あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

桜散りぬるを 先週の鑑賞記録

2009-04-25 10:40:38 | アート鑑賞記録
13日 月曜日に友人とアスパラクラブの恩恵で
    東博阿修羅展を見に行く。
    思いの外、広々とゆったり天井も高いところで
    素晴らしい舞台が阿修羅達を輝かせていた。
    驚いたことに、アスパラクラブの会員さん達で
    ひしめいていたこと。
    朝日は、太っ腹だぁ。

14日 世田谷美術館で、平泉展鑑賞
    中金堂の輝きを思い出すと、
    ぽっかり平泉が浮き上がって、
    浄土の世界が地上に現れていたのだろうと想像する。
    東博で催された「仏像展」で知った、
    鉈彫の仏像が陳列されていて、
    東北地方の暖かな質感に安堵する。
    土着な人肌な感じ。
    ここにもすさまじい戦いの後、
    平安を祈った親子の足跡。

15日 保護者会
    スポーツセンター

16日 草月の稽古
    同人誌最終編集会議

17日 サントリー美術館 薩摩切子展を見る。
    カルティエの煌めきを表慶館で
    見たけれど、薩摩切子はなぜ復活できないのだろうか?
    日本の技術力があれさえすれば、
    島津斉彬が見いだした、
    素晴らしい功績をそのままにしておいていいのだろうか?
    見るものすべてが愛おしい。
    篤姫のガラス製雛飾り。
    ご覧になりましたか?
    あんな雛飾り、初めて見ました。
    ちろりの美しさ。
    優美で、繊細で輝きも秘めやかで、
    姿も優しい曲線美。
    薩摩切子、復活祈願!!!

18・19日 真面目にスポーツセンター

20日 来客

21日 六本木国立新美術館で、子どもルーブル
    その後上野の国立西洋美で、大人のルーブル。
    上野の科学博物館で初めて子どものミイラを見たことを
    思い出す。
    その時見たミイラは、インディアンの子どもだったか?
    黒々とした髪の毛は今も伸びているようだった。
    いつの世も子ども達の力に大人達は元気をもらっていた。
    ハリネズミ台車のおもちゃを持って帰りたかった。
    タペストリーの凄技に驚愕。
    ゴブラン織りや、絨毯など、重厚な織物の歴史があるのだ。
    博物館的な展示で、子ども達との暮らしは、
    愛おしかったり、はかない命の悲しさを感じたり。
    ミイラって、お墓から持ってきたんでしょ?
    って、ちょっと怖かったり。
    ここも、実は友人のアスパラクラブの会員さんから
    急遽転がり込んできたラッキーチャンス。
    朝日、頑張りますなぁ。 
    その後、上野に移動し、大人のルーブル。
    ここは2回目だけれど、見応え充分。
    本拠地に行ったとき、私はあえてルーブルを外して、
    ポンピドゥと、オルセー美術館に行った。
    あのルーブルの建物がまだ遠い存在だったし、
    その時は現代に生きてるポンピドゥに惹かれたから。
    今回の西洋美では、あの重厚感ある建築物の中に
    今も生き続けている、巨匠たちの名画が
    私の目の前で微笑んだ。
    さすがのルーブル所蔵の名画。
    傑作の嵐。
    目眩がする。

23日 草月の稽古

24日 いつもの病院へ検査。

そして、今週も慌ただしく過ぎてゆくのだ。
緑の葉がなんとも初々しく、可愛らしい。
命の芽吹き。
私も何かをし始めようと、スポーツセンターへ通う事始め。

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4 コメント

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Unknown (oki)
2009-04-27 22:24:54
子どもルーヴル、大人ルーヴルっていいですねえ。
あべまつさんはアスパラの会員ではないのですか?
僕もアスパラ会員ですが、朝日新聞購読者優先なのか一つも当たりません。
スポーツはじめられたとのこといいですね。
僕も、って思いましたが、以前書いたように毎日一万歩歩いているからまあいいか。
僕は母42の時の子どもなんですよ。
老人ホームも母の日は1500円ぐらいの予算で何かくれるみたい、ありがたいことです。
トレチャコフ美術館展 (いしい)
2009-04-27 23:37:09
Bunkamuraでやっている国立トレチャコフ美術館展を見てきました。クラムスコイの「忘れえぬ女」はやはりすごいです。アンナ・カレーニナに重ね合わせる人もいるという解説があって、激しく同感しました。ニコライ・ヤロシェンコという人が描いた「学生」は、自分で何となくイメージしていたラスコーリニコフ(「罪と罰」の主人公)にぴったりだったり、風景画のいくつかは昔々読んだショーロホフの「静かなるドン」を思い出させたりと、ロシア文学のにおいのぷんぷんする展覧会でした。もう一度のんびりそれらの本を読みたくなりました。
阿修羅展にも行ってきましたよ。興福寺の国宝館にいるときはまだ田舎のスターといった趣でしたが、突然メジャーデビューをしたような感じで、スポットライトを浴びて戸惑っているような表情にも見えました。正面のお顔もよいのですが、むかって左側の下唇を少しかんだ面がすばらしいと思います。1000年を超える時間の中でこの像の前をどれだけの人が通りすぎ、どんな思いでこの像を見ていたのでしょうね。
邪鬼も見てきましたよ。いいですね。踏んづけている四天王と違って造形の決まりごとが少ないせいか、仏師の個性がここぞとばかりに出ているような気がします。仏師の表現する喜びを感じられるような気がします。
oki さま (あべまつ)
2009-04-29 16:14:32
こんにちは。
いよいよGW突入、ですね。
アスパラ会員にようやく入ってもいいかなと思い始めました。会員数も凄そうですね。
一週間中、3回くらい身体を動かすと、
調子がいい感じです。
汗をかく、いいことだと実感してます。

私のお産は、39歳直前でした。
なかなか大変でしたよ。
子育ては、もっと大変~!
母は凄し!です。
いしい さま (あべまつ)
2009-04-29 16:21:52
こんにちは。

Bunkamuraは最近企画がうまいなぁと思います。
殿方は、あの潤った視線が注がれると
堪らないでしょう。
超絶技工の写実に陶酔を感じますね。
私的には、ロシアのアバンギャルドの方が好み、でした。
でも、行ってみたいと思っています。
阿修羅のために、報道、TV、雑誌、などなど力入っていますね。
でも、それだけのことがあるように思います。
昨日のNHKで仏像運搬のプロをみましたが、
その持ちのプロの話はふか~~~い!!
経費も半端じゃなさそうです。

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