フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

松戸の園芸学部キャンパス訪問

2005-10-01 09:14:09 | Weblog
昨日は環境ISO内部監査委員ということで、松戸の園芸学部キャンパスを初めて訪れました。キャンパスは小さな山の上にあります。1日かけて3つの研究室でインタビューをしたり現場を視察したりしていました。実験系なので、薬品の管理や廃棄処分をしっかりしなければならないのですが、文句のない対策を施していると思いました。

監査に問題はなさそうで、ほっとして、昼休みに農地(圃場と言います)を1時間ちかく散歩。お茶のように背の低い葉っぱがあるので(しかし照葉ではない)、作業をしていた先生に聞くと「これが落花生ですよ」。見ると、根になるほど落花生がついています。しかし、30も40もついているのではなくせいぜい15程度なんですね。「中国に比べると、日本の落花生は高くなるんですね」との話。

しばらく歩くと、すっと伸びている木があって、何となく果樹だろうと思うのですが、なんだかわかりません。果物はついていないのです。リンゴは背の低い小さな木にいくつもなっています。もう行き止まりの崖で、そこから松戸市街が見えます。足下でバッタやコオロギが急ぎ足で横切ります。

ビニールハウスのところで女子学生が何かしているので、聞いてみると、これから企業とのタイアップでいちごの研究を始めるので、ビニールハウスの中の設計を始めるところですとのこと。よこに草の水耕をしているビニールハウスがあったので、これは?と聞くと、これはニラで、中国からの留学生たちが研究しているとのこと。中国では虫が多くてニラがうまく育たないので、土を使わないニラ栽培を研究しているのだそうです。

こうした研究も面白そうですし、木々に囲まれた研究環境というのもいいなあと思います。何よりも学生さんも先生もとてもはきはきと教えてくれるのに新鮮に驚いた1日でした。
コメント
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