平日の午前中でも、新日曜美術館で放映された後だったので、
どんな様子か、怖々でしたが、行列がはみ出ていなくて、ホッとした。
あちこちのブログの方達の情報も活用させて頂いた。
いきなり本館の「受胎告知」に対面しないで、
平成館第2会場に入ることにしたのは、作戦成功だった。
平成館の方は、レオナルドの仕事の分析、研究の場だった。
画像や、レプリカ、映像、解説、などがよくわかるように展示されていた。
特に、レオナルドの書斎コーナーが良かった。
美しいフォルムのコンパス、
万年筆
マーブルの紙を表紙に使った、手稿
風を吹き込む天使達に囲まれた、地球地図
あぁ、銀座伊東屋あたりで販売していたら、
つい買ってしまいそう。
他は、もう、絵師の世界に飽きたらず、科学者、物理学者、
解剖学者、発明家、思想家、様々に頭脳の力のある限り、
追求し表現し続けた人なのだということ。
あの時代のダークな悪徳の世界も読み合わせながら、
キリスト教のたどってきた様々な影響や、動かされてきた人々、
パトロンと絵描き、同時代の人々の生き様、
などなど奥深い興味の尽きないことが湧いてくる。
私生児で、同性愛者、母に寄せた思い、レオナルドを求めた人々、
それに応えようと力を尽くしてきた思い、手にした財産、
キリスト教をどう考えていたのか、何を夢にしていたのか。
そんなことの思いがぐるぐる回る。
そして、ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)の怪しげな微笑みが
ますます深遠な複雑さを生み出してくれるのだ。
本館の「受胎告知」会場は、とてもスムーズだった。
いつでもその場の空気が読めない人はいるもの。
そんなことよりも、本館特別5室には入れる事ができて、
嬉しかった。
なにしろ、お宝の宝庫ウフィッツィ美術館から、
はるばるこの場所に来たのだから、大変な重責だ。
モナ・リザの時のように、この「受胎告知」に付けられた、
まるで違和感のないガラスも一緒に日本からのお土産として、
お帰りになるのだろうか。
鳥になりたかった、レオナルド。
あんなメカニック作っても一人の力じゃ飛べないよ。
鳥人が超人だったことも楽しかったし、一面切なくもあった。
ヨーロッパの摩訶不思議な力。
宗教の力、人々の欲の力、
それらがすべてレオナルドの探求心の力に変わってしまったのだろう。
帰りにフィレンツェといえば、
マーブルの紙。
その紙のはがきとメモを求めて、レオナルド学講座を終えた。
うちに帰って、開きたいが待っている。
澁澤龍彦の「悪徳の栄え」だ。
どんな様子か、怖々でしたが、行列がはみ出ていなくて、ホッとした。
あちこちのブログの方達の情報も活用させて頂いた。
いきなり本館の「受胎告知」に対面しないで、
平成館第2会場に入ることにしたのは、作戦成功だった。
平成館の方は、レオナルドの仕事の分析、研究の場だった。
画像や、レプリカ、映像、解説、などがよくわかるように展示されていた。
特に、レオナルドの書斎コーナーが良かった。
美しいフォルムのコンパス、
万年筆
マーブルの紙を表紙に使った、手稿
風を吹き込む天使達に囲まれた、地球地図
あぁ、銀座伊東屋あたりで販売していたら、
つい買ってしまいそう。
他は、もう、絵師の世界に飽きたらず、科学者、物理学者、
解剖学者、発明家、思想家、様々に頭脳の力のある限り、
追求し表現し続けた人なのだということ。
あの時代のダークな悪徳の世界も読み合わせながら、
キリスト教のたどってきた様々な影響や、動かされてきた人々、
パトロンと絵描き、同時代の人々の生き様、
などなど奥深い興味の尽きないことが湧いてくる。
私生児で、同性愛者、母に寄せた思い、レオナルドを求めた人々、
それに応えようと力を尽くしてきた思い、手にした財産、
キリスト教をどう考えていたのか、何を夢にしていたのか。
そんなことの思いがぐるぐる回る。
そして、ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)の怪しげな微笑みが
ますます深遠な複雑さを生み出してくれるのだ。
本館の「受胎告知」会場は、とてもスムーズだった。
いつでもその場の空気が読めない人はいるもの。
そんなことよりも、本館特別5室には入れる事ができて、
嬉しかった。
なにしろ、お宝の宝庫ウフィッツィ美術館から、
はるばるこの場所に来たのだから、大変な重責だ。
モナ・リザの時のように、この「受胎告知」に付けられた、
まるで違和感のないガラスも一緒に日本からのお土産として、
お帰りになるのだろうか。
鳥になりたかった、レオナルド。
あんなメカニック作っても一人の力じゃ飛べないよ。
鳥人が超人だったことも楽しかったし、一面切なくもあった。
ヨーロッパの摩訶不思議な力。
宗教の力、人々の欲の力、
それらがすべてレオナルドの探求心の力に変わってしまったのだろう。
帰りにフィレンツェといえば、
マーブルの紙。
その紙のはがきとメモを求めて、レオナルド学講座を終えた。
うちに帰って、開きたいが待っている。
澁澤龍彦の「悪徳の栄え」だ。
期待を裏切らない良い展覧会でしたよね。
一枚の作品にあれほど情報というのか、
意味の込められた絵を見たのは初めてです。
平成館もレプリカ等の展示でしたが、
構成に優れていたので面白く拝見出来ました。
騎馬像に圧倒され、晩餐の動きに魅入ります。
生い立ちを追うような展示もあれば、
もっと良かったかもしれません。
受胎告知は会期中にもう一度拝見したいです。
つい身の程知らずにもレオナルド病にかかってしまって頭のこんがらること!と言ったらありません。
色々混乱の中、大変な人生を送ってきたようです。
あの重厚な画面からものすごい力が溢れてきます。
私も、もう一度対面したくなっています。
TBありがとうございます。
間違えて「さよなら受胎告知」の記事を
TBしてしまいました。
申し訳ないです。
熱狂の日。今日でフィナーレ。
最後はどんな様子だったのか
ちょっと知りたい気分です。
Takさんの記事なら、どこへでも引っ張っていって下さいマシ~~
今頃、「受胎告知」はどうなっちゃったのでしょうね?
報道があればいいのですけれど、
無事ご帰還を願っています。