あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

ミテ・ハナソウ展2016 佐倉市美術館

2016-08-24 16:10:28 | 美術展
 
 シーボルト展が佐倉の歴博 国立歴史民俗博物館で開催されていることを
 NHK日曜美術館で知って、
 佐倉の歴博に未だにいけていないことも手伝い、
 旧友オバサンズ3人で行ってみることにしました。

 佐倉、という所を千葉県民経験者でありながら
 川村美術館があること程度で、他は何も知らないことに愕然とするのですが、
 生まれも育ちも市川住民の旧友と
 京成電車の特急に乗り込んで、あっという間に佐倉に到着しました。

 じりじりと太陽光線が厳しい一日となることを天気予報でも知らされていながらも
 肌を刺す容赦のない日差しは日傘を通しても厳しいものでした。

 市川本八幡から特急といっても特急料金のかからないゆるい特急で30分余り。
 景色も一転、のんびりとした昭和感漂う駅舎です。

 そこから近くの観光センターで
 歴博にいく前に佐倉市美術館に立ち寄ろうと、
 そこへの行き方を教わって、10分余り徒歩でたどり着いたのでした。
 佐倉市では前日が花火大会で、大変な混雑だったそうです。

 だらだらとした坂道を上り、
 体力がおばさん化した我らには厳しい道のりでしたが、
 ようやく、正面に美術館の外観が見えてほっとしました。

 なかなか壮観な明治の洋館のようです。




 余りにも暑かったのでとりあえずは水分補給をしてから
  対話による美術鑑賞プロジェクト
  「ミテ・ハナソウ」展の会場を目指しました。
 サイトはこちら
 夏休み企画らしく、近隣の子供達が大人と一緒に絵の前で転がったり、
 じっと絵の前の椅子に座ったまま、係の担当者?とおぼしき大人と
 色々目の前の絵を通して会話しています。

 美術館の大きさにも寄るとは思いますが、
 大人だって寝転がって美術館で鑑賞したり、
 遠慮なく色々語り合う鑑賞なんてこともやってみたいです!
 とてもリラックスして絵画・造形作品と一緒に時間を共有している様子が
 好印象でした。
 決して大騒ぎしているのではなく、絵と一緒に語ってもいいという特別な空間を
 大人も巻き込まれて楽しんでいるのでした。

 展示作品は 
 佐藤事(さとうつかさ)
 柴宮忠徳(しばみやただのり)
 齊藤惇(さいとうあつし)
 櫻井慶治(さくらいけいじ)
 上野文武郎 (うえのあきお)
 といった佐倉市と縁がある画家作品の中、
 靉嘔、浜口陽三、などの著名作家も並びました。

 館内がやたらと寒いクーラーで美術館常備のケットを羽織っている人もちらほら。
 
 建物自体も大変興味深く、美術館の階上では
 地元佐倉の立派なお祭り山車の写真がならんで、
 佐倉の土地柄を感じられるものでした。



 可愛いスタンプがあったので、ちょっと悪戯に
 おもしろいことやってみました。



 地元に根付く、地元の人の美術館、そんな親近感のある
 佐倉市美術館でした。

 その後、山車人形が展示されているおはやし館に立ち寄り、
 佐倉の郷土品をみて、
 10月14,15,16日に今年の秋祭りが回されること知りました。
 ついでに、この辺で美味しいお昼を食べるお店を教わり、
 立派なおそば屋さんで蕎麦せいろと穴子天丼セットの
 充実ランチを頂いたのでした。
 下総佐倉で180年、という川瀬屋というところでした。
 これだけでも、佐倉の魅力半端ないと感じたのでした。



 その後、佐倉国立民俗博物館を目指して、タクシーで移動したのでした。
 さぁ、つぎは佐倉ツアーの本丸へ!!

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