猿之助歌舞伎といえば、スーパー歌舞伎で、
宙吊りとか、水を20トン瀧のように使うとか
ともかく派手な仕掛けが売り。
猿之助の病のためしばらく見ることができなかったが、
東京で、13年ぶりの上演となった。
演目「獨道中五十三驛」
ふりだしは京都の橋の袂から、
岡崎無量寺の化け猫の宙吊り、
箱根の大滝の場では、20トンの水がドウドウと流れ、
滝つぼでの殺陣。
大詰めでは、右近の15役の早替り。
話は単純で、由留木家のお家騒動で、
九重の印と、宝剣雷丸の二つのお宝を手にすることが
底流に流れつつ、
東海道五十三次を色々な宿で起こる事件を
盛り込みながら、
無事に日本橋までたどり着き
お家騒動も無事祝着。
澤瀉屋(おもだかや)一丸となっての
一大スペクタクルだった。
特に宙吊りの右近演ずる化け猫が
目の前で銀ギラ銀の衣装で手招きしながら
ずるずる空を飛んでいる様は
楳図かずおのへび女を思い出させてくれた。
大迫力。
おもだかや!!!
大滝の場も迫力満点。
歌舞伎座で20トンの水仕掛けはできないだろう。
ビショビショになりながら、
血のりを振りまき、
大サービスだった。
大詰めで右近の早替りも見事だった。
あまり縁のない猿之助率いる澤瀉屋ではあるが、
今回しっかり見ることができて、よかった。
右近はいなせな気風のいい、やんちゃな感じが
よく似合う。
女やじさん、きたさんのおやえとおきたの存在が
芝居をぎゅっと締めている。
笑三郎と春猿の二人。いい女形だねぇ。
そうそう、1幕めは何か静かだと思っていたら、
大向こうさんがいなかったのだ。
2幕めからようやく現れて、
ようやく芝居に色が付いたのだった。
これがなければ、歌舞伎を見た気がしない。
重要なスパイスなのだ。
11時から、3時半まで、やんややんやの大喝采。
実は一緒に行く予定の友人が急に体調崩して
一人での観劇となってしまった。
それでもお隣さんと仲良くしたりして、
楽しめるもんだった。
お時間のある方、ぜひあの大仕掛けな芝居を
ご自身の眼でお確かめ下さい。
ちなみにロビーにはアート作品の陳列され、
おやこんなところにこんな絵が。
と思う作品と出会います。
あぁ~楽しかった!!!
芝居って、楽しくなきゃな!!
宙吊りとか、水を20トン瀧のように使うとか
ともかく派手な仕掛けが売り。
猿之助の病のためしばらく見ることができなかったが、
東京で、13年ぶりの上演となった。
演目「獨道中五十三驛」
ふりだしは京都の橋の袂から、
岡崎無量寺の化け猫の宙吊り、
箱根の大滝の場では、20トンの水がドウドウと流れ、
滝つぼでの殺陣。
大詰めでは、右近の15役の早替り。
話は単純で、由留木家のお家騒動で、
九重の印と、宝剣雷丸の二つのお宝を手にすることが
底流に流れつつ、
東海道五十三次を色々な宿で起こる事件を
盛り込みながら、
無事に日本橋までたどり着き
お家騒動も無事祝着。
澤瀉屋(おもだかや)一丸となっての
一大スペクタクルだった。
特に宙吊りの右近演ずる化け猫が
目の前で銀ギラ銀の衣装で手招きしながら
ずるずる空を飛んでいる様は
楳図かずおのへび女を思い出させてくれた。
大迫力。
おもだかや!!!
大滝の場も迫力満点。
歌舞伎座で20トンの水仕掛けはできないだろう。
ビショビショになりながら、
血のりを振りまき、
大サービスだった。
大詰めで右近の早替りも見事だった。
あまり縁のない猿之助率いる澤瀉屋ではあるが、
今回しっかり見ることができて、よかった。
右近はいなせな気風のいい、やんちゃな感じが
よく似合う。
女やじさん、きたさんのおやえとおきたの存在が
芝居をぎゅっと締めている。
笑三郎と春猿の二人。いい女形だねぇ。
そうそう、1幕めは何か静かだと思っていたら、
大向こうさんがいなかったのだ。
2幕めからようやく現れて、
ようやく芝居に色が付いたのだった。
これがなければ、歌舞伎を見た気がしない。
重要なスパイスなのだ。
11時から、3時半まで、やんややんやの大喝采。
実は一緒に行く予定の友人が急に体調崩して
一人での観劇となってしまった。
それでもお隣さんと仲良くしたりして、
楽しめるもんだった。
お時間のある方、ぜひあの大仕掛けな芝居を
ご自身の眼でお確かめ下さい。
ちなみにロビーにはアート作品の陳列され、
おやこんなところにこんな絵が。
と思う作品と出会います。
あぁ~楽しかった!!!
芝居って、楽しくなきゃな!!
日本人って本当に旅烏ものが大好きな民族ですよね。ご自身で五十三次歩かれたとは、びっくりです。今そんなことする大学生いるかしら?新幹線なら2時間半。素っ気ないものですが、アタシはそっちを選んでしまいます。
それでもあきれるほど馬鹿馬鹿しいこと、
おおいに憧れます。
このお芝居は本当にエンタメです。
大道具の仕事に惚れ惚れでした。
日本橋から京都まで、山ほど物語が誕生したのだと思いました。
獨道中五十三驛、見ましたよ。もう随分前ですが。化け猫の猿さまが可愛かったです。
猿さまのおじいさんが夏芝居にやじさんきたさんをよく演じて、人気だったそうです。
孫の代で大掛かりなスペクタクルにしはりましたが、こういうところが大好きです♪
猿之助さん曰く、当初はスーパー歌舞伎に色々感想があって、悩んだそうですが、
ともかく楽しいものを作ろうと、気合い入れたそうです。
目の前に、右近お化け猫が手招きしながら、
こちらに流し目しながらずるずる宙を舞っていったのは、最高のごちそうでした。師匠の鬼気迫る形相には及ばないにしても。
大滝の殺陣のあと、どうやって次の場面に転換できたのか、謎です。スゴイ技だと感嘆しました。
最高に楽しいエンターテイメントでしたね!
元気の基は、こういうはちゃめちゃを楽しむ心意気なのでしょう。江戸の元気、気合い入ってますし、たっぷり元気もらえました。