守山ハーフマラソンの10kmの部に参加した。
なにしろ大会に出るのは初めてなので、何もわからない。
8:00からの受付に時間通りに行こうと思って、車で出かけるとすでに駐車場は7割方埋まっていた。みんな何時から来ているのか。
受付ではゼッケンやタイムを計るチップのほかに、アクエリアスやウィザーinゼリー、大会記念のトートバックまでくれた。うどん引換券というのも入っている。なんとサービスの良いことか。
参加費が3000円以上したのも、これを見るとまあいいかと思う。本当は大会運営費なんかがけっこうかかっているのだろう。
8:00に受付を済ませて、10kmレースのスタートは10:15。2時間もある。
9:00から開会式や子どもの部などいろいろあるのた。招待選手の市橋有里を一目見たい気もしたが、とにかく寒いので車で時間をつぶすことにした。
昨日録画したお笑い番組やニュースをGigabeatで見ながら、久しぶりにzaurusで友達に手紙を書いた。
すると雨が降ってきた。天気予報では降水確率30%となっていたのでもしかすると、小雨の中を走ることになるのかとも思っていたが、結構強く降ってくる。
まあ、待つしかないと思い、お笑い番組を見て、ゲラゲラ笑っているとスタート45分くらい前になったら、急に雨がやんだ。ラッキーだ。ちょっと陽も差してきた。
40分前になってトイレに行って、ストレッチをした。
そろそろラインニングスタイルになろうと思ったのだが、Tシャツと短パンでは寒い。駐車場で車から降りてくる人は、だいたい長袖のシャツにロングタイツ姿。今回はスタイル選びに失敗したかなとも思ったが、同じような格好の人もたまにいたので、ぎりぎりまで車で待機して、スタート地点までウォーミングアップを兼ねてジョギングすることにした。
10kmマラソンの参加者は500人くらい。参加者名簿では70歳近い人もいる。
「なんか、キンチョーするね」という初参加らしい若い女性のグループや「いっしょに走ってや」と言っている夫婦など、18歳以上の老若男女いろいろのドラマが垣間見える。
真ん中当たりの位置でスタートした。
いつもどおり走ろうと思ったが、なんかペースが速い。1kmくらいから縦に長い列になり、みんなのペースが落ち着いてきたようだった。体も温まってきた。抜くより抜かれる人の方が多くなった。自分のペースで走ればよいのだが抜かれるのはあまりいい気がしない。とくにドタバタドタバタ走って来た人に抜かれると、???何で抜かれるの???と思ってしまう。
それでもいつもよりペースは速く、5km地点では26分くらいだった。
これでは後半バテるな、と思ったのでちょっとペースダウンした。
5kmくらいで湖岸道路に出ると絶景だ。この景色を見ながら走りたくて、今回の大会に登録したようなものだ。
でもいつもよりちょっと苦しい。横をいろんな人が抜いていって、気が散る。
6kmを過ぎた頃に同じ背格好の男性と並んで、抜かれた。抜かれて思ったのだが、走る後ろ姿がすごくきれい。きれいというより無駄がない。体はぶれず、手は振りすぎず、ピッチも自然だ。
こんなフォームで走りたいと思った。それでこの人について行くことに決めた。後ろ姿を見ているといろんなことに気がつく。そうか、頭から背骨へと体の中心を意識するのだなとか、手はちょっと下ろしたほうが楽なのかとか、ピッチは小さめしたほうが体がぶれないなとか。上り坂でも手を振りすぎないほうがいいのかとか、下り坂ではペースを抑え気味にするとよいとか、本で読んだことと同じような走り方なのだ。
走る姿のコピーは徹底してきて、その人が湖をちらっと見たら、同じようにちらっと見て、川の方を見ればまた同じように見た。意識はほとんどその人の走りだけに集中していた。
そうすると誰に抜かれようと、誰を抜こうと気にならない。ただ、その人との5mほどの距離に割り込む人がいると無理にでも追い抜いたが...。
このまま、ゴールまで同じペースで行くとばっかり思っていたら、最後の2kmくらいでその人はペースを上げた。
えー、ペース配分をしていたのか、とちょっとびっくりしたが、ついて行けるところまで行こうと後ろを走った。
周りの人をどんどん抜いていく。
最後にトラックに入って、5kmくらいで抜かれていった人を次々に抜くことになった。
最後の100mはちょっと飛ばしたので、抜くつもりもない中年の女性がその人との間に入ってきた。ゴール寸前で抜くなんて、その女性に失礼だと思ったが、仕方がないので、渾身の力を振り絞ってゴール5mくらいで抜いた。
タイムは1時間を余裕で切っていた。練習の時より7~8分速い。
ゴール後、その人に一言お礼を言いたくて「すごくきれいなフォームで走られますね」と声をかけた。
その男性はちょっと驚いたようだった。
「初めての大会だったので途中からついて行かせていただきました」と言ったら、その人は「僕も初めてなんですよ」と言った。
今度はこちらがちょっと驚いたが、私と同じようなタイムならそれもそうかと思い、「じゃあ、またどこかの大会でお会いするかもしれませんね」と言って分かれた。
初めて会った中年男性にそれ以上話をするのも変だろう。ゲイかストーカーと間違われるのも嫌だし。
でも男性の名前はホームページに記録が出ればすぐわかる。私の一人前の記録なのだ。
ほんとにちょっとしたストーカー・ランナーだ。
なにしろ大会に出るのは初めてなので、何もわからない。
8:00からの受付に時間通りに行こうと思って、車で出かけるとすでに駐車場は7割方埋まっていた。みんな何時から来ているのか。
受付ではゼッケンやタイムを計るチップのほかに、アクエリアスやウィザーinゼリー、大会記念のトートバックまでくれた。うどん引換券というのも入っている。なんとサービスの良いことか。
参加費が3000円以上したのも、これを見るとまあいいかと思う。本当は大会運営費なんかがけっこうかかっているのだろう。
8:00に受付を済ませて、10kmレースのスタートは10:15。2時間もある。
9:00から開会式や子どもの部などいろいろあるのた。招待選手の市橋有里を一目見たい気もしたが、とにかく寒いので車で時間をつぶすことにした。
昨日録画したお笑い番組やニュースをGigabeatで見ながら、久しぶりにzaurusで友達に手紙を書いた。
すると雨が降ってきた。天気予報では降水確率30%となっていたのでもしかすると、小雨の中を走ることになるのかとも思っていたが、結構強く降ってくる。
まあ、待つしかないと思い、お笑い番組を見て、ゲラゲラ笑っているとスタート45分くらい前になったら、急に雨がやんだ。ラッキーだ。ちょっと陽も差してきた。
40分前になってトイレに行って、ストレッチをした。
そろそろラインニングスタイルになろうと思ったのだが、Tシャツと短パンでは寒い。駐車場で車から降りてくる人は、だいたい長袖のシャツにロングタイツ姿。今回はスタイル選びに失敗したかなとも思ったが、同じような格好の人もたまにいたので、ぎりぎりまで車で待機して、スタート地点までウォーミングアップを兼ねてジョギングすることにした。
10kmマラソンの参加者は500人くらい。参加者名簿では70歳近い人もいる。
「なんか、キンチョーするね」という初参加らしい若い女性のグループや「いっしょに走ってや」と言っている夫婦など、18歳以上の老若男女いろいろのドラマが垣間見える。
真ん中当たりの位置でスタートした。
いつもどおり走ろうと思ったが、なんかペースが速い。1kmくらいから縦に長い列になり、みんなのペースが落ち着いてきたようだった。体も温まってきた。抜くより抜かれる人の方が多くなった。自分のペースで走ればよいのだが抜かれるのはあまりいい気がしない。とくにドタバタドタバタ走って来た人に抜かれると、???何で抜かれるの???と思ってしまう。
それでもいつもよりペースは速く、5km地点では26分くらいだった。
これでは後半バテるな、と思ったのでちょっとペースダウンした。
5kmくらいで湖岸道路に出ると絶景だ。この景色を見ながら走りたくて、今回の大会に登録したようなものだ。
でもいつもよりちょっと苦しい。横をいろんな人が抜いていって、気が散る。
6kmを過ぎた頃に同じ背格好の男性と並んで、抜かれた。抜かれて思ったのだが、走る後ろ姿がすごくきれい。きれいというより無駄がない。体はぶれず、手は振りすぎず、ピッチも自然だ。
こんなフォームで走りたいと思った。それでこの人について行くことに決めた。後ろ姿を見ているといろんなことに気がつく。そうか、頭から背骨へと体の中心を意識するのだなとか、手はちょっと下ろしたほうが楽なのかとか、ピッチは小さめしたほうが体がぶれないなとか。上り坂でも手を振りすぎないほうがいいのかとか、下り坂ではペースを抑え気味にするとよいとか、本で読んだことと同じような走り方なのだ。
走る姿のコピーは徹底してきて、その人が湖をちらっと見たら、同じようにちらっと見て、川の方を見ればまた同じように見た。意識はほとんどその人の走りだけに集中していた。
そうすると誰に抜かれようと、誰を抜こうと気にならない。ただ、その人との5mほどの距離に割り込む人がいると無理にでも追い抜いたが...。
このまま、ゴールまで同じペースで行くとばっかり思っていたら、最後の2kmくらいでその人はペースを上げた。
えー、ペース配分をしていたのか、とちょっとびっくりしたが、ついて行けるところまで行こうと後ろを走った。
周りの人をどんどん抜いていく。
最後にトラックに入って、5kmくらいで抜かれていった人を次々に抜くことになった。
最後の100mはちょっと飛ばしたので、抜くつもりもない中年の女性がその人との間に入ってきた。ゴール寸前で抜くなんて、その女性に失礼だと思ったが、仕方がないので、渾身の力を振り絞ってゴール5mくらいで抜いた。
タイムは1時間を余裕で切っていた。練習の時より7~8分速い。
ゴール後、その人に一言お礼を言いたくて「すごくきれいなフォームで走られますね」と声をかけた。
その男性はちょっと驚いたようだった。
「初めての大会だったので途中からついて行かせていただきました」と言ったら、その人は「僕も初めてなんですよ」と言った。
今度はこちらがちょっと驚いたが、私と同じようなタイムならそれもそうかと思い、「じゃあ、またどこかの大会でお会いするかもしれませんね」と言って分かれた。
初めて会った中年男性にそれ以上話をするのも変だろう。ゲイかストーカーと間違われるのも嫌だし。
でも男性の名前はホームページに記録が出ればすぐわかる。私の一人前の記録なのだ。
ほんとにちょっとしたストーカー・ランナーだ。