この人の前に、白隠というゆるい絵を描いた禅僧がいるけれど、
白隠のゆるさを継承しているような、仙。
脱力しすぎていて上手いのか下手なのか、
そんなことを鑑賞するのもどうでもよくなる。
だって、嬉しくなってしまうから。
その絵の横に書かれている言葉が一つ一ついい味。
何しろ厳しい世界の禅の修業を積んだ人なのに、
何でこうなっていったのか?
色々な人生はともかく、
自分の目口鼻からよしあしは出てくるのだ。
気に入らぬ風もあろうに柳かな。
鶴は千年、亀は万年、我れは天年。
かの利休も芭蕉も仙の手になると
ただの好々爺。
威厳を放つものは何もない。
ただ人々のすぐそばにいるような、温かさが充満してくる。
動物達もすっかり手なずけられ、
竜虎、犬、猪、鶴亀、蛙、トド!!などなども
すっかり野生を失っている。
キャンキャン~~
自身の持ち物にも愛着を持つ。
素材に溢れる自然の力が身の回りに並べて、
さぞさぞ慈しんで使ってこられたのだろう。
石や、木、茶を飲むための茶碗、茶杓、
顔の絵が描かれた茶碗をしまう箱。
象の形をした仙の印。扇形の矢立。
どれもが愛おしさが溢れている。
普段の生活をどれだけ大切に愛してきたかが偲ばれる。
ショップで、葉書などを見たけれど、
やはり、トドや、利休や、竜虎や、布袋さんたちを連れて帰りたくなり
図録を買うことにした。
ウィットに富んだ、ユーモア精神溢れる心温かな一言、
それに他人を油断させる脱力のあの絵。
実は本当は相当に画力のある人だと思わせる絵もあり、
実は本当はとても厳しい現実を知っていなければ、
あの脱力はできないのだとも思った。
権力とは別世界で、愛する土地の人々と善行を重ねてきた
潔い人なのだ。
しばし図録でその人となりを学んでみることにする。
同時に朝夕庵の茶道具は、仙の墨蹟、
絵唐津の茶碗、絵唐津の煙草入れなどで、
仙好みに構成されている。
○のまんじう、これくふて茶のめ、ということか。
さすが出光。
奥の陶片室が綺麗になった。
ルオーとムンクも一つの部屋に独立展示されるようになった。
来月から始まるムンクにも期待するところ。
まずまず私は心地よくなり、嬉しくなり、
ニヤニヤしながら図録を抱えて楽しい気持ちで我が家へ向かったのだった。
白隠のゆるさを継承しているような、仙。
脱力しすぎていて上手いのか下手なのか、
そんなことを鑑賞するのもどうでもよくなる。
だって、嬉しくなってしまうから。
その絵の横に書かれている言葉が一つ一ついい味。
何しろ厳しい世界の禅の修業を積んだ人なのに、
何でこうなっていったのか?
色々な人生はともかく、
自分の目口鼻からよしあしは出てくるのだ。
気に入らぬ風もあろうに柳かな。
鶴は千年、亀は万年、我れは天年。
かの利休も芭蕉も仙の手になると
ただの好々爺。
威厳を放つものは何もない。
ただ人々のすぐそばにいるような、温かさが充満してくる。
動物達もすっかり手なずけられ、
竜虎、犬、猪、鶴亀、蛙、トド!!などなども
すっかり野生を失っている。
キャンキャン~~
自身の持ち物にも愛着を持つ。
素材に溢れる自然の力が身の回りに並べて、
さぞさぞ慈しんで使ってこられたのだろう。
石や、木、茶を飲むための茶碗、茶杓、
顔の絵が描かれた茶碗をしまう箱。
象の形をした仙の印。扇形の矢立。
どれもが愛おしさが溢れている。
普段の生活をどれだけ大切に愛してきたかが偲ばれる。
ショップで、葉書などを見たけれど、
やはり、トドや、利休や、竜虎や、布袋さんたちを連れて帰りたくなり
図録を買うことにした。
ウィットに富んだ、ユーモア精神溢れる心温かな一言、
それに他人を油断させる脱力のあの絵。
実は本当は相当に画力のある人だと思わせる絵もあり、
実は本当はとても厳しい現実を知っていなければ、
あの脱力はできないのだとも思った。
権力とは別世界で、愛する土地の人々と善行を重ねてきた
潔い人なのだ。
しばし図録でその人となりを学んでみることにする。
同時に朝夕庵の茶道具は、仙の墨蹟、
絵唐津の茶碗、絵唐津の煙草入れなどで、
仙好みに構成されている。
○のまんじう、これくふて茶のめ、ということか。
さすが出光。
奥の陶片室が綺麗になった。
ルオーとムンクも一つの部屋に独立展示されるようになった。
来月から始まるムンクにも期待するところ。
まずまず私は心地よくなり、嬉しくなり、
ニヤニヤしながら図録を抱えて楽しい気持ちで我が家へ向かったのだった。
僕は明日サントリーの屏風行くつもり。
仙がいは出光の一つのシンボル的存在ですから、リニューアルオープンにこの展覧会はふさわしいですね。
「ぐるっとパス」を買われたのかな。
大倉集古も他館からの借り物展覧会するようですし僕もそろそろ買う予定。
今日、サントリーですか?
ゴージャス屏風お楽しみ下さい。
あと一回サントリーに行きたいと思っているところです。
出光はぐるっとパスで入りました。
大倉は奈良の大和文華館から鉄斎がやってきますね。
出光、大倉、泉屋、これで、元取れてます。
出光はあの空間が大好きなのです。
いつも購入している“TV太郎10月号”
で10/14新日曜美術館の仙特集を発見
しました。楽しみです。
私もトドの絵にびっくりしました。尻尾が
パイナップルみたいですね。“言触”にも
大きく口を開けた犬がいたりで、仙が描く
生き物は本当に和みます。
職場の机上に張って、仕事をしています。
隣には、憤怒を慈愛に変えている興福寺の
阿修羅像の写真があります~
1つ1つがほんっと味のある作品ばかりでしたね。
私は普段は図録を買わないように心がけているのですが
今回は人生の栄養にと思って買ってきました。
個人的にはよしあしの間を流れる清水のようでありたいと思っています。
仙は、今の時代の救いになってくれるでしょうね!
放送心待ちにします。
コメントTBに感謝致します。
一村雨さんのお仕事環境にバッチリな癒し環境ですね!
阿修羅は美しすぎて、私には落ち着かない存在です。
(笑)
慈愛に囲まれて、回りの方々にも届きますように!!
うだうだゴロゴロしていました。
そんな日もあっていいのだと、
仙も笑ってくれると信じてます。
調子いい!!
欲にしばられないことですね。
品格を見失いがちな今の日本に
大切な存在となって欲しいものです。