あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

届かぬ 月よ

2006-09-29 09:08:00 | Weblog
あべまつ遊山は、私の本家です。
ブログの始まり、でもあります。

過去の記事を読んでいて、何しろ思いがあちこちしていて、疲れます。

それでも日々の色々をため込むのではなく、
ここにいともたやすく?
文明の利器の前でカタカタすることがともかく楽しい。

利休について、雪月花様がブログで記事を書かれていたので、
私も前にそんなこと書いていたなぁと思い出しました。
拙いことではあるけれど、こちらに引っ張ってきました。

要するに、前衛のはじけたパワーにひれ伏している。
その状況から、がんじがらめの催眠術にかかってしまったまま、
頭が動かない状態、のようなのだ。

おいおい、君は誰だ?

凡人には、果てしなく、遙かなる宇宙を目指した旅のようだ。
しかし、
旅は楽しい。

楽しむことこそが、感性の研鑽。

スタンダードと、アバンギャルド。

このバランスを考えることができるなんて、まったく豊穣なときなのだなぁ。

そして今、「青山二郎全文集」を読んでいる。
平行して、白洲正子の「おとこ友達との会話」「両性具有の美」
も開いている。

審美眼の大御所達の文章は、まったくけれんがなくって、気持ちいい。

しばし、届かぬ月を拾いたしの猿でいよう。


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