あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

トーハクの仏像名品 ・東京国立博物館

2012-10-02 22:31:20 | 日本美術
特別企画展が始まる前のトーハク本館はとても穴場で大変充実しています。
今回は仏様名品が勢ぞろい。
美仏様が居並んで圧倒されてきました。

「館蔵仏像名品選」9月25日~12月2日 本館11室

 

 

 

 

 

 

 

 


この美仏さまたちの人気投票があるそうです。
トーハクのサイトから
投票できます。結果が楽しみです。

2階の特別室では9月30日までの展示でしたが、
東京国立博物館140周年特集陳列 
本年度の新しい所蔵品を見ることが出来ました。
 「秋の特別公開 贈られた名品」

 

 

 一遍上人絵伝(遊行上人伝絵巻) 乙巻
 残念ながら、一遍上人が丁度折り目にいらっしゃり
 お顔が・・・・ それでも迫力のある存在感オーラが立ちこめていました。
 
 
 美しい料紙になんとも雅な文字が躍ります。
 伝がつくものの、紀貫之、この文字を見て憧れを抱いた方々が胸躍らせたことでしょう。
 
 
 
 重厚な門が開いていたので、雄姿を収めてみました。
 通称黒門。鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門。
 東大の赤門と対の存在で、同じ頃の物とされているそうです。

 
  
 法隆寺館にも久しぶりに足を向けてみました。
 ここには大体が重文で、国宝もざくざく展示されています。
 法隆寺印 が威厳を放っていました。
 隣の印は 鵤寺倉印 
 

 

 

 

 メモをすれば良かったのですが、これは多分撥留の入れ物。
 古いながらも愛らしい図がみえました。
 小さなものは碁に使われた物でしょうか。

 
 
 

 日中のごたごたがこの展覧へ影が落ちませんよう、心から祈ります。

 展示品のごくわずかな物だけのUpですが、
 ともかくトーハクのお宝ざくざくぶりには
 何年通っても驚くことばかりです。
 秋の庭園解放も最終日でしたが、時間切れで今年は見送りました。
 夏の影がまだ濃い日差しの中にもほんの少しだけ、
 秋を感じられた気もしました。
 ふらり、トーハクへのお椀歩もなかなかいいものです。

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