[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年08月16日[土]) [Hatena Blog『日々読学』]
極右集団が〝大躍進〟する<時代>でいいのか? とても<時代を読む>ことなど出来ない…。
東京新聞のコラム【<時代を読む>推し活政治で失うもの 山田健太・専修大学教授】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/424174?rct=column_jidaiwoyomu)によると、《大ヒットしている映画「国宝」と大躍進の参政党-。それを支えるファンの共通キーワードは「人生最高」のようだ。こんな素晴らしい映画に、人生で初めて出会った。交流サイト(SNS)の演説を聞いてマジ感動し、生まれて初めて街頭演説に来た。こうした「最高」や「初」尽くしの声が、満面の笑みとともにテレビのインタビューから続々流れてくる。その熱がさらに周りに伝播(でんぱ)し、大きな熱風となって日本全国を覆っている。しかもいったんハマってしまうと、その渦の中から抜け出すのも大変だ。自分はそれほどと思っても、それを声に出すことははばかられ、プラスの感想にうなずく人も多かろう。同調圧力が強い日本社会では賛同の声だけが拡散していくことになりがちだ。しかもアルゴリズムの結果、同じような情報や意見ばかりが、目の前のスマートフォンの画面に現れることになる。特にテレビ等のマスメディアが大きく取り上げると、XやTikTok等のSNSで検索をし、さらにその渦の中に自ら飛び込む結果となっている。…同じことが政治の世界でも起こっていて、真偽不明の発言が独り歩きし、それが話題を呼びさらなる人気の原動力となっている。報道各社のファクトチェックまとめサイト…》。
《4割の人は投票しない…》…投票率が、70%、80%と上がらないものかね。
東京新聞のコラム【参院選で投票しなかった4割を思う 届けたい人に届かないもどかしさ〈鴻上尚史の月2回コラム〉】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/423411)/《でも僕は、投票しなかった4割の人達のことを思います。戦後、昭和の期間は、70%を前後しました。世界がまたキナ臭くなっていると感じる時に、7割どころか8割に近づいてもいいのに、4割の人は投票しないんだと、考え込んでしまいます。おそらく、投票しなかった4割の人は、僕のこのコラムなんか読むことはないんだろうなあと思います。最も届けたい人に届かず、充分に分かっている人に何度も届くというのは、なんとも、もどかしいものです》。
南彰さんのつぶやき:
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【https://x.com/MINAMIAKIRA55/status/1951127867842027936】
南 彰 MINAMI Akira / 「歩く民主主義 100の声」
@MINAMIAKIRA55
参政党(神谷宗幣代表)が、閉鎖性を指摘される首相官邸の対応よりも不透明な会見許可制のルールを設けました。
4年前から参政党を取材してきたフリーランスライター畠山理仁さんの話からは、「好意的な(記者クラブ)メディアだけで十分」という党の姿勢がわかります。
畠山理仁さん(フリーランスライター) 好意的媒体を選定か
ryukyushimpo.jpから
午後0:48 2025年8月1日
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『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
『●「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通った参院選…《主張の真偽も確認
せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)』
『●《参院選でも訴えたことは無責任のそしりを免れ》ないサセの酷い「怪文書
モドキ」、《国民の知る権利に応える役割を重んじ》る気なしの記者選別排除』
『●《核兵器に対する日本国内の意識の変化…先月の参院選では日本の核武装に
言及した候補者が当選…唯一の戦争被爆国である日本の変化が持つ意味とは》』
『●《「…核武装が最も安上がりであり…」…戦後80年で、街頭でこれを訴えて
当選してくる時代だ…「核兵器を保有すべきだ」と8人の参政党議員が回答》』
『●〝躍進〟した極右集団…《事実誤認やでっち上げで大衆を扇動するケースが
目立つ同党だが、当選したばかりの所属議員らに次から次へと問題が噴出》』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/423411】
参院選で投票しなかった4割を思う 届けたい人に届かないもどかしさ〈鴻上尚史の月2回コラム〉
2025年7月27日 12時00分
選挙が終わりましたね。
投票率は58.51%だったと発表されました。
前回の参院選より6ポイントほど上昇したので、3連休の真ん中だったわりに、投票率が上がったことを肯定的に捉えている論調が多いようです。
◆7割どころか8割に近づいてもいいのに…
でも僕は、投票しなかった4割の人達のことを思います。
戦後、昭和の期間は、70%を前後しました。
世界がまたキナ臭くなっていると感じる時に、7割どころか8割に近づいてもいいのに、4割の人は投票しないんだと、考え込んでしまいます。
おそらく、投票しなかった4割の人は、僕のこのコラムなんか読むことはないんだろうなあと思います。
最も届けたい人に届かず、充分に分かっている人に何度も届くというのは、なんとも、もどかしいものです。
◆女性が自立を目指す「人形の家」も同じ
昔、ヘンリック・イプセンという世界的に有名な劇作家が書いた『人形の家』という芝居がありました。夫からずっと「人形扱い」を受けていた女性が、初めて、自分の頭で考えて、夫と子供を捨てて、家を出て自立を目指す話です。
1879年に書かれて以来、世界中で物議を醸してきました。上演が認められなかった国もありました。日本でも明治末期に初演されて、大きな話題になりました。
でも、僕はこの話を聞くたびに、「女性を人間扱いせず、夫の従属物だと思っている人達は、劇場にこの芝居を見に来ることは絶対にないだろう。劇場まで『人形の家』を見に来る人には、『人形の家』のメッセージをわざわざ届ける必要はない」と思うのです。
◆ファクトチェックも「読む」「読まない」分かれた
以前、この連載で、「人はデータではなく、物語で動く。別の言い方をすれば、エビデンスではなく、アイデンティティーで判断する」という趣旨のことを書きました。
今回の選挙中では、以前より、ファクトチェックの回数は増えたように思います。新聞社が中心でしたが、候補者や党首の演説の言葉を取り上げて、事実かどうかを検証していました。
けれど、それもまた、届く人と届かない人がはっきりと分かれたと思います。
ファクトチェックの記事を「読む人」と「読まない人」に分かれたということです。
◆思わず唸ってしまった言葉
選挙後、「『外国人の特権?ないのでは』『憲法草案?読んでない候補者も』選挙後の神谷代表の言動に透ける参政党の危うさ」という東京新聞の会員限定記事の中で、選挙ウオッチャーでフリーライターの畠山理仁(みちよし)氏の言葉を紹介しています。
「参政党の躍進に危機感を覚えた人たちの方が党のことをよく知っているという『逆転現象』が生まれているのではないか」
思わず、唸ってしまいました。
ネットでは、参政党の憲法草案、例えば5条の「国民の要……………」。
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[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2025年08月15日[金])
気になる広島の動き。プラカードや横断幕が静かに祈りたい人々の思い、《核廃絶を願う市民の声》を妨げるだろうか?
『●《佐久間邦彦理事長…は「平和とは自由が保障されていることだ。恒久平和の
象徴である平和記念公園の意義を正しく理解できているのだろうか」》』
「山田雄之記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/原爆の日、
広島市は平和祈る人々を記念公園から締め出し、イスラエルを
式典に招待した…「被爆者の思いは」】…《今年初めて入場規制が
平和記念公園全域に広げられた、6日の広島市の平和記念式典。
一部の市民団体は退去命令に応じず、園内にとどまり続けた。
公園外での表現を余儀なくされた人たちもいた。戦争に傾く世界に
対し、「平和を訴える自由を侵している」と危ぶむ声が上がっている》」
福岡範行・山田雄之両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/広島「原爆の日」式典 平和を願う日なのに、入場規制や表現の自由への制限が…被爆地から声を上げる意義は】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/426775)によると、《広島市での6日の平和記念式典は昨年に続き、会場のある平和記念公園全域に入場規制を広げた形で催された。デモを巡る衝突事案の再発防止が名目だが、表現の自由を制限する面がある。被爆80年。世界で核兵器使用の危険が高まり、日本では「核武装は安上がり」と発言した人物が参院議員になる中、核廃絶を願う市民の声を抑える方向に走るべきだろうか。(福岡範行、山田雄之)》。
核発電全開、そして…《核武装が最も安上がり》という政治家が誕生する始末。
東京新聞の記事【TOKYO発/吉永小百合さん、核なき世界へ「粘り強く」…平和を願い朗読してきたが 日本の今を「とても憂えている」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/426425)によると、《◆ともに活動してきた坂本龍一さんへの思い 以来、ボランティアとしての朗読活動やCD化は、思いを寄せる対象を広島、長崎、沖縄と広げ、2011年の東日本大震災後は原発事故で避難生活を余儀なくされた人たちの詩も紹介し、新たな核の惨禍についても語り伝えている。2016年からは、音楽家の坂本龍一さんが被災地の小学生~大学生を集めて立ち上げた「東北ユースオーケストラ」の演奏会でも、平和、復興を願う詩を朗読している》。
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを
想像できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
核抑止論者のイシバ首相が主張する「核兵器のない世界に向け全力で取り組む」の虚しさ…。
川田篤志記者による、東京新聞の記事【唯一の被爆国なのに、「核の傘」依存が強まった戦後80年 政府はアメリカべったり、核保有訴える野党まで/川田篤志】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/426738)によると、《広島は6日、米軍による原爆投下から80年の日を迎えた。原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)が広島市の平和記念公園で営まれ、石破茂首相は「核兵器のない世界に向け全力で取り組む」とあいさつしたが、日本の核兵器禁止条約への参加には触れなかった》。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/426775】
こちら特報部
広島「原爆の日」式典 平和を願う日なのに、入場規制や表現の自由への制限が…被爆地から声を上げる意義は
2025年8月7日 06時00分
広島市での6日の平和記念式典は昨年に続き、会場のある平和記念公園全域に入場規制を広げた形で催された。デモを巡る衝突事案の再発防止が名目だが、表現の自由を制限する面がある。被爆80年。世界で核兵器使用の危険が高まり、日本では「核武装は安上がり」と発言した人物が参院議員になる中、核廃絶を願う市民の声を抑える方向に走るべきだろうか。(福岡範行、山田雄之)
◆横断幕掲げる女性「意思表示はしたい」
6日午前8時15分、原爆投下時刻の黙とうの鐘は、式典会場から川を隔てた原爆ドームそばにも響いた。空気が厳かに変わる。そこに、静かに幕を広げて立つ広島市内の女性(66)らがいた。幕には、子どもたちも犠牲になるパレスチナ・ガザの戦闘に抗議するメッセージ。女性は「何もできないけど、意思表示だけはしたくて」と語った。
(原爆ドームを背に横断幕などを掲げ、ガザでの児童殺害に
抗議したり、核廃絶を訴えたりする市民ら
=6日、広島市の平和記念公園で)
道ゆく人が写真を撮った。核の歴史の研究者という米国在住の女性(57)は「広島以外での戦争犯罪をつなげて考えることは大事。市民が訴えることに意味がある」とたたえた。
そばには「NO WAR」などと書いた紙を掲げる人たちもいた。
女性らがつまみ出されることはなかったが、こうした平和的な意思表示も現在、控えるように求められている。
◆市は規制の正当性の主張を強める
広島市は2年連続で同日午前5〜9時、式典会場がある公園南側だけでなく、原爆ドーム周辺への入場も規制した。手荷物検査所を設け、プラカードやのぼり旗など「式典の運営に支障を来すと判断されるものの持ち込み」を禁じた。
(立ち入り規制の開始直前、原爆ドームそばの一角で集会を
続ける人ら=6日、広島市の平和記念公園で)
もともとは規制がなかった原爆ドーム周辺では式典に合わせ、市民が思い思いに平和や核廃絶を訴えていた。しかし一昨年の式典の際、ドーム周辺で市職員に活動家の集団がぶつかるなどした「衝突事案」が発生。市は安全対策の強化として、規制エリアを原爆ドームを含む公園全域に広げた。
市民の表現活動を過度に規制するとの懸念の声もあったが、松井一実市長は今年6月、記者会見で「混雑が随分減った」と一定の効果を説明。昨年、疑問視された法的根拠については「(公園の)施設管理権限を持っている」と述べた。
市は今年の案内でも、禁止行為をした市民らへの退去命令の根拠として「市公園条例」と明記し、規制の正当性の主張を強めた。
◆警察官と一触即発のにらみ合い
6日当日、「こちら特報部」は、まだ暗い午前4時半に園内の式典会場近くに立った。せみ時雨もない静けさの中、北へ向かうと、くぐもった音が遠くに聞こえてきた。原爆ドームに近づくにつれて、ようやく分かった。入場規制に反対するグループが、ドームそばで集会を開き、拡声器で「石破を打倒するぞ」などと声を張り上げていた。
(入場開始直前に長蛇の列ができたメインゲート
=6日、広島市の平和記念公園で)
午前5時の規制開始が近づくと、市関係者が「公園外への退去をお願いします」と依頼。「恥を知れ」と反発する声が飛んだ。広島県警の警察官らが取り囲み、一触即発のにらみ合いが続いた。午前6時45分ごろには、別の黒いヘルメットのグループが近くの入場規制ゲートの柵を強行突破しようと試み、警察官らに押し返される場面も。式典警備員に暴行した疑いで男2人が現行犯逮捕されたとの報道もあった。
親族の慰霊に来た市内の中元一望さん(62)、真美さん(61)夫妻は入場規制の拡大を残念がり、「静かに祈りたいだけなのに、遺族の気持ちと関係のないところで、騒動が起きている」と語った。
◆「NO WAR」と書いた紙を掲げ
過度な衝突を避けながら表現活動を試みる人たちもいた。
日本ジャーナリスト会議(JCJ)広島支部の井上俊逸(しゅんいつ)さん(75)は、原爆ドームそばの手荷物検査所で、「NO WAR」などと書いた紙について、担当者から「プラカードではないので持ち込みはできるが、掲げないでください」とくぎを刺された。
(「NO WAR」などと書いた紙を手荷物検査で見せる
井上俊逸さん=6日、広島市の平和記念公園で)
掲げた場合に主義主張の異なる人の反発で「トラブルにつながる恐れがある」として、自粛の「お願い」があったという。ただ、井上さんは静かに抗(あらが)い、ドーム東側で紙を掲げた。
付近では、京都府内から来た中学生らが、原爆投下時刻に合わせて死者になりきり横たわる「ダ…………………」
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/426738】
唯一の被爆国なのに、「核の傘」依存が強まった戦後80年 政府はアメリカべったり、核保有訴える野党まで
2025年8月7日 06時00分
広島は6日、米軍による原爆投下から80年の日を迎えた。原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)が広島市の平和記念公園で営まれ、石破茂首相は「核兵器のない世界に向け全力で取り組む」とあいさつしたが、日本の核兵器禁止条約への参加には触れなかった。
◇ ◇
◆世界情勢の不確実さは、核で防げるのか
日本は近年、安全保障環境の悪化を理由に、米国の「核の傘」を含む戦力で日本への攻撃を防ぐ「拡大抑止」の強化を進めている。トランプ米政権がイランの核施設を攻撃するなど世界情勢の不確実性が増し、不安を感じる国民もいる中、核保有を主張する政治家も目立ち始めた。唯一の戦争被爆国でありながら、核への依存を強める傾向が顕著だ。(川田篤志)
(原爆死没者慰霊式・平和祈念式であいさつする石破茂首相
=6日、広島市中区の平和記念公園で(代表撮影))
「核抑止力を含む米国の拡大抑止の信頼性を強化していく方策は不断に検討が必要だ。同時に核兵器のない世界という目標に向かって努力していくことは矛盾しない」
広島に原爆が投下されて80年となる6日、石破茂首相は現地で開かれた平和記念式典に出席した後の記者会見で、こう強調した。
◆石破首相は根っからの核抑止論者
日米両政府は外務・防衛当局者による「拡大抑止協議」を2010年以降、定期的に開催している。2022年からウクライナに侵攻するロシアが核の威嚇に及んだことや、中国、北朝鮮の核開発・保有の活発化などを踏まえ、岸田文雄政権時代の2024年には従来の事務レベルから閣僚級に格上げ。安保政策を巡る日米の緊密さを内外に示すことを通じて「核の傘」の実効性をアピールする。
首相は就任前の2023年6月の講演で「『核なき世界』が………………。
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年08月12日[火]) [Hatena Blog『日々読学』]
カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の極右な部分の残滓。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
『●「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通った参院選…《主張の真偽も確認
せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)』
『●《参院選でも訴えたことは無責任のそしりを免れ》ないサセの酷い「怪文書
モドキ」、《国民の知る権利に応える役割を重んじ》る気なしの記者選別排除』
『●《核兵器に対する日本国内の意識の変化…先月の参院選では日本の核武装に
言及した候補者が当選…唯一の戦争被爆国である日本の変化が持つ意味とは》』
『●《「…核武装が最も安上がりであり…」…戦後80年で、街頭でこれを訴えて
当選してくる時代だ…「核兵器を保有すべきだ」と8人の参政党議員が回答》』
森本智之記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/今さら「南京事件は捏造」、批判する人は「非国民」… 政治家が、主義主張で「日本人」を選別してしまう怖さ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/425416)によると、《7月の参院選で初当選した参政党の初鹿野裕樹氏(神奈川選挙区)が参院選前の6月、Xで旧日本軍による南京事件を否定する書き込みをしていたことに交流サイト(SNS)などで批判が広がっている。初鹿野氏は参院選の街頭演説で、抗議する人らに向かい「非国民」とも発言していた。(森本智之)》
『●「日本の恥と呼ぶべき存在」』
《鶴橋で行われた街宣で、女子中学生が「鶴橋大虐殺」の演説をしたことは
ネットで話題になっていましたし、韓国でも報じられていたようです》
『●ウヨクが「揶揄」した《赤い宮様》の死…、
血で「赤」く汚れた歴史修正主義者は、いま、何を思う?』
『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」』
「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
…心の奥底にまるで「澱」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
その両方が存在しました》」
『●「業界の失いつつある信頼」の回復への第一歩:
NNNドキュメント’15『南京事件 兵士たちの遺言』』
『●【NNNドキュメント/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―】
…「消し去られた事実の重み…現代に警鐘」』
『●【南京事件Ⅱ―歴史修正を検証せよ】…
「「公文書」がいかに重要な意味を持つかを、社会に毅然と示した」』
《2015年10月5日に初回放送されるやいなや、大きな反響を呼んだ
ドキュメンタリー『NNNドキュメント 南京事件 兵士たちの遺言』
(日本テレビ系)。その続編が、5月14日(13日深夜)に
放送された》。
【西谷文和 路上のラジオ/Vol.244 冨田宏治さん「参議院選挙の結果を分析。参政党がなぜ躍進したのか、自公がなぜ大敗したのか、リベラルはなぜ伸び悩むのか。」】
(https://www.radiostreet.net/radio/2337/)
《主張の真偽も確認せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)、《分断ではなく対話でつくる包摂の政策》を。
【西谷文和 路上のラジオ/Vol.244 冨田宏治さん「参議院選挙の結果を分析。参政党がなぜ躍進したのか、自公がなぜ大敗したのか、リベラルはなぜ伸び悩むのか。」】(https://www.radiostreet.net/radio/2337/)によると、《まず前半では、議席数を大幅に増やした参政党についてです。この不気味なうねりは一体どのようにして起こったのか? 冨田先生は、閉塞した社会の中で差別や分断を煽りながら、多くの岩盤保守層のみならず若者を中心とする善良な庶民の票をも巧みにさらった「日本人ファースト」の危うさを指摘します。そして番組後半では、衆参両院で少数与党となった自民票はどのように解け落ちていったのかについて更に詳しく掘り下げます。玉木率いる国民民主人気の本当の正体とは? 立憲民主が拡大しないのはなぜなのか? 長きにわたる自公政権の腐敗にしびれを切らしたなら、どうして本来のリベラル勢力、共産やれいわの票が伸びなかったのか? などについて言及します》、《それにしても、めまぐるしく変容するネット社会に法整備も追いつかず、およそ民主国家のリーダーになれるはずもない輩が当選してしまうという非常事態に際し、まっとうな選挙、まっとうな政治を取り戻すために必要なこととは何なのか? 冨田先生は、いま最も必要なのは、分断ではなく対話でつくる包摂の政策だと繰り返しおっしゃいました》。
《事実誤認やでっち上げで大衆を扇動する》極右集団…こんなのによく投票できるよなぁ。
HUNTERの記事【参政党・安藤裕幹事長にも不倫疑惑|裁判記録が示す証拠の数々】(https://news-hunter.org/?p=27839)によると、《参議院選挙で大きく議席を伸ばし、8月1日開会の臨時国会でも注目を集める参政党だが、同党の神谷宗幣代表が移民排斥で知られるドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AFD)」のティノ・クルパラ共同党首と国会内で会談。「日本ファーストは排外主義ではない」と強弁してきたことに疑念が生じる事態だ。事実誤認やでっち上げで大衆を扇動するケースが目立つ同党だが、当選したばかりの所属議員らに次から次へと問題が噴出している》。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/425416】
こちら特報部
今さら「南京事件は捏造」、批判する人は「非国民」… 政治家が、主義主張で「日本人」を選別してしまう怖さ
2025年8月1日 06時00分
7月の参院選で初当選した参政党の初鹿野裕樹氏(神奈川選挙区)が参院選前の6月、Xで旧日本軍による南京事件を否定する書き込みをしていたことに交流サイト(SNS)などで批判が広がっている。初鹿野氏は参院選の街頭演説で、抗議する人らに向かい「非国民」とも発言していた。(森本智之)
(参政党の初鹿野裕樹氏が6月18日にXに投稿した
南京大虐殺をめぐる主張(スクリーンショット))
◆虐殺があったことは日本政府も公式に認めている
初鹿野氏は6月18日付のXの投稿で「捏造(ねつぞう)された南京事件」「南京大虐殺が本当にあったと信じている人がまだいるのかと思うと残念でならない」などとつづっている。
今夏、「南京事件 新版」(岩波新書)を出版した都留文科大の笠原十九司(とくし)名誉教授(中国近現代史)は「推定される被害者数に幅はあるが、虐殺があったこと自体は、学問的には当たり前の定説で、とっくに片が付いている。日本政府も公式に認めている」と批判する。
日中両国政府による「日中歴史共同研究」の日本側の報告書(2010年)は「日本軍による集団的、個別的な虐殺事件が発生し、強姦、略奪や放火も頻発した」と認定している。被害者数は中国側の見解で「30万人以上」、日本側の研究では「20万を上限として、4万人、2万人と様々な推計がなされている」などと両論併記している。この報告書は外務省のホームページ(HP)で読める。これを踏まえ、外務省はHPで「非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない」と説明している。
◆事件を否定する政治家は過去にも
笠原氏は「被害者の推計に幅があるのは、事件当時の記録や資料にどうしても限りがあるから。この点をもって『事件はなかった』とするデマは1980年代ごろからずっと続いていた。そのたびに反論し打ち負かしてきたが、第2次安倍政権………………。
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年08月04日[月]) [Hatena Blog『日々読学』]
9年前の東京新聞の記事【長崎原爆71年 「核の傘」脱却を 「被爆者だからこそ言わねば」】(2016年8月10日)《この日の平和への誓いでは、世界の人々に届いてほしいと、最後は英語で締めくくった。「ナガサキ マスト ビー ザ ラスト(長崎を最後の被爆地に)」》。
まず、目加田説子教授による、東京新聞のコラム【<時代を読む>市民が育てる長崎平和宣言 目加田説子・中央大学教授】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/425990?rct=column_jidaiwoyomu)。《「広島が『最初の被爆地』という事実によって永遠に歴史に記されるとすれば、長崎が『最後の被爆地』として歴史に刻まれ続けるかどうかは、私たちがつくっていく未来によって決まります」(2021年宣言)》、《毎年8月9日、長崎市長は平和祈念式典で平和宣言を読み上げ、被爆地の思いを世界に発信し続けてきた。その陰の立役者は、1974年に設けられた「長崎市平和宣言文起草委員会」だ。当初は市の職員や専門家数人で始まり、今では被爆者や有識者、学生、市民ら15人が参加する。起草委員会は毎年5月から3回開催され、初回に各委員が意見を出す。それを基に2回目には委員長を務める市長が素案を示し、その場で厳しい意見や要望が出る。これを受けた3回目の改訂案は「ガラッと変わっていることも珍しくない」。委員会はメディア公開で開催され、市民も傍聴できる。議事録もホームページで公開される。10年にわたり宣言文を担当してきた市の松尾美香氏は「委員の意見はいろいろなヒントを与えてくれ、視野を広げてくれる」と語る。必要な場合にはさらに小委員会も開いて文案を詰め、ようやく完成する。委員の一人で被爆者の田中重光さんは、「長崎の市長は市民が育てていく」と語る。政治信条や支持層にかかわらず、市長には被爆者を含めた市民の思いを文面に込める責任があるとの思いからだ。被爆2世で医師の調漸(しらべすすむ)長崎平和推進協会理事長も委員の一人。「長崎市長は平和市長にならざるを得ない」「長崎の思いが政府と一緒である必要は全くない」と強調する。事実、歴代市長は市民の声を背に言葉を紡いできた》。
『●原発稼働は経営だけの問題なのか?』
《核搭載疑惑を持たれた米フリゲート艦が一九八九年、長崎に寄港した。
艦長が平和公園で献花した花輪が偶然、倒れた。山口仙二さんは気が
付くと、何度も踏み付けていた▼原爆投下で苦しめた謝罪もない形式
だけの献花。被爆地への寄港を許した政府や自治体への怒りも
重なったのだろう。被爆者からも批判されたその激しさが、
反核平和運動を牽引(けんいん)した源泉だったのかもしれない
▼日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員を三十年近く
務めた山口仙二さんが亡くなった。八二年六月の国連軍縮特別総会の
演説は忘れられない▼ケロイドが広がる自身の写真を振りかざし
ながらの鬼気迫る訴えだった》
『●「核兵器のない世界」か?、「核廃絶」「核なき世界」か?』
『●《…death fell from the sky…》
…「落ちたのではない。米国が、落としたんだ」』
《オバマ氏は広島での演説で「七十一年前、雲一つない明るい朝、
空から死が落ちてきて、世界は変わった」と述べた。しかし、
井原さんは「落ちたのではない。米国が落としたんだ」と
がくぜんとしたという。
こうした思いを抱いたのは、井原さんだけではない。
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は六月の定期総会で、
オバマ氏の広島演説について「米国の責任を回避する表現があり、
具体的な課題の提起もなかった」と批判する総会決議を採択した》
『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」』
《日本政府が核兵器禁止条約制定交渉への不参加を表明したことに
対し、被爆者代表として交渉会合に参加した
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の藤森俊希・事務局次長は
「とても賛同できない」と強い口調で不満を表明》
『●「核兵器禁止条約」…「核なき世界」への
その先頭を走るべきアベ様やニッポン政府は一体何をしていたの?』
『●ニッポンの様に核の傘に頼る国々は「共犯者」
…「核兵器は必要悪ではなく絶対悪だ」(サーロー節子さん)』
『●ICAN・フィン氏、「核の傘」による核抑止は
「神話だ。…時代遅れの政策を継続していることこそ脅威」』
《討論会に出席した日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳(てるみ)
代表委員は、本紙に「中身がないと思った。核抑止は間違っている。
核兵器を使われた体験者として言ってきたが、やっぱり分かって
もらっていない」と苦言を呈した》
『●《政治家の仕事とは1日でも早く戦争を終わらせること…被爆国の
我が国は猛然と抗議し、国際社会をリードすべきなのにもかかわらず…》』
《維新代表の松井一郎・大阪市長は2月28日、核共有について
「議論するのは当然だ」と述べ、「非核三原則は戦後80年弱の価値観
だが、核を持っている国が戦争を仕掛けている。昭和の価値観のまま
令和も行くのか」などと発言。3月2日にも「昭和の価値観を改める
必要がある」と言い、維新は核共有や非核三原則の見直し議論を政府に
求める提言をまとめた。
これを受けて、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員
であり被爆者である田中重光氏は「心の底から怒りがわいている。
維新の言っていることが広がれば、すべての国が核を持つ。そのときは
人類の滅亡だ」と批判。日本被団協は「国民を核戦争に導き、命を奪い
国土を廃虚と化す危険な提言だ」として撤回を求めた。
あまりにも当然の批判であり、維新も3日に政府に提出した提言から
非核三原則の見直しをするべきとする文言を削除。だが、それでも
松井代表は「核を保有している国が力による現状変更を試みたという
事実を目の前にして、(核共有や非核三原則の見直しについて)議論も
するなというのは違うと思う。そのままやり過ごすのは無責任だ」
などと述べたのだ。
バカも休み休みに言え、という話だろう。》
『●《杉並から世界に拡散した「原水爆禁止」運動...「市民の戦い」…70年前、
先人は声を上げ、局面を動かした…やすやすと諦めている場合ではない》』
《こうした動きは、広島・長崎の被爆者の団結にもつながった。
日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員(91)は
「70年前の事件がなければ全国の原爆被害者は救われなかったかも
しれない」と明かす。広島での世界大会後、各地で被爆者団体が結成
され、56年に長崎で開かれた第2回大会で被団協が誕生。被爆者への
補償や実相普及につながった。
原水爆禁止の署名運動の中心となり、その後の運動に大きな影響を
与えた杉並だが、当時を知る人が少ないのが現状だ。拠点となった
区立公民館は89年に廃館となり、跡地に建てられた記念碑には経緯が
短く記されているだけだ》
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
《国際社会でも判決は大きな意味を持つ。英訳され、原告の名前から
「シモダ・ケース」と呼ばれた。1996年に国際司法裁判所(ICJ)が、
核兵器使用は国際人道法に「一般的に反する」とした勧告的意見にも
影響を与えたとされる。この意見を踏まえ、2017年に核兵器禁止条約
が採択されたが、日本政府は批准していない。
13歳のとき長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)
の田中熙巳代表委員(92)は「ICJの勧告的意見を巡る運動の中で、
国際法違反を指摘した原爆裁判の判決は大きなよりどころとなり、
後押しになった」と評価する》
さて、世も末だ…《主張の真偽も確認せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)。そして、被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/20年前は大騒ぎだった…「核保有論」今昔】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202508020000036.html)によると、《「こう考えると核武装が最も安上がりであり、最も安全を強化する策の1つだとは考えています」とした。最近は党に従うと個人の見解とぼかし始めているが、戦後80年で、街頭でこれを訴えて当選してくる時代だ。…毎日新聞によれば今回、「核兵器を保有すべきだ」と8人の参政党議員が回答しているという》。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
『●「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通った参院選…《主張の真偽も確認
せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)』
『●《参院選でも訴えたことは無責任のそしりを免れ》ないサセの酷い「怪文書
モドキ」、《国民の知る権利に応える役割を重んじ》る気なしの記者選別排除』
『●《核兵器に対する日本国内の意識の変化…先月の参院選では日本の核武装に
言及した候補者が当選…唯一の戦争被爆国である日本の変化が持つ意味とは》』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202508020000036.html】
コラム
政界地獄耳
2025年8月2日7時52分
20年前は大騒ぎだった…「核保有論」今昔
★1日、臨時国会の開会に伴い、参政党の新人議員も党代表・神谷宗幣と共に国会議事堂の正門から初登院した。東京でトップ当選を果たした同党新人・塩入清香は選挙中、刺激的な言葉で聴衆を沸かせた。日米安保について「『100年続く同盟はない』と言われてますから、日米安保、今の段階ではやはり米国に頼るところも大きい」とし「言い方がすごく汚い言葉になっちゃうかもしれないんですけど『みかじめ料』を払いつつ、自分たちも備えるっていうそういう当たり前のことですね」と暴力団など反社勢力に支払う用心棒代(みかじめ料)とした。
★防衛力についても「自分たちの防衛力、自国のためにどれだけ活用できる兵器があるのかというのを考えた時に、北朝鮮ですらも核兵器を保有するとですね、一応国際社会の中でトランプ大統領と話ができるくらいまでには行くわけですよね」「こう考えると核武装が最も安上がりであり、最も安全を強化する策の1つだとは考えています」とした。最近は党に従うと個人の見解とぼかし始めているが、戦後80年で、街頭でこれを訴えて当選してくる時代だ。
★思えば2006年、第1次安倍内閣発足直後、当時の自民党政調会長・故中川昭一がテレビで「憲法でも核保有は禁止されていない。核があることによって(他国に)攻められる可能性が低くなる。あるいはやればやりかえすという論理は当然あり得る。議論は当然あっていい」と発言。連立を組む公明党は「議論することも世界が疑念を抱くから駄目」「議論するに至らない」と反対した。続けて外相・麻生太郎(当時)が閣僚として「政党の議論は妨げない」「ひとつの考え方として、いろいろ議論をしておくことは大事なことだ」「検討のうえ(核兵器を)持たないのも1つの選択肢」と援護射撃。大騒ぎになった。安倍政権で勢いづいた中で確信犯的に踏み込んだが、野党やメディアの猛反発で議論は広がらなかった。毎日新聞によれば今回、「核兵器を保有すべきだ」と8人の参政党議員が回答しているという。(K)※敬称略
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年08月03日[日]) [Hatena Blog『日々読学』]
参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ、なんで極右集団に14議席も…。
東京都知事選の悲劇、そして、《ネッ上のデマや雰囲気に流された人たちが、パワハラで辞任した知事の再選を認めた結果、兵庫県は今でも混乱が続いている》(HUNTER)、さらに、《主張の真偽も確認せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》。
被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ。
太田理英子・西田直晃両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/原爆投下から80年、被爆国で変わりつつある意識 「核のタブー」足元で崩壊…主張が受け入れられる背景は】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/425415)によると、《原爆投下から80年を迎えるタイミングで、核兵器に対する日本国内の意識の変化をうかがわせる動きが続いている。日米が核の使用を想定した机上訓練を行い、自衛隊が米軍に「核の脅し」を求めたことが報じられ、被爆者らが激しく反発している。また先月の参院選では日本の核武装に言及した候補者が当選した。唯一の戦争被爆国である日本の変化が持つ意味とは。(太田理英子、西田直晃)》。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
『●「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通った参院選…《主張の真偽も確認
せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)』
『●《参院選でも訴えたことは無責任のそしりを免れ》ないサセの酷い「怪文書
モドキ」、《国民の知る権利に応える役割を重んじ》る気なしの記者選別排除』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/425415】
こちら特報部
原爆投下から80年、被爆国で変わりつつある意識 「核のタブー」足元で崩壊…主張が受け入れられる背景は
2025年8月1日 06時00分
原爆投下から80年を迎えるタイミングで、核兵器に対する日本国内の意識の変化をうかがわせる動きが続いている。日米が核の使用を想定した机上訓練を行い、自衛隊が米軍に「核の脅し」を求めたことが報じられ、被爆者らが激しく反発している。また先月の参院選では日本の核武装に言及した候補者が当選した。唯一の戦争被爆国である日本の変化が持つ意味とは。(太田理英子、西田直晃)
◆アメリカに「核の脅し」要求との報道
「核に頼るだけでなく、自ら関わっていくことを具体的に計画している。大変なことだ」。7月28日夜、被爆者や市民団体でつくる一般社団法人「核兵器をなくす日本キャンペーン」が開いた緊急オンライン記者会見で、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員(93)は抗議の声を上げた。和田征子事務局次長(81)も「こんなに信用できない政府があるか」と怒りを口にした。
(「核兵器をなくす日本キャンペーン」による
緊急オンライン記者会見の様子)
NPO法人「ANT-Hiroshima」の渡部朋子理事長は「『核のタブー』の強化が、唯一の戦争被爆国・日本という足元で崩壊させられる」と危機感をあらわにした。
記者会見は同月26、27日に配信された共同通信の記事を受けて急きょ設定された。記事は、日米両政府が日本の防衛を話し合う定例協議の一環で机上演習を行い、米軍の核兵器を使用するシナリオを議論していると指摘。昨年12月には初めてガイドラインを策定し、核使用時の政府間調整の手順も定めたとしている。さらに、「台湾有事」を想定した昨年2月の日米机上演習で、中国が核兵器の使用を示唆する局面を想定し、防衛省制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長が「米国も核の脅しで対抗を」と何度も求めたと報じた。
◆「事実無根」中谷防衛相は否定も
中谷元・防衛相は7月29日の記者会見で「核の脅し」の要求について「事実無根。記事にあるようなやりとりは行われていない」。8月1日に退任する吉田氏も否定。防衛省は「こちら特報部」の取材に中谷、吉田両氏と同様に回答し、「これ以上の演習内容の詳細は差し控える」とした。ただ、記事の取り下げ要求は「考えていない」とした。
報道は核廃絶に取り組む市民団体などにも衝撃を持って受け止められた。
緊急会見で、NPO法人「ピースデポ」の鈴木達治郎代表は「『核の傘』の実態は、核兵器の使用と威嚇だと明らかになった。こういう演習をやること自体が地域の緊張を高める」と指摘。米国の方が核兵器の使用に抑制的だとし、「本来、日本は核使用のリスク削減を議論しなければいけないのに、核兵器をどう使うかを議論しているのは驚くべきこと」と非難した。
◆進む「日米軍事一体化」
会見では「政府は台湾有事を根拠に軍備増強をしようとしている。核を使わないといけないような状況だと、国民の不安、危機感をあおるために(報道を)使っているんじゃないか」といぶかしむ声も聞かれた。
(ノーベル平和賞に決まり、記者会見する被団協代表委員の
田中熙巳さん(左から2人目)ら=2024年10月12日、
東京都千代田区で)
日米同盟の問題に詳しいジャーナリスト吉田敏浩氏は、報道された「核の脅し」について「(防衛省の)自衛隊制服組の暴走ではないか」とみる。近年、省内で制服組の発言力が増している状況を指摘。自衛隊と米軍の間で部隊運用や作戦の連携強化など「日米軍事一体化」が進んでいることも背景にあるとする。
日本は「非核三原則」を掲げてきた立場だ。「公式な政府方針に沿わず国会の議論も経ていないにもかかわらず、制服組が文民統制や国民の目から離れて独自の国策づくりに走るのは、戦前に実質的な統帥権を握った軍部が暴走した状況と似ている。核戦争にエスカレートしかねないことを要求しているのであれば非常に憂慮すべき事態だ」
◆過去の惨禍より周辺国への不安
先の参院選で、核武装を「最も安上がりで、最も安全を強化する策の一つ」と言い放った参政党の塩入清香氏が当選した。神谷宗幣代表も核共有の必要性に言及している。
(街頭演説する参政党の塩入清香氏=7月21日、
東京都港区で(木戸佑撮影))
「国内外の情勢変化で、核武装・核共有の意見が昔よりも表明されやすくなっている」と話すのは、中京大の佐道明広教授(安全保障政策史)。「戦争の語り部が少なくなり、戦後長く続いてきた平和教育の機会が減った。海外ではロシアのウクライナ侵攻があり、プーチン大統領が核の使用を否定せず、中国の核増強も盛んに報じられている」と説明。「この状況下でSNSが普及し、一部の政治家や学者にとどまっていた核武装論が、論理的ではなく感情的におおっぴらに語られるようになった」と危機感を募らせる。
塩入氏と親交がある作家の古谷経衡氏は「核武装発言は本をただせば、元航空…」……………。
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年07月31日[木]) [Hatena Blog『日々読学』]
まずは…醜悪な世界に、醜悪なニッポンに。アベ様後遺症でもある。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/独裁者ムッソリーニのコメディー映画と酷似する現代日本】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202507310000031.html)によると、《メリル・ストリープのスピーチ。「…公的な立場にある権力者によって、このような他者を侮辱する衝動が行動に移されてしまうと、人びとの日常にも浸透し、同じことをしてもよいのだという考え方がまん延してしまいます。侮辱はさらなる侮辱を呼び、暴力はさらなる暴力に人を駆りたてます。権力者にその地位を利用して弱者をいたぶることを許してしまえば、それは私たち全員の敗北を意味します」》。
『●「「もりかけ」疑惑が晴れてもいないのに安倍晋三は3選の勢い
…公文書改ざんやメモの発見は何だった」?』
(日刊ゲンダイの森田健司氏のコラム)【孤独のキネマ/
「大統領の陰謀」 米国民はニクソンを追い詰めたが…】
《B・ウッドワードがトランプ政権の暴露本を書いて騒ぎになって
いる。国防長官のマティスがトランプを
「小学5年生程度の理解力」とケナしたそうだ。ウッドワードは
「ワシントン・ポスト」でC・バーンスタインとともに
ウォーターゲート事件を暴いた記者。今年は事件のディープ
スロートだったFBI副長官を描く「ザ・シークレットマン」や
事件につながる「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」が
日本公開された。3本まとめて見ると面白い…この事件で
ニクソンは辞任に追い込まれたが、現代の日本では
「もりかけ」疑惑が晴れてもいないのに安倍晋三は3選の勢いだ。
あの公文書改ざんやメモの発見は何だったのか!》
さて、本題。カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党内のゴタゴタ、内紛。カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党議員自身が、まずは、事実経過を明らかにし、責任を果たしてから、2025年参院選の敗因を考え、その上で、イシバ総裁・首相に「石を投げよ」では? 何人「石を投げる」資格のある議員が居るのか知らないが。カルト協会ヅボヅボ問題も、「利権」「裏金」「脱税」問題も、軍事費倍増も、イシバ首相には何も評価できる「政」がなく、2025年参院選で負けることは必然だと思うし、「数十万人単位のテロリスト」などと市民をテロリスト呼ばわりする、軍事オタクで、《そもそも右翼だったはず》のイシバ首相を素直には応援できない、複雑な心境だ。んじゃぁ、〝顔〟〝トップ〟が高市早苗氏で良いわけ?、という最悪のシナリオだけは、絶対に勘弁してくれ…と、内心思ってしまう。
『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ』
《国民の「知る権利」を侵害する恐れがある特定秘密保護法案をめぐり、
自民党の石破茂幹事長がブログで、市民団体らのデモ活動をテロ
とみなした。憲法が定める「表現の自由」に基づく
市民の政治への訴えを犯罪と同一視する言葉が政権中枢から出たことで、
法案が成立すれば国民の権利が抑圧されるとの懸念は現実味を増した》
長周新聞のコラム【究極のマッチポンプ/コラム狙撃兵】(https://www.chosyu-journal.jp/column/35565)によると、《自公惨敗だった参院選の後、石破茂本人はまだなにもいっていないのに毎日新聞や読売新聞が「石破首相、退陣へ」と号外までばらまいて扇動し、それに加えて先の自民党総裁選で敗北した高市早苗や裏金・統一教会問題の張本人である萩生田光一はじめとした清和会(旧安倍派)所属の面々が嬉々として石破降ろしに動いているではないか。火を付けた張本人が今度はヒーロー気取りで火消しに精を出しているというか、究極のマッチポンプのように見えて仕方がない光景である》。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
『●「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通った参院選…《主張の真偽も確認
せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)』
『●《参院選でも訴えたことは無責任のそしりを免れ》ないサセの酷い「怪文書
モドキ」、《国民の知る権利に応える役割を重んじ》る気なしの記者選別排除』
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202507310000031.html】
コラム
政界地獄耳
2025年7月31日8時0分
独裁者ムッソリーニのコメディー映画と酷似する現代日本
★映画評論家・森田健司がネットにこう書き込んだ。「イタリア映画『帰ってきたムッソリーニ』を改めて見た。19年公開のコメディー映画。公開当時は『まあ、そういう映画か』と思ったが、参政党で混迷する今見返してみると、現在の日本によく似ている。国民が移民問題で分断されたイタリアにタイムスリップしたムッソリーニがイタリア各地を回り、いつしかそっくりさん俳優としてテレビに出て自分の独裁政治を誇示。若者の6割が彼を支持する。ところが犬を撃ち殺した事実が判明して総スカンを食らう。さらに動物愛好家から集団暴行を受けるが、この暴行被害を利用して再度テレビに出て国民に『許し』を乞うストーリー。『人は混乱すると考えなくなる』など、今日の日本人にあてはまる文言も興味深い」と記している。
★17年1月9日、米国でトランプ新大統領が誕生する1週間半ほど前、第74回ゴールデングローブ賞の授賞式で生涯功労賞に当たる「セシル・B・デミル賞」を受賞した名優メリル・ストリープのスピーチ。「あぜんとさせられた演技がひとつありました。そして、それは私の心の奥深くに突き刺さりました。それが『よい』演技だったからではありません。『よい』ところなど何ひとつありませんでした。なのに、その演技は効果的で、その役目をしっかり果たしました。想定された観衆を笑わせたのです。歯をむき出しにさせて。心が砕かれる思いがしました。その光景がまだ頭から離れません。映画ではなく、現実の話だったからです。公的な立場にある権力者によって、このような他者を侮辱する衝動が行動に移されてしまうと、人びとの日常にも浸透し、同じことをしてもよいのだという考え方がまん延してしまいます。侮辱はさらなる侮辱を呼び、暴力はさらなる暴力に人を駆りたてます。権力者にその地位を利用して弱者をいたぶることを許してしまえば、それは私たち全員の敗北を意味します」(翻訳者・勝見貴弘の翻訳から引用)。映画界の警鐘を受け止めよ。(K)※敬称略
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【https://www.chosyu-journal.jp/column/35565】
究極のマッチポンプ
コラム狙撃兵 2025年7月29日
自公惨敗だった参院選の後、石破茂本人はまだなにもいっていないのに毎日新聞や読売新聞が「石破首相、退陣へ」と号外までばらまいて扇動し、それに加えて先の自民党総裁選で敗北した高市早苗や裏金・統一教会問題の張本人である萩生田光一はじめとした清和会(旧安倍派)所属の面々が嬉々として石破降ろしに動いているではないか。火を付けた張本人が今度はヒーロー気取りで火消しに精を出しているというか、究極のマッチポンプのように見えて仕方がない光景である。
自公惨敗という選挙結果は、それ自体、安倍再登板からの十数年にわたる自公政権が行き着いた末路であり、冷や飯組だった頃にはなにやら自民党内で批判めいたことも口にしていた石破茂が首相になった途端にそっち界隈に気を使い始め、「なぁ~んだ、口ばっかりじゃないか!」というガッカリ感の産物でもあるのだろう。それまでが清和会の独壇場だったという影響もあってか、案外周囲には、「石破は裏金にしても統一教会問題にしてもおもねることなく発言してきたし、他に比べれば少しはまともなのではないか?」という期待感を抱いていた人もいたが、参院選まで来て失望していた人は少なくなかった。そして、選挙に負けたという結果を受けて、甘い処分で頭数として自民党内に内包した部分がここぞとばかりに反撃に出ているのである。
自民党の得票が大幅に減ったのは、それは“空気”だけでは説明がつかないほど大規模な数字であり、これまで自民党の組織票だった一定部分がごっそりと離れ、石破自民党の政権基盤を揺さぶって首をすげ替えたいという意志と統率された投票行動があったことを浮き彫りにしている。そして案の定、鼻息荒く石破降ろしにうごめいているのが極右側という訳で、だいたいの構図はお察しなのである。しかも、自民党の支持率凋落のそもそもの原因だったはずの裏金・統一教会側がなんらの制裁も処分も受けずにやり過ごし、弱り目に祟り目の石破茂を引きずり降ろそうと巻き返しに出ているのである。そして、張り切っているのが高市とか萩生田という光景を見て、極右台頭だけは勘弁といわんばかりに首相官邸前ではリベラル派といわれる部分が「石破やめるな!」とプラカードを掲げて石破応援団になっているのだから、世の中ぐちゃぐちゃになったものである。石破茂なんてそもそも右翼だったはずなのに…。
私たちが見ているのは、いかに自民党が宗教右派によって振り回されているかであろう。依存していたのは経団連をはじめとした大企業票や公明党・創価学会の宗教票だけではなく、統一教会、日本会議、幸福の科学等々、さまざまな組織票を重ね合わせて自公政権なるものがかつがつ存続し得てきたこと、これらはある瞬間に号令が出れば引き剥がされることもあり、政権を揺さぶるような動きを見せることは、今回の選挙結果からも歴然としている。それほどまでに依存関係が深いこと、すなわち政党としての基盤が脆弱だからこそ無視できないものとして影響を被るのである。弱体化の産物でもある。
選挙は相変わらず4割以上の有権者がそっぽを向いたなかでおこなわれた。いわゆる「選挙に行く」層のなかだけで、しかも表面的には見えない幽霊のような気持ち悪い組織票移動がおこなわれれば「躍進」等々を演出することは可能なのだろう。分母が小さければ小さいほど、組織票は影響力を与えられるのである。
石破茂が退陣しようが可哀想ともなんとも思わないものの、どうせ退陣するなら自民党と宗教右派との関係について大いに暴露せい! と思うし、心中覚悟でその仕組みや実態をバラしたらどうかと思う。闇を好む幽霊や魑魅魍魎にはスポットライトを当てて照らすべきである。
武蔵坊五郎
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年07月29日[火]) [Hatena Blog『日々読学』]
なんで極右集団に14議席も…。無残な2025年参院選。投票率が、70%、80%と上がらないものかね。
自公の勝利という最悪を回避したのに、サセやニホといった極右集団 (← ありゃぁ、公党に非ず) が躍進するというさらなる最悪な事態に。東京都知事選の悲劇、そして、《ネッ上のデマや雰囲気に流された人たちが、パワハラで辞任した知事の再選を認めた結果、兵庫県は今でも混乱が続いている》(HUNTER)、さらに、《主張の真偽も確認せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
『●「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通った参院選…《主張の真偽も確認
せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》(HUNTER)』
サセの酷い「怪文書モドキ」← 《憲法草案》などと呼べるシロモノではない。《国民の基本的人権の規定は抜け落ち、法の下の平等、思想の自由、信教の自由、表現の自由、労働者の権利なども明文化されていない》、《そもそも国会議員は現行憲法を尊重し、擁護する義務を負う。憲法が保障する基本的人権を損ねるような立法は認められない》(東京新聞)。
東京新聞の【<社説>議席増の参政党 「人権軽視」が目に余る】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/423986?rct=editorial)によると、《参院選で議席を増やした参政党の主張には、この国に暮らす多様な人々の人権や尊厳を軽んじているとの懸念を禁じ得ない。国と地方の議会に相当数の議員を有する公党である。人権を重視した政策に見直すよう求める。…メディア対応にも懸念を抱く。参政党は22日、国会内の記者会見で神奈川新聞の記者を排除した。到底容認できない。公党として、国民の知る権利に応える役割を重んじ、党に批判的なメディアにも開かれた組織であるべきだ》。
中川紘希・安藤恭子両記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/参政党「神奈川新聞記者排除」の意味 「参院選で妨害」と主張するが…トランプ流「メディア選別」日本でも?】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/423920?rct=tokuhou)によると、《参政党の神谷宗幣代表らが出席した定例記者会見を巡り、同党が神奈川新聞記者の出席を認めず会場から排除する事態が起きた。同党は当初、記者に対し「事前登録が必要」と理由を示していたが、24日に文章を発表し、選挙中に「取材に名を借りた妨害行為に加担」したなどと説明を変更させた。「権力によるメディア選別」と識者からも批判が上がっている。(中川紘希、安藤恭子)》、《◆参政党が「事前登録が必要」から理由を変更 会見は22日に国会内で開かれた。神奈川新聞によると、石橋学記者(54)が会見場で名刺を渡して着席したところ、党のスタッフに「事前登録していないと駄目」と退席を迫られた。「登録を求める通告はない」と伝えても認められず、会見前に退出した。石橋記者は、参院選神奈川選挙区に立候補して初当選した参政党の初鹿野裕樹氏らを取材。初鹿野氏が外国人の生活保護に触れた発言について「外国人が優遇されているというデマ」と断じた。抗議に集まった市民を「非国民」と表現した初鹿野氏について「意に沿わない日本人も排除」とするコメントも取り上げた。会見からの排除も含め、参政党批判などの記事を3日以降、計18本執筆した。この問題で、参政党は24日夜にホームページで「神奈川新聞記者の定例会見への参加制限について」と題する文章を公表。「記者は街頭演説で大声による誹謗(ひぼう)中傷などの妨害行為に関与していた」などとした。混乱を恐れて会見への入場を断ったとし、報道業界がこうした行為を「是正」することも求めた》…「混乱」ねぇ? 「是正」ねぇ? サセによる《神奈川新聞記者の定例会見への参加制限》にこそ、サセに対して、周りにいた記者らはなぜ「是正」を求めなかったのかなぁ? 「メディアコントロール」という、アベ様や元・最低の官房長官スガッチによる頚木が未だに続いているのか。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/423986?rct=editorial】
<社説>議席増の参政党 「人権軽視」が目に余る
2025年7月26日 07時50分
参院選で議席を増やした参政党の主張には、この国に暮らす多様な人々の人権や尊厳を軽んじているとの懸念を禁じ得ない。国と地方の議会に相当数の議員を有する公党である。人権を重視した政策に見直すよう求める。
参政党は参院の議席を改選前の2から15に増やした。政権批判票の受け皿になったのは確かだが、参政党に投票した有権者が同党のすべての主張を支持したわけではないだろう。
外国人に対する規制強化は根拠が曖昧な上、外国人の生活を脅かす。選択的夫婦別姓や同性婚の否定は、女性や性的少数者(LGBTQ)ら抑圧された人たちの人権への配慮を欠く。高齢者ら終末期延命治療の全額自己負担化は命の切り捨てにつながりかねない。
参政党が公表している憲法草案は、主権は国家が持つとされ、国民主権に関する記述は見当たらない。天皇は元首と位置付けられ、法律や条約、首相らの人事を一度は拒否できるとしている。
国民の要件として「日本を大切にする心」が求められ、国防の努力義務も課される一方、国民の基本的人権の規定は抜け落ち、法の下の平等、思想の自由、信教の自由、表現の自由、労働者の権利なども明文化されていない。
戦争に至り多くの国民に犠牲を強いた戦前戦中の国家主義への回帰が著しいだけでなく、政治権力を制限し、個人の権利を保障する憲法の役割からも外れる。
神谷宗幣代表は「あくまで議論のたたき台」と釈明するが、その段階の内容を党の草案として公表し、参院選でも訴えたことは無責任のそしりを免れまい。
そもそも国会議員は現行憲法を尊重し、擁護する義務を負う。憲法が保障する基本的人権を損ねるような立法は認められない、とあらためて指摘しておきたい。
今年は戦後80年の節目だ。神谷氏は著書などで、アジア太平洋戦争が日本の侵略だったことを否定する歴史認識を公言しているが、負の歴史も認めなければ、内外の戦争犠牲者や被害者、国際社会の理解は得られまい。
メディア対応にも懸念を抱く。参政党は22日、国会内の記者会見で神奈川新聞の記者を排除した。到底容認できない。公党として、国民の知る権利に応える役割を重んじ、党に批判的なメディアにも開かれた組織であるべきだ。
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年07月27日[日])
2025年7月20日(日) の参院選…惨敗の自公、一方、コミや、デマやフェイク・ヘイトな極右集団・サセが〝大躍進〟。自公の勝利という最悪を回避したのに、サセやニホといった極右集団 (← ありゃぁ、公党に非ず) が躍進するというさらなる最悪な事態に。《ネッ上のデマや雰囲気に流された人たちが、パワハラで辞任した知事の再選を認めた結果、兵庫県は今でも混乱が続いている》(HUNTER)、さらに、《主張の真偽も確認せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い》。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
『●《極右政党》《極右組織》極右集団…「(当時・サセ参院選候補者が) 選挙演説
中に、市民に対して『非国民』と言った理由」は「辞書に書いて」ある訳がない』
《極右政党》《極右組織》極右集団による「公選法に守られてヘイトスピーチが行われている」「選挙運動に名を借りたヘイト」がまかり通るニッポン。
HUNTERの記事【参政党の正体(2)】(https://news-hunter.org/?p=27652)によると、《6月の東京都議選に続いて参議院議員選挙でも歴史的な敗北を喫した自民党。一方、大躍進したのは神谷宗幣氏が率いる参政党だ。都議選で3議席を得た勢いをそのままに、参院選でも躍進した。そうした中、都議選告示後の6月中旬に作成されたA4サイズ8枚程度の『調査・分析報告書』というタイトルの資料を入手した。作成者はある政府機関とみられ、参政党と日本保守党という極右新興勢力への警戒感からか、両党の内側について詳しく書かれている。特に参政党に関する記述は的を射ている》。
お維やコミでさえも理解に苦しむが、ましてやサセやニホといった《極右新興勢力》を支持し、アレらに投票できる…ブログ主の理解を超越している。
中根政人・西田直晃両記者による、東京新聞の記事【「外国人の特権?ないのでは」「憲法草案?読んでない候補者も」選挙後の神谷代表の言動に透ける参政党の危うさ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/422744?rct=tokuhou)によると、《20日の参院選は参政党の伸長が注目を集めた。「日本人ファースト」を掲げ、14議席を獲得した。だが、同党は選挙戦を通じ、神谷宗幣代表や候補者が外国人政策などを巡る不正確な発言を連発し、批判を巻き起こした。投票終了後、神谷氏が何を言ったかというと…。(中根政人、西田直晃)》。
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【https://news-hunter.org/?p=27652】
参政党の正体(2)
2025/7/22 社会ヒットラー, 参政党, 我が闘争, 極右, 神谷宗幣
6月の東京都議選に続いて参議院議員選挙でも歴史的な敗北を喫した自民党。一方、大躍進したのは神谷宗幣氏が率いる参政党だ。都議選で3議席を得た勢いをそのままに、参院選でも躍進した。
そうした中、都議選告示後の6月中旬に作成されたA4サイズ8枚程度の『調査・分析報告書』というタイトルの資料を入手した。作成者はある政府機関とみられ、参政党と日本保守党という極右新興勢力への警戒感からか、両党の内側について詳しく書かれている。特に参政党に関する記述は的を射ている。
◆ ◆ ◆
報告書では参政党について、《都議選、参議院選挙でも候補者を積極擁立》《躍進の可能性が十分》などと予測。日本保守党に関しては《内紛が続く》《党のガバナンスがまったく機能していない》となっている。今回の参院選の結果からみても、報告書にはそれなりの確度があると思われる。
「日本人ファースト」を合言葉に一大ブームを巻き起こした参政党だが、負の側面が大きいようで、そこに多くのページを割いている。
《キャッチコピー「日本人ファースト」は「選挙用」と神谷氏が党内で発言》《他のコピーより、受けたため採用》と記されていることから、選挙に勝つための「日本人ファースト」だった可能性がある。また、《危険性を秘めている》として多くの記述がある。その一部を抜粋する。
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《(神谷氏の)愛読書はヒットラー、我が闘争》
《将来は第2の創価学会を目指すと神谷発言。その手法で国会で多数の議席を得る》
《創価学会の2世、3世信者と参政党の関係》
《原爆が広島と長崎に投下された。そこで原潜を建造、核保有の有無は隠す》
《統一教会(世界平和統一家庭連合)への度を越えた攻撃は許されない。統一教会は保守であると擁護発言》
《そのメンバーの支援活動を確認。SNSでも拡散》
《国会主権を廃止する。(憲法に)国家主権を明記と主張》
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また、不透明な国有地払い下げ問題で注目されてきた森友学園・籠池泰典氏との関係についても次のような記述がある。
――――――――――――――――――――――――――――
《神谷氏の妻は森友学園の事務員と籠池氏が発言》
《神谷氏の親族が、森友学園の極右的発想で、子ども関連施設を運営》
《籠池氏が神谷氏の【金の執着】をネット番組で発言》
――――――――――――――――――――――――――――
参政党とカネの関係についてはすでにハンターで報じた通りだが(既報)、問題の『報告書』では、すでに6月の時点で《参政党の経済力》として複数の実名をあげながらこう記している。
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《マルチ商法、新興宗教グループとの深い関係に警戒》
《神谷氏自身が会社を経営し、参政党→神谷氏自身の会社という資金還流を確認》
――――――――――――――――――――――――――――
参政党では、神谷氏の「独裁」が続いているとされ《過去、参政党にゴレンジャーという有力者で運営されていたが、すべて外された。「神谷氏が自身の独裁を続けたいがため、台頭する者にいきなりハシゴを外すのが手法」と元幹部から聞き取り》となどと明かしている。
その上で《自民党の右派で、落選中の者が参政党にアプローチする者を複数人、確認。さらに勢力拡大も見込め(中略)要警戒》《選挙結果次第では、自公連立に参政党という政局も検討の余地》と今後の政局への影響にまで言及していた。
報告書の記載内容に間違いがないことは、同党の躍進が伝えられるなかで週刊誌など複数のメディアが報じた記事でも証明済みだ。主張の真偽も確認せず、危険な極右政党に14もの議席を与えた有権者の責任は重い。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/422744?rct=tokuhou】
こちら特報部
「外国人の特権?ないのでは」「憲法草案?読んでない候補者も」選挙後の神谷代表の言動に透ける参政党の危うさ
2025年7月22日 06時00分
20日の参院選は参政党の伸長が注目を集めた。「日本人ファースト」を掲げ、14議席を獲得した。だが、同党は選挙戦を通じ、神谷宗幣代表や候補者が外国人政策などを巡る不正確な発言を連発し、批判を巻き起こした。投票終了後、神谷氏が何を言ったかというと…。(中根政人、西田直晃)
◆物議を醸す発言や行動が次々と
「とにかく『日本人ファースト』。国民の声をしっかり聞いて、党員の皆さんの思いをしっかり受け止めた政治をやる」。参院選の投票から一夜明けた21日夕、東京・新橋で街頭演説に立った参政党の神谷代表は声を上げた。
(開票経過を受け、メディアのインタビューに答える参政党の
神谷代表=20日、東京都新宿区で(市川和宏撮影))
参政党は2020年、元大阪府吹田市議の神谷氏らを中心に結党。新型コロナウイルスのワクチン接種に疑問を示したほか、外国人参政権への反対や外国人労働者の抑制など保守色が強い政策を主張してきた。短期間での躍進をアピールする同党だが、参院選では神谷氏や候補者の物議を醸す発言や行動が相次いだ。
神谷氏は公示日の3日、日本外国特派員協会の記者会見で、親和性の高い他国の政党を尋ねられ、トランプ大統領を支える米共和党の保守派に加え、欧州の極右・右派政党の「ドイツのための選択肢(AfD)」や英国の「リフォームUK」、フランスの「国民連合(RN)」を列挙。
同日の街頭演説では「高齢の女性は子どもが産めない。若い女性に子どもを産みたいとか産んだ方が安心して暮らせるなという社会状況をつくらないといけない」と発言。「女性の尊厳を傷つけた」といった反発が広がった。
◆選挙後に言った身もふたもない説明
13日の演説では、宮城県の水道事業について「国がやらないから民営化しちゃう。なんでそれを外資に売るのか」と主張。同県の村井嘉浩知事が事実と違うと、謝罪と訂正を求める抗議文を提出する事態に。
(東京選挙区で当選確実となったさや氏(左)と一緒にパネルに
花を付ける参政党の神谷代表=20日、東京都新宿区で
(市川和宏撮影))
また、東京選挙区で初当選したさや氏がロシアの国営メディア「スプートニク」のインタビューを受けていた事実が判明。ロシア政府のプロパガンダに加担したとの批判を呼んだ。
投開票日の20日夜から21日未明にかけ、神谷氏は東京都新宿区内に設けた開票センターでメディア対応した。そこで展開されたのは、選挙戦での問題発言についての開き直りに加え、党の政策を巡っての身もふたもない説明だった。
【参政党関係者の不正確さのある発言例】(6月下旬以降。取材、報道から)
・「外国人の重要犯罪が増加している」(吉川里奈氏、6月23日、街頭演説)
・「(選択的夫婦別姓は)日本の治安を悪くする」(神谷宗幣氏、6月30日、テレビ討論)
・「核武装が最も安上がり」(さや氏、7月3日、ネット番組)
・「生活保護は受給権がない外国人ばかり」(初鹿野裕樹氏、3日、街頭演説)
・「外国人からは相続税が取れない」(神谷氏、6日、民放番組)
・「沖縄戦での日本軍の沖縄県民殺害は例外的」(神谷氏、8日、街頭演説)
・「宮城県は水道事業を民営化し、外資に売った」(神谷氏、13日、街頭演説)
◆憲法草案を読むことを「候補者には徹底してない」
「高齢女性は子どもが産めない」との発言については「言ったことを切り取られて、だいぶ批判を受けたが、今でも撤回していない。女性は一定の年齢を重ねていけば子どもが産めなくなる」と「女性の尊厳」などから論点をずらした上で「(発言を問題視した)マスメディアのあり方に不満を持っている国民が加勢してくれた」とメディアに責任転嫁し、自らを正当化した。
天皇を「元首」と位置づけ、国が「主権」を有するとした党の憲法草案については、21日未明の記者会見で「(参院選の候補者は)ちゃんと読んでないんじゃないか」と発言。草案自体が「あくまで議論のたたき台」とした上で「候補者に必ず読むようにというふうには徹底していない。読んでいる人と読んでいない人がいると思う」と、しれっと語った。
◆「逆転現象が生まれているのでは」
さらに、憲法草案に「国民主権」が明記されておらず、国家主義的な点を指摘されると「(草案は)国民主権の前提で書いていたが、書いていないと心配だという声があるのであれば、書けばいいと思う」とあっさり回答した。
「日本人ファースト」を訴える根拠となるはずの「外国人の特権」が日本に存在するかどうかについても、神谷氏は会見で「特にないのではないか」と説明。「日本人が『平等じゃないな』と感じるような事例はいくつかあるかもしれない」と、有権者側の感情論だと言わんばかりだった。
(東京・新橋で21日、参政党の神谷氏らの街頭演説に
集まった人たち=21日、東京都港区で(木戸佑撮影))
会見に出席した選挙ウオッチャーでフリーライターの畠山理仁(みちよし)氏は「憲法草案について、候補者たちも是としているのかを質問したが、(神谷氏の返答に)びっくりした」と振り返る。さらに「参政党の躍…………………。
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年07月27日[日])
2025年7月20日(日) の参院選…惨敗の自公、一方、コミや、デマやフェイク・ヘイトな極右集団・サセが〝大躍進〟。自公の勝利という最悪を回避したのに、サセやニホといった極右集団 (← ありゃぁ、公党に非ず) が躍進するというさらなる最悪な事態に。《ネッ上のデマや雰囲気に流された人たちが、パワハラで辞任した知事の再選を認めた結果、兵庫県は今でも混乱が続いている》(HUNTER)。
神奈川新聞記者「選挙演説中に、市民に対して『非国民』と言った理由は?」、(当時) サセ候補は「辞書に書いてあります」…そんなもの (「理由」) が書いてある訳がない。アベ様の「こんな人たち」を思い出す。今回の2025年参院選、《戦前回帰に歯止めをかけようとする「常識ある民意」が働…》(HUNTER)くことは無かった。《戦後80年を迎えたこの国の参院選で、神の国発言をはるかに超える危険な主張で支持を広げる極右政党》が〝大躍進〟…あぁ、悍ましい。
中願寺純則記者による、HUNTERの記事【極右組織・参政党の新憲法案と「神の国発言」】(https://news-hunter.org/?p=27588)によると、《2000年5月、森喜朗首相(当時)がある会合で「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知していただく」と述べた。いわゆる「神の国発言」だ。森氏は、国民主権や政教分離を否定した戦前と同じ考えだとする世論の猛反発をくらい、内閣支持率も急落。同年6月に衆議院を解散(神の国解散)するが40議席近く減らすこととなり、自民党は単独過半数を割り込む形で惨敗した。戦前回帰に歯止めをかけようとする「常識ある民意」が働いた結果だったと言えるが、戦後80年を迎えたこの国の参院選で、神の国発言をはるかに超える危険な主張で支持を広げる極右政党が台風の目となっている》、《■戦前回帰の憲法構想案と「神社国有化」の公約》、《■目指すは天皇の下での全体主義国家》。
このままではあまりに怖ろしい結果に…と思っていたが、《都議選で惨敗した自民党は参政党と会派を組んだ》わけであり、高市早苗政権でも誕生しようものなら…。
吉田充春記者による、長周新聞のコラム【保守もどきが叫ぶ排外主義/コラム 狙撃兵】(https://www.chosyu-journal.jp/column/35418)によると、《雨後のタケノコのように飛び出してきた自称保守政党や右派宗教団体をバックボーンとしているであろう勢力が、にわかに「日本人ファースト」を叫んだり、外国人労働者への排外主義を煽り立てているではないか。…だいたい、日本人が「ファースト」で、その他の国々の人々が「セカンド」や「サード」であるなどという順番や基準は、いったい誰が何様のつもりで決めているのか? である》。
鈴木エイトさんのつぶやき:
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【https://x.com/cult_and_fraud/status/1947769868708942182】
鈴木エイト ジャーナリスト/作家
@cult_and_fraud
昨年の都知事選から兵庫県知事選で顕著となったのが扇動されやすい国民性の露呈。容易に大衆を扇動できてしまう、それは今回の参院選でも一段と顕著に。これが国防上のリスクになり得ることに保守層を含めもっと危機感を持つべき。
メディアは表面的な分析ではなく、問題の本質を指摘すべき局面
午前6:24 2025年7月23日
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【https://x.com/cult_and_fraud/status/1947952820373844113】
鈴木エイト ジャーナリスト/作家
@cult_and_fraud
この手のメディア選別に対して、すべてのメディアが連帯してノーを突きつけるべき
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矢部真太/神奈川新聞記者
@shintayabe_257
参政党が定例会見において神奈川新聞社の記者を排除する事態が起きました⚡️ …x.com/kanalocolocal/…
さらに表示
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午後6:31 2025年7月23日
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阿部岳さんのつぶやき:
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【https://x.com/ABETakashiOki/status/1948006995505844475】
阿部岳 / ABE Takashi
@ABETakashiOki
参政党が、記者会見から神奈川新聞の石橋学記者を排除した。
残念なのは、その場に記者がたくさんいたのに、抗議の声が上がらなかったこと。
「あしたはあなたの番」という以前に、こんな記者選別を見過ごすのはファシズムへの加担です。
次は抗議していきましょう。
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カナロコ by 神奈川新聞
@KanalocoLocal
7月23日
参政党、国会内での定例会見で神奈川新聞社記者を排除
https://kanaloco.jp/news/social/article-1192388.html
外国人を排斥する「日本人ファースト」を掲げる極右政党・参政党は22日、東京・永田町の国会内で開いた記者会見で、神奈川新聞記者の取材を不当に拒否し、排除した。
#参政党 #参院選2025 #神奈川新聞
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午後10:07 2025年7月23日
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コミといい(← 横田一さん排除)、サセといい…周りの記者は何故に抗議しないの? ニーメラー牧師「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」…《そして、彼らが私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》。会見が単なる広報になり下がる。
神奈川新聞の記事【時代の正体 極右政党に抗う/参政党、国会内での定例会見で神奈川新聞社記者を排除】(https://www.kanaloco.jp/news/social/article-1192388.html)によると、《外国人を排斥する「日本人ファースト」を掲げる極右政党・参政党は22日、東京・永田町の国会内で開いた記者会見で、神奈川新聞記者の取材を不当に拒否し、排除した。記者は参院選の選挙期間中…》
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
『●被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像
できない者が2025年参院選の東京選挙区で第2位当選してしまう醜悪さ』
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【https://news-hunter.org/?p=27588】
極右組織・参政党の新憲法案と「神の国発言」
2025/7/17 僭越ながら「論」しらす, 全体主義, 参政党, 国家主権, 国民主権, 新日本憲法 構想案, 森喜朗, 極右, 神の国発言, 神社の国有化, 神谷宗幣
2000年5月、森喜朗首相(当時)がある会合で「日本の国、まさに天皇を中心としている神の国であるぞということを国民の皆さんにしっかりと承知していただく」と述べた。いわゆる「神の国発言」だ。森氏は、国民主権や政教分離を否定した戦前と同じ考えだとする世論の猛反発をくらい、内閣支持率も急落。同年6月に衆議院を解散(神の国解散)するが40議席近く減らすこととなり、自民党は単独過半数を割り込む形で惨敗した。
戦前回帰に歯止めをかけようとする「常識ある民意」が働いた結果だったと言えるが、戦後80年を迎えたこの国の参院選で、神の国発言をはるかに超える危険な主張で支持を広げる極右政党が台風の目となっている。
■戦前回帰の憲法構想案と「神社国有化」の公約
外国人や高齢者を優遇しているのはおかしいと主張する参政党が急速に支持を伸ばし、参院選で大幅に議席を増やす可能性が出てきた。掲げたスローガンは「日本人ファースト」。国家主権を謳い、軍隊や戦前の侵略政策を容認して自主独立をうながすなど、アメリカのトランプ大統領が唱えてきた「アメリカ・ファースト」以上に激しい内容だ。つまり極右。同党が公表している「新日本憲法 構想案」(以下「構想案」)をみて背筋が寒くなった。少し長くなるが、構想案の前文にはこうある。
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日本は、稲穂が実る豊かな国土に、八百万の神と祖先を祀り、自然の摂理を尊重して命あるものの尊厳を認め、徳を積み、文武を養い、心を一つにして伝統文化を継承し、産業を発展させ、調和のとれた社会を築いてきた。
天皇は、いにしえより国をしらすこと悠久であり、国民を慈しみ、その安寧と幸せを祈り、国民もまた天皇を敬慕し、国全体が家族のように助け合って暮らす。公権力のあるべき道を示し、国民を本とする政治の姿を不文の憲法秩序とする。これが今も続く日本の國體(ママ)である。
国民の生活は、社会の公益が確保されることによって成り立つものであり、心身の教育、食糧の自給、国内産業の育成、国土と環境の保全など、本憲法によって権利の基盤としての公益を守り、強化する。
また我が国は、幾多の困難を乗り越え、世界に先駆けて人種の平等を訴えた国家として、先人の意思を受け継ぎ、本憲法によって綜合的な国のまもりに力を尽くし、国の自立につとめる。あわせて、各国の歴史や文化を尊重して共存共栄を実現し、恒久の平和に貢献する。
日本国民は、千代に八千代に繁栄を達成し、世界に真の調和をもたらすことを宣言し、この憲法を制定する。
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神道の言葉である「八百万の神」、天皇による統治という意味を持つ「しらす」や「千代に八千代に」、わざわざ旧字を使った「國體」――まさに「神国日本」の宣言であり、大日本帝国憲法(「明治憲法」)以上に天皇への帰依が顕著となっている。神道を国の根本に据えようとしてのは明らかで、同党がホームページ上で公表している公約には『神社の国有化』が明記されている(*下の画像参照。青い囲みとアンダーラインはハンター編集部)。政教分離を放棄すると宣言したようなものだ。
前文は憲法全体の方向性を示すものであり、個々の条文はその趣旨に縛られる。つまり、参政党の憲法案は、天皇絶対の戦前・戦中を蘇らせようとするものなのだ。まともな政治勢力が作った憲法草案とは思えない。
■目指すは天皇の下での全体主義国家
第1条はさらに過激だ。
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日本は、天皇のしらす君民一体の国家である。
2 天皇は、国の伝統の祭祀を主宰し、国民を統合する。
3 天皇は、国民の幸せを祈る神聖な存在として侵してはならない。
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「しらす」(=治らす)は天皇による統治を意味する言葉。参政党の憲法草案は、明治憲法の条文「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」と同じ内容だ。この国を戦争に導き、国民に塗炭の苦しみを与える原因となった「天皇絶対」の思想を、現代において提唱する政党が出てこようとは夢にも思わなかった。しかも、こうした危険思想を喧伝する政党に、一定の支持が集まっているというのだから驚くしかない。
最大の問題は、第4条の「国は、主権を有し、独立して自ら決定する権限を有する」という条文である。国民主権ではなく「国家主権」としたところに同党の全体主義的な本質が出ている。参政党にとって主権在民という考え方はうっとおしいだけなのだろう。当然、参政党の憲法草案には国民個々の“表現の自由”や“学問の自由”といった当然あるべき「権利」を保障する条文はない。全体主義と個の自由は相容れないからだ。
第7条では「婚姻は、男女の結合を基礎とし、夫婦の氏を同じくする」と規定。マイノリティや多様な家族観は認めないという考えを表明するだけでは足りず、憲法で同性婚と夫婦別姓を否定するという念の入れようだ。同党の差別主義は、ここにも現れている。
第9条では教育を受ける権利を認めつつも、「国語と古典素読、歴史と神話、修身、武道及び政治参加の教育は必修とする」、「教育勅語など歴代の詔勅、愛国心、食と健康、地域の祭祀や偉人、伝統行事は、教育において尊重しなければならない」と強要する始末。学問の自由まで奪おうという魂胆だ。
ここに出てくる「修身」とは、戦前の日本における道徳教育の教科。道徳とせず「修身」としたところにも戦前回帰の意図がみえる。
「教育勅語」が一躍注目を浴びることになったのは、不正な国有地払い下げ問題で知られる森友学園が、当時運営していた幼稚園で園児に勅語を暗唱させていたことが報じられてからだ。ネッ上に森友学園が運営する幼稚園の動画が流れるやいなや、安倍政権当時の閣僚や副大臣などが次々と教育勅語を擁護した。右派に媚びた安倍政権らしい対応だった。
ちなみに、「勅語」とは天皇が発した意思表示の言葉。天皇主権を規定した大日本帝国憲法下でのみ可能な、事実上の命令である。教育勅語は『一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ』と明記している。もし国家に危険が迫れば正義と勇気の心をもって公=国家のために働き、皇室を助けよ、という意味だ。つまり、教育勅語の目的は「滅私奉公」を奨励すること。主権在民や法の下の平等を規定した現行憲法とは真逆の考え方である。国家主権や天皇による統治を目指す参政党にとっては必要不可欠、自民党から距離を置き始めた極右勢力を引き寄せるためにも手放せないはずだ。
参政党代表の神谷宗幣氏をはじめとする極端に右に寄った政治家たちが、教育勅語を信奉するのは自由だ。しかし、それを憲法という国の最高法規をもって国民に押し付けることは許されない。昭和23年6月、衆議院は「教育勅語等排除に関する決議」を、参議院は「教育勅語等の失効確認に関する決議」を決議し、国として教育勅語と決別していることを忘れてはなるまい。下が衆、参での決議文だ。
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【教育勅語等排除に関する決議】」(衆議院:昭和23年6月19日)
民主平和国家として世界史的建設途上にあるわが国の現実は、その精神内容において未だ決定的な民主化を確認するを得ないのは遺憾である。これが徹底に最も緊要なことは教育基本法に則り、教育の改新と振興とをはかることにある。しかるに既に過去の文書となっている教育勅語並びに陸海軍軍人に賜わりたる勅諭その他の教育に関する諸詔勅、今日もなお国民道徳の指導原理としての性格を持続しているかの如く誤解されるのは、従来の行政上の措置が不十分であったがためである。
思うに、これらの詔勅の根本的理念が主権在君並びに神話的国体観に基いている事実は、明かに基本的人権を損い、且つ国際信義に対して疑点を残すものとなる。よって憲法第98条の本旨に従い、ここに衆議院は院議を以て、これらの詔勅を排除し、その指導原理的性格を認めないことを宣言する。政府は直ちにこれらの謄本を回収し、排除の措置を完了すべきである。
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「教育勅語等の失効確認に関する決議」(参議院:昭和23年6月19日)
われらは、さきに日本国憲法の人類普遍の原理に則り、教育基本法を制定して、わが国家及びわが民族を中心とする教育の誤りを徹底的に払拭し、真理と平和とを希求する人間を育成する民主主義的教育理念をおごそかに宣明した。その結果として、教育勅語は、軍人に賜はりたる勅諭、戊申詔書、青少年学徒に賜はりたる勅語その他の諸詔勅とともに、既に廃止せられその効力を失つている。
しかし教育勅語等が、あるいは従来の如き効力を今日なお保有するかの疑いを懐く者あるをおもんばかり、われらはとくに、それらが既に効力を失つている事実を明確にするとともに、政府をして教育勅語その他の諸詔勅の謄本をもれなく回収せしめる。
われらはここに、教育の真の権威の確立と国民道徳の振興のために、全国民が一致して教育基本法の明示する新教育理念の普及徹底に努力をいたすべきことを期する。
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衆議院決議では「排除」という強い表現で教育勅語を否定。《指導原理的性格を認めないことを宣言する》とした上で、《謄本を回収し、排除の措置を完了すべき》とまで言い切る。衆院の排除決議は、教育勅語が「神話的国体観」に基づいており、基本的人権を損なうという考え方に立脚しているからに他ならない。
一方、参議院決議では教育勅語の失効を確認。《わが国家及びわが民族を中心とする教育の誤りを徹底的に払拭》するために、衆院同様《謄本をもれなく回収》と決議していた。回収するということは、教育勅語の写しを国内から消し去るという意味。これは教育の現場での教育勅語利用を禁じたと解すべきだろう。参政党は、衆・参での国会決議を知らないのかもしれない。知っていて憲法に「教育勅語の尊重」という条文を入れるというのなら、この政党は国民に犠牲を強いた戦前の軍部と同じだ。
極右であることを証明するかのように、以下の条文には「軍隊」「軍事裁判所」という言葉が並ぶ。とどめは第22条の「統治は、國體を尊重し、全国民のため、和の精神をもって行う」だ。これまで述べてきたように、参政党が多用する「國體」(国体)とは、天皇を頂点とする全体主義国家を指す。つまり、この党を支持するということは、日本が戦前と同じ状態になることを容認するということだ。参政党支持者は同党が公表している「新日本憲法 構想案」を熟読すべきだろう。
「神の国発言」から25年、根拠に乏しい言説や戦前回帰の極右的主張で支持を集める政党が出現したことに危機感を覚えているのは記者だけではあるまい。ネッ上のデマや雰囲気に流された人たちが、パワハラで辞任した知事の再選を認めた結果、兵庫県は今でも混乱が続いている。
(中願寺純則)
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【https://www.chosyu-journal.jp/column/35418】
保守もどきが叫ぶ排外主義
コラム 狙撃兵 2025年7月16日
早朝に地元の大手製造工場の正門前を通りかかった時のこと、夜勤を終えた従業員がわんさかとはき出されるように工場から出てきて、家路についているのに出くわした。朝日に照りつけられながら正門から出てくると、長い列をつくって同じ方向にとぼとぼと歩きはじめ周辺に林立するアパート群へと吸い込まれていく。以前なら車やバイクで通勤している労働者がほとんどだったのに、幾人かの集団が自転車に乗っているほかはみんな徒歩。日本人は車通勤だから見ないのか、歩いているのは若いインドネシア人労働者たちばかりなのだ。
コンビニに行くと、ベトナム人、インドネシア人、ネパール人など様々な国籍の若年労働者たちと出くわし、飲食店でもウェイトレスや厨房で働いているのは外国人労働者だったりする。中小零細企業でも人手不足を外国人労働者によってなんとか埋めているところは多い。ブローカーの営業も頻繁にやってくる。20年近く前は中国人が外国人技能実習生の走りだったが、経済発展を遂げていることもあって次第に来なくなった。そして近年はベトナム、インドネシアとさらに貧しい東南アジアの国々から労働人材を招き入れるようになり、いまや日常生活を送るのに外国人労働者を見かけない日はないくらい身近な存在になっている。
街の一角には外国人労働者を斡旋するブローカーとつながった語学院ができ、日本語を学びながら夜はコンビニ食品製造の工場へと働きに出る一群もいる。私立大学の「留学生」といっても名ばかりで、私学経営の肥やしにされつつ、夜間はマイクロバスに乗せられて製造工場の低賃金労働力として駆り出されていたりする。こうした外国人労働者が一斉に本国に引き揚げたら、日本社会は果たして「日常」が保たれるのだろうかと思うほど、あらゆる分野で依存度を深めているのが実態だろう。
さて、参院選である。雨後のタケノコのように飛び出してきた自称保守政党や右派宗教団体をバックボーンとしているであろう勢力が、にわかに「日本人ファースト」を叫んだり、外国人労働者への排外主義を煽り立てているではないか。近年は欧米でもそうした右派ポピュリズムの台頭が顕在化し、「アメリカ・ファースト」を叫んだトランプがまさにその象徴でもあるが、後進国からの移民や外国人労働者を自国の低賃金労働のアンカー(錨)として鎖につないでおきながら、一方でヘイト(忌み嫌う)するという振る舞いが横行している。そもそもの原因をたどると、資本主義体制が行き詰まった先進国では少子高齢化で労働力が乏しくなったりで、利潤獲得のために必要な低賃金労働力をよその国から引っ張って来るように仕向けたのは資本の側である。
おかげで外国人労働者があふれているというのに、「上見て暮らすな、下見て暮らせ」を地で行くように、社会的不満や鬱憤をより立場の弱い者を侮蔑したり卑下することによって発散させたり、社会を分断することによって矛盾の矛先をそらしたりしている。そうやって低賃金で搾取したうえにヘイトして殴りかかるという行為について、恥ずかし気もなく「日本人ファースト」すなわち日本人が一番・第一であるとか、アメリカ人が一番であるとかいっているにほかならない。海外に労働力を依存せざるを得ないほど衰退している社会の現実には目をつむって、外国人の脅威を煽ったり、外国人労働者を見下すことによって心を満たし、「オレが一番」「日本人すごい!」の自慰行為に浸っているというのなら、みっともない話でもある。
日本でも確か、2000年代初頭に自民党幹事長だった中川秀直(清和会)あたりが「多民族国家」の実現を唱え、外国人労働者の導入は経団連が求めた政策である。非正規雇用の蔓延や外国人労働者の増大は、小泉改革以後の自民党政治によってもたらされたものでもある。グローバル化によって国境を越えた低賃金労働力の流動化がやられ、大企業天国にすることとセットで今日のような状態が作り出されたのである。そうした経緯を抜きにして、いまになって安倍晋三の残りカスのような保守もどきが、その昔に朝鮮人や中国人を侮蔑して「チョン」とか「チャンコロ」と呼称していた精神世界を丸出しにして、またやろうとしていることについて看過することなどできない。原因をもたらした連中に矛先を向けるのではなく、排外主義を煽ることだけに熱心というような連中については、原因解決への意識はまるでないという点において、真の愛国者ではなく保守もどきというほかないのである。
だいたい、日本人が「ファースト」で、その他の国々の人々が「セカンド」や「サード」であるなどという順番や基準は、いったい誰が何様のつもりで決めているのか? である。
吉田充春
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[↑※ 『分断でなく“共に生きる”社会へ 2025年参院選』『選択的夫婦別姓 自民惨敗なら実現に大きく前進か』(週刊金曜日、2025年7月18日、No.1529)] (2025年07月25日[金])
2025年7月20日(日) の参院選…惨敗の自公、一方、コミや、デマやフェイク・ヘイトな極右集団・サセが〝大躍進〟。自公の勝利という最悪を回避したのに、サセやニホといった極右集団 (← ありゃぁ、公党に非ず) が躍進するというさらなる最悪な事態に。
さて、被爆国ニッポンで《核兵器の脅威が現実味》…80年間の塗炭の苦しみを想像できない者が2025参院選東京選挙区 (改選数:6 + 補欠選:1) で第2位当選 (66,8568票) する醜悪さ。(女性自身)《核の悲惨さと平和の大切さを語り継ぐ佐久間氏の言葉に、さや氏はどう受け止めるだろうか》? 斎藤貴男さんの言葉《東京とは差別の都なのだろうか》(2020/07/08)…我が町の選挙区も、酷いもので、《差別の県》の仲間入り。
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!』
『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》』
『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》』
『●岡口基一氏「佐藤栄作政権時の人事が、今もトラウマに…」…《石田和外氏…
最高裁長官に就くと…裁判官を左遷するなどして排除…「ブルー・パージ」》』
こんな人に投票してはいかんでしょ、(カルト協会丸出しなマザームーン、“真のお母様” ➙)《お母さん》にしてはいかんでしょうに。そんなに戦争したけりゃ、核兵器をぶっぱなしたければ、どこか余所の惑星でやっとくれ。「核武装が最も安上がり…核の保有」を聞いた上で、なぜ、コンなひとに投票できるの?
『女性自身』の記事【「核武装が最も安上がり」参政党・さや候補の発言が波紋…広島被団協も「広島がどんな目にあったか」と憤り】(https://jisin.jp/domestic/2492984/)によると、《「そういう状況までいくということを考えると、核武装が最も安上がりであり、最も安全を強化する策の1つだとは考えています」 一方で「ただこれは私個人的に考えていること」だといい、「参政党全体としてはですね、おそらく『核の議論を封じてはならない』と、今はまだその段階じゃないかなと思うけど、核の保有も含めて防衛力をどう構築していくか考えましょうということだと思います」と締めくくった》。
『●在りもしない《特権》に大騒ぎしデマ・ヘイトをまき散らしておいて、「在日
米軍特権」にはダンマリ、どこが〝アイコク〟なのか? 弱者イジメの卑劣さよ』
『●《参院選では…排外主義的な主張…日本人と同じく納税義務があるものの選挙権
はなく、「外国人が優遇されている」状況にもない…同じ日本社会の一員を…》』
『●サセ党やニホ党による《排外主義的な主張も含め、外国人政策が参院選の
焦点》《排外主義の空気》…デマやヘイトに惑わされず、真の野党への投票を!!』
『●【SNSと怪文書/狙撃兵】《すぐ鵜呑みにして脳味噌が染められるというのでは
なく、世論誘導に持っていかれない術を身につけることも必要なのだろう》』
『●ヘイターやデマ吐きばかりの集団に投票してはいけない…《そして、彼らが
私を攻撃したとき、私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった》』
『●《「ヘイトスピーチ」…「選挙運動に名を借りたヘイト」…「…公選法に
守られてヘイトスピーチが行われている」》…差別と分断を招く2025年参院選』
『●2025年参院選: 惨敗の自公、一方、コミや極右集団が…自公の勝利という
最悪を回避したのに、極右集団が躍進するというさらなる最悪な事態に…』
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【https://jisin.jp/domestic/2492984/】
「核武装が最も安上がり」参政党・さや候補の発言が波紋…広島被団協も「広島がどんな目にあったか」と憤り
記事投稿日:2025/07/18 11:00 最終更新日:2025/07/21 18:14
『女性自身』編集部
(【写真あり】saya時代のさや氏(他1枚))
7月20日投開票の参院選に東京選挙区から出馬している参政党のさや氏(43)。新聞各社の情勢調査では優勢が伝えられているさや氏だが、彼女の核保有に対する“持論”が波紋を呼んでいる。
それは、日本テレビの報道局が運営するYouTubeチャンネル『日テレNEWS』で7月3日に行われた「投票誰にする会議~参院選2025東京選挙区~」と題されたライブ配信番組でのこと。東京選挙区から出馬する候補者をスタジオに招き、参院選の争点へのアプローチや戦略を聞くという内容で、社民党の西美友加氏、日本保守党の小坂英二氏、さや氏の3名が参加した。
司会者が、安全保障についての議論の流れで「核の保有」と「日米安保」について“党としての考え方”を質問したところ、『100年続く同盟はない』と言われてますから、日米安保、今の段階ではやはり米国に頼るところも大きいとは思うんです」と切り出したさや氏。
続けて「でも、言い方がすごく汚い言葉になっちゃうかもしれないんですけども、“みかじめ料”を払いつつ、自分たちも備えるっていうそういう当たり前のことですね」と、自立した防衛に言及。
さらに「自分たちの防衛力、自国のためにどれだけ活用できる兵器があるのかというのを考えた時に、あの北朝鮮ですらも核兵器を保有するとですね、一応国際社会の中でトランプ大統領と話ができるくらいまでには行くわけですよね。交渉ができるという」と、防衛のために核保有する”メリット”を挙げ、こう発言した。
「そういう状況までいくということを考えると、核武装が最も安上がりであり、最も安全を強化する策の1つだとは考えています」
一方で「ただこれは私個人的に考えていること」だといい、「参政党全体としてはですね、おそらく『核の議論を封じてはならない』と、今はまだその段階じゃないかなと思うけど、核の保有も含めて防衛力をどう構築していくか考えましょうということだと思います」と締めくくった。
なお、参政党の公式サイトで公表されている「参政党の政策2025」によると、核保有について《核保有国に囲まれた日本を守るため、厳しい国際社会の現実を踏まえ、核廃絶を長期的な目標としつつ、今の日本を守るために、核保有国に核を使わせない抑止力を持つ》と記載している。
いっぽう、世界唯一の被爆国である日本の政治家になろうと出馬中のさや氏の“核武装が最も安上がり”という発言には、SNSを中心に疑問の声が次々と寄せられることに。そこで、広島県原爆被害者団体協議会(広島県被団協)に、この発言についての見解を求めたところ、理事長の佐久間邦彦氏(80)が取材に応じてくれた。佐久間氏は「なぜ核武装したら安全だと思うのか聞きたい」と話す。
「“核武装したら”という意見はありますが、核武装によって平和の問題が捉えられるかといえば、私は“あり得ない”と思います。お金もかかるし、効果もわかりません。脅威を感じるのであれば、まずは相手と話し合うことが大前提だと私は思います。
そもそも、なぜ核武装が『安上がり』なのかもわかりませんが、お互いに核武装すれば結局はどんどん軍備拡大の方向に進むのではないでしょうか。核を持ったら“安く上がる”ということはないと思いますし、そもそも“安く上がる”という言葉自体がおかしいと思います」
日本、他国関係なく、誰に対しても核は使ってはいけないと訴える佐久間氏。その上で、唯一の被爆国として「右とか左ではなく」国際的なルールを守って平和を訴えていくことが大切だと話す。
「日本は太平洋戦争から、“軍隊を持たない”、“戦争をしない”ということを世界に発信してきました。唯一の被爆国として原爆の悲惨さを伝えるとともに、核兵器廃絶を訴えてきました。戦争も核兵器もない世界を、やっぱりみんなで作っていかなきゃということで、被曝体験を伝えてきました。
銃を持って相手と脅し合うのではなく、日本は被爆国として立場を明確にした上で、日本の憲法に則した外交をするっていうことの方が世界に通じるのではないかと思います」
原爆が日本に投下された1945年、まだ幼かった佐久間氏に被曝の瞬間の記憶はないが、多くの人々から体験談を聞いてきた。
「なぜ核武装したら安全だと思うのか聞きたいです。広島がどんな目にあったかと言いたくなります。体験した人たち、亡くなってきた人たちが”どう思うか”と言いたいです。核を使ったらどうなるか。核を使えば、自分たちも相手もどういう目に遭うのか、知ってほしいです」
核の悲惨さと平和の大切さを語り継ぐ佐久間氏の言葉に、さや氏はどう受け止めるだろうか。
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[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2025年04月29日[火])
斎藤貴男さんの、日刊ゲンダイ(2024/08/27)のコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/NHK朝ドラ「虎に翼」は史実と違う展開になってきた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359671)によると、《ちょっとやり過ぎだと思う。少なくとも私は、こんな形で“矯正”されたくないので、もう見ない。NHKの朝ドラ「虎に翼」のことである。故・三淵嘉子氏(1914~84年)がモデルの一代記。日本初の女性裁判官で家庭裁判所の所長も務めた傑物の物語だから、フェミニズムの思想が強調さ…》。
そして、もう一つ。(2024/09/24)【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/「虎に翼」で鼻につく歴史上書きの上から目線】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/360965)によると、《再びNHKの朝ドラ「虎に翼」を取り上げる。最近またぞろ大新聞のヨイショが目立つ。大絶賛のうちに最終回、なんて予定調和は悲しすぎるので、もう一度書いておく。まず白状しよう。前々回の本欄で撤退を宣言した私だが、実はその後も見続けている。なかったことにすれば一件落着、という…》。
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!』
『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》』
『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》』
さて、ブルー・パージ。朝ドラ「虎に翼」で気になった桂場等一郎第5代最高裁長官(松山ケンイチさん)。最「低」裁の原点は、ここら辺にあるのか。
『●疑問はシンプル…岡口基一元判事がたとえヒラメ裁判官であったとしても
弾劾裁判で罷免しただろうか? 結論は《今回の弾劾裁判は間違っている》』
東京新聞(2024年5月13日)の記事をもう一度、【岡口基一氏が明かす、政治に逆らわない最高裁が抱える「トラウマ」 その影響は判決にまで<後編>】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/326372)によると、《「佐藤栄作政権時の人事が、今もトラウマ(心的外傷)になっている」と岡口氏は語る。佐藤元首相は1969年、長官含みで最高裁判事となった学者出身の田中二郎氏ではなく、旧司法省出身の石田和外氏を指名。石田氏は退官後に日本会議の前身団体の一つである「元号法制化実現国民会議」をつくった右派だ。石田氏は最高裁長官に就くと、立法や行政に対する司法の独立を訴えた「青年法律家協会」所属の裁判官を左遷するなどして排除。「青」からとって「ブルー・パージ」と呼ばれる。岡口氏は「最高裁はショックを受けて、立法府や行政府には逆らわないようになった」と言う》。
『●「絶望の裁判所」: 裁判所の頂点、最高裁からして……』
「《元最高裁調査官で明大法科大学院教授の瀬木比呂志氏の著書
「絶望の裁判所」(講談社)が話題だ。本書では、キャリア33年の
ベテラン裁判官だった瀬木氏が、3月末での退官を発表した
最高裁判所長官の竹崎博允氏が主導した司法制度改革の“利権″を
バクロ……だが、瀬木氏は、「制度によって刑事裁判が脚光を浴び、
刑事系の裁判官や書記官の増員につながったことにも注目すべきだ》」
……裁判員制度についての『最高裁やらせタウンミーティング事件』を
挙げるまでもなく、司法制度改革どころか、司法の腐敗」
『●真の司法改革とは?、そして「イヌのイヌのイヌのイヌ」』
『●②福井地裁「高浜仮処分」取消の背景《政府の意向》に従う
《各裁判所の人事権を握る最高裁の意向が反映》』
『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
…「人権の砦」のはずが最「低」裁…』
こちらも再びの引用。前田朗さんBlog(APRIL 07, 2014)の記事【内側から明かされた裁判官の精神構造の病理/瀬木比呂志『絶望の裁判所』(講談社現代新書】によると、《政権追随司法、人権軽視司法を形成・維持した最高裁司法行政族による青法協攻撃以来の「司法の反動化」は有名である。政治的動機による裁判官弾圧と裁判官統制であり、それゆえ組織が歪み、人間が抑圧されていった。裁判官懇話会も白眼視された。青法協と懇話会は本書に登場する。その後、市民のための裁判官ネットワークもあったが、こちらは本書には登場しない。青法協、懇話会、ネットワーク、それぞれに自由で開かれた裁判所を目指したが、上からの弾圧で潰されていった。憲法に背を向け、平和や人権に冷酷な裁判官をつくりだすための猛烈な工作が、この国のエリート裁判官を堕落させたことは良く知られている事実だ》、《内側からの分析の強みであるが、「裁判官の精神構造の病理」として、(1)一枚岩の世界、内面性の欠如、内面のもろさ、(2)エゴイズム、自己中心性、他者の不在、共感と想像力の欠如、(3)慢心、虚栄、(4)嫉妬、(5)人格的な未熟さ、幼児性、(6)建前論、表の顔と裏の顔の使い分け、(7)自己規制、抑圧、(8)知的怠慢、(9)家庭の価値意識。ここまで書くか、と思うくらい厳しい批判である。もちろん、著者自身もその世界にいたのであり、そのことを著者は十分に自覚している》、《裁判官に常識の欠ける人物が多いことは私も良く知っている。かつて東京地裁の裁判官、東京地検の検察官が参加する研究会に数年間出ていたが、現職裁判官のオフレコ発言はまさにエゴイズム、自己中心性、他者の不在、慢心、虚栄、嫉妬。なるほどその通りである》。
さらに、こちらも再引用。『田中龍作ジャーナル』の記事(2014年2月27日)【「絶望の裁判所」 元判事が司法の腐敗を告発する】、《事務総局が人事を支配しているため、裁判官たちは事務総局にニラまれる判決を書かなくなる。瀬木氏はこうした裁判官をヒラメ(上ばかりを見ている)と揶揄する。問題を深刻化させているのはヒラメ(裁判官)の質の劣化だ。…最高裁事務総局は国の政策に異論を唱えるような判決を嫌う。劣化し上ばかりを見ている「ヒラメ裁判官」は盲目的に最高裁の判例に沿った判決を出す。個別の事情を考慮することなく、だ。その結果「これが国家賠償請求でなくて一体何が国家賠償請求になるというのか?」といった訴えまで棄却するケースもあった》。
最後に、福岡弁護士会の(2014年3月13日)【弁護士会の読書/絶望の裁判所】(https://www.fben.jp/bookcolumn/2014/03/post_3906.php)によると、《最高裁が青法協に加入していた裁判官を「いじめ」、きびしい思想統制を始めた事件のことです。「ブルー」とは青法協をさします。ブルーパージとは、いわば最高裁司法行政の歴史における恥部の一つ。…石田和外長官の時代以降に左派裁判官の排除にはじまった思想統制・異分子排除システムは、現在の竹崎長官の体制の元で完成をみた。一枚岩の最高裁支配、事務総局支配、上命下服、上意下達のシステムがすっかり固められた。個々の裁判官の事件処理については毎月、統計がとられて、「事件処理能力」が問われている》。
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【https://www.fben.jp/bookcolumn/2014/03/post_3906.php】
弁護士会の読書
※本欄の記述はあくまで会員の個人的意見です。
2014年3月13日
絶望の裁判所
著者 瀬木比呂志、出版 講談社現代新書
最高裁中枢の暗部を知る元エリート裁判官、衝撃の告発。これが本のサブタイトルです。著者は私より5歳だけ年下の元裁判官です。現役時代から、たくさんの本を書いていましたが、今回は、裁判所の内情は絶望的だと激しい口調で告発しています。
市民の期待に応えられるような裁判官は、裁判所内で少数派であり、また、その割合はさらに減少しつつある。そして、少数派、良識派の裁判官が裁判所の組織に上層部にのぼってイニシアチヴを発揮する可能性は皆無に等しい。
訴訟当事者の心情を汲んだ判決はあまり多くない。
日本の裁判所、裁判官の関心は、端的に言えば、「事件処理」ということに尽きている。とにかく早く、そつなく、事件を「処理」さえすれば、それでよい。司法が「大きな正義」に関心を示すのは好ましことではない。
日本の裁判所は、「民を愚かに保ち続け、支配し続ける」という意味では、非常に「模範的」なところである。
裁判官と呼ぶにふさわしい裁判官も一定の割合で存在することを認めつつ、裁判所のトップと裁判官の多数派については、深く失望、絶望している。
1959年の砂川事件の最高裁判決における当時の田中耕太郎最高裁長官のとった行為、要するに当事者であるアメリカ大使に裁判所の合議の秘密を政治的な意図でもたらしたことが、ここでも大きく問題とされています。まったく同感です。これが、日本の司法の現実、実像なのである。
著者が最高裁調査官をつとめていたとき、ある最高裁の裁判官が、「ブルーパージ関係の資料が山とある…」と高言したといいます。最高裁が青法協に加入していた裁判官を「いじめ」、きびしい思想統制を始めた事件のことです。「ブルー」とは青法協をさします。
ブルーパージとは、いわば最高裁司法行政の歴史における恥部の一つ。それを大声で自慢げに語る神経は、本当にどうにかしています。しかし、最高裁の内部では、それが当たり前に堂々と通用していたのですね…。
現在、多くの裁判官がしているのは、裁判というより事件の「処理」である。そして、裁判官というよりは、むしろ「裁判をしている官僚」「法服を着た役人」というほうが、本質に近い。当事者の名前も顔も個性も、その願いも思いも悲しみも、その念頭にはない。裁判官を外の世界から隔離しておくことは、裁判所当局にとって非常に重要である。裁判所以外に世界は存在しないようにしておけば、個々の裁判官は孤立した根なし草だから、ほうっておいても人事や出世にばかりうつつを抜かすようになる。これは、当局にとって、きわめて都合のいい事態である。
石田和外長官の時代以降に左派裁判官の排除にはじまった思想統制・異分子排除システムは、現在の竹崎長官の体制の元で完成をみた。一枚岩の最高裁支配、事務総局支配、上命下服、上意下達のシステムがすっかり固められた。個々の裁判官の事件処理については毎月、統計がとられて、「事件処理能力」が問われている。
だから、裁判官はともかく早く事件を終わらせることばかりを念頭に置いて、仕事をする傾向が強まっている。
しかし、裁判において何よりも重要なのは、疑いもなく「適正」である。これを忘れて、裁判官は、とにかく安直に早く事件を処理できて件数をかせげる和解に走ろうとする傾向が強い。日本の裁判所の現状を、つい最近まで裁判官だったにた意見をふまえて鋭く告発した本です。
うんうん、そうだよねと深くうなずくところが大半でしたが、少しばかり視野が狭くなってはいないかと思ったところもありました。たとえば、著者は裁判官懇話会には一度も出席したことがなかったのでしょうか。
「左派裁判官」というレッテル張りよりも、いかがなものかと私は思いました。
要するに、親しい裁判官仲間がいなかったのかなという印象を受けたということです。大変インパクトのある本だと私は思いましたが、裁判所内部では、どうなのでしょうか。結局、変な男の変な本だとして、切り捨てられ、排除されてしまうのでしょうか…。
(2014年2月刊。760円+税)
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[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2025年03月01日[土])
田中熙巳さん「軍備の増強は一生懸命考えているようだが、戦争での市民の被害は国会でほとんど語られていない。市民に被害を我慢させる国防は絶対に誤りだ」。
『●軍事費倍増して軍事国家になり下がるというトンチンカンな国…ニッポン
の《有事》は少子化であり、食料と農業を守ることが安全保障である』
『●軍事費倍増して軍事国家になりたいニッポン…《なにか海外で事があれば食べ物
を手に入れることすらできない…脆い構造のうえに“食”が成り立っている》』
「核なき世界」どころか「核兵器なき世界」でさえ未だに…自公お維コミを直接的に支持、眠り猫に徹している間接的支持者の皆さんの責任は重い。立憲の看板を下ろした民主党もだ。むかし、アベ様ときたら《憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね》…こんな人がニッポンの首相を長く務めていました。それを許していました。(リテラ)《櫻井よしこ氏…は“原発技術は軍事面でも大きな意味を持つ”などと主張》《原発技術による核武装論を展開》、つまり、至言《原発は『プルトニウムをつくる装置』》(故・内橋克人さん)ということです。
『●「核兵器なき世界」は未だに………自公お維を直接的に支持している方々、
選挙にも行かず眠り猫に徹している間接的支持者の皆さんの責任』
イシ馬さん鹿さん首相、政府の《核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加》ぐらい決断してはどうなのか。恥ずかしくないのかね。
東京新聞の記事【被団協の田中熙巳さん「軍備の増強は一生懸命なのに…」国会で注文 「市民に被害を我慢させる国防は誤りだ」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/388068)によると、《ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員(92)は25日、衆院予算委員会の中央公聴会に公述人として出席した。安全保障環境の厳しさを理由に、政府が防衛費を増やしている現状について「軍備の増強は一生懸命考えているようだが、戦争での市民の被害は国会でほとんど語られていない。市民に被害を我慢させる国防は絶対に誤りだ」と訴えた。 ◆れいわ議員の質問に「危機をあおると予算の使い方が変に」》。
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!』
『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》』
『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》』
『●《出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」
の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった》』
『●政府の《核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加》さえも決断
できないとはね…《核兵器の非人道性を世界に訴え》ることも出来ない…』
『●首相に《政府の参加》が求められているのに…核兵器禁止条約第3回締約国会議
へのオブザーバー参加ぐらい決断しては? そんなに傘の下がお好きか?』
独自の路線、「橋渡し役」はどうしたのですかね? 政府の《オブザーバー参加》ぐらい決断してはどうなのか。オブザーバーでもやれることはあるでしょうに、どこまで無能な政府なのか。
国吉美香記者による、アサヒコムの記事【政府の対応「情けなく、残念だ」 被団協の田中氏 衆院予算委で意見】(https://www.asahi.com/articles/AST2T2RH8T2TUTFK018M.html?iref=pc_ss_date_article)によると、《日本の被爆者援護の経験などを会議の場で共有するべきだとし、「一番強く主張できるのは日本政府だ。役割を十分果たしてほしい。本当に情けない」と悔しさをにじませた。また、国の非常事態下で起きた被害は、国民が等しく我慢しなければならないとする政府の「戦争被害受忍論」について、「市民の被害をどうするのか、今までの国会でも語られていない。市民に被害を我慢させるままの国防というのは絶対に誤っている」と強調した》。
『●《悲願の「核なき世界」へと…被爆者たちが心血を注いだ核兵器禁止条約の
発効から一年余》…《火事場ドロボー》どもがウヨウヨなニッポン』
『●琉球新報《核兵器禁止条約の第1回締約国会議…オブザーバー参加を
見送った日本政府の不在が際立った会議だった…不参加は歴史的過ち》』
「核兵器禁止条約、どの国がまずは最初に批准すべきですか?
「加害者性」を薄め、さんざん「被害者性」を前面に押し出して
きたのに…。独自の路線、「橋渡し役」はどうしたのですかね?
東京新聞の記事【「核共有の肯定は誤ったメッセージ」
被爆者の思いを背負った若者、日本が加盟しない核兵器禁止条約の
締約国会議に出席へ】」
「豪語していたけれど、一体「橋渡し役」はどこにいったですか?
それさえできない無能ぶりが哀れで、哀し過ぎる。」
―――――――― 政府の皆さんは、一体どのような《橋渡し役》を担ってきたでしょうか? 《核廃絶に向けた議論をリード》しただろうか? 一体どのような成果が? そもそも、何か行動を起こしただろうか? 《日本は戦争被爆国として核廃絶の目標を掲げ、核兵器保有国と非保有国の「橋渡し役」を担うと強調してはいるものの、具体的な成果は見えない》…世界の誰もが内心ニッポンに期待などしていなかったでしょうが、まさにこのザマです。せめてもの願いは、《条約発効後の締約国会議には、非締約国にもオブザーバー参加が認められるという。議論の場に加わり、条約の実効性を高める方策を一緒に探るべきだ》 ―――――――― …ったはずなのにね。
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【https://www.asahi.com/articles/AST2T2RH8T2TUTFK018M.html?iref=pc_ss_date_article】
政府の対応「情けなく、残念だ」 被団協の田中氏 衆院予算委で意見
国吉美香 2025年2月25日 17時26分
(衆院予算委の公聴会に公述人として出席し、意見陳述する
日本被団協の田中熙巳代表委員=
2025年2月25日午前10時34分、岩下毅撮影)
昨年にノーベル平和賞を受けた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳代表委員(92)は25日、衆院予算委員会の中央公聴会に出席し、核兵器禁止条約第3回締約国会議への日本政府の対応について「情けなく、残念だ」と述べた。政府は3月の締約国会議へのオブザーバー(傍聴)参加を見送ることを決定している。
岩屋外相、核禁条約会議への日本のオブザーバー参加見送りを正式表明 ➙
被爆者ら「情けない」 政府の核禁条約会議オブザーバー参加見送り ➙
田中氏は、日本政府は「唯一の戦争被爆国」を自任しているにもかかわらず、条約を批准せず、オブザーバー参加もしていないことなどに言及。日本の被爆者援護の経験などを会議の場で共有するべきだとし、「一番強く主張できるのは日本政府だ。役割を十分果たしてほしい。本当に情けない」と悔しさをにじませた。
また、国の非常事態下で起きた被害は、国民が等しく我慢しなければならないとする政府の「戦争被害受忍論」について、「市民の被害をどうするのか、今までの国会でも語られていない。市民に被害を我慢させるままの国防というのは絶対に誤っている」と強調した。
日本政府の不参加は3回連続。岩屋毅外相は今月18日の記者会見で不参加を表明した際、日本は戦後最も厳しい安全保障環境に直面しているとして「(日本には)核による拡大抑止が不可欠」と強調。「核禁条約は核抑止と相いれず、参加すれば、わが国の核抑止政策について誤ったメッセージを与え、平和と安全の確保に支障をきたす恐れがある」との見解を示した。
…………。
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[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2025年02月16日[日])
《出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった》(東京新聞)。
《被害者放置の「政治の貧困」は今も》…随分と失礼なイシバ首相。《「今日は皆さんの気持ちを聞かせてもらい、今後の糧にさせていただきたい」と話した》そうだが、実際には、「ゼロ回答」「収穫なし」…とはね、呆れる。ニッポンこそが批准すべき条約、《核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加》ぐらい決断してはどうなのか。恥ずかしくないのか。諸外国は呆れていることでしょうよ。
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!』
『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》』
『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》』
『●《出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」
の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった》』
畠山澄子さんによる、東京新聞のコラム【核禁止条約会議、政府が及び腰なら市民がリード 被団協の思い無視した決定に失望〈世界と舫う 畠山澄子〉】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/384408)によると、《先月初めに被団協のメンバーらが石破首相と面会した際、被団協側は首相に日本政府の核禁条約締約国会議へのオブザーバー参加を求めた。オブザーバー参加は核禁条約に加盟していない国も会議にオブザーバーとして参加できる仕組みだ。これまで参加を見送ってきたこの会議に今回こそ参加するのか、政府の動向に注目が集まっている》。
《「原爆裁判」…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣において果たされなければならない」と言及。「われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」と結んだ》《被害者放置の「政治の貧困」は今も。》(こちら特報部)。
《核兵器の廃絶》は当然として、《「…原爆被害に対する国の補償」を求めて運動に立ち上がった》田中熙巳さん。(NHK)【【詳細】ノーベル平和賞 授賞式 日本被団協 晩さん会出席】によると、《代表委員 田中熙巳さんの演説全文…「核兵器の廃絶と原爆被害に対する国の補償」を求めて運動に立ち上がったのであります。…しかしそれは社会保障制度でありまして、国家補償はかたくなに拒まれたのであります。…しかし、何十万人という死者に対する補償はまったくなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けております。もう一度繰り返します、原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府はまったくしていないという事実をお知りいただきたいというふうに思います》。
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/384408】
核禁止条約会議、政府が及び腰なら市民がリード 被団協の思い無視した決定に失望〈世界と舫う 畠山澄子〉
2025年2月8日 12時00分
行くのか、行かないのか、はっきりしない。行かなくてはダメな局面なのに。
来月ニューヨークの国連本部で行われる核兵器禁止条約の第3回締約国会議のことである。
昨年末のノーベル平和賞授賞式において、ノーベル委員会のフリードネス委員長は「より多くの国が核兵器禁止条約を批准しなければならない」と述べた。被団協の田中熙巳代表委員は「核兵器禁止条約のさらなる普遍化」を訴えた。
(石破首相㊨と面会する日本原水爆被害者団体協議会
(被団協)代表委員の田中熙巳さん=1月8日、首相官邸で)
先月初めに被団協のメンバーらが石破首相と面会した際、被団協側は首相に日本政府の核禁条約締約国会議へのオブザーバー参加を求めた。オブザーバー参加は核禁条約に加盟していない国も会議にオブザーバーとして参加できる仕組みだ。これまで参加を見送ってきたこの会議に今回こそ参加するのか、政府の動向に注目が集まっている。
◆自公議員の派遣も検討されたが…
1月25日、最初に入ってきたニュースは日本政府がオブザーバー参加を見送る方向で調整、というものだった。日本周辺の安全保障環境が厳しさを増す中、米国の「核の傘」に抑止力を依存する現状を踏まえての判断だと報じられた。
しかし同じ日に飛び込んできたのは、自民・公明両党の議員を派遣する方向で検討に入ったというニュースだった。政府としては参加しないが与党の議員を送るという。政府としてのオブザーバー参加はしたくないが、前向きな姿勢を有権者に見せる必要はある。核兵器廃絶を掲げ、核禁条約のオブザーバー参加も求めてきた公明党を立てる必要もある。そんな事情が見え透くようだった。
もちろん日本の国会議員が締約国会議に来ること自体はいいことだ。実際にこれまでの会議に公明、立憲、共産、れいわの4党の議員は来ていた。ここに自民が加わるのなら良いことだ。しかしそれら議員は会議の名簿上はNGO扱いだ。私と同じだ。以前中満泉国連事務次長が強調していたように、求められているのはあくまで政府の参加だ。
◆アメリカの「核の傘」にいても、オブザーバー参加は可能
………
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[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2025年02月24日[月])
ニッポン政府の《核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加》さえも決断できないとはね…。(毎日新聞社説)《…危機的な状況に対する警鐘だ。被爆80年を迎え、日本には核兵器の非人道性を世界に訴え、核廃絶への機運を高める役割が求められている。その可能性を自ら閉ざすことがあってはならない》はずなのに…。《核兵器禁止条約は現在、94の国・地域が署名し、73の国・地域が批准している》のに、その中に、ニッポンは居ない。《核保有》や《核共有》を口にする政治家までいる始末なニッポン、〝傘の下でノウノウ〟と、恥ずかしい。《日本は「核なき世界」に向けて努力を尽くす立場にある。その責務に背を向けるような姿勢には、失望を禁じ得ない》。
山田祐一郎記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/核禁止条約会議「石破首相が意味を検証する、と言っていたのに」 政府不参加表明に国内NGOの憤りと落胆】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/387119?rct=tokuhou)によると、《今年3月、米ニューヨークで核兵器禁止条約第3回締約国会議に日本から参加する非政府組織(NGO)が20日、東京都内で共同会見した。原爆投下80年の節目の年に、日本政府はオブザーバー参加を見送る方針を表明。昨年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のメンバーも含め、出席者からは、「不参加」に憤りと落胆の声が上がった。(山田祐一郎)》
さらに、毎日新聞の【社説/核禁会議に政府不参加 被爆国の責務忘れたのか】(https://mainichi.jp/articles/20250221/ddm/005/070/088000c)によると、《ウクライナに侵攻するロシアが核を脅しに使うなど、核使用のリスクが現実味を帯びる。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授与は、危機的な状況に対する警鐘だ。被爆80年を迎え、日本には核兵器の非人道性を世界に訴え、核廃絶への機運を高める役割が求められている。その可能性を自ら閉ざすことがあってはならない》。
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!』
『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》』
『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》』
『●《出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」
の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった》』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/387119?rct=tokuhou】
こちら特報部
核禁止条約会議「石破首相が意味を検証する、と言っていたのに」 政府不参加表明に国内NGOの憤りと落胆
2025年2月21日 06時00分
今年3月、米ニューヨークで核兵器禁止条約第3回締約国会議に日本から参加する非政府組織(NGO)が20日、東京都内で共同会見した。原爆投下80年の節目の年に、日本政府はオブザーバー参加を見送る方針を表明。昨年のノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のメンバーも含め、出席者からは、「不参加」に憤りと落胆の声が上がった。(山田祐一郎)
◆オブザーバー参加「政府に最後まで訴え続ける」
「ぎりぎりでもオブザーバー参加は可能。最後まで日本政府に訴え続けていきたい」。被団協の事務局次長で長崎で被爆した和田征子さん(81)がこう訴えた。核兵器禁止条約は現在、94の国・地域が署名し、73の国・地域が批准している。日本は条約制定の交渉や条約に参加しておらず、第1、2回締約国会議も見送った。被団協メンバーが今年1月、石破茂首相と面会して第3回会議へのオブザーバー参加を求めたが、今月18日に岩屋毅外相が正式に見送りを発表した。
「石破首相や外務省が(オブザーバー参加する)意味を検証するというので、ずっと回答を待っていたが結局、何もなかった。どのような検証をして参加しない理由は何なのか知りたい。本当に残念だ」と和田さんは心境を吐露した。
(日本政府の「不参加」表明に「憤りを感じる」と話す
浜住治郎さん(左)、隣は和田征子さん=東京都文京区で)
◆外務省と自民党内に強固な反対勢力の存在
核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)国際運営委員でピースボート共同代表の川崎哲さんは「今回、明らかになったのは外務省と自民党内の、参加に強固に反対する勢力の存在だ」と言葉に力を込めた。「以前の発言から考えると、岩屋外相は個人的にはオブザーバー参加は必要だと感じていたはず………」
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【https://mainichi.jp/articles/20250221/ddm/005/070/088000c】
社説
核禁会議に政府不参加 被爆国の責務忘れたのか
2025/2/21
(石破茂首相(右)と面会し、発言する日本被団協の
田中熙巳さん=首相官邸で2025年1月8日、平田明浩撮影)
唯一の戦争被爆国として、日本は「核なき世界」に向けて努力を尽くす立場にある。その責務に背を向けるような姿勢には、失望を禁じ得ない。
政府が、3月上旬に米国で開かれる核兵器禁止条約締約国会議へのオブザーバー参加を見送ると発表した。
核の保有、使用などを全面的に禁じる条約であり、73カ国・地域が批准している。だが、核保有国や、米国の「核の傘」に守られている日本などは加盟していない。
会議にはオブザーバーとして参加することもできるが、日本は過去2回とも出席しなかった。石破茂首相は今回、公明党などから要請を受け、ドイツや豪州などがオブザーバー参加した事例を「検証する」と述べていた。
会議では、ドイツが核実験の被害者支援などを表明した実績がある。にもかかわらず、検証結果にこうした貢献への言及はなかった。
核軍縮については、保有国も参加する核拡散防止条約(NPT)の下で進めることが望ましいとも説明した。
しかし、核禁条約が誕生したのは、保有国の核軍縮が進まないNPT体制の現状に、多くの非保有国が不満を募らせたためだ。
日本は長年、双方の「橋渡し役」を自任してきた。それならば、会議に参加し、非保有国と対話する機会を持つべきだ。
東アジアの安全保障環境は厳しさを増しており、日本が米国の抑止力に頼っているのは事実だ。政府は「日本の安全保障に支障を来す恐れがある」とも指摘するが、ドイツなどの実績を鑑みれば説得力を欠く。
残念なのは、首相がこの間、トランプ米政権への対応に追われ、指導力を発揮しなかったことだ。自民党議員の会議への派遣も一時検討されたが、実現しなかった。
ウクライナに侵攻するロシアが核を脅しに使うなど、核使用のリスクが現実味を帯びる。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授与は、危機的な状況に対する警鐘だ。
被爆80年を迎え、日本には核兵器の非人道性を世界に訴え、核廃絶への機運を高める役割が求められている。その可能性を自ら閉ざすことがあってはならない。
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[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)] (2025年01月12日[日])
《被害者放置の「政治の貧困」は今も》…随分と失礼なイシバ首相。《「今日は皆さんの気持ちを聞かせてもらい、今後の糧にさせていただきたい」と話した》そうだが、実際には、「ゼロ回答」「収穫なし」…とはね、呆れる。ニッポンこそが批准すべき条約、《核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加》ぐらい決断してはどうなのか。恥ずかしくないのか。諸外国は呆れていることでしょうよ。
《「原爆裁判」…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣において果たされなければならない」と言及。「われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」と結んだ》《被害者放置の「政治の貧困」は今も。》(こちら特報部)。
《核兵器の廃絶》は当然として、《「…原爆被害に対する国の補償」を求めて運動に立ち上がった》田中熙巳さん。(NHK)【【詳細】ノーベル平和賞 授賞式 日本被団協 晩さん会出席】によると、《代表委員 田中熙巳さんの演説全文…「核兵器の廃絶と原爆被害に対する国の補償」を求めて運動に立ち上がったのであります。…しかしそれは社会保障制度でありまして、国家補償はかたくなに拒まれたのであります。…しかし、何十万人という死者に対する補償はまったくなく、日本政府は一貫して国家補償を拒み、放射線被害に限定した対策のみを今日まで続けております。もう一度繰り返します、原爆で亡くなった死者に対する償いは、日本政府はまったくしていないという事実をお知りいただきたいというふうに思います》。
川田篤志記者による、東京新聞の記事【核禁止条約会議への参加要望に石破首相は「ゼロ回答」 被団協、ノーベル平和賞後の初面会は「収穫なし」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/378150)によると、《ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員 田中熙巳(てるみ)さん(92)ら役員8人は8日、受賞後初めて石破茂首相と官邸で面会した。出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった。面会後、田中さんは「収穫があったとは受け止めていない」と落胆を隠さなかった。(川田篤志)》。
『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】』
『●日本被団協がノーベル平和賞受賞…《被害者放置の「政治の貧困」は今も》
と言わざるを得ず、まずは何より #日本政府は核兵器禁止条約に参加せよ!』
『●<ぎろんの森>《被団協の受賞は、地道な活動を通じた平和への貢献が認め
られたものですが、同時に核兵器の脅威が現実味を帯び出したことも意味》』
『●《原爆裁判…その責任について「立法府である国会及び行政府である内閣に
おいて果たされなければならない」》《被害者放置の「政治の貧困」は今も》』
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【https://www.tokyo-np.co.jp/article/378150】
核禁止条約会議への参加要望に石破首相は「ゼロ回答」 被団協、ノーベル平和賞後の初面会は「収穫なし」
2025年1月9日 06時00分
ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員 田中熙巳(てるみ)さん(92)ら役員8人は8日、受賞後初めて石破茂首相と官邸で面会した。出席者は核廃絶に向けた具体的な行動を求めたが、首相は米国の「核の傘」の必要性など持論を展開しただけで、被爆者らの要望には直接答えなかった。面会後、田中さんは「収穫があったとは受け止めていない」と落胆を隠さなかった。(川田篤志)
(石破首相(右)と面会する日本原水爆被害者団体協議会
(被団協)の(左から)事務局次長浜住治郎さん、
代表委員の箕牧智之さん、田中重光さん、田中熙巳さん
=8日、首相官邸で(佐藤哲紀撮影))
首相は会談の冒頭、被団協の平和賞受賞に祝意を示し「今日は皆さんの気持ちを聞かせてもらい、今後の糧にさせていただきたい」と話した。その後、会談は非公開で約30分続いた。
出席者によると、被団協側はそれぞれ2分程度、自身の経験や核不使用の重要性、政府への要望を伝えた。3月に米国で開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議へのオブザーバー参加も求めた。
首相は、将来の核廃絶を目指す思いは同じだと説明したが、核戦力を増強させる中国やロシア、弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮を念頭に、米国が核...
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