あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

ようやく。

2008-11-07 21:25:28 | つらつら思うこと
草月のお教室発表会も無事終了しました。
そして、そして、ようやくお陰様で、
4級師範のお免状が頂けることになりました。
資格に縁のない私としては、本当に画期的。
好きだから続けられるし、
学ぶ環境と先生にも恵まれ、
本当に嬉しく感謝するばかりです。

そして、丁度今、日本橋高島屋では現在家元はじめ、
師範お歴々による様々な花の表現が展示されています。

本当に百花繚乱で、
庭を持たなくなった日本人でも、
なんとか花と付き合っている心強さを感じ、
とても嬉しい限りです。

人それぞれ、なんと自由で様々な表現を持っていることでしょう。

立派で、豪華絢爛で、
まばゆい花々は確かに日常を離れて夢のような世界を現します。
普段、日常のふとした小さな場所に
ぽちっと活けられる、安堵の花とは
まったく別世界です。

庭先に咲いた、小さな花を今日の楽しみとして、
狭いながらも僅かな場所で、
心嬉しく過ごせたらとステキですが、
でも、やっぱり豪華な晴れ舞台を見ると
圧倒されます。

これは、工芸品と付き合う心持ちと
よく似ています。

だからこそ、普段の花、普段の工芸に
もう少し気をつけて、日常をもっとステキに過ごせたら
と願っています。
でも、なかなかそれは難しい。
でも、そこが一番大切でもある。
そんなことを
大琳派の逸品工芸作家の流れを見ても
深く感じます。

琳派は、決して特別なものでは無いとも感じました。
昔から、日本で、何気なくすぐそこに存在していたものだと
思ったのです。
有名作家の作品ではなくとも、
どこかで、すぐ近くで琳派の欠片と
暮らしているのではないかと。

気がつかないのは、今の私達なのではなかったかと。

それにしても、本流の凄さは
比べようがないことも改めて感じました。

明日、大学と、高校時代の集まりがあって、
久しぶりにそんな会に出る気になったので、
若かりしころの片鱗を探しに行ってきます。

そして、来週はあちこちの展覧を整理して、
クリアーできるところから、ガツガツ動こうと思います。

BSハイビジョンも楽しい番組があるし、
芸術の秋、ようやく開幕、って気がします。

ワイエス、フェルメールから、お茶道具、
古伊万里、インド更紗、朝鮮絵画・・・
ん~~~今からワクワクします。
そうして、皆さんの記事を参考にしながら、
楽しい鑑賞に溺れたいと願うのでした。

勿論、お花も日々精進あるのみ!なのでした。


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