてきた、水を浴びせるような斜に構えた、裏まで読むとある意味正直な記事。

 抄訳:
 いくら福田が親中だといっても、日本の国益を越えて中国に尽くすわけでなし、日中関係は依然として岐路にある。
 福田は初の外遊先を米国に選んだことからも、依然として日米関係を第一に捉えている。ガス田、CO2排出、ODA停止小泉時代からの路線を継承しており、日中間の構造的矛盾は解決されていない。
『菊と刀』にも書いてあるように、ドイツ人と違い日本人は歴史的な事実を認めず、反省しない。
 右翼が民即主義を扇動している。
 アメリカは日中関係に対する構造矛盾だ。日本は戦後アメリカとの関係を元に国際的な地位を築きあげてきており、アメリカの戦略から脱することはできない。
 F15を「中国向け」に沖縄に配備したことから考えても、日米安保は日中の穏やかな関係を妨げている。

 

裏を読むと
 日本の国益より中国の国益を優先させるさせろ。
 中国のやることに条件をつけるな。
 外交上アメリカより中国に先にこい。
 歴史問題では未来永劫反省していろ。
 愛国的な思想は皆右翼。
 日米安保条約を解消しろ。

 でなければ「友好的」だとみとめない。

 逆に言えば、これまで「友好」を名目に、上記の通りに行動した政治家、経済人、マスコミが多かった、という証左だといえる。


 インテリ向けにしては、随分と事実誤認が多いあまりにも主観的な文章。
 個人的には、あんだけ(というかこんだけ)日本をくそみそ書いておいて、「日本は自分の判断で日米関係を日中関係に優先させている」と何故考えられないのか?「日本人が中国と仲良くしたがっている」と疑いなく思える根拠は何なのか?疑問でしょうがない。

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【妄言】防衛省改革―解体的出直しを考えよ【和文/朝日社説】

http://www.asahi.com/paper/editorial20071204.html#syasetu1

 汚職や情報隠しなど一連の不祥事を受けた防衛省の改革論議がスタートした。首相官邸の主導で発足した有識者会議が来年2月にも中間報告をまとめる。

 論議のテーマとして挙げられているのは(1)文民統制の徹底(2)厳格な情報保全体制の確立(3)防衛調達の透明性確保の三つだ。いずれもこれまでに指摘されてきたことばかりだ。問題の体質が一向に改まっていなかったということだろう。

 安全保障は、国の存亡にかかわることである。それを理由に、多くのことが秘密扱いとされてきた。だが、守屋武昌前事務次官の収賄事件や、インド洋での海上給油の情報隠しでわかったのは、安全保障という看板の裏で、利権の構造ができあがり、文民統制を軽んじる風潮がまかり通っていたということである。

 もはやこの役所に自浄能力があるとは思えない。防衛省は今年1月に庁から省に昇格したばかりだが、「省」にふさわしい組織や人材を備えていなかった。「庁」に戻して出直しさせるぐらいの覚悟で、改革に取り組む必要がある。

 何よりも考えなければならないのは、政治の役割だ。守屋前次官は4年間も次官を務めた。自分の意に沿わない人は飛ばし、「防衛省の天皇」とささやかれるほど権勢を振るった。こんなことができたのも、歴代の首相や防衛庁長官が重用していたからこそである。

 軍部が暴走した戦前の歴史を持ち出すまでもなく、実力組織である軍隊をどうコントロールするかは政治に課せられた重い責任だ。

 ところが、守屋前次官が官房長、防衛局長、次官を務めた9年間に、防衛庁長官と防衛相は延べ10人以上だ。これでは政治による統制は期待できないし、中には適格性を疑いたくなる人もいた。

 防衛相には、人格に優れ識見に富む人物を選ぶことが大切だ。そのうえで、少なくとも3年ぐらいは任せることを考えてみてはどうだろうか。

 組織改革にあたり、透明性を高めなければならないのは当然のことだ。有識者会議は「防衛調達の透明性確保」を論議するというが、問題は武器や装備品などの買い方に限らない。防衛政策全般に風通しを良くしなければならない。

 それには、情報を囲いこむ体質を改めさせる必要がある。安全保障を理由に公開できないものは、あくまでも例外であることを徹底させなければならない。

 有識者会議の論議の項目で気になるのは、「厳格な情報保全体制の確立」だ。これは必要なことではあるが、だからといって透明性という原則がなおざりにされてはいけない。

 こうした大きな構えで、防衛省の組織のあり方にメスを入れるべきだ。それにしては、有識者会議のメンバーに政府の懇談会の常連や防衛庁・自衛隊のOBばかりが目立つのは心配だ。役所に痛みを求めない提案に終わっては、防衛省だけでなく日本の政治の危機である。


 相変わらず文学的な表現しか目立たない社説だが、文中で「政治による統制」という表現をわざわざ使っている。
「文民統制」とは敢えて別に使っているので、論説委員は別の語意だと思い込んでいるようだが。

「軍に対する政治による統制」がすなわち「文民統制」に他ならない。

 そのあたりの基本的な概念を誤解した上で「防衛相には、人格に優れ識見に富む人物を選ぶことが大切だ。」などと抽象的な提案をされても、妄言としか呼べない。
 

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【妄言】胡主席、政治決着に強い意欲 ガス田問題で高村外相会談【和文/朝日】

http://www.asahi.com/international/update/1203/TKY200712030322.html

 北京を訪問中の高村外相は3日、人民大会堂で胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席と会談し、年末にも予定される福田首相の訪中など首脳間交流を成功させることで一致した。

 日本側の説明によると、1日の外相会談で福田首相訪中時までに解決をめざすことで一致した東シナ海のガス田共同開発問題について、胡主席はまず、「両国の指導者が大局的見地から対話を堅持して解決するという政治的意欲を有することが大事だ」と語り、政治決着に強い意欲を見せた。

 続けて「係争を棚上げして共同開発という共通認識に達すること、対等な協議を行って解決法を探すことが重要だ」と語ったうえで、「協議を加速し、早期に適切に解決することに賛成する」と述べた。具体的な内容には触れなかったという。

 これに対し、高村氏は「福田首相の訪中までに東シナ海の問題を解決したい。胡主席の指導をよろしくお願いする」と指導力の発揮を求めた。

 さらに胡主席は「敏感な問題」として台湾問題を取り上げた。来年3月の総統選に合わせ、台湾名義での国連加盟を問う住民投票が予定されていることについて「明確に反対し、台湾問題を適切に処理するように望む」と日本側に強い態度で臨むことを求めた。

 これまで日中間の首脳や閣僚レベルの会談で中国側は台湾問題とともに歴史問題を取り上げることが多かったが、胡主席は今回、歴史問題に一言も触れなかったという。

 一方、高村氏は日朝関係に触れ、「過去の清算と拉致問題を両方解決して日朝国交正常化に導きたい」と語り、中国側の支持と協力を求めた。


 政治的言い回しなのだろうが、筆者の読解力では、
「両国の指導者が大局的見地から対話を堅持して解決するという政治的意欲を有することが大事だ」
この言い回しは一般論にしか読めない。
 それをさも胡錦涛本人が「意欲を持っている」かのように報道するのは、捏造であり胡錦涛も迷惑しているに違いない。

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12月4日

・新華社(要約)
http://news.xinhuanet.com/newscenter/2007-12/04/content_7188188.htm

1959年:
最高人民法院は、戦争犯罪者33名を特赦。満州国皇帝溥儀もこの時に特赦された。

 

・Wikipedia(抜粋)
http://ja.wikipedia.org/wiki/12%E6%9C%884%E6%97%A5#.E3.81.A7.E3.81.8D.E3.81.94.E3.81.A8

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