あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

面白い本、みっけ!

2006-09-09 22:23:05 | 

「江戸の絵を愉しむ ー視覚のトリックー 」 榊原 悟 著 岩波新書

この本は、東京博物館に行ったときに立ち寄ったミュージアムショップの
書籍コーナーで見つけました。
とりあえず買っといたまま、読んでいなかったのですが、
プライスコレクションを見てから、なにげに読み始めましたら、
とっても面白かったのです。
辻先生の本もとっても面白いのですが、
こちらは、実践主義というか、ライブ感覚で、身近に江戸の絵を感じられます。
江戸の絵は、見るのではなく、体験するのだなぁ、と思ったのでした。
江戸の絵が、本当に生活の一部として、
愉しまれてきたことがよくわかります。


「日本魔界案内  とびきりの「聖地・異界」を巡る 」
 小松 和彦  知恵の森文庫 光文社

この本は、弟たちと会った時に全く偶然に見つけた本です。
タイトルがものすごく怪しい~~とは思ったのですが、
夏休みに行ったところが取り上げられていたので、
つい買ってしまっていたのです。
しかし、これは本当に面白いです。
だって、有名な神社エリアの裏話が盛り沢山なのです。
高野山の空海や、京都の鞍馬、貴船、熊野、津軽等々にいた数々の鬼の話。
こんな面白い神社のお話が、重たい文化本ではなく、
親しみやすい文調で書かれています。
皆様のお近くの神社にも、必ずいろんな歴史や、
隠れた逸話があるのだと思います。是非。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 溝口 健二 監督って?? | トップ | いけばな人生 草月3人展  »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白い本 (一村雨)
2006-09-10 07:29:55
魔界とか異界という言葉に惹かれます。

同じ著者の「京都魔界案内」は積読状態の本の

中にありました。荒俣宏の本の次に読もうと

思っているのですが・・・





江戸の絵を愉しむ ー視覚のトリックーも積読

状態になっています。私もどこかのミュージアム

ショップで衝動買いしました。

ちなみに辻先生の日本美術の歴史も途中で止まって

います。



これを機会にがんばって読破します。

きっかけ作りありがとうございます。
返信する
一村雨さま (あべまつ)
2006-09-10 21:37:54
読書って、ブームがありますよね。

波に乗っていないと、読むつもりの本はいつまでも本棚の魔界に隠れてしまったまま・・・



私は、全くの素人美術探検隊なので、基礎知識ってものがありません。

なので、時々、脈絡のないところに入り込んで、途方に暮れることがしばしばです。



ですから、ガイド本があるとつい手を出してしまうのです。

また、面白い本と遭遇できればと願っています。読後感想なども是非お寄せ下さい。
返信する
魔界本は (七尾 みつを)
2006-09-10 23:23:22
いざ現地に行くと、

アレ こんなもの?

とイメージ先行が多い



原作と映画の関係ですね
返信する
七尾 みつをさま (あべまつ)
2006-09-11 10:27:55
七尾 みつをさま、いらっしゃいませ。



そうそう、今、誰もダビンチ・コードのこと言わなくなっちゃいましたよね。



対面するその時の感じるままに、が一番なのでしょうけれど、

つい、裏、覗きたくなっちゃうのです・・・
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。