使い込まれて風化した木の表面が、何とも言えず良い雰囲気を醸し出している”ロッキングチェア木製”は、このまま使っても問題無さそうですが、少しレストアしてあげると、更に見映えも良くなりそうです。いかにも「ロッキングチェア」らしいデザインが、ゆったりとした時間を過ごす余裕の無い自分にとって、いつの日か訪れるかもしれない落ち着いた生活への憧れを抱かせます。きっとこの椅子と共に、多くの人が素敵な時間を過ごして来たことでしょう。想像するだけでも気持ちが和らぎます。お値段は100€近くでした。皆さんは、ロッキングチェアにはどのようなイメージをお持ちですか?個人的には、おじいちゃんおばあちゃん、猫、編み物、暖炉、田舎の家でしょうか。
歯医者か眼医者等で使われていたのではないかと思われる”診療所肘掛け椅子黒合皮布団張り意匠”は、クッションの利いた座面に背当てに肘掛け、しっかりとしたごつめのフレームに、大きな丸ベースとラバークッションは重厚な雰囲気です。背当て上部には、ヘッドレストも施されているようです。お医者さんが診察時に、患者を座らせたまま座面の高さを調節出来るように、使い勝手も良さそうなアジャスター機能が施されております。専門的な用途向けの機能が満載で格好良いです。お値段は500€近くでした。皆さんは、診察プレイを楽しむことが出来るこんな肘掛け椅子、どのようにコーディネートしてみたいですか?個人的には、ちょっと癖のあるアパレルショップやセレクトショップのディスプレー用に使っても面白いのではないかと思いました。
近所の蚤の市ヴァンヴ内の、ある業者さんのお店に並べられていた、この土日の目玉商品、言わずと知れた名作椅子”ミース・ファン・デル・ローエMR dining chair茶革”は、状態も悪くはないです。特許争いで有名なスタムやブロイヤーのカンチレバー構造とは違った、前側に丸く迫り出したフレームデザインで、ミースは別の特許を習得しております。アーム無しのタイプもありますが、こちらはアームの施されたミースらしい、風格ある椅子に仕上がっております。張り地の上質な革も、一般的な黒色ではなく茶色が採用されており、より上品な雰囲気を醸し出しております。お値段はセットで1000€超えでした。皆さんは、誰のカンチレバー構造の椅子がお好みですか?個人的には、ミースの椅子の独特なデザインに惹かれます。
赤と白のツートンカラーが目印の、フランスでは一般的な「クローネンブルグ」という”フランスビール電飾看板”は、販売促進用のツールでしょうか。バーやカフェのカウンター壁面に飾ってありそうな雰囲気です。シルエットだけで構成された、フランスのエスプリが利いたお洒落なイラストが素敵な印象です。明かりが灯された状態を見てみたい気がします。寒い冬が過ぎ去り、ビールがおいしい季節はもうすぐです。乾燥しているフランスの気候には、ビールは重宝します。良くカフェのカウンターで、スポーツ観戦をしながら、仕事帰りに一杯引っ掛けているフランス人の姿を見掛けます。お値段は100€近くでした。皆さんは、フランスとビールのイメージ、結びつけられますか?個人的には、フランスと言えばワインが安くておいしく飲めるのですが、ビールもまたおいしいです。