あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

2016年 アート鑑賞ベスト10

2017-01-05 20:51:23 | 美術展
 

 新年が明けてからの2016年アート鑑賞ベスト10となりました。

 昨年は大きなイベントの事務局として活動に奔走していました関係で
 なかなかアート鑑賞の機会を得ることができず、
 あたふたと過ごしてしまいました。
 鑑賞すると言うことは、見る側のコンディションがとても重要で、
 きちんと対峙することができなければ、
 何も見ていないこととなります。
 記憶にも残らないような、そんな申し訳のない鑑賞では
 展覧会にとても失礼なことをしてしまうことになりかねません。
 今年はそんなことが少なくなるよう、落ち着いた心持ちで
 ひとつでも記憶に残る美との出会いがあればと
 また飽きもせず、とことこ出かけたいと思います。
 
 では、10位から発表します。

 10 恩地孝四郎 国立近代美術館
    1/13〜2/28



   恩地孝四郎、その名前は「月映」という田中恭吉、藤森静雄の三人で木版画と
   詩の同人誌の存在を知ったときから、文芸と美術の蜜月の詩情あふれる
   切なさと挿絵木版画のシンプルではありながらも物語世界に引き寄せる
   不思議な力に胸が高鳴ったのでした。
   この展覧前に東京ステーションギャラリーの企画でずばり「月映」展を観ていましたので、
   会期初日にわくわく勇んで行ってきたことを思い出します。
   会場の静かさに驚きましたが、再訪した後期には
   日曜美術館などからの情報が起爆剤となって大勢の入場者が入って
   関係者ではないにしても安堵したのでした。
   「月映」での活動は若い恩地のほんの初期作品群であったこと、
   その後の活動は長く、夭折した田中恭吉、藤森清雄は53才で亡くなる中、
   64才まで精力的に制作を続けていたことを質量で驚かされることとなりました。
   「月に吠える」萩原朔太郎の装幀などの作品は有名なのですが、
   油絵作品も沢山制作していて、白馬会原町洋画研究所に通っていたとのこと、
   重厚感あるセザンヌに学んだような作品が展示されていました。
   しかし、彼の魅力は版画、挿絵、装幀にあるとどうしても感じてしまいます。
   また、写真作品もあらわれ、作品から被写体への命の形の美しさに
   導かれ、またそれを元に版画作品も生まれます。
   戦後の作品スタイルの変化も興味深いものでした。
   日本に留まらず、サンパウロビエンナーレにも参加し、旺盛な活動を展開しました。
   自由で軽やかで色彩の構成も時代の変化を肌で感じます。
   展覧のサブタイトルが「形はひびき、色はうたう」
   シカゴ美術館、大英博物館、ボストン美術館他、
   日本国内では版画所蔵の得意な美術館から集合していることも
   恩地孝四郎の評価が高かったことを知らされたのでした。
   それにしても、萩原朔太郎像の版画の迫力たるや。
   常設とのコラボも秀逸な近美、独特な視点での開催も近美ならではの特色だと
   工芸館もセットでお気に入りスポットです。  

 9 河井寛次郎と棟方志功 千葉市立美術館
   7/6〜8/28





   千葉市美術館の展覧会はいつも企画の練り方がかなり重層で、
   展示数の多さにも鑑賞する側にプレッシャーを与えてくれますが、
   それだけ気合いが入っているということの証でもあります。
   昼食もがっつり仕込んで、エネルギーチャージもしっかりして挑みます。
   民芸活動の騎手、河井寛次郎と棟方志功、二人を並行させて
   その活動の変化を時系列で辿る旅のようでした。
   たまたま作品解説の時間と遭遇し、参加して解説を伺ってきました。
   二人のボランティアの方が河井担当、棟方担当となって、かわりばんこに
   説明をしてくれるという、その工夫も楽しい企画でした。
   職業人タイプの河井寛次郎がコツコツと工夫する陶芸は  
   戦後、びっくりするほどカラフルになって、自由になっていく、
   一方の棟方志功は東北という土地の悲しみの中、ひたすら芸術家になりたいと
   エネルギッシュに彫刻刀を握り続ける、同時代の二人の活動に
   民芸活動、柳宗悦が要となって精力的な制作をしていくことを
   生々しく追いかけることができました。
   千葉美所蔵の関連展示もまた、秀逸でした。
   その後、日本民藝館で、「柳宗悦・蒐集の軌跡」展を見に行くこととなり、
   あらためて、柳宗悦の活動の影響力の大きさが途方もなかったことを
   感じたのでした。
    
 8 美の祝典 出光美術館
   4/9〜5/8  やまと絵の四季
   5/13〜6/12水墨の壮美
   6/17〜7/18江戸絵画の華やぎ



   出光美術館が開館して50周年記念事業としてもの凄い展覧会を開催しました。
   美の祝典として三部構成で出光美術館所蔵品で堂々のお宝を魅せてくれたのでした。
   「国宝 伴大納言絵巻」を上中下巻を各会期に展示するという特別展示にも
   注目が集まりました。
   我が家のフライヤーの山から丁度十年前のものが発掘されました。




   開館記念という節目に伴大納言絵巻きが登場する、そのことも
   大変おめでたい気がします。
   なにはともあれ、出光所蔵の国宝、重文、重美のつく名宝の
   ざくざくお出ましにひたすらため息を漏らした記念の企画展でした。
   出光美術館の心地よい広さ、暗さ、静けさとホッと一息つける
   お茶サービス、皇居を眺める休憩椅子、センガイ和尚の作品が多く登場する
   朝夕庵のしつらい、陶片の資料室、それらがワンセットとなって、
   お気に入りの美術館です。
   昨年の他の展覧会も大変楽しませて頂きました。
   「東洋・日本陶磁の至宝」「大仙厓展」「時代を映す仮名のかたち」
   そして、今年はいよいよ又兵衛。
   「岩佐又兵衛と現時絵」展が8日から始まります。
   陶磁の専門でもある出光美術館、「古唐津」の展覧も心待ちです。   

 7 動き出す!絵画 ペール北山 東京ステーションギャラリー
   9/17〜11/6



   まったく知らないおじさんがフライヤーにいまして、
   何とはなしにそそられる雰囲気がありました。
   その妙な感は大切で、実際会場に踏み入れて
   本当にびっくりしました。明治末の文芸誌「白樺」等の時代、
   美術専門誌として「現代の洋画」を創刊したのが、北山清太郎。
   この人の存在が同時代の画家たちにとって、どれだけ影響力があったか、
   展示された作品群に吸い込まれました。
   時代を代表する西洋画家、セザンヌ、ミレー、ピサロ、モネ、ゴッホ、ドガ、
   ルノワール、ロダン、ボナール、ムンク、オノレ・ミエ、等々。
   日本からは中村彝、戸張孤雁、梅原龍三郎、石井柏亭、岸田劉生
   萬鉄五郎、田中恭吉、河野通勢、木村荘八、などなど。
   おぉ!とうなりました。
   彼らの良き理解者であった北山清太郎は「フュウザン会」を作り
   展覧会企画などをして支援してきたそうです。
   後には日本のアニメーター元祖のような活動もし、その子供達へ向けた
   アニメーション動画も放映されました。
   意表を突かれた、その収集絵画の素晴らしいことに驚かされました。
   今年の東京ステーションギャラリーの企画は秀逸で、
   川端康成の蒐集展もよかったし、年初のモランディー展も広く人気を得たようです。
   今後も個性的な企画展の開催を期待しています。 

 6 杉本博司 ロスト・ヒューマン 東京都写真美術館 
   9/3〜11/13




   しばらく改装して休館だった東京都写真美術館が「TOP MUSEUM」となって、
   リニューアルオープンしました。そのこけら落としが
   「杉本博司 ロスト・ヒューマン」
   もう、個人的に杉本氏の数寄者ぶりに降参しているわけで、
   この世にある杉本眼鏡を通して集められた物を
   杉本芸術論と杉本物語と写真、もろもろに振り回されることを
   わざわざしに行くのです。
   すこし、大人になったのか、意図とする事を引き合いに出してきたものたちの  
   出自などがわかることもあって、なるほど、ここにこうして現れたのか、
   そういう楽しみがまた愉悦となるわけです。
   骨董に物語りあり。
   人にも物語あり。
   数寄者はそれを選んで並べてほくそえむこと。
   それって、茶人のしてきたことじゃないかと思ってもみたり。
   とはいえ、そこにあるものが生きてきた、残されてきた
   時空が果てしなく遠い遙かなもので、
   一期一会の夢、儚さ、切なさの純愛も見えるのです。
   好き嫌いがあるとは思うけれど、ともかく、
   数寄者、ですね、しかも、生きていて死んでいる、そんな具合です。
   〈今日 世界は死んだ、もしかすると昨日かもしれない〉
   そんな杉本氏、熱海のMOA美術館を監修して、今春リニューオープンが
   待たれます。やりたいことをやりたいようにやる、それが
   どれだけ難しいことか。ご活躍祈念致します。
   また、杉本氏、平野啓一郎氏の戯曲「肉声」のアートディレクションもされることを
   友がキャッチしてくれ、草月ホールで大人の退廃エロスを感じてきたのでした。
   そんなことで、平野啓一郎氏「マチネの終わりに」なども読んだりしたのでした。
   ランクインは超個人的趣味、です。

 5 禅 東京国立博物館
   10/18〜11/27



   こんなビッグタイトル展覧会ができるのは、国立、だからでしょう。
   京都国立博物館で展覧を終えての巡回展でしたが、
   案外会期が短かったので、気をつけて前期後期を見てきました。
   関連イベントの「雪舟VS白隠 達磨図に迫る」山下祐二、山口晃両氏の講演会にも
   参加してきました。
   まさに、「禅」を網羅するということの凄味に迫る展覧会でした。
   高名僧侶の頂相などずらずら並んで、威厳溢れる重圧たるや。
   何もしていないのに、申し訳ありません、と頭を垂れてしまいます。
   各禅寺の寺宝も並ぶところなども圧巻でした。
   白隠、雪舟、雪村、仙厓、永徳、牧谿、梁楷、など信じられない
   ビッグネームが並び、茶の湯の名器もずらずら。
   国宝、重文ものがありすぎて、桃山、江戸を牽引してきた「禅」の凄さが
   半端なくガンガンきました。
   日本美術はほとんどこの時代でしょうと、ともかく
   鼻息も荒く、圧倒されたのでした。
   その後、目黒の五百羅漢寺を訪ねることとなり、
   ますます禅のエネルギーに振り回されたのでした。
   併せて本館、東洋館も関連展示などがあるところ、
   一日じゃ到底回りきれるものではありませんでした。

 4 鈴木其一 サントリー美術館
   9/10〜10/30 



   待ちに待った、鈴木其一のワンマンショー、大個展がサントリー美術館で開催されました。
   そもそも美術鑑賞が好きで手当たり次第、気の向くまま若い時から
   漠然と通うだけで、お気楽な趣味を続けていましたが、
   2006年にあのプライスコレクションを観てから、江戸絵画のおもしろさに
   俄然引き込まれています。その中に鈴木其一がいました。
   琳派展も近美や、トーハクの表慶館等で開催が続いてました。
   江戸琳派の酒井抱一の後継者としての名前を頭のどこかに置いていましたが、
   トーハクでの「大琳派展」でその凄味を実見することができました。
   ちょっと、抱一の品の良い画面からはみ出して、ぶわっと羽ばたいているような
   描表装のしつこさとか、色使いのどこかぎらついているところとか、
   それでも琳派の新しい表現でもあるような。
   それにしても、プライスコレクションは大変なコレクションだと
   尊敬を捧げます。
   その、鈴木其一作品をこれだけたっぷりと見ることができた、
   それだけでいい、というランクインです。
   絵が上手い、という天性のものは、その人の核となって、人生を動かすものだと
   感じることがままあります。
   其一も絵筆と共に人生があった人だと納得します。
   広重や国芳と余り変わらない年齢で、広重と同じくコレラで亡くなる、
   次女があの河鍋暁斎の妻となった、ということもなにか、因縁を感じます。
   描表装などのサービス精神旺盛なこと、さらりと描く季節の行事の軽味、
   応挙に尊敬を捧げる写生の巧み、抱一に敬意を表す琳派の継承、
   大作への意気込みと執着、自分の立ち位置をわきまえながらも
   しあわせな画業人生ではなかったかとこちらも充実感と幸福を感じるのでした。
   図録も大変充実、抱一は勿論、其一の周りにいた絵師、抱一の跡を継いだ鶯蒲(おうほ)
   息子の守一、鈴木蠣潭(れいたん)、松本交山、田中抱二、池田弧邨 等々も
   きっちりと脇を押さえているところも素晴らしい企画でした。  
   スライドレクチャーを拝聴し、内覧会に行き、その後2回鑑賞し
   サントリー会員のサービスをとことん使うこともできました。  

 3 宮川香山 サントリー美術館
   2/24〜4/17





   陶磁器が大好きで、茶陶から民芸、現代作家ものまで、さまざま観るだけで
   嬉しくなります。
   唐物、桃山の挑発から朝鮮陶磁器の安寧、土と炎から生まれてくる器に
   えもいわれない魅力を感じます。
   陶工のなかでも異色の超絶技巧をおしげもなく見せつけてきた
   宮川香山の大々的展覧会がサントリー美術館で早春のころ開催されました。
   トーハク所蔵の、あの蟹が二匹瓶にへばりついた作品が宮川香山の名前を
   刻んだ作品です。
   陶芸の器、という使用目的など置いてけぼりで、
   ともかく、やきものでどのくらいのことができるのか、限界に挑戦した、
   奇人偉人天才。
   多少の作品をみてきたので、どんなものかと会場に入って、
   もう、びっくり仰天作品がずらり、これでもかと並びました。
   降参です。
   それらを蒐集した人も、そうとう香山に没入して、狂ったのだと思います。
   田邊哲人氏。
   この方、スポーツチャンバラの創始者、真葛焼の研究家とされている、というのは
   ウィキの解説で、現在は警備会社の重鎮で、ご本人も芸術活動をなさっているとのこと。
   凄い方がいらしたものです。図録解説でも田邊氏の研究が大変重要な存在だと
   お礼を捧げていました。
   香山はそもそも楽焼の系統の家に生まれ、家業を継いだのち、横浜に居を持つ事から
   外国人好みの薩摩風の作品から「高浮彫」が生まれ、いよいよ動植物のリアルな
   装飾過多な超絶技巧の制作に邁進したのでしょう。
   後には帝室技芸員にも任命され、名誉を頂いています。
   超絶なこれが陶器?と思わせるリアルな作陶はその後釉薬の研究にも
   力を注ぎますが、晩年、あの蟹の瓶を再度制作するのです。
   サントリー美の展覧会後、増上寺の宝物展示室でも「宮川香山展」を開催しました。
   香山没後百年記念の大きな節目となる回顧展を存分に堪能することができました。
   三の丸尚蔵館にも香山の立派な青磁瓶作品があったのは帝室技芸員という
   肩書きからも当然だったのだろうと気がつくのでした。 
   2016年の企画展はどれもが秀逸でした。
   「ガレ」も今までどれだけ鑑賞してきたかと思いましたが、
   まだまだ知られていない作品があるのだと、陶器作も多く紹介され、
   生々しい自然界との共存に日本の自然の解釈と違って、生き血が感じられるのでした。
   暮れの「小田野直武と秋田蘭画」も大変興味深いものでした。
   今年は六本木に移転して10周年記念の一年間、サントリー所蔵の名品が続出で
   今からワクワクしています。 

 2 カラバッジオ 国立西洋美術館
   3/1〜6/12



   普段は日本美術に心奪われているのですが、カラバッジオ、この人は特別です。
   彼がいなければ、西洋美術界はどのように発展できたでしょう。
   ありえない絵の表現に驚愕することとともに、彼の「人殺し」という悪徳が
   強烈なスパイスとなって、いっそう作品に惹かれる要素となります。
   危険である、ということの愉悦、倒錯の魅力とでも言いましょうか。
   1571〜1610年の短い一生でしたが、天才の超越した表現は残された作品から
   圧倒的なリアル、光と闇、物語が浮き上がり、こちらへ動いてきそうな
   気配までエモーショナルに描ききり、これを最初に見た人々の驚きとため息が聞こえてきそうです。
   この絵が安土桃山時代にやってきたら、永徳や探幽たち絵師はどんな驚嘆を向けたでしょう。
   ナルキッソス、トカゲに噛まれる少年、メドゥーサ、法悦のマグダラのマリア、
   聖ペテロの磔刑、果物籠を持つ少年、
   これらの作品を目の前で飽きるほど見つめることができたこと、
   一作品からの圧力の激しさ、それを体感できたこと、
   それがランク2位の位置を決めました。
   よくぞ、上野まで無事にきてもらったと。喝采です。  
   
 1 クラ—ナハ 国立西洋美術館   
   10/15〜2017,1/15





   クラ—ナハ、その名をいつ頃から覚えたのか、定かではありませんが、
   ルターを描いた作品、ユディットの涼しい目などを本などで見ていたのでしょう。
   一度見たら忘れられない目力に魅力を感じていました。
   ルカス・クラ—ナハ(父)という表現も同じ名前を持った息子が同じく絵描きで
   父より先に亡くなっているので、そういう表記だと言うことをあとで知ります。
   西洋美術館の会場前にはいつもイントロダクションとして短編紹介映像が流れていて、
   鑑賞前に大変ありがたい予備知識を注いでくれます。
   会場に入った瞬間、折角頂いた予備知識はどこへやら。
   クラ—ナハの描き込み情報の多さに惹きつけられ、凝視してしまう作品が続々並びます。
   背景が真っ黒、肖像画の淡々とした描きよう、淡々とした涼しげな女性達の瞳。 
   衣裳、装飾品の細かなこと!!
   たとえヌードであっても、いやらしさのない品の良さ。
   見ているあなたが試されるようでもあります。
   カラバッジオと違って、宮廷画家として、豊かな生活と地位を持ち、
   悲惨な画面がひとつもなく、女性の魔性に殿方ども気をつけよ、と訴えてきます。
   セレブが描く豪奢な画面に上質の営みと装飾にすっかり魅了されました。
   また、ピカソ、デュシャン、岸田劉生など、クラ—ナハ影響が見て取れる作品、
   はては森村泰昌がユディットとなって参加したり、
   「正義の寓意」を今の中国の複製村で100人の絵描きに7時間リミットでワークショップをした
   壁一面の作品群もユニークでした。  
   クラ—ナハと現代作家たちとの共演という企画に好印象を持ちました。
   世の中の美人ヌード作品が多数あるなかで、クラ—ナハの淡々とした男性の欲望をものともしない
   挑発の視線、肢体、重厚感あるファッション、美しいという危険にうっとりするしかないのでした。
   彼のサインもお気に入り!
   2016年の西洋画展覧会は実に私好み連発でした。
   ボッティチェリ、カラバッジオ、クラ—ナハ。これだけ海外にツアーしてみることを思えば、
   本当に有り難い一年だったと実感します。
   また、国立西洋美術館のコルビュジエ建築がユネスコ世界遺産として登録されました。
   絵画、芸術作品だけでなく、建築美も一緒に鑑賞できる、見所満載な美術館です。


 ようやく、やっと、なんとか、2016年のアート鑑賞ベストにこぎつけました。
 やっぱりお気に入り展覧会は何度か足を向けています。
 惹きつける魅力が溢れているということでしょう。
 60展あまりに通っていたようです。
 安定のトーハク上野界隈、出光、三井記念、根津、そこを基準とした
 鑑賞の場所が限られてしまいましたが、
 今年はもう少し足を伸ばせるよう、がんばりたいと思います。
 長々しいことお付き合いに感謝です。   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2017年 平成29年 謹賀新年 | トップ | 宇宙と芸術展 森美術館 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。