あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

入門 中国美術

2006-09-25 22:17:21 | 
なんと、また、そこに山下祐二先生が対談で出ていらっしゃる。
この間の石田徹也を取り上げていた、NHKの新美術館の時もそうだし、
宗達の蔦の細道図屏風、色んなところで私の好みに入りこんでくる。

もう少し、お下品語りがなければ、明治大学に聴講にでも行きたくなるかもしれない。それが先生の色ではあるけれど。

前置きはそのくらい。

日本の美術史に中国の唐物が登場していなければ、
いったいどんな美術史を歩んできたことか、想像もできない。
雪舟は、その中国に自ら足を踏み入れ、修行もし、高僧の証ももらって、
意気盛んに帰国してきた。

東山御物に立ち並ぶ名品は、ともかく重厚な唐物にしめられた。

南画は、画壇の憧れとなった。

しかし、それからどうなったのか、全く知らないのだ。

現代のうごめく中国の上昇気流と、龍の立ち上る様がダブルのだが、
ゴソゴソと沸々とわき上がる熱気が感じられ、
きっと何か凄い力になっていくのではないかと、
そんな気にさせる特集だった。

若冲や、雪舟を連れて、今の中国に行ったら、どんなことになっただろう??
せめて、絵だけでも連れて行って、反響を見てみたい、
そんなことをふと思ってしまったのだ。

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4 コメント

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放送大学 ()
2006-09-27 21:39:50
10/7(土)の夜8時から、特別講義

「表象としての山水・花鳥画」

http://www.u-air.ac.jp/hp/program/nenkan/bangumi_2/pdf/tv007.pdf

が、あります。



通常の講義でも結構面白い科目があります。

年間番組表です。

http://www.u-air.ac.jp/hp/program/nenkan/index.html



見るだけならタダです。
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鼎さま (あべまつ)
2006-09-27 22:38:06
すごい貴重な情報ありがとうございます。

放送大学、穴ですね。

一度資料をもらったことがあったのですが、

見るだけ、っていう方法もあったんですね。



目から鱗でした。
返信する
放送大学 その2 ()
2006-09-28 22:35:42
芸術と歴史関係は、見ているだけでも、けっこう面白いと思います。学部だけではなく大学院の講義も、極端に難しい事はないと思います。

数学・物理はさすがに......



教科書は大きな書店でも扱っています。

立ち読みして、チェックするのもよし。

AMAZONなんかでも、買えます。

特に興味が持てそうな講義は、教科書があると便利です。

ちょっと高いのが難。本当に高いんです。(笑)
返信する
鼎さま (あべまつ)
2006-09-29 10:13:27
放送大学の番組表を本屋さんでもらってきました。



そうか、こんなことやっているのかぁ、

と番組表だけでも盛り上がりますね。



アナログTVの録画ができない我が家、ちょっと朝5時や、夜の番組は・・・

昼間の時間でとりあえずチャレンジしてみますね。

楽しみが広がりました。

ありがとうございます!
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