あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

毎年吉例 入谷のお酉様

2006-11-04 22:32:09 | 遊山
下町育ちの夫に導かれ、いつものように家族3人で、入谷のお酉様に行ってきた。

なんだか、ごった返す人出と、狭い歩道に立ち並ぶ屋台の列に、
意味もなくワクワクドキドキなのだ。
お祭りってのは、楽しい。

まずは、お酉様の鷲神社にお参りするけれど、ぎゅうぎゅうで大変な騒ぎ。
入り口の上の方から、お払いをしてくれる。
息子の頭の方にも振りかけてくれた。
ありがたや~

行列は、すし詰め状態。

程なくお賽銭を投げて、鈴を振って、お参りできた。
鷲神社オリジナルの小さなかっこめ(熊手のおかざり)を手に入れて、
すぐ近くのお寺にもお参り。
神仏仲良しなのだ。

境内は、縁起物を沢山くっつけた、熊手飾りでにぎやか。
買い手が付くと、いよぉ~!と、
三三七拍子の掛け声と手打ちが上がる。
いきだねぇ。

江戸の風物詩。

商売繁盛と、お客さん相手のお仕事関係のお店は、
ここで熊手を買っとかなきゃ、縁起モンだ。
歌舞伎界や、政治家達の名前、浅草界隈の老舗の看板、
企業の名前などの札書きが並んでいて楽しい。

近頃は、ミッキーや、キティちゃんの熊手もあったりする。
やっぱり、稲穂や、小判、松竹梅のめでたい飾りが付いていると、
にぎにぎしくって、嬉しくなる。

我が家は、サラリーマンだから、神社の小さなかっこめで充分。

ぎゅうぎゅうから解放されたら、後は、屋台の行列をふらふらほっつき歩きだ。

いつものように、七味やさんの口上を聞いて、我が家好みに仕立ててもらって、
おじちゃんの気持ちもたっぷり入れてもらった。
やれやれ、今年もこの七味で暮れの年越しそばが美味しく頂けるってモンだ。

そういや、ここに来ると、年末の支度も考えるのだ。
カレンダーがあったり、昆布や、乾物の色々があったり、お豆や、落花生、
そんなものもある。

ベビーカステラを買って、息子はニコニコ。
夫は、落花生を試食してしまったから、一袋買う羽目に。
私は、カード入れを安く手に入れ、ウヒヒ。

そんなお祭り気分は、下町の楽しみの一つ。

遅いお昼を三ノ輪の商店街のおそば屋さんで、済ませ、
下町に残る昭和の香りを満喫して帰ってきたのだった。

入谷から、三ノ輪にかけて、そうとう面白い建物あります。
お散歩にぜひ。

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4 コメント

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Unknown (遊行七恵)
2006-11-05 08:14:22
入谷には一度朝顔市に出かけたことがあります。
とはいえ買う気はない冷やかし。
郵便局が出張っていて、朝顔の浮世絵葉書を買いました。
入谷から三ノ輪は江戸から昭和中期の匂いが残るところだと聞きますが、なかなか行けません。
建物も見たいですが。

佐倉の歴博にお酉さまと関西のえべっさんがそれぞれ展示されています。
似ているようで、全然違うなーと感心したものでした。
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遊行さま (あべまつ)
2006-11-06 13:10:18
三ノ輪から、入谷あたりをじっくり町探検すると、きっと色んな発見があって、楽しいでしょうね!
本当はもっとゆっくり徘徊したかったんですが親子3人連れは、ちょっと厳しい~~。
遊行さんは関西の人なのに、私よりずっとずっと江戸の町をご存じです、ほんま。尊敬~~!!
奈良のえべっさんに連れて行ってもらった時、
色んなものをぶら下げてもらいながら、どんどんお飾りを増やしていくってのが楽しかったです。
町探検が面白い所が近くにあるってことは、そこの町がちゃんと歴史があるって事ですよね。
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Unknown (一村雨)
2006-11-06 17:57:43
一葉記念館、今月リニューアルオープンしましたね。
近いうちに出かけようと思います。
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一村雨 さま (あべまつ)
2006-11-06 20:25:36
そうなんです、一葉館がきれいになったそうです。
でも、お酉様の時は恐ろしく混んでいそうで・・・
次回のお楽しみに致します。
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