今日の授業ではセリガーとショハミーのリサーチマニュアルを読み始めましたが、その第1章に、外国語教育研究では、基礎研究・応用研究・実践研究の区別が有効だと書かれています。基礎研究は普遍性を求める研究(e.g.関係節についての普遍)、応用研究はその個別言語ごとの普遍原理の適用(e.g.ここの言語での関係節の習得のスピード)、そして実践研究は応用研究の成果を実際に授業で試して結果をさがす、というわけです。
まあ、ありふれた分類なのですが、それでもときどきこの3分類を頭に描くのは悪いことではないと思いました。博士後期の学生さんのテーマは人称詞ですが、ではその基礎研究はどうなるだろうか?待遇でしょうか、というので、人間の言語には待遇が必ずあり、それは人間関係を調整する役割があること、と言い換えると、この待遇とは日本語学や言語学ではなく、むしろ社会学に近いところに基礎研究の基礎があるとも言えるのでは?といった議論が出来ます。すると、日本語学から始めていた人称詞研究の前提がさらに深いところで理解できるように思います。
さて、接触場面研究の基礎研究は何でしょう?
まあ、ありふれた分類なのですが、それでもときどきこの3分類を頭に描くのは悪いことではないと思いました。博士後期の学生さんのテーマは人称詞ですが、ではその基礎研究はどうなるだろうか?待遇でしょうか、というので、人間の言語には待遇が必ずあり、それは人間関係を調整する役割があること、と言い換えると、この待遇とは日本語学や言語学ではなく、むしろ社会学に近いところに基礎研究の基礎があるとも言えるのでは?といった議論が出来ます。すると、日本語学から始めていた人称詞研究の前提がさらに深いところで理解できるように思います。
さて、接触場面研究の基礎研究は何でしょう?