知人よりコンサートのチケットの購入を頼まれた。
来年2月の埼玉スーパーアリーナで行われる、マドンナのコンサートだ。
A席で15,000円だ。高けー!
もっとも、一番高いSS席は50,000円だ。
ファンにとってはこれでも安いんだろうね。
第一次先行予約とやらを入力した。
受付開始と同時にポチった方がいいらしい。
そんなに競争率高いのか?
クラシックファンでガラガラのホールを見飽きてきた身分としては、
なんともうらやましい限りだ。
予約開始は10:00からだ。
よし、入力完了。電波時計を準備し、待機。
現在10:00:02
クリック!
あれっ?繋がらない。
アクセス集中だって。
何度も前の画面に戻って、トライ。
5分後、数十回目でやっと、表示された。
なぬっ、完売?
結果、惨敗。
これほどすごいとは思っていなかった。
やはり、すごい人気でしたな。
こんな経験は初めてでした。
でも、私が中学生の時、学校を休んで東京まで見に行った、
カラヤン-ベルリンフィルはD席で6,000円(当時)だったが、
クラシックでは珍しくやっとチケットを確保したんだよ。
一番人気のベートーヴェンの第九は即完売。
手に入れたのは一番人気のなかったベートーヴェンの「運命」「田園」
のチケットだった。
それでも、一番高い席は100,000円だった。
中野の普門ホールなんて大きいから、D席は後ろのまた後ろ。
小さすぎてよく見えなかったから、演奏後の花束贈呈の時、
ステージの前まで走って見に行ったよ。
元をとらなきゃね。
しれっと、アンコールやんねぇでやんの。
うますぎて、CDを聞いてるみたいだった。
当時の日本は彼らにとってかなりのドル箱だったらしいよ。
日本人はブランドに弱いからね。
「帝王が手兵を率いて5年ぶりに来日」
とか言われちゃったら、そりゃ行くわな。
しかし、当時はまだ東北新幹線がなかったから、夜行なんだよ。
まだ覚えているよ。急行「ばんだい号」上野行きだよ。
田舎者だから、磐越西線から東北本線に乗り入れた時点で、
テンションMAXなわけ。
普通、そんなのないから。
普段は郡山までなんだよ、それが東京まで行くんだぜ。
自分の乗ってる電車が。
黒磯なんて、まるで外国(笑)。
それで、上野に早朝に着くわけ。
でも、開演まで時間がありすぎるでしょ?
だから、東京まで連れて行ってもらった塾の先生の知り合い
の、武蔵野音楽大学に通っていた人のアパートで仮眠したわけ。
さすが、音大生。ピアノの練習専用に1部屋借りてんだよ。
生活する部屋とは別に。
当時は中学生だったからわからなかったが、今考えれば
あれは先生の女だったんだな。
だって、俺だけピアノの部屋で寝て、二人は別の部屋
って、そんなのないだろ、普通。
でも、時間まで国立科学博物館とかつきあってもらって、
田舎の少年は大変満足でした。
担任の先生には、いまだに同級会のたびに、
「おめーは、学校休んで音らく聴きさ行ったもなぁ」
と言われる。
あの、くそババア。
あーあ、またこれでDMの送信元が1つ増えちゃった。
いいけどさ、ゴミ箱直行なだけだから。
しかし「まずは会員登録」ってのをやめてもらえないかね。