あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

東京国立博物館 10月22日 画像紹介

2014-12-03 11:46:25 | 東京国立博物館

 10月22日に東京国立博物館の東洋館、本館の画像を沢山写してありましたので、
 画像のご紹介です。

 まず東洋館から

 

 

 その日は雨上がりでとてもきれいな酔芙蓉が咲いていました。
 そして、東洋館の名宝、双幅の芙蓉図のレプリカがショップに展示販売されていました。

 
 
 手が届く方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 李朝陶磁器の愛らしいものたち、大井戸茶碗銘佐野井戸も現れました。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 特集「中国書画精華 ー譲り伝えられてきた名品たちー」
 そこに現れた「五龍図巻」伝 陳容筆 中国南宋時代
 数年前にこの絵巻きを初めて見た時に、この絵巻は
 日本の龍図の元祖なのでは?と思ったくらい驚いたものでした。
 東京国立博物館ニュースに関連記事が掲載されていました。
 掲載文によると、この図巻はボストン美とメトロポリタン美に分蔵される
 作品で、もとは一つで切り取られたものであるとわかってきたそうです。
 昨年修理されてからの初展示となったとのこと。
 展示ケースには新調された箱と、旧箱、書付なども共に展示されていました。
 久しぶりの再会に驚喜しました。

 

 

 他、南宋時代の 千手観音図 全体が大きすぎてiPhoneカメラに収まりきれなかったので、
 掌の一部だけです。それだけでもきめ細やかな表現が伝わると思います。




 本館2階に移動します。
 いつもは平成館の考古展示室に展示してある、巻貝形土製品が
 縄文土器の展示に加わりました。
 

 キャップ状の可愛い金属帽子が見えました。
 金銅装鋲留眉庇付甲 という名がつけられていました。

 

 楠一本でできた、菩薩立像
 円空さんを思います。

 

 国宝室には「寛平御時后宮歌合」
 まぁ、名だたる歌人のつらつらと美しい文字。
 判読できないというもどかしさに突きつけられながらも
 文字の美しさ、というものを感じます。

 絵因果経断簡
 
 

 屏風のコーナーには
 秋草図屏風 俵屋宗雪筆
 宗達工房の後継者で京で活躍したのち、金沢前田家に仕えたそうです。
 
 

 

 

 

 


 もう一つ、作者名は不明ですが、秋草白菊図屏風

 

 
 
 

 
 柿本人麿自画賛 近衛信尹筆
 人麿の姿が柿本人麿の文字で表されていることに気づきます。

 

 角倉素庵
 光悦や、宗達の活躍した時代、光悦本を印刷した功績のある人です。

 
 
 光悦の和歌巻がズラリと並べられました。
 この下図は宗達が絡んだのではないのでしょうか。
 宗達の名は解説されていませんでした。
 

 
 
 こんなところを記録してありました。
 いつ見てもわくわくしてくるものばかりです。
 平成館は12月7日で展示が終わり、しばらく休館します。
 来年の4月までの予定だそうです。
 東洋館も12月8日から休館し、お正月2日から開館するようです。
 今後の予定にも注意が必要のようです。

 近いうちに東博行かねば、です。


 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10月のアート鑑賞記録 | トップ | エルメス レザー・フォーエ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ken)
2014-12-08 23:00:42
あべまつさま、こんばんは。東京国立博物館のたくさんの画像、有難うございました。考古から中国陶磁器、絵画や仏像から琳派まで目の保養になりました。10月のアート鑑賞記録も拝見。菱田春草展からホキ美術館、よく行かれましたね。本当に感心いたします。間には夢二展や足利将軍家の至宝、「東山御物」展。エネルギーを少し分けていただきたいと思います。ところで我が国にある、国宝の件数は今年で1089件あるそうです。一番多い都道府県はなんと、東京都で276件、2位は京都で228件、3位は奈良で198件だそうです。うち東京国立博物館には87件あるとのことです。まだ12月なのにこの寒波、お風邪など召されませんように、ご自愛ください。失礼いたします。
返信する
ken さま (あべまつ  )
2014-12-10 22:53:05
こんばんは。
お返事遅くなりました。国宝の件数を教えて下さりありがとうございます。今日、また富岡製糸場が国宝になって1090件!沢山あるのですね!
12月、もうこれで見納めかと思うと気がはやりますが、いけばなの方も忙しくなり、寸暇を狙って駆け込み状態になるのかも?です。ken さまもどうぞご自愛下さいませ。お付き合いに感謝申し上げます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。