http://www.asahi.com/international/update/1203/TKY200712030322.html
北京を訪問中の高村外相は3日、人民大会堂で胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席と会談し、年末にも予定される福田首相の訪中など首脳間交流を成功させることで一致した。
日本側の説明によると、1日の外相会談で福田首相訪中時までに解決をめざすことで一致した東シナ海のガス田共同開発問題について、胡主席はまず、「両国の指導者が大局的見地から対話を堅持して解決するという政治的意欲を有することが大事だ」と語り、政治決着に強い意欲を見せた。
続けて「係争を棚上げして共同開発という共通認識に達すること、対等な協議を行って解決法を探すことが重要だ」と語ったうえで、「協議を加速し、早期に適切に解決することに賛成する」と述べた。具体的な内容には触れなかったという。
これに対し、高村氏は「福田首相の訪中までに東シナ海の問題を解決したい。胡主席の指導をよろしくお願いする」と指導力の発揮を求めた。
さらに胡主席は「敏感な問題」として台湾問題を取り上げた。来年3月の総統選に合わせ、台湾名義での国連加盟を問う住民投票が予定されていることについて「明確に反対し、台湾問題を適切に処理するように望む」と日本側に強い態度で臨むことを求めた。
これまで日中間の首脳や閣僚レベルの会談で中国側は台湾問題とともに歴史問題を取り上げることが多かったが、胡主席は今回、歴史問題に一言も触れなかったという。
一方、高村氏は日朝関係に触れ、「過去の清算と拉致問題を両方解決して日朝国交正常化に導きたい」と語り、中国側の支持と協力を求めた。
政治的言い回しなのだろうが、筆者の読解力では、
「両国の指導者が大局的見地から対話を堅持して解決するという政治的意欲を有することが大事だ」
この言い回しは一般論にしか読めない。
それをさも胡錦涛本人が「意欲を持っている」かのように報道するのは、捏造であり胡錦涛も迷惑しているに違いない。
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